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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第25話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の五)

 古来から人間には人それぞれが思い描く未来像があったのでしょう。ただし、大概はその描かれる未来像とは、日頃の鬱憤や不満の裏返しとなった漠然とした「自分にとって都合の良い未来像」であったのかも知れません。
 しかし漠然としたまま自分が望むように、安易に事が好転できる副作用の無い魔法などこの世界にはありません。それで却ってだからこそ自分の望むような未来像を提供し、それを叶えてくれるようなヒーロー、救世主の出現を待ち望む、このような風潮が古来からこの世界に植え付けられてきたのかもしれません。
 救世主の待望の裏には人々の鬱憤や不満があり、こうした人々の鬱憤や不満の解消への願望は、多くの場合は「革命」として現象化したように思えます。
 さて、ではそういった革命が人々の願望を叶え、豊かさや幸福をもたらしたか?といえば、人々の一時の瞬間的な鬱憤晴らしはあったとしても、豊かさや幸福をもたらすどころか、猛烈な逆作用をもたらしています。フランス革命、ロシア革命、青年トルコ革命・・・どれも革命前より革命後のその社会は、悪化し陰惨な結果となっています。
 ではなぜその結果になったか? 始めから計画の一端だったからです。ほとんどの革命はハルマゲドン計画実現に向けた破壊工作の一つなのでした。大衆の日々の鬱憤や不満とそれの裏返しとなった願望を彼らは利用したとも言えます。

 さて、本来の仏教は救世主を待ち望むメシアニズムとは全く異質な宗教です。しかし大乗仏教が勃興し、それがアジア全域に広まるのと相まって、ある存在を未来の救世主であるとの認識が人々の意識下にすり込まれ、拡大浸透していきました。
 このアジアに拡がったその未来の救世主とは誰か? ゴータマ・ブッダの没後56億七千万年後に成仏してこの世界に降臨し世界を救済するとされる弥勒菩薩です。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第25話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の五)

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大乗仏教の菩薩 ~個々人の解脱を目指す仏教は小乗仏教?


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さて、仏教の終末思想だが、その前に、終末思想と関連もしてくるので、基本的知識として原始仏教と大乗仏教の本質的な相違点を押さえておくことにしよう。詳しく見ている暇は無いから大雑把だがね。

へい、御隠居よろしく御願いしやす。

本来、仏教とはゴータマ・ブッダの教えに基づいて個々人が修行をして解脱を目差すものだ。

ん?御隠居、解脱? 解脱とは一体何のことで? 仏教用語はあっしらには難しくて・・・。

そうだね、仏教用語はわざと曖昧にして難しくしている側面があるね。
さて解脱だが、私たちは生まれて死ぬね? でもその「生まれて死ぬ」は一度限りで無く、幾度も幾度も繰り返す。
この繰り返す再生再死の輪を輪廻といい、その輪廻の鎖から解放脱出すること。二度と地上に人間として肉体を持って生まれてくることの無い、物質界を超えた高い境地の世界に達しそこに住すること、これが解脱といえるだろう。

なるほど、個々人が解脱に向け修行していたのが原始仏教でやすね。では、大乗仏教はどう違うので?

Wikipedia 初期仏教


仏教の創設がざっと紀元前500年。大乗仏教運動が始まったのが紀元前後だ。
それは原始仏教の長老たちに対し、大衆部と言われる人々が「個々人が自分の解脱のみを目差すのならば単なる自分の利益だけ、大衆の利益を勘案していない。」と批判することから起き上がった。

原始仏教を批判する彼らは、自分だけで無く無数の衆生を下から掬い取るように救済しなければならないと訴え、その自分たちのあり方を大乗仏教だと名乗った。大乗仏教の大乗とは多くの衆生を乗せることのできる大船との意味だよ。

個々人が解脱を目差す原始仏教と大衆救済を旗印に掲げる大乗仏教か、確かに並べてみると同じ仏教と言っても質がまるで違ってきていやすね。
・・・あれっ!それと・・・気づきやした。大乗仏教が成立して動き始めたのが紀元前後? それならキリスト教が成立してくるのと重なる・・・。

気づいたね。ま、そういうことさ。
大乗仏教を自称する側は、原始仏教を自己の救済のみを目差す小乗、つまり小舟のような仏教だとし、自分たちの理想的生き方として「菩薩」を打ち出した。菩薩とは誓願を建てる。その内容は自己の解脱を目差すと同時にあまねく衆生の済度を謳うというものだ。

なんか一見菩薩の生き方はかっこいいでやすが、ふむ、解脱とは物質世界を超えた高い世界に到達してそこの住人になるんでやすね? ところが救わなければいけない衆生は物質世界にいるわけでやすね?

