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[第35回] 地球の鼓動・野草便り 森林農法、フォレスト・ガーデン


森林農法、フォレスト・ガーデン

長年インフルエンザやウイルス性の病気と縁がなかった理由が、大好物の柿の柿タンニンのお陰だったのがわかったのですが(もちろん予防接種もしていません)、渋い柿と甘い柿は育つ環境で入れ替わったりするそうで、どちらも青いうちは渋いことから、甘い柿にも柿タンニンがあるのだそうです。

渋柿が熟して柔らかくなったものをカメなどに入れておいて、1、2度かき混ぜるだけで、発酵して酵素ジュースになり、次第にお酒っぽくなり、そして柿酢になります。柿は柿タンニンだけでなく、酵素も多く、漬物に入れると甘みと酵母で美味しくなりますね。

渋とともに有効なのが植物のアクやヤニです。植物が虫の食害から身を守るための成分で、ミネラルだそうです。人間にとっても殺菌作用があり、ミネラル分の補給になる、大切な自然の恵みです。

虫が出る暖かい季節になる程アクが強くなり、ミネラル分をたくさん含んでいるので、苦味とともに元気をいただけるようです。タラの芽なども春先のものより、遅くなる程元気をいただける濃い美味しさになるらしいのです。
また、松ヤニを使った実験では、体に害を及ぼす大腸菌は抑制して、有用な酵母菌などは増えたそうです。ヤニとは樹脂で葉っぱにも含まれていますので松の葉っぱの青汁やお茶もおすすめです。

マツ


ただし、化学肥料などを使っている米や野菜は別です。生のお米を食べるとよくわかるのですが、無化学肥料で無農薬、無除草剤のお米はほんのり甘く、とても美味しいのですが、化学物質が使われたお米は苦味や渋みを感じます。これは明らかに化学物質の味で、こういう食物の調理にはあく抜きが必要でしょう。ミネラルも失われますが、化学物質を少しでも取り除いていただいた方がましですね。

稲穂


玉ねぎなども目にしみるのは化学肥料のせいのようです。我が家の小さな玉ねぎは目に沁みませんし、辛味も少なく甘みが強かったですよ。


ところで、フォレスト・ガーデン、森林農法・・・を知りました。伊豆半島のshikigamiのフォレスト・ガーデンには・・・、

『クルミ、イチョウ、枇杷、梨、エルダーベリー、ナツメ、クヌギ、柿、栗、みかん、ざくろ、柚子、月桂樹、フェイジョア、リンデン、マルベリー、ムクゲ、アケビ、モミジイチゴ、ティープランツ、オリーブなどの木々が配置され、それらの間に、クレソン、チコリ、フェンネル、タンジー、カモミール、レモンバーム、オレガノ、ポラージ、ツボクサ、ヤーコン、スギナ、キクイモ、里芋、ウド、ミョウガ、フキ、ミツバ、ハコベ、ユキノシタ、セリ、イタドリなどの数えきれない、多年草を中心とした山菜や薬草などの有用植物が混在しています。』(murmur magazine 19 号 40pより)

本誌に載っているフォレスト・ガーデンの美しい自然な森の畑の写真に魅了されます。
また、shikigamiはギフト経済を3年前から実践しているとあります。
(ギフト経済とは持ち寄りごはんやお裾分けなど、分かち合い、思いやることで豊かな関係をつくるものだそうです。)

私が自給自足を目指し、自然農を知り、自己流で実践してきて、おぼろげに浮かんでいた理想の農法は、アマゾンのインディオの農法や、日本でもフォレスト・ガーデンなどすでに存在していました。

森林農法をインターネットで検索すると、南米の鉱山で自然破壊されたことが原因の災害や、単一農業の弊害から焼畑などで自然を壊し続けなければ生活できない、先住民による原生林の破壊などの問題を解決するために、日本などのいろいろな団体が先住民に指導している自然再生と先住民の生活を両立させる方法のようです。もともと先住民が自然とともに生きていた頃の農法なのに、それを指導するなどあべこべですが・・・。

