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及川幸久氏「客観的に見ると全て戦争犯罪、イスラエルが戦争犯罪を今続行中ということになります」 / パレスチナ人はいかにして故郷を追われたか ~イスラエルに正義が無いことは建国の当初から明らかだった

竹下雅敏氏からの情報です。
 及川幸久氏は動画の1分5秒のところで、“この件が始まって以来過去2週間、イスラエルが行ったことはこういうことです。パレスチナ人4385人殺害、うち子供が1756人。パレスチナ人1万3561人が負傷…国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWA、ここの35の施設をイスラエルが爆撃。ガザ地区で37人以上の医療スタッフが殺害された。ガザとヨルダン川西岸地区で医療施設250件が攻撃を受けた。そして5万2千戸以上の住宅が破壊され、ガザの230万人以上の住民が水・燃料・電気・人道援助は完全遮断された。これが2週間でイスラエルが行ったことです。…イスラエルとしてはやられたことに対しての報復だということであり、アメリカもそれを支援するということでありますが、客観的に見ると全て戦争犯罪、イスラエルが戦争犯罪を今続行中ということになります”と言っています。
 『パレスチナ人はいかにして故郷を追われたか』はかなり重い内容です。しかし、こうした歴史的事実から目を反らしてはいけない。なぜなら事実を隠そうとする者が「悪」だからです。
 動画をご覧になれば、イスラエルに正義が無いことは建国の当初から明らかだったのです。10月11日の記事で『聖書アラビア起源説』を紹介しました。古代イスラエル王国は、“現在のパレスチナ地方ではなく、アラビア半島のアシール地方”にあったのです。
 現在のパレスチナ地方に住んでいたアラブ人はアブラハムの子孫でした。それがシオニストと呼ばれる偽ユダヤ人から土地を追い出されるという、あり得ない悲劇が起ったのです。
(竹下雅敏)
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2023.10.23【イスラエル】この紛争を歴史の視点で振り返る【及川幸久−BREAKING−】
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アメリカ人ジャーナリストのアビー・マーティンさんが語るパレスチナのヨルダン川西岸地区の酷すぎる状況 ~「子供たちは拷問を受ける。子供たちは刑務所にいる。それは完全に狂気だ」

竹下雅敏氏からの情報です。
 2017年4月の放送ということですが、アメリカ人ジャーナリストのアビー・マーティンさんが語るパレスチナのヨルダン川西岸地区の状況は酷すぎて言葉になりません。
 「西岸地区は1967年以来、軍事的に占領されている。そして、完全な戒厳令が敷かれている。検問所がある。…もしパレスチナ人なら、ただそこに座って屈服するしかないんだ。そして、もしイスラエルの兵士によって殺された人の写真をシェアしても、逮捕され、シェアやいいねの数に基づいて、刑期が増えていく。…有罪率は99.7%だ。子供たちは拷問を受ける。子供たちは刑務所にいる。それは完全に狂気だ。…」と話しています。
 トゥルキ・アル・ファイサル王子は、「占領下にあるすべての人々は、占領に対抗する権利を持っています。軍事的手段を含めて。」と言っていました。
 ウィキペディアには、“1977年以降はジュネーヴ条約の追加議定書等により、一定の交戦法規を遵守する場合、レジスタンスは…正式にその正当性が認められるようになった…レジスタンス運動の戦術としては、たとえば、受動的レジスタンス運動、侵略者に対するいやがらせ、サボタージュ、地下出版、武装してのゲリラ戦、パルチザン活動などがある”と書かれています。
 ハマスは、“ブラジル、中華人民共和国、エジプト、イラン、ノルウェー、カタール、ロシア、シリア、トルコからはテロ組織とはみなされていない” ということです。国連はハマスをテロ組織として指定していません。
 ツイートには、“事実:パレスチナの武装抵抗(そうです、ハマス)は合法です。一方、「イスラエル」占領は違法である”とありますが、アビー・マーティンさんは動画の4分35秒のところで、「ちなみに、イスラエルのすべての入植地は違法です。全部がヨルダン川西岸地区では違法なんだけど、彼らはますます新たな入植地を作り続けている」と話しています。
 アビー・マーティンさんは「子供たちは拷問を受ける。子供たちは刑務所にいる。それは完全に狂気だ」と話していますが、“続きはこちらから”のツイートを見ると、それが事実だと分かります。
 昨日の記事で、“グテーレス事務総長は、ハマスに対し「即時かつ無条件で」人質を解放するよう繰り返し要求しており、国連人権事務所(OHCHR)は、人質の拘束は国際法で禁じられていると強調している”ということでしたが、イスラエルが行っている「人質の拘束」は、なぜ問題にならないのでしょうか。
(竹下雅敏)
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事実;パレスチナの武装抵抗(そうです、ハマス)は合法です。一方、「イスラエル」占領は違法である。