そう、解脱して物質世界を抜け出すことと、無数の衆生を乗せて済度すること、この二つは両立しない。衆生を大船に「乗せる」ためには物質世界にいなければそれができないからね。
それでこの矛盾に対して大乗仏教側は「菩薩とは既に解脱できる境地にあるのだ。しかし衆生済度のため、あえてこの苦界の物質世界に留まっているのだ。」との理屈をうち出し自分たちの仏教を広めていった。

うーむ、なんか苦しい言い分の理屈のような・・・。衆生済度のためか・・・。
しかし、この菩薩が行うとされる衆生の救済が、終末思想の地上の破局と絡んでくる、というわけですかい?

そう、その通りだよ。さすがに鋭いね。やはり破局と救済がセットになっているのだが、仏教の終末思想を一般に末法思想という。実はこの末法思想は日本の歴史に極めて大きな影響を与えてもいる。

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銀河連邦から完全に排除されたコブラのRMとプレアデス人のグループ ~EPM攻撃を行い、平和への動きの邪魔をするグローバリストの計画を誘導していたコブラのRM~

竹下雅敏氏からの情報です。
 コブラが言い訳をしていますが、“重要な情報は誰に対しても開示しない”と言っています。これは正確ではありません。事実は、彼らが銀河連邦から完全に排除されたために、彼ら自身が全く情報が取れない状況になっているということです。
 すでにお伝えしているように、かつてのハイアラーキーの組織は、今では本物の銀河連邦に吸収されています。その関係で、彼らは時事ブログや私のコメントも見ています。
 4月7日の記事で、RM(レジスタンス・ムーブメント)とプレアデス人のグループが中西征子さんを攻撃していたことをお知らせしましたが、この件に関して宇宙連合から連絡が入りました。
 4月17日に、中西征子さんが通信を受け取りました。通信文の内容は、公開の許可を取っていないので開示しませんが、4月7日の私のコメントによって、彼らは中西征子さんへの不当な攻撃があったことを知ったようです。彼らは様々な技術を用いてRMの動向を探り、ついに裏切りの決定的な証拠を見つけたということで、4時間にわたる戦闘状態になり、コブラのRMと彼らに協力する集団を完全に滅ぼしたと報告してきました。現在RMと彼らに協力するグループは、地上の肉体が存在しているだけだということです。
 通信文の内容と波動を検討したところ、この通信文の内容は事実だとわかりました。実際にこの通信文の日時の前後で、コブラおよび古代地球離脱文明の7つのグループに属する連中の、狭義の肉体における中層と深層の意識-心-体が滅ぼされていました。
 今日のYutikaさんの記事で、EPM攻撃を行い、それを北朝鮮の仕業にして平和への動きの邪魔をするグローバリストの計画に触れていましたが、これをまさに誘導しているのがコブラのRMです。
 彼らが自分たちのチャンネルを使って公式に謝罪をしなければ、今後おそらく、狭義の肉体の表層の意識-心-体が滅ぼされることになるでしょう。彼らが謝罪すると思えないので、おそらく近いうちに、彼らは宇宙から消滅すると思われます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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コブラ状況報告短信
引用元)
Short Situation Update
http://2012portal.blogspot.jp/2018/04/short-situation-update.html
(中略)
1月27日にベータタイムラインを活性化して以来、地上作戦についての情報はすべて完全非開示とされています。つまり、光の勢力は地上作戦についての重要な情報は誰に対しても開示しないということです。
(中略)
新規のタイムラインを導入して以来掲載されている私のブログについての「社会力学的」記事が、一定の人たちを混乱させています。実際のコブラはいまクローンなのではないかという憶測さえ呼んでいます。まったく事実ではありません。これらの「社会力学的」記事は、すべて計画通りのものであって、これからさらに記事が出てきます。

その背後には私が関与して地球解放にとって必須なプロジェクトを推進しているもので、それによって私の時間とエネルギーとリソースがかなり取られています。それが理由で、地上にいる地球人に対するブログ更新の回数が少なくなり、メールの返信も遅れ、商品注文の処理も少し遅れています。
(以下略) 

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第24話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の四)

