注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
台風19号で茨城など4県と国は12日夜から13日未明にかけ、治水機能を持つ6カ所のダムで満杯近くになった水を緊急放流した。国土交通省は決壊を防ぐためやむを得なかったとの見解だが、昨年の西日本豪雨の教訓として有識者から提言されていた事前の水位調節は、6ダムとも実施していなかった。同省は対応が適切だったかどうか調べる方針だ。
6ダムは、国が管理する美和ダム(長野県)、県が管理する高柴ダム(福島県)、水沼ダム、竜神ダム(ともに茨城県)、塩原ダム(栃木県)、城山ダム(相模原市緑区)。
(以下略)
6ヶ所のダムで緊急放流、6ダムとも事前調節実施していなかった。
— ⓢⓐⓘⓣⓞ (@saitosan1980) 2019年10月14日
ダム放流 事前調節せず
西日本の教訓無駄
住民通知も二転三転 pic.twitter.com/H646tyhHXy
去年の西日本豪雨までは、治水目的以外のダムの事前放流はおこなわれていなかった。それが多大な被害を生んだ原因の一つであると追及され、今年から発電用ダムの事前放流が初めて実施されるようになった。
— emil (@emil418) 2019年10月13日
質問:仁比そうへい前議員(共産党)
答弁:塚原浩一水管理・国土保全局長(国交省) pic.twitter.com/zXkcN9Df93
本件の意味がわかりました。近年は通常設計時に決められた洪水対策として行われる「予備放流水位」を超えて、水位をマイナスに食い込ませる「事前放流」が実施されるべきだ、とされている所を、それがなされてないって話だった。(事前放流の解説資料は次へ) https://t.co/vdhq7m3i65
— ex_hmmt (@ex_hmmt) 2019年10月14日
予備放流と事前放流https://t.co/IqsnJUbEmi pic.twitter.com/sXtT6NCA2C
— ⓢⓐⓘⓣⓞ (@saitosan1980) 2019年10月14日
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城山ダムに関しては、データから若干の水位調節を行っていたようですが、これは、「予備放流」と言われるもののようです。「予備放流」と「事前放流」の違いは、ツイートをご覧ください。予め、洪水対策として決められた「予備放流水位」を超えて水位をさらに下げるのが、「事前放流」というイメージでしょうか。
“続きはこちらから”をご覧ください。共産党の高橋千鶴子議員が、城山ダムの緊急放流の発表に関して、「どうして水害が起こると分かって、溜め込んでおくのか」とツイートしました。城山ダムでは予備放流は行っていたのですが、事前放流は行っていなかったのです。なので、高橋議員の指摘は的を射ていたのです。
昨年の西日本豪雨の教訓があるにもかかわらず、なぜ事前放流は行われなかったのか。きっこさんのツイートによると、有識者らが事前放流を進言したが、官邸は聞き入れなかったとあります。
きっこさんがこの情報をどこから手に入れたのかがわからないので、この情報が正しいかどうかも今のところはっきりしません。しかし、もしこれが本当だとしたら、大変です。今回の大災害は、この事前放流だけを見ても、官邸の無能さが招いた部分がかなりあると言えそうです。
それにしても、あべぴょんが危機管理学会名誉会長というのは本当なんでしょうか。