ビッグファイブは、共通言語記述子に基づくパーソナリティ特性の分類法である。主要5因子、BigFive性格特性、五因子モデル(FFM)およびOCEANモデルとしても知られている。
特定の性格特性の説明
開放性(左右体癖)
開放性とは、芸術、感情、冒険、珍しいアイディア、想像力、好奇心、および多様な経験に対する一般的な評価である。開放性が高い人は知的好奇心が強く、感情に関してオープンで、美しさに敏感で、新しいことに挑戦する意欲がある。開放性が低い閉鎖的な人と比べると、創造的で自分の気持ちをよく理解している傾向がある。また、型破りな信念を持っている可能性も高い。
低い値の人の記述(4種体癖)
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高い値の人の記述(3種体癖)
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説明
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言葉
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ファセット
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言葉
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説明
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よく知っているルーチンを快適に感じ、そこからの逸脱を好まない。 |
着実 |
冒険
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冒険的 |
新しい経験を熱望している。 |
ほとんどの人に比べて芸術的活動や創造的活動への興味が薄い。 |
芸術に無関心 |
芸術的興味
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芸術の鑑賞眼がある |
美しいものが好きで、創造的経験を求めている。 |
自分の感情について考えたり、感情を表に出すことがほとんどない。 |
冷静 |
情動性
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感情に自覚的 |
自分の感情を自覚していて、感情の表し方を知っている。 |
想像よりも事実を優先する。 |
地に足の着いた |
想像力
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空想的 |
豊かな想像力を持っている。 |
世界をそのまま捉えることを好み、抽象的な考えをすることはめったにない。 |
具象 |
知性
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哲学的 |
新しい考えに対してオープンであり、興味があり、もっと知りたいと望む。 |
伝統に従って安定を維持することを好む。 |
権力を尊重 |
自由主義
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権力に対して挑戦的 |
権力や伝統的価値に挑戦して変化をもたらしたいと思っている。 |
誠実性(捻れ体癖)
誠実性または良心性、統制性、勤勉性。誠実性とは、組織化され信頼できる傾向、自己コントロール能力を示す傾向、忠実に行動する傾向、達成を目指す傾向、自発的な行動よりも計画的な行動を好む傾向を表している。高い誠実性は、頑固であり集中力があると思われがちである。低い誠実性は柔軟性と自発性と関連しているが、杜撰さと信頼性の欠如として現れることもある。
低い値の人の記述(8種体癖)
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高い値の人の記述(7種体癖)
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説明
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言葉
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ファセット
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言葉
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説明
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自分の達成したレベルに満足しており、野心的な目標を設定する必要を感じない。 |
満足 |
達成努力
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意欲的 |
自分に高い目標を設定し、その達成のために 真剣に取り組む。 |
決断に慎重で時間を費やすより、すぐに実行する。 |
大胆 |
注意深さ
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慎重 |
決断する前に注意深く考え抜く。 |
規則や義務は無視して、やりたいことをやる。 |
気楽 |
忠実さ
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従順 |
規則や義務が不都合であってもまじめに守る。 |
日常生活で組織のために時間を多く取らない。 |
非組織的 |
秩序性
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組織的 |
生活の中で組織構造の必要性を強く感じる。 |
長期間、むずかしいことを続けられない。 |
中断 |
自制力
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持続 |
きついことにも立ち向かってあきらめない。 |
自分の目標達成能力を疑うことが多い。 |
自信がない |
自己効力感
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自信がある |
取り組んだことには成功できると感じる。 |
外向性(前後体癖)
外向性(「社交的/エネルギッシュ」対「孤独/控えめ」)。外向性は、活力、興奮、自己主張、社交性、他人との付き合いで刺激を求める、おしゃべりであることを表している。過度の外向性はしばしば注意を引き、威圧的であると認識される。外向性が低いと内気で内省的な性格が現れ、それはよそよそしい、または自己完結的であると受け取られることがある。このような状況では、内向的な人とは対照的に、外向的な人が社会的な状況でより優勢に見えることがある。
低い値の人の記述(6種体癖)
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高い値の人の記述(5種体癖)
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説明
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言葉
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ファセット
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言葉
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説明
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ゆったりしたペースの生活が好き。 |
のんびり |
活発度
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精力的 |
スケジュールに予定が多く埋まっていて忙しい状態を好む。 |
特にグループの中では、話すより聞くほうが好き。 |
控えめ |
自己主張
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強い自己主張 |
意見をはっきり述べ、場を支配する。グループを先導することに満足を覚える。 |
いつも真面目で、冗談をあまり言わない。 |
険しい |
明朗性
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陽気 |
楽しい人で、その楽しさを人と分かち合う。 |
静かで、穏やかで、安全なことを好む。 |
平穏を求める |
刺激希求性
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刺激を求める |
リスクを負うことに興奮を覚え、いろいろ起こらないと退屈に感じる。 |
内向的で、人と打ち解けない。 |
遠慮がち |
親しみやすさ
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外向性 |
すぐに友達ができ、人といると満足する。 |
自分に時間を使いたいと強く思う。 |
独立心が強い |
社交性
