竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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スプートニク、メドヴェージェフ首相に対する独占インタビュー:EUの移民政策は失敗した
EUの移民政策は失敗した。欧州はもはや移民の流入をコントロールできない。スプートニクの独占インタビューで、ロシアのメドヴェージェフ首相が述べた。
「
EUの移民政策は失敗した。これはEU最悪の過ちの一つだ。欧州は既に難民の流入をコントロールできない。鋭すぎる表現に聞えるかも知れないが、
人道的大災害としか呼べない状況だ」とメドヴェージェフ首相。
首相によれば、
ケルンで起きたような事件の数々で、
欧州市民は、自国にいながらにして自分のことを余所者のように感じさせられ、
安全を感じられなくなり、国への信頼を失っている。欧州では不寛容と排外主義が高まっている。
「
一番怖いのは、現時点で、どのような結末が待ちうけているか、その全貌を、把握できないということだ。このような移民政策が1年後、10年後、50年後、欧州社会に何をもたらすのか。労働市場はどうなるのか。
シェンゲンゾーンは維持されるのか。これら全てが近隣諸国にどのように影響するのか」とメドヴェージェフ首相。
シリアをはじめとする中東諸国の紛争が早期に政治的に解決すれば、それは難民問題の解決にもなる、とメドヴェージェフ首相。
また、ロシアの
メドヴェージェフ首相は、NATO諸国はロシアとの対立で利益を得ている、と見ている。欧州の安全保障システムが抱える問題を解決するより、ロシアで万人を怖がらせるほうが簡単だからだ。スプートニクの独占インタビューで述べた。
「私の見るところ、
NATOにおける西側の同僚たちは、対立から単純に政治的利益を引き出している。欧州の安全保障システムが抱える深刻な問題を認めるより、また、
今の危機に対し自ら責任の一半を負っていることを認めるより、ロシアを悪魔化し、問題をロシアのせいにするほうが簡単なのだ」とメドヴェージェフ首相。この際メドヴェージェフ首相は、NATOの東方拡大や、グローバルMDシステムの欧州展開など、この数年間のNATOの決定を指摘した。
「その度、NATOは、自国の安全保障に関するロシアの懸念を考慮に入れることさえ拒絶していた。世界にとってロシアより恐ろしい脅威はない、という印象が生まれる。
一度などはロシアがダーイシュ(IS、イスラム国)と同列に置かれさえしたのだ」とメドヴェージェフ首相。
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NATO事務総長 ロシア-NATO理事会実施の途上にある困難を認める
12日、インターファックス通信が伝えたところでは、NATOのストルテンベルグ事務総長は「ロシア-NATO理事会の組織には、多くの困難がともなる」と述べた。
また
ストルテンベルグ事務総長は、ミュンヘンでロシアのラヴロフ外相と会談後「もし、
なぜ我々が、この理事会を招集出来ないのか、それを詳しく説明し始めたならば、その招集がもっと複雑で困難になるだろう」と指摘した。
先に伝えられたところでは、
第52回ミュンヘン安全保障会議の場で、ラヴロフ外相とNATOのストルテンベルグ事務総長が会談し、今後のロシア-NATO関係の展望について意見を交換した。
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ラヴロフ外相、NATO事務局長と今後のロシア-NATO関係を討議
12日、第52回ミュンヘン安全保障問題会議のフィールドでロシアのラヴロフ外相はNATOのストルテンベルグ事務局長と会談を実施し、今後のロシア-NATO関係の展望を話し合った。同日、ロシア外務省が明らかにした。
両者は定例のロシア-NATO理事会開催のために議題策定を行なった。ロシア外務省のメシュコフ次官が明らかにした。
シリア情勢は緊迫化していますが、実態はネオコン陣営のパニックだと言えるでしょう。すでに大勢は決しており、いつまでこの連中は悪あがきを続けるのかと呆れてしまいます。