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[ ザウルスでござる ] ビル・ゲイツ、ディカプリオが株主の “牛を殺さないハンバーガー” 他

 アメリカで、100%植物性のハンバーガーが話題のようです。大豆や小麦やポテトで作られた植物性ミートのハンバーガーで、味については本物のビーフのハンバーガーと比べても遜色なく、アメリカ人も満足とのこと。ザウルスの管理人さんも、従来の肉食の問題点を熟知された上で、この新たな「食品」に注目されています。現在のところ、この新たなハンバーガーの安全性について指摘されているのは、「Impossible Burger」の方に、遺伝子組み換え食品が使用されている点です。
 しかし、もっと全身総毛立つような危険を感じるのは、これら純植物性バーガーを売る強豪2社に対して、あのビル・ゲイツがどちらにも出資をしているという事実です。彼がモンサントの個人大株主であり、「人口削減計画」の推進者であると知れば、これらをヘルシーで安全な食品であると思う方が難しい。
 折しも「お役立ち情報の杜」さんからの情報で、大手5社のオレンジジュースから、モンサントの除草剤に含まれる発癌性物質グリホサートが高い値で検出されたことが分かりました。
身近な食品でも、加工の過程が多いほど、見えざる危険があると考えた方が良さそうです。なるべく自然のものをそのままいただき自ら作物を育てることができれば、それは次世代への大きな財産だと思えます。
 さすがロシアでは、今後オーガニックフードが主流になるらしい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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ビル・ゲイツ、ディカプリオが株主の “牛を殺さないハンバーガー”
転載元)
(前略) 最近アメリカでは “100%植物性”の、“牛を殺さない”ハンバーガー が注目を浴びている。

メーカーはいくつかあるが、強豪2社と目されているのが、

Impossible Burger   と  Beyond Burger の2つである。
“ありえないバーガー”  と  “超えているバーガー” ということだろうか。

まず、ビル・ゲイツ が数年前に Impossible Burger (Impossible Food 社)への出資をしたのが報道されて話題になった。 


なんとビル・ゲイツは今年の7月には、今度はライバル会社の Beyond Burger の株主にもなったのである。100%植物性” の “牛を殺さない”ハンバーガーに人類の、そしてこの地球という惑星の未来があると見ているようなのだ。

そして、以前から環境問題について関心を寄せ、折にふれ発言もしていたハリウッドスターの レオナルド・ディカプリオ までが、つい先月(10月)に Beyond Burger (Beyond Meat 社)の株主になったのである。

(中略)ハイテクベンチャーが手掛けたこの純植物性のバーガーは、実際に食べたひとの多くの証言からすると、本物のビーフのハンバーガーと比べても遜色ないようだ。
(中略) とにかく、ハンバーガーにはうるさいはずのアメリカ人が概ね満足しているようなのだ。

(中略)
動物の肉の、人間にとっての有害性を言うのならば、この今回の “植物性ミート” の安全性はどうなのか?
いくら “牛を殺さないハンバーガー” ではあっても、“人間にはまったく無害なハンバーガー” なのか?
(中略) 実は Impossible Burger  については、その一部の成分に遺伝子組み換え食品(DMO)が使用されていることが明らかになっている。

その成分は “ヘム” というもので、これこそが Impossible Burger を本物のビーフのような見た目と味と風味を与えているカギとなる成分なのだ。ヘモグロビンのヘムである。この成分の製造に遺伝子組み換え技術を使っているということらしい。

(以下略)

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(30)子どもの自立

かんなままさんの執筆記事第30弾です。 
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 自分から子どもが離れていこうとすると、親不孝者と罵るのはとんでもない話で、精神的に未成熟です。
子どもは親から離れていくものです。離れていく態度を示した時、祝福できないといけません。
また子どもをかばってはいけません。「あなたならできるから行ってきなさい。できるだけ羽ばたいて遠くに行きなさい」というのが、賢明な親のはずです。自分たちが重荷にならないように自分の事は自分でやり、子どもを遠くへ行かせようとするのです

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)



親の子離れ、子どもの自立


ママの姿が見えなくなると大泣きしていた子が、あっという間に成長して、後ろも振り向かずに出ていく時が来ます。親としては食事や身の回りの事が気になります。いなくなった子ども部屋を見るたびに自分の胸に空いた寂しさを味わいます。でも、ここが肝心!親にとっては子離れの試練の時です。

一方、子どもにとっては自立の時。時々家の食事が懐かしく、明かり消えた寒い部屋に帰るのが寂しくなりますが、湧き上がる自立のエネルギーの追い風に乗って船出します。親離れができていない子は後押ししてでも船出させます。赤ちゃんの一歩と一緒で、自分の足で立たないと始まらないのです。