日本でも田んぼに木を植えようという提案や実践をされている方がおられました。何でも落ち葉が田に入るように、斜面に柿の木を植えていっているそうです。あるいは、山の木の切り出しで削られた道の跡に稲を植えたり。自由な発想で森林農法に取り組まれている人が増えているのかもしれません。 いろんな種を混ぜた粘土団子をまいて、その場所に適した植物を生やすなどの、あの自然農法を提唱された福岡正信さんも試行錯誤されていたそうです。

庭木に登ったヒョウタンカボチャ


今、福岡正信さんの3ヘクタールの森が、亡くなって15年、何も手入れをしていないそうですが、檜や竹や雑木などとともに山桃、すもも、枇杷、甘夏、みかんなどが一見無造作に生えているようだけれども、良く実っているそうです。また、フキが谷一面に増えていたり、ミツバやこんにゃくなども生えているそうで、「この山では、もう人間が何もしないでも食べるものが途切れません。」と後継者のお孫さんが話しておられます。

そして、地面に落ちた甘夏や枇杷などの実が自然に苗木になり、20年でピークを迎える実りの、次の代が育っていて、ちゃんと自然の循環があるのだとか。

「自然型というものを作るようになってくると、病害虫の防除も必要なくなって、農薬がいらなくなった。剪定というような技術も必要なくなった。自然というものがわかれば、人間の知恵なんて必要ないんです。」という福岡正信さんの言葉どおりの山になっているのです。

我が家でも多少ながら、人参や大根のこぼれ種が草の中で元気に育っています。

人参


さて、サツマイモを収穫して生で食べてみました。

まだ甘みが少ないのですが、醤油をかけて美味しくいただきました。栗やどんぐりのように干しておくと甘くなります(サツマイモは低温に弱いので出しっぱなしなどしないよう保管に注意が必要です)。大根や柿、山椒の葉や実、野草や野菜、きのこ、くだものなど干してそのまま頂くと酵素も生きていて栄養価もあがり、食べやすくなりますね。干し柿もそうですが、干している途中の半生が美味しいです。

移動するTABI食堂のローフードのメニューに干し大根の半生をパスタのようにして、ナッツクリームソースで頂くのが紹介してあり、美味しそうです。我が家では手作りこんにゃく(地元産)の細切を塩もみ洗いしたものと、ふいた大根を混ぜて、生で豆乳ヨーグルト、手作りの柚子胡椒、醤油を混ぜたソースでいただいています。干し大根にしようと思いながら、ついそのままいただいてしまい、まだ作れていません・・・。
(柚子胡椒は柚子の皮と絞り汁、種を除いた唐辛子のみじん切り、塩をミキサーで混ぜただけです。)

サツマイモの葉や茎は醤油だけて煮るととても美味しいですね。

サツマイモの葉と茎



yasou
自然賛歌

ススキの原

満天星(ドウダンツツジ)の紅葉と種


リンドウ


シュウメイギク


アケビの実



ヤマラッキョウの花




エゴノキの実



オヤリハグマにハバチ




樹の洞(ウロ)にニホンミツバチの巣

イチヤクソウとキツネノシッポ(ヒカゲノカズラ)






■ 参考文献

マーマーマガジン(株)エムエム・ブックス
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(30)子どもの自立

かんなままさんの執筆記事第30弾です。 
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 自分から子どもが離れていこうとすると、親不孝者と罵るのはとんでもない話で、精神的に未成熟です。
子どもは親から離れていくものです。離れていく態度を示した時、祝福できないといけません。
また子どもをかばってはいけません。「あなたならできるから行ってきなさい。できるだけ羽ばたいて遠くに行きなさい」というのが、賢明な親のはずです。自分たちが重荷にならないように自分の事は自分でやり、子どもを遠くへ行かせようとするのです