 「今から~の期間だけ、あなた様だけへの特別な御案内です・・・。」これはセールスなどでよく使われるフレーズです。「期間限定、あなただけ、特別です。」これに私たちは弱いのです。ついつい不用な商品を購入してしまったりします。その気になってしまうのです。ただしそれは勧誘側が、相手がフラットな状態にあり、購入を選ぶも断るも自由な状態でそのフレーズを使用するならば、正常なテクニックの行使で問題はありません。しかし勧誘の状況が、密室状態や「脅し」など恐怖や強い不安を惹起せしめる場ならば、話しは別になってきます。
 終末思想を説く多くの宗教による布教は、これに該当するような気がします。また勧誘を受ける側の問題もあります。「あなただけ特別」とされると「私だけが特別で他の多くの人々と比較して勝れる」と思い込む点です。
 「私は特別」これには何らの問題もありません。「他と比べて自分だけ」が問題なのです。「自分が特別なように、全ての存在その一個一個が同じように特別だ」。このような視点で日々過ごすならば正常でしょうが・・・。
 ハルマゲドン陰謀団は、終末思想で恐怖や不安感を抱かせる一方、「私たち権威からあなたは特別に選ばれる」と人々の優越感をもくすぐり、このようにして宗教は世界中に拡大浸透してきました。宗教を世界中に拡大浸透させる、これこそがハルマゲドン陰謀団にとり、その計画実現のための中心となる柱だからです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第24話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の四)

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恐怖と選ばれし者の優越感 ~到来する新エルサレムの住人とは



さて、お前さん、前回の最後で、黙示録の内容から、キリストは世界人民を救済するわけなどではなく、むしろユダヤ民族以外は奴隷支配される恐れもあるのに、世界の人々が信者となってキリスト教が世界宗教として広まったと、言ってなさったね?

そして、このことに対して、そのキリスト教が世界に広まった理由は教会側の戦略もあるが、それに加えて布教を受ける側の心理状態もあると? 改めてそれは?

へい、それはあっしの体験からで、随分以前のことでやすが、あっしの家に確かモルモン教の若い白人の二人連れがやってきたことがあって、彼らは絵本を見せながら「地球に破局が来る」って言っていやした。
その絵本の絵は、確か地上各都市が炎に包まれていてハルマゲドンの様子を描いていたようで・・・。

ふむ、モルモン教か・・・、それは間違いなくハルマゲドンを描いていたんだろう。それで彼らは、彼らの宗教に入信して仲間になれば破局から救われるとかと言っていったのかい?

いやー、随分昔のことでそれは憶えていやせん。確か最後の審判がどうかとか言っていたかな?
それとここが大事なところなんでやすが、彼らにあっしがこう尋ねたんでさ「あんた方は幸福として何を望んでいる?」と。
そうするとこう答えたんでさ「家族と一緒になること。」。「神の前で」だったか「神と」だったか、「一つの家族となること。」と。

で、あっしが驚いたのが彼らの表情だ。恍惚の表情を浮かべていたんでさ、そう、自分たちは神の使徒として崇高な行為を遂げている、といった感じで・・・。

ふむ、なるほど、お前さんの言っていることはよく分かるよ。それで布教を受ける側の心理とは?

へい、キリスト教では人類全てが生まれながら原罪を背負っているといいやすね。そしたらあっしらも罪人だ。そこに持ってきて「最終戦争ハルマゲドンだ、最後の審判だ、信じる者は救われるが、そうでないものは永遠の地獄だ」とやられたら、そう言われる側は不安と恐怖の塊になりかねない。

一方、信者となり教会側の人間として元自分がそうだった異教徒を改宗させキリスト教を広めたりしたら、キリストの使徒になるわけでやすね?
元の罪人の自分がそうなれば、選ばれた貴人となる。教会は古くからの一大権威だ。その権威から自分だけが特別に選ばれた、となれば優越感がくすぐられるだろうと。

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彼らのやり口と、それを受ける側の心理か・・・。
なるほど。・・・最終戦争らしき恐ろしい絵を見せながら破局が来て最後の審判で裁かれるぞ、とされたら、気の弱い者は恐怖に襲われ、その恐怖心から逃れたい一心で、信仰もしていないのに信仰告白などする人達もいるかもしれんね。

そして一大権威の教会から使徒だと持ち上げられたら確かに優越感をくすぐられるだろう。大概の人間は本当のところ自信が無く劣等感が植え付けられているからね。
なるほど、よく観察しているね。感心するよ。

黙示録の最後に到来してくる新エルサレム、その城壁の土台にキリストの12使徒の名前が刻まれてあるとありやす。
ならば元は布教を受ける側であっても自分が信者になり更に布教するようになり、教会から自分が使徒と認められるようになったら、最後の審判をくぐり抜け、地上世界に君臨する新エルサレムの住人になれると受け取って自然でやすからね。