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アントニオ・グテーレス国連事務総長「これらのトラックは単なるトラックではない。命綱なのだ。ガザの多くの人々にとって、生死を分けるものなのだ。」 ~意地の悪いことをしているのはアメリカとイスラエル

竹下雅敏氏からの情報です。
 アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ラファ交差点のゲート前で、人命救助のための援助を開始するために、「これらのトラックは単なるトラックではない。命綱なのだ。ガザの多くの人々にとって、生死を分けるものなのだ。そして、彼らがここで立ち往生しているのを見て、私ははっきりと確信した。必要なのは、彼らを移動させることだ。この壁の向こう側に移動させること。できるだけ早く移動させること。そしてできるだけ多くの人を。」と呼びかけました。
 国連の安全保障理事会は、議長国ブラジルが提案した人道的アクセスに向けた戦闘の「一時中断」を求める決議案を18日に否決しています。理事国15カ国のうち、米国のみが反対し拒否権を行使したためです。
 ANNニュースによれば、ラファ検問所が日本時間の21日午後4時すぎに開かれ、最初の支援物資を積んだトラックがガザ側に入りました。
 バイデン大統領は「24時間から48時間以内に最初の20台のトラックが検問所を通過すると確信している」と話しており、“医薬品や食料を積んだトラック20台がガザに入ると、検問所は再び閉じられました”ということですから、意地の悪いことをしているのはアメリカとイスラエルだということです。
 こちらの記事には、“グテーレス事務総長は、ハマスに対し「即時かつ無条件で」人質を解放するよう繰り返し要求しており、国連人権事務所(OHCHR)は、人質の拘束は国際法で禁じられていると強調している”とあります。
 私にはハマスよりもイスラエルの方に問題があるように思えます。「イスラエルは、拘束した多数のパレスチナ人に手錠をかけ、目隠しをし、大音量の音楽で拷問を行っている」のです。
 イスラエルによる違法なガザ封鎖、国際法上の原則を無視した集団懲罰、報復、強制移動などの措置を止めるように、グテーレス事務総長はイスラエルに繰り返し要求すべきです。
(竹下雅敏)
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ガザへの大量殺戮に対する世界の状況を俯瞰的に伝える「長周新聞」、アメリカの指示に惑わされない日本の意思を示すとき

 パレスチナ自治区ガザ地区へのジェノサイド(大量殺戮)に対する世界の反応をまとめた長周新聞の優れた記事がありました。現在SNSなどを通じて個々の貴重な情報を見ることができますが、こうした俯瞰的な視点で各国がどんな反応を示しているか、西側メディアでは見えてこない賢明な発信を広く伝えることこそ、新聞メディアの本領だと感じました。
 世界の人々は怒っています。どんなにデモや集会を禁じられても人々が集まっています。
 スペインの閣僚は「支援は続ける必要がある。EUがテロ組織に指定しているハマスと、パレスチナの住民、パレスチナ自治政府、国連の現地組織とを混同してはならない」と正しいコメントを発しています。スペインの政党党首が"EUが戦争犯罪の共犯者であることをやめ、自律的に行動し、アパルトヘイトを終焉させるために外交努力をすること"を提案し「EUは平和の価値観を取り戻し、われわれの能力を狭めている米国追従を捨てなければならない」と表明していることも取り上げていました。
 欧米による植民地支配に長年苦しめられてきたグローバルサウス各国は「われわれは占領されたパレスチナの人々とともに立つ」と表明しています。イスラエルの退避勧告は「ジェノサイド(大量殺戮)に等しいものであり、即座に撤回することを求める」との認識を示し「イスラエル・パレスチナ間の問題に対する唯一の解決策は、二国家共存体制である」「このままでは、この紛争が国境をこえ、中東全体を巻き込み、世界の誰も望んでいない戦争に発展する可能性がある。」と述べています。こうした見解を日本人が普段から目にしていれば、どれほど判断の参考になることかと思います。
 ブラジルのルラ大統領は「戦争という狂気の中にも、最低限の人間性が必要なのだ」と発信し、コロンビアのペテロ大統領は、イスラエル国防相がパレスチナ人を「ヒューマン・アニマル(人間の皮を被った獣)」と呼んだことについて、「これはユダヤ人に対するナチスの言説だ。民主主義の人々は、ナチズムが国際政治のなかで再び地位を確立することを許さない。イスラエル人とパレスチナ人は、ともに国際法の保護対象となる人間だ。このようなヘイトスピーチは、新たなホロコーストを引き起こすだけだ」と述べたことを紹介しています。
 日本にいる私たちも現状を知り、ガザの人々を救うための正しい道筋を示すよう日本政府に抗議しなければなりません。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「大量殺戮と武力占領をやめろ!」 ガザ侵攻に世界中で非難の声高まる 各地で数万人規模のデモや集会 孤立する米国とイスラエル
転載元)