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)



親の子離れ、子どもの自立


ママの姿が見えなくなると大泣きしていた子が、あっという間に成長して、後ろも振り向かずに出ていく時が来ます。親としては食事や身の回りの事が気になります。いなくなった子ども部屋を見るたびに自分の胸に空いた寂しさを味わいます。でも、ここが肝心!親にとっては子離れの試練の時です。

一方、子どもにとっては自立の時。時々家の食事が懐かしく、明かり消えた寒い部屋に帰るのが寂しくなりますが、湧き上がる自立のエネルギーの追い風に乗って船出します。親離れができていない子は後押ししてでも船出させます。赤ちゃんの一歩と一緒で、自分の足で立たないと始まらないのです。

子離れ、親離れが上手くできたところはあまり問題ないのですが、それ以降の親子関係はお互いの精神的な自立ができているかどうかで大きく変わってきます。

pixabay [CC0]


日本の社会保障をめぐる問題


やがて、子どもは仕事を始め、結婚して、自分の家族を作ります。でも、今の経済中心の社会は育てることより効率を優先して、若者が自立しにくい環境になっています。何かと実家に頼り、親も子や孫がかわいくて体力、金力がある限り子ども世帯の力になろうと支援します。

同時進行で今度は、祖父母世代が年を取っていき、脳卒中、認知症、骨折などで様々な介護が必要になってきます。今や人生100年時代。死亡者最頻年齢は男性87歳、女性92歳です。そして、80歳以上の女性の単独世帯は30.7%。100歳以上が6万7千人。最後はぴんぴんころりと逝きたいものですが、周りを見ていると、そんなにうまく行くものではないようです。子どもの世話にはならんと言いながらも体力、気力、金力、認知力が衰え、ヨロヨロになりながら、自分では何の対策もしないまま周りに丸投げ状態になるのです。

年金はあてにはできないし、政府は介護保険の負担を増やし、消費税も受診料の自己負担も上げ、介護認定は厳しくなり、自立しなさい、家族が看なさいという方針です。

pixabay [CC0]


結局、自分の老後は自分で考えないといけないのです。なぜなら、今は家族の形態が多様化して、伝統的な有配偶者で親と同居は8.9%しかありません。逆に30代後半の34.7%は未婚。18歳から34歳までの未婚者のうち交際相手がいないのは男性70%、女性59%です。少子化、シングル化の傾向はもっと高くなる傾向にあると言えるでしょう。逆に、シングルで親と同居している人が20.1%と増えています。これは、何かと親が援助しているうちはいいのですが、親の介護が必要になった時、子どもが仕事を辞めざるを得なくて子どもが自活できなくなるケースと、そもそも親が何でもしてあげていたので生活能力が育っていなくて親と共倒れになる新たな問題をはらんでいます。

どちらにしても、息子が…つまり嫁が面倒を見てくれるという親孝行の老後神話では通用しなくなりました。

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ぴょんぴょんの「ブラックボックスを読んだ」

 本屋をうろうろしていたら、2列に平積みされた詩織さんの「ブラックボックス」が目に入った。これまでも読んでみたいとは思っていたが、内容が内容だけになかなか買うのがためらわれた。しかし、平積み2列の本もかなり山が小さくなっていて、こんな僻地ですら関心を持つ人が多いのに感心した。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ブラックボックスを読んだ」

「ブラックボックス」読んだよ...


深刻な顔して、どうしたの?

「ブラックボックス」読んだよ。

詩織さんが書いたあの本だね。どうだった?