途中であっしの家に来た二人の顔と言葉が思い浮かんできたんでさ。神の前か神と一つの家族になるといいながら浮かべた恍惚の表情、あれは自分たちがこの黙示録にある到来する新エルサレム住人の一人だという感覚ではないか?とね。

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コズミック・ディスクロージャーの情報は、地球近くの惑星で、これまで地球に関与して来た宇宙人達に関するものに過ぎない ~それよりもずっと広大な世界、ずっと高いホツマの神々が存在する~

竹下雅敏氏からの情報です。
 コズミック・ディスクロージャーで、コーリー・グッド氏が、“新たなガーディアン(後見人)を歓迎するための準備とお祝いの式典”があったと言っています。ティール・エールとゴールデン・トライアングル・ヘッドらが去り、新たなガーディアンの指導のもとで、スーパー連邦が再編されるという話でした。
 記事の中でコーリー・グッド氏は、新たなスーパー連邦の評議員となる52の星々の代表に会ったということです。
 コーリー・グッド氏は地球代表で、氏を含むと53名の代表ということらしい。これは私の直感ですが、これらの52の星々は、以前ハイアラーキーに属していた宇宙人だと思います。最近彼らは、私が紹介した本物の銀河連邦に吸収されたはずです。なので、今ではこの52の星々の代表は、本物の銀河連邦の代表だと考えてよいと思います。
 2014年9月15日の記事で、銀河連邦の評議会に属する51の星を紹介しました。これらの星々の代表が、銀河連邦の評議会を構成しているわけです。
 今回の記事で、コーリー・グッド氏が言及している52名の代表者たちは、私が紹介した51の星とは異なるようです。本物の銀河連邦は宇宙全体に広範囲に広がっており、新しくスーパー連邦の評議員となる52の種族の代表たちの星は、私たちの太陽系の近くの星のようです。
 要するに、コーリー・グッド氏の情報といえども、地球近くの惑星で、これまで地球に関与して来た宇宙人達に関する情報であり、私が提供しているのは、それよりもずっと広い範囲のものなのです。
 さらに、宇宙人である銀河連邦の上位にある神々の組織である本物のプレアデス評議会と本物のアンドロメダ評議会も紹介しています。さらにこうした国津神より高い存在として、ホツマの神々が存在し、日本はホツマの神々を祀っている、世界で唯一の国であることも指摘しています。
 少しずつ真実が明らかになってくると思いますが、いわゆる精神世界系の情報と、私がお伝えしている情報には、まだかなりの距離があると感じています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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コズミック・ディスクロージャー: 新たな後見人の到来
シーズン 10, エピソード 6
転載元)
(前略)
David: 前回はちょうどゴンザレスと再会したところまででしたね。(中略)… あなたはアンシャールの7つの異なるグループと、清浄の間での儀式に参加しました。そのあと何が起こったのか、続きを聞かせてもらえますか?
 
Corey: 私たちがまだ清浄の間にいて、お清めの参加者の列がまだ続いている時に、私はこれが新たなガーディアン(後見人)を歓迎するための準備とお祝いの式典だと聞かされました。(中略)… 会合が開かれるメインのエリアに連れて行かれました。(中略)… 40人位のアンシャールの代表団が来ていました。(中略)… 部屋の真ん中くらいまで歩いていった時に、ティール・エールとゴールデン・トライアングル・ヘッドが出現しました。(中略)… ティール・エールがミカの一団を向いて、私にその人数を数えて下さいと言いました。そこで私は人数を数えると、52人いました。(中略)… 彼らは52の星々の代表だったんです。(中略)… そしてスーパー連邦の会議で言われたことが、この52の種族の代表たちが新たなスーパー連邦の評議員となって・・・

David: おお!

Corey: ・・・評議会において地球代表と協同していくということです。
(以下略) 

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第23話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の三)

 宗教と信仰とは切り離すことはできないでしょう。そしてこの世界では文学や映像を通して「信仰は美しい」と表現され続けてきたとも言えるでしょう。しかし現実には信仰には危険で怖いところがあると思います。「信仰」と「思い込み」の違い、その境界線がつけられないからです。自分は熱心に信仰しているつもり、しかし実際は思い込みで何らかの像を描いているだけ、というケースはよくあるのです。
 人間はそうと思い込むとそれ以外は見えなくなってしまいます。しかもその思い込みの像は自分から出てきたものでなく、外部から植え付けられたものであったりもします。
 更に厳しくいうと、人間は「何かを信じたい」との強い欲求があるのかもしれません。その上、自分が信じたいものを信じ、その信じた事柄以外は何も見えなくなるとの傾向もありそうです。これはいわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる方たちを見れば頷けるでしょう。彼らは自分の信じたことを否定するような事実がいくら出てきても、それを決して認めようとはしません。
 こうなると、ある事をそれが素晴らしい美しいと信じるもしくは思い込めば、その実体はいかに愚劣で醜悪でもその姿は見えなくなります。
 ハルマゲドン計画グループは宗教を用いて人間のこういった傾向を最大限利用してきたように見えるのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第23話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の三)