 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配する武装勢力ハマスとイスラエルが交戦状態に入り、イスラエル軍がガザ地区への無差別爆撃を開始して8日が経過した。包囲されたガザ地区には230万人(うち子どもが140万人)が暮らしているが、避難路を封鎖されたあげく水、食料、燃料の供給も遮断され、猛烈な空爆で100万人が住居を失い、死者は数千人にのぼっている。イスラエルは「ハマスを殲滅するため」として市民への無差別殺戮を正当化し、盟友・米国のバイデン大統領も「イスラエルには自国と国民を守る権利がある。テロに正当性はない」と全面支援を約束した。“テロリストの側か、われわれの側か――”22年前の9・11同時多発テロ後を想起させる世界の分断を図ったものの、世界各地では、みずからの50年以上におよぶ不法占領や迫害を棚に上げ、「テロ撲滅」を名目に民間人の大量殺戮をおこなうイスラエルへの抗議と、パレスチナへの連帯、即時停戦を求めるデモが巻き起こっている

“テロ撲滅”掲げた大量殺戮繰り返すな

 「ハマスを破滅させなければならない」(バイデン)と好戦姿勢を高める米国、英国、イタリア、ドイツ、フランスの5カ国首脳が「イスラエルに対する断固とした団結した支持を表明し、ハマスとその恐ろしいテロ行為を明確に非難する」「残虐行為から自国と自民を守ろうとするイスラエルの努力を支援する」との声明(9日)を発する一方、米国、英国、イタリア、フランス、スペイン、デンマーク、スイス、オランダ、トルコ、モロッコ、パキスタン、オーストラリアをはじめ、中東やアフリカなど世界各地の街頭で、数千~数万人規模の抗議デモがおこなわれ、国境をこえて「パレスチナに自由を」「ジェノサイド(大量殺戮)をやめろ」の世論が高まっている



 米国国内では連日、イスラエルのガザへの無差別攻撃やパレスチナへの占領政策を非難し、米国のイスラエルへの軍事支援停止を求めるデモがあいついでいる。ガザ攻撃が始まり、バイデン大統領が武器供与開始を表明した7日、ニューヨーク・タイムズスクエアには数千人が集まり、「米国はイスラエルへの武器援助を停止せよ」「ガザの大量虐殺をやめろ」と声を上げた。

 またニューヨークでは14日、ユダヤ系団体の呼びかけで数百人が座り込みをおこない、イスラエル・ロビーとして知られる民主党のチャック・シュマー上院議員宅付近の道路を封鎖。「私たち(ユダヤ人)の名を使ったジェノサイドを許すな」「イスラエルへの武器支援をやめろ」「もう戦争はやめろ」と声を上げた。若者など50人が逮捕された。

 座り込みに参加した米国人女性は、「私自身ユダヤ人であり、ユダヤ人の名において多くのことがなされていることを拒否する」とのべた。主催団体の女性も「私の祖父はアウシュビッツから生還した。だからこそ私はパレスチナの人々とともに闘う。ホロコースト生存者の子孫の一人として、ガザで今まさに起きている大量虐殺に終止符を打つことを明確に求める。この間にも米国の議員はイスラエルに行き、ガザでの民族浄化のためにさらなる武器と資金の提供を約束する準備をしている。この暴力に対する米国の加担と支援に終止符を打つために、私たちは歩みを止めない。パレスチナが自由になる日まで」とのべている。