子離れ、親離れが上手くできたところはあまり問題ないのですが、それ以降の親子関係はお互いの精神的な自立ができているかどうかで大きく変わってきます。

pixabay [CC0]


日本の社会保障をめぐる問題


やがて、子どもは仕事を始め、結婚して、自分の家族を作ります。でも、今の経済中心の社会は育てることより効率を優先して、若者が自立しにくい環境になっています。何かと実家に頼り、親も子や孫がかわいくて体力、金力がある限り子ども世帯の力になろうと支援します。

同時進行で今度は、祖父母世代が年を取っていき、脳卒中、認知症、骨折などで様々な介護が必要になってきます。今や人生100年時代。死亡者最頻年齢は男性87歳、女性92歳です。そして、80歳以上の女性の単独世帯は30.7%。100歳以上が6万7千人。最後はぴんぴんころりと逝きたいものですが、周りを見ていると、そんなにうまく行くものではないようです。子どもの世話にはならんと言いながらも体力、気力、金力、認知力が衰え、ヨロヨロになりながら、自分では何の対策もしないまま周りに丸投げ状態になるのです。

年金はあてにはできないし、政府は介護保険の負担を増やし、消費税も受診料の自己負担も上げ、介護認定は厳しくなり、自立しなさい、家族が看なさいという方針です。

pixabay [CC0]


結局、自分の老後は自分で考えないといけないのです。なぜなら、今は家族の形態が多様化して、伝統的な有配偶者で親と同居は8.9%しかありません。逆に30代後半の34.7%は未婚。18歳から34歳までの未婚者のうち交際相手がいないのは男性70%、女性59%です。少子化、シングル化の傾向はもっと高くなる傾向にあると言えるでしょう。逆に、シングルで親と同居している人が20.1%と増えています。これは、何かと親が援助しているうちはいいのですが、親の介護が必要になった時、子どもが仕事を辞めざるを得なくて子どもが自活できなくなるケースと、そもそも親が何でもしてあげていたので生活能力が育っていなくて親と共倒れになる新たな問題をはらんでいます。

どちらにしても、息子が…つまり嫁が面倒を見てくれるという親孝行の老後神話では通用しなくなりました。

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ぴょんぴょんの「ブラックボックスを読んだ」

 本屋をうろうろしていたら、2列に平積みされた詩織さんの「ブラックボックス」が目に入った。これまでも読んでみたいとは思っていたが、内容が内容だけになかなか買うのがためらわれた。しかし、平積み2列の本もかなり山が小さくなっていて、こんな僻地ですら関心を持つ人が多いのに感心した。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ブラックボックスを読んだ」

「ブラックボックス」読んだよ...


深刻な顔して、どうしたの?

「ブラックボックス」読んだよ。

詩織さんが書いたあの本だね。どうだった?

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表紙の写真、美しいけど悲しげな詩織さんをみていると、正直読むのがこわかった。

なんだか、レイプが中心の話と思うと気が重いよね。

そうなんだ。たしかに生い立ちから事件に至るまでのくだりは、なんでこんなことに巻きこまれたのか、本人がもっとしっかりしていれば、とか批判的に読み進めていたよ。

でも、記者会見の詩織さんとか見てると、けっこう気丈夫って感じで。

読みゃわかるよ。あれは、気を張ってるだけだって。中身はトラウマによるPTSDでぼろぼろなんだよ。

当然だよね。名前も公表しちゃったし、家族とか周囲も大変だよね。

たしかに一般的にはそう思うだろう。しかし、家族もかなり理解があるし、なにより友人に恵まれている。そういう友人をもつ本人も、まっとうな人だと思えるね。


詩織さんのスゴイところ


加害者の山口はどんな思いで、この出版のニュースを聞いたんだろう?

加害者とか、そういう言い方は当たらないな。詩織さん自身も自分のことを被害者だとは思っていないし。事件直後から「不思議なことに、私はこの当時から相手に対し、怒りという感情を持つことができなかった。」そうだ。

それは、驚きだよ。こういう事件の場合、まず怒りがいちばんにあると思うが。

そうなんだ。そこが彼女のスゴイところだと思うよ。ふつうの女性ではない。それをふつうの女性と勘違いして、彼女に接したことが山口の失敗だな。

そうかあ、山口がそれまでモノにしてきた「ふつうの女性」だったら、こんなふうに世間に自分の醜態をさらされることもなかっただろうからなあ。

山口ってさ、それまで多くの女性を、こんなふうに獲物にしてきたってことが見え見えよ。詩織さんをレイプして別れた後に、山口から「何事もなかったかのようにかかった電話」ってのが、それを証明してるね。

それまでは、ずっとそんな感じでやってきたんだろうなあ。そして被害にあった女性たちも、相手が有名人で権力者の山口だから、文句も言わずに通り過ごせば何らかの恩恵があったんだろうなあ。

まさにそう。ホテルでおそいかかる山口に抵抗して、詩織さんが「一緒に働く予定の人間にこんなことして、何のつもりなの」と英語で叫んだときも、「君のことが本当に好きになっちゃった」とか、「早くワシントンに連れて行きたい。君は合格だよ」って、ふざけたヤツ!