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新約聖書の中で特異な位置にある「ヨハネの黙示録」~ユダヤ教徒も黙示録だけは信奉、作者はヨハネ?


やぁ、どうだい?「ヨハネの黙示録」読んでみてどうだったい?何か感じたかい?

そうでやすね、御隠居、まず確認でやすがこの「ヨハネの黙示録」は聖書に収録されているんで?

そうだよ。新約聖書の最後の部分に付け加えられているが、それがどうかしたかい?

いやね、それなら余計に奇妙だ、確か聖書は旧約と新約に分かれる。で、この約とは基本的にはユダヤの民と神との契約の意味でやしたね。

旧約はユダヤ人が信奉している神との契約。新約はイエス・キリストの出現によって神と民との間に新たに結ばれた契約で、キリスト教徒が新約を信奉している。そして新約の内容はキリストの福音が中心でやしたね。
ところがこの黙示録は人民への福音とかけ離れている。

なるほど、なかなか詳しいね。全てお前さんの指摘するとおりだ。

確かに新約聖書の中でこの黙示録は特異な存在だ。ユダヤ教徒はナザレのイエスをメシアつまりキリストと認めていない。キリストとはメシアのギリシア語読みだからね。

さて、ユダヤ教徒は新約聖書を神との契約として認めていない。ところがその新約聖書を認めていないユダヤ教徒も、新約聖書の最後に納まっている黙示録だけは重視というか信奉しているようだ。その信奉がユダヤ教徒のどれぐらいの割合かの詳細はまだ詰めてはいないがね。

うーん、なるほど黙示録は特異か・・・。それにあっしは聞いたことがありやす。確か長年にわたり世界中の人々で最も多く読まれている書物、それが断トツで聖書だと。

つまり世界人類にとてつもない影響を与えてきたのが聖書だ。でもその聖書の中でもこの黙示録は特異な上何か破壊力がすごいような・・・。

その通りさ。ハルマゲドン計画グループは聖書全体と非常に関連が深い。というか、聖書全体をこのグループが形成してきたともいえる。この聖書が人類の歴史を左右し進ませてきた。つまり聖書を形成した彼らは人類を導いてきたグループといえるわけだ。悪魔どころか、天界にあって光の存在としてね。

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・・・ふーむ、なるほど、そういうことになるわけでやすね。しかし、そうだといよいよ違和感が強いや。

ん?違和感? どういうことだい?

いやね。あっしはこの抜粋された黙示録を読んで、気分が悪いというか軽い嘔吐感がありやした。最終戦争のことを記しているからそうなるのか、何かやたらと血腥さを感じやす。おまけにここに記されている連中は人類を導いてきたグループかなんか分かりやせんが、相当に変な連中ばかりだと感じやした。

ふーむ、そうか、黙示録の内容や話の筋も大事だが、直感的に感じ取ったこともそれ以上に大事だったりする。感じ取ったところにこそ真実が存在する場合も多々あるからね。で、その「変だ」の具体例は?

先ず最初の場面、多分玉座に座しているようで天界の主にして神でやすね。その主が地上の統治権を表すのであろう巻物を誰かに渡そうとする。ところが受け取れる者がいない。そしたらこの黙示録の作者のヨハネ?は主である神の前で自分が号泣したと記している。

このヨハネは人間なのに神と直接やり取りをして神と地上の統治者の間を取りもつようだ。当然、非常に高い地位にあるはずだ。それが自分の思い通りにいかなきゃ号泣? 子供じゃあるまいし、このヨハネとかの性癖は相当変でやすよ。

なるほど、お前さん、鋭いね。この黙示録の作者は実質としてハルマゲドン計画の創案者だ。実は黙示録の作者はヨハネとされるが特定されていないのが現状だ。しかしお前さんの指摘のように、黙示録の作者は天界で非常に高い重要な位置にあった。そしてこの場面こそが、この黙示録の作者でハルマゲドン計画者が誰であるか?を類推できる大事なヒントになるところでもあるよ。それで他には?

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