 マンハッタンやワシントン、シカゴでも数千人規模のデモがおこなわれたほか、ハーバード大学の学生団体「パレスチナ連帯委員会(PSC)」は7日に声明を出し、パレスチナ人を「天井のない監獄」(ガザ地区)に押し込めたイスラエルを非難。イスラエルによる「組織化された土地の強奪や、日常的な空爆、軍事検問所での恣意的な拘束、標的を絞った殺害による強制的な家族の分離に至るまで、パレスチナ人は突然の死に恐れながら生きることを余儀なくされた」とし、ハマスが7日に仕掛けた襲撃は「脈絡なく起きたことではない」「責めを負うべきなのは(イスラエルの)アパルトヘイト体制のみだ」と訴えた。この声明は33の学生団体から賛同を集めた。

 これに対して、連邦議員、著名投資家、大企業CEOらが「署名した学生は雇わない」などと公言して圧力を掛けたが、逆に1000人の学生が大学構内で抗議集会を開き、「ガザでの虐殺を止めろ」「人種隔離の終焉を」などの横断幕を掲げた。

 政府やメディアによってパレスチナ・ハマスの「悪魔化」が喧伝されるなか、米国イリノイ州シカゴ近郊で14日、パレスチナ系家族の家に押し入った男2人組が「イスラム教徒は死ぬべき」などと叫びながら、6歳の少年を26回もナイフで刺して殺害する事件が発生しており、9・11後に吹き荒れたイスラム迫害の風潮が再来することへの反発や警戒感も高まっている。

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マレーシアのマハティール元首相「イスラエルとイスラエル国防軍こそがテロリストである。」 / トゥルキ・アル・ファイサル王子「私はハマスが非戦闘員のターゲットを年齢や性別に関係なく攻撃することを断固として非難します。…イスラエルによるパレスチナの子供や女性、男性の逮捕や標的とした殺害を非難します。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 17日のアル・アハリ・アラブ病院の爆撃が、イスラエル軍の空爆によるものであることは明らかです。同病院を監督していたパレスチナ聖公会は、“イスラエルから3度、施設からの避難命令を受けた”ということです。ホサム・ナウム大司教は18日の記者会見で、「土曜、日曜、月曜の3回、病院からの避難命令を受けた。病院は火曜日に爆撃されました」と語っています。
 昨日の記事でガザ市中心部の14階建て「パレスチナ」ビルは、爆破解体ではなく空爆によって破壊されたことを示しました。
 このことに関して、ビルの破壊前に「撮影カメラがセットアップされていた様に見える」のはなぜか、という意見がありました。このツイート動画の返信には、“建物は爆撃される前に「屋根がノックされた」ため、全員が避難するのに十分な時間がありました”と書き込まれています。「屋根をノックする」というのは、建物を取り壊すことを告げる警告爆弾のことです。
 イスラエル軍は空爆でビルを破壊する前に警告をするので、「撮影カメラがセットアップされていた」のは、それほど不思議なことではありません。
 マレーシアのマハティール元首相は、“アル・アリ・アラブ病院の爆発がイスラエル軍の空爆によるものであることに疑いの余地はない。殺人政権は先週からパレスチナ人とガザを消滅させようとしていた。…イスラエルは昼夜を問わず空爆を行った後、突然、病院での爆発をパレスチナ人のせいにした。…問題の核心は、イスラエルによるパレスチナ人への残虐行為はすべて、イスラエル政府に対するアメリカの支援に起因しているということだ。…イスラエルとイスラエル国防軍こそがテロリストである。米国は露骨にテロリストを支援している。では、アメリカとは何なのか?”と言っています。
 トゥルキ・アル・ファイサル王子は、“占領下にあるすべての人々は、占領に対抗する権利を持っています。軍事的手段を含めて。私はパレスチナにおける軍事的手段による抵抗を支持しません。私は他の選択肢、市民の反乱と不服従を支持しています。…私はハマスが非戦闘員のターゲットを年齢や性別に関係なく攻撃することを断固として非難します。…私はハマスを非難します。なぜなら、このひどい政府にガザの市民を民族浄化し、彼らを完全に破壊する口実を与えているからです。私は、ハマスがさらにパレスチナ自治政府を弱体化させることを非難します。イスラエルが行っていることと同じです。…同様に、私はイスラエルがガザのパレスチナの無実の市民を無差別に爆撃し、彼らをシナイに強制的に追いやろうとする試みを非難します。イスラエルによるパレスチナの子供や女性、男性の逮捕や標的とした殺害を非難します。二つの過ちで正しさは生まれません”と言っています。
 いずれもまっとうな見解だと思いますが、「米上院はイスラエルを支持する決議を97票対0票で可決した」とのことです。
(竹下雅敏)
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