ワシントンに連れて行かれて、毎晩こんな目にあうとこだったね。

じっさい、こういう目にあって何も言えずにいる女性はどれくらいいるのかと思うよね。
女性の昇進を、なんか違う眼で見てしまいそうだ。

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[ twitter ] イジメられている子供 イジメられたハンバーガー
どちらの為に声を上げますか?


バーガーキングのひねりの効いた「イジメ防止」CMが、とても素晴らしかったのでぜひ見て欲しい。
字幕付き

巻き込まれたくないからいじめを見過ごすこと、って多いと思います。


(メリはち)
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配信元)




かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(29)親の覚悟

かんなままさんの執筆記事第29弾です。 
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親の覚悟
 「どうすれば楽しく子育てができますか?」と質問を受けることがあります。間違えてはいけません。子育ては楽しいものではないのです。
このような言葉からわかることは、最初から心が半分逃げているのです。
子育ては遊びではありません。その大変な事を自分の義務として自ら引き受け、真剣にやるのです。すると、ものすごく実りが多く、子育てが苦痛でなくなってきます。そのうち喜びが得られるようになります。すると、早くそこから解放されるというものなのです。
引き受けなければならない義務であれば、真剣に取り組み、専心することがコツです

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)



ママ達の子育て観の変化


子育て広場で親子の様子を見る機会が多いのですが、最近、ママ達の子育て観が変化していることを痛感します。

毎日のように子育て広場に来るAさんは、家に子どもと2人でいたら怒ってばかりなので、なるべく子育て広場で過ごすようにしています。でも、早く行こうと思うけど昼過ぎになってしまいます。「朝は洗濯、掃除など忙しいよね」というと、「いえ、テレビをつけていたらダラダラ見てしまうんです」とのこと。パパもゲーム漬けで、この習慣はなかなかやめる事ができません。その間、子どもはほっておかれます。

Bさんの声がガラガラです。どうしたの?と聞くと「又、旦那とケンカして声が出なくなった」とのこと。聞けば旦那さんの試験が近づいて「邪魔だから、子どもを連れて実家に帰れ」と言われたけど、実家との仲があまり良くないママは行くところがありません。「試験に通らないのを私たちのせいにしている。もともと能力がないくせに」など、子どもの前でけなし合う毎日だとか。子どもは不安そうにおどおどしています。

Cさんは、広場に来ても他のママとおしゃべりばかりして自分の子どもを見ていません。他のママが「うちの子、ご飯を食べる時にうろうろして困っているけど、どうしてる?」と聞いたら「ほっとくよ~」と答えています。「あっそうなの?それでいいんだあ~」とお互い意気投合したようです。

他のママ達も「私はめんどくさがりなんです。いろいろ悩まないことにしています。この前、子どもがおっぱいを噛んだので、嫌なんだと思って断乳しました」「ネットで子連れのお出かけ情報を調べて、どこにでも出かけて行くんですよ~」「早く子育てが終わって、旦那と昔のように旅行するのが夢です」「子連れで行けるレストランは?温泉は?居酒屋は?」などの情報が飛び交います。

pixabay [CC0]



子育ては一過性のものではなく、親の義務


もしかしたら、子育ては親の義務ではなく、一過性のものと思っているのかもしれません。いつまでこんな子育てが続くのか?早く本来の自分に戻りたい・・・と。自己実現を目標にして育ってきたママ達世代。待望の子どもが生まれて子育てを始めたけれど、現実は想定外の自己犠牲ばかり。

親子で付き合えるママ友はいないし、自分から友達を作るのは苦手。外で仕事している人は有意義な時間を過ごしていると思うと、今の自分がますます情けなくなります。以前のように働いて、有能感を味わいたい。現実お金も必要だし、社会も人材を求めている。早く子どもを預けて自分を取り戻したい!と思ってしまいます。

そして、ほとんどが半年、1年未満で仕事復帰していきます。
それでうまくいくのならいいのですが・・・。

残念ながら、問題を先送りにして、行き当たりばったりの子育て、目の前のストレスで子どもを叱り、お互いの気持ちが遠くなり、解決法もわからず迷宮入りしている家族が増えているように思います。結果的にもっと苦しくなるのです。

要するに、子育ての海で、荒波を被り、風を読みながら生身で航海していくのではなく、レジャー付きの高速船で駆け抜けようとしているのです。「子育てで人が育つ」という神髄を忘れた経済中心の社会はあの手この手で高速船を提供してくれます。親も自分が引き受けなければならない義務という意識が薄れているのです。

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