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表紙の写真、美しいけど悲しげな詩織さんをみていると、正直読むのがこわかった。

なんだか、レイプが中心の話と思うと気が重いよね。

そうなんだ。たしかに生い立ちから事件に至るまでのくだりは、なんでこんなことに巻きこまれたのか、本人がもっとしっかりしていれば、とか批判的に読み進めていたよ。

でも、記者会見の詩織さんとか見てると、けっこう気丈夫って感じで。

読みゃわかるよ。あれは、気を張ってるだけだって。中身はトラウマによるPTSDでぼろぼろなんだよ。

当然だよね。名前も公表しちゃったし、家族とか周囲も大変だよね。

たしかに一般的にはそう思うだろう。しかし、家族もかなり理解があるし、なにより友人に恵まれている。そういう友人をもつ本人も、まっとうな人だと思えるね。


詩織さんのスゴイところ


加害者の山口はどんな思いで、この出版のニュースを聞いたんだろう?

加害者とか、そういう言い方は当たらないな。詩織さん自身も自分のことを被害者だとは思っていないし。事件直後から「不思議なことに、私はこの当時から相手に対し、怒りという感情を持つことができなかった。」そうだ。

それは、驚きだよ。こういう事件の場合、まず怒りがいちばんにあると思うが。

そうなんだ。そこが彼女のスゴイところだと思うよ。ふつうの女性ではない。それをふつうの女性と勘違いして、彼女に接したことが山口の失敗だな。

そうかあ、山口がそれまでモノにしてきた「ふつうの女性」だったら、こんなふうに世間に自分の醜態をさらされることもなかっただろうからなあ。

山口ってさ、それまで多くの女性を、こんなふうに獲物にしてきたってことが見え見えよ。詩織さんをレイプして別れた後に、山口から「何事もなかったかのようにかかった電話」ってのが、それを証明してるね。

それまでは、ずっとそんな感じでやってきたんだろうなあ。そして被害にあった女性たちも、相手が有名人で権力者の山口だから、文句も言わずに通り過ごせば何らかの恩恵があったんだろうなあ。

まさにそう。ホテルでおそいかかる山口に抵抗して、詩織さんが「一緒に働く予定の人間にこんなことして、何のつもりなの」と英語で叫んだときも、「君のことが本当に好きになっちゃった」とか、「早くワシントンに連れて行きたい。君は合格だよ」って、ふざけたヤツ!

ワシントンに連れて行かれて、毎晩こんな目にあうとこだったね。

じっさい、こういう目にあって何も言えずにいる女性はどれくらいいるのかと思うよね。
女性の昇進を、なんか違う眼で見てしまいそうだ。

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[第34回] 地球の鼓動・野草便り インフルエンザ対策に渋柿を!!


インフルエンザ対策に渋柿を!!

この頃、ほとんど毎日渋みの残るしぶ柿を頂いています。渋が二日酔いにいいとか、体にいいということは以前から聞いていたのですが、ノロウイルスや鳥インフルエンザウイルス、口蹄疫ウイルス(手足口病のコクサッキーウイルス、小児麻痺のポリオウイルスと同じ科に属す丈夫なウイルス)、豚流行性下痢ウイルス、などすべてのウイルスに有効(不活性化する)だそうです。また、生理活性(抗酸化作用、抗腫瘍作用)もあるそうです。

山の渋柿


この渋とはカキタンニンですが、緑茶タンニンなどもかなりのウイルスに有効だそうですが、すべてのウイルスに有効ではないそうで、コーヒーは全く抗ウイルスの効果はないそうです。その点、カキタンニンはすべてのウイルスに有効とのことです。

道の駅で買った渋柿


秋にはドングリや栗の渋皮などタンニンが豊富な自然の恵みがあり、ちゃんと自然は用意してくれているのですね。渋は風邪にも有効でアレルギーやアトピーにも、血液サラサラ効果もあるとか。

栗の渋皮も集めてフライパンで炒ってお茶にすると美味しいそうです。我が家では渋を取らずに栗ご飯にすると、赤飯のように赤いご飯になり、栗の味も良いので以前からそうしています。
この柿渋は水溶性ですが、熟すと重合して不溶性になり、渋みを感じなくなりますがタンニンはそのままで、胃酸で分解されてもとのカキタンニンに戻るので血圧正常化や血管壁を丈夫にするなどのいろいろな薬効はあるそうです。