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付き合い上手 |
人と一緒にいることを楽しむ。 |
協調性(開閉体癖)
協調性(「友好的/同情的」対「挑戦的/孤立的」)または、同調性。協調性特性は、社会的調和に対する一般的関心における個人差を反映する。協調性がある人物は、他人とうまくやっていくことを大切にする。彼らは概して思いやりがあり、親切で、寛大で、信頼でき、助けになり、自分の利益を他人に譲ろうとする。
低い値の人の記述(9種体癖)
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高い値の人の記述(10種体癖)
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説明
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言葉
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ファセット
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言葉
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説明
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人のために時間を使うより、自分のことをしたい。 |
自己中心的 |
利他主義
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利他的 |
人を助けることで充実感を味わい、人のために尽くす。 |
人への反論を避けない。 |
強情 |
協調性
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寛容 |
進んで対立を避けようとする。 |
自己を敬愛し、自分に満足している。 |
高慢 |
謙虚さ
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慎み深い |
注目されると落ち着かない。 |
目的のためにはあらゆる手段を使う。 |
不義・不道徳 |
道徳性
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不屈 |
出世のために人を利用するのは正しくないと考える。 |
人は、一般的に他人に依存するのではなく、自分自身でなすべきだと考える。 |
冷酷 |
共感性
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親身 |
人の気持ちを感じ、思いやりがある。 |
人の意図を警戒し、簡単には信用しない。 |
人を警戒する |
信用性
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人を信じる |
人の善意を信じ、 |
神経症傾向(上下体癖)
神経症傾向または情緒安定性、情動性とは、怒り、不安、抑うつなどの否定的な感情を経験する傾向のことである。これは感情の不安定性と呼ばれることもあり、逆に感情の安定性と呼ばれることもある。神経症傾向は心理的ストレスを受けやすい傾向を表している。怒り、不安、抑うつ、脆弱性などの不快な感情を容易に経験する傾向でもある。また、神経症傾向は情動の安定性と衝動の制御の程度を意味し、ときにはその低い極である「情緒安定性」と呼ばれることもある。
低い値の人の記述(2種体癖)
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高い値の人の記述(1種体癖)
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説明
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言葉
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ファセット
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言葉
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説明
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あまり怒ることはない。 |
温和 |
怒り
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激情的 |
特に物事が思ったように進まないときに、激しく感情が高ぶる。 |
穏やかで自信がある傾向がある。 |
自信がある |
不安
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心配性 |
起こるかもしれないことをいろいろ心配しがちである。 |
自分に大体満足している。 |
満足 |
憂うつ
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悲観的 |
おもしろくないことを頻繁に考える。 |
欲望は特に強くなく、欲望を制御できる。 |
自制心がある |
利己的
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快楽主義 |
欲望を強く感じ、欲望に誘惑されやすい。 |
当惑することはほとんどなく、大抵の場合は自信にあふれている。 |
自信に満ちた |
自意識過剰
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自己を意識する |
人が自分をどう思うかに敏感である。 |
予期しないことにも落ち着いて効果的に対処する。 |
プレッシャーに強い |
傷つきやすい
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低ストレス耐性 |
ストレスの多い状況に負けやすい。 |
10月3日の記事で、プーチン大統領の演説を紹介しました。プーチン大統領は、「西側は新植民地主義体制を維持するためであれば、どんなことでもするつもりです。…一部の国々の支配層トップは、自主的にそうすることに同意し、自主的に臣下となることに同意しています。…現在の新植民地主義モデルが最終的に破滅することはあきらかです。…世界は、革命的変容の時代へと踏み出しました。…我々と志を同じくする人々は、ヨーロッパや米国を含め、世界中にいます。…今日、我々は公正で自由な道を歩むために戦っています。」と言っていました。
私たちは歴史的な転換点にいるのですが、多くの人々はその事に気付いていません。プーチン大統領は、「米国の専横は、武力の上に成り立っています。」と言っていましたが、その米国の軍事力はドルが基軸通貨であることで支えられています。一連のツイートは、この「ドル体制=巧妙なアメリカ世界支配の仕組み」を分り易く説明しています。
マイケル・ハドソン氏は、「かつてアメリカは全世界の保有ゴールドの75%以上も保有していたのに、それを戦争ですっかり使い果たしてしまった。…金本位制を離脱したことで、アメリカは逆にはるかに強力に全世界を支配できるようになったのです。」と言っています。
この「金本位制の離脱」の部分は、9月12日の記事で紹介した“Kan Nishida氏の「基軸通貨ドル」の仕組み”をご覧ください。
アメリカは金本位制を離脱したことで、いくらでもドルを刷れるようになりました。世界に溢れるドルは米国債を買わせることでアメリカに還流します。「そうすることで皮肉にもアメリカを除く全世界は自分たちを脅かすアメリカの軍事力の費用を自ら負担することになった。」のです。
また、金本位制を離脱したことで世界経済は不安定になります。経済が不安定であるほど、ジョージ・ソロスのような投機家は利益を上げることができます。マイケル・ハドソン氏はギリシャの破産を例(ツイート39~54)に挙げて、その仕組みを説明しています。
マイケル・ハドソン氏の説明で良く分からないときは、映像配信「家族の絆 〜夫婦(97):IMF・形を変えた植民地支配〜」をご覧ください。
グローバリズムとは「形を変えた植民地支配」のことであり、プーチン大統領は、「この体制の下で西側は、ドルの力と技術による専横で世界に寄生、つまり世界を強奪し、人類から貢ぎ物をかき集め、覇権への地代という不労所得を獲得してきました。」と演説していました。
“好きなだけドルを刷り、世界に溢れるドルで米国債を買わせる”と言う手法がいつまでも続くはずがありません。ねずみ講と同じでいずれは破綻します。その破綻を先延ばしにするために新型コロナウイルスがばら撒かれ、更に延命するために戦争が必要だということなのです。
エドワード・ダウド氏によれば、金融システムの終焉において、「ドルは上昇しながら破綻する」と言うことでした。米国の通貨システムを支配する者たちは、金融システムを意図的に破壊し、ドルを高騰させて他の国の資産を安値で買い叩くことで庶民からすべてを奪い取り、解決策として中央銀行デジタル通貨を人々に強制するつもりなのです。
しかし、ロシアを中心とした資源に裏付けられた新金融システムが、この野望を打ち砕くことになるでしょう。