注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
日本中がグロテスクな嫌韓ムードと歴史修正主義に染まっている。
(中略)
日本軍が侵略したアジアの各地に慰安所をつくったことは残された軍の記録や通達からも明らかであり、歴史学的にも議論の余地はない。軍が斡旋業者を使って騙して女性を連れ出した証拠や、現地の支配者や村長に命じて女性を差し出させた証拠もいくらでもある。そして、慰安所で現地の女性や朝鮮半島から連行した女性を軍が性的搾取したことは、多くの被害女性だけでなく、当時の現地関係者や元日本兵、元将校なども証言していることだ。
(中略)
当時、東南アジアで通訳として従軍していた永瀬隆氏が証言している。(中略)... 「それで僕も『あんたたちはどうしてここへ来たんだ』と聞いたら、『実は私たちは、昭南島(シンガポール)の陸軍の食堂でウエイトレスとして働く約束で、支度金を百円もらって軍用船でここへ来たんだけど、着いた途端に、お前たちは慰安婦だといわれた』というんです」
(中略)
「それを聞いて、ひどいことをするなと思った。(中略)... それから島の中に慰安所ができたんですが、隊長が慰安所の兵隊にくだしおかれる前に、慰安婦を毎晩代わりばんこに次から次へ味見しているという話を聞きました」
(以下略)
(中略)
岸田文雄外務大臣は,尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官と日韓外相会談を行い,直後の共同記者発表(日本語/英語/韓国語(PDF) )において,慰安婦問題について以下のとおり発表した。
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(1)岸田外務大臣による発表は,以下のとおり。
日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。
安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。
(以下略)
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生きづらさや生活の苦しさから、心は不安定になり、不安や不満、怒りが蓄積されていきます。怒りをぶつける先は、誰でも良いのです。その時、たまたま、“韓国が悪い”と誰かが言うと、それが事実に基づいたものかには関係なく、感情の鬱散のために、そうした言説に同調してしまいます。これがいじめの本質だと思います。
政権は、こうした事柄を巧みに利用し、敵を外に作り、内政の失敗から国民の目を逸らすために、このような国民感情を意図的に誘発する事件を作り出したりします。
戦いの本質は、1% VS 99%です。日本人の中にとんでもなく悪い奴らがいて、韓国人の中にも同じようにいます。また、日本人の中に大変立派な人物がいて、韓国人の中にもそのような立派な人物がいます。民族で善と悪が分かれるはずがありません。どこの国にも、善人もいれば悪人もいます。
民族によって分断されてしまうと、1% VS 99%の戦いにはなりません。私たちがやるべきことは、犯罪者を裁くことです。この意味で、明らかに事実をねじ曲げ、あったことをなかったことにする連中も犯罪者側の者たちで、1%側と見なすことができます。
慰安婦の存在は歴史的事実であり、日本政府は、「当時の軍の関与」をはっきりと認めています。外務省のホームページにある“岸田外務大臣による発表”は、2015年のものです。これで、“慰安婦問題はデマ”と平気で言う人がいるのには驚きます。
メディアの洗脳に騙されず、事実をありのままに見ている人は、あべぴょんが各国の首脳からバカにされ、完全に孤立しているのをよく知っていますが、こんなバカに同調していると、日本人は世界中からバカにされ、相手にされなくなるのは目に見えています。
バカの言動には決して同調せず、ただ事実を示して、“ウマシカだな”と言ってやればいいのです。