ちょっとおかしいのですが、出かける時のお弁当代わりに、少し渋の残る柿とドングリを1個ずつ袋に入れて持っていきます。渋柿は良く噛んでゆっくり食べないと喉につまりますが、腹持ちが良く、当分お腹が空きません。渋柿を食べると便秘になると聞いていたのですが、1日1個でしたらとても快腸です。

食べにくい時はすりおろして、絞り汁をいただきます。搾りかすは火を通すと甘くなり、料理に使えます。 柿渋は防腐、防水効果があり、建築塗料などにも良く使われますが、和紙や布に塗ったり、最近では麺類のコシを強くするのに使われたりと、幅広く利用されているようです。

8月頃収穫した青柿を砕いて(水を加える場合と加えない場合があります)、半年から1年以上発酵させてあります。この柿渋液を手作りして飲む人もいるそうです。 まだ青い渋柿を見つけたら、作っておくといいですね。我が家では青い柿を焼酎漬けにしました。

ドングリも3日くらい水につけておけば生でも食べやすくなります。
以前、トチの実を生でかじったことがありますが、その強烈な苦味と渋みに驚きました。このトチの実やドングリを熊は冬眠する前にしっかりと食べるのですね。腹持ちがよく便秘になる・・・なんとなく納得です。
それにしても、冬に冬眠できず痩せた熊が猟師に撃たれていた記事を思い出します。日本中ドングリのなる木を伐り倒して杉檜を植林したんですものね。



熊はイヌ科で犬をもっと賢く、もっと臆病にしたのが熊だといいます。ですが若い熊は好奇心が強く、むじゃきな小熊の側には必ず親熊がいる、臆病なので驚くと一撃して逃げようとするから、音でこちらの存在を知らせる、巨体で木に登るための爪が人間には致命的、イヌ科なので背を向けて逃げると追いかける、人間に傷つけられた手負い熊は危険など、熊についての知識も必要ですね。ちなみに本州にいるツキノワグマは草食系です。川魚などは少しは食べるのではないかといわれています。

さて、こちらは渋くないドングリですが、広島市内のマテバシイの実を拾ってきました。大きくて立派な実です。マテバシイは南方系なので、県北では見かけません。

マテバシイ



ここは広島市中区の市民プール横です。10月半ばでちょうど落ちたばかりです。落ちて日が経つと虫が入ります。

広島市内マテバシイ


キノコも生えていました。



近くの中央公園にはシラカシがありました。



ドングリがたくさんなっていて、たくさん落ちていました。

シラカシの実


白鷺が1羽、水浸しの公園に来ていました。



こちらは山で見つけた大きなドングリです。ミズナラのようです。

ミズナラの大きなドングリ


畑では野生のヤブツルアズキやヤブマメが熟れています。野生の豆たちは完熟すると弾けて飛び散ります。
弾ける前に収穫しますが、収穫後も全部弾け飛びますので、深めの竹ザルなどに入れて乾燥させます。

ヤブツルアズキ


ヤブマメは小さすぎて中々収穫できないのですが、キクイモを掘っていると、ヤブマメがあったところには薄紫や白い豆果が地中にあって、昔から食用にされていたようです。春に掘ったほうが甘みが増し、アイヌの人たちは、煮たり、粟や米と一緒に炊いていたとか。
我が家でもヤブツルアズキやヤブマメ、菜種などもご飯と一緒に炊いて美味しくいただいています。

ヤブマメ


糖尿病予防食として知られるキクイモですが、とても繁殖力旺盛で酵素が多く、元気をいただけます。
生で丸のまま醤油や味噌に漬け込んで、また塩付けでもとても美味しい漬物になりますね。

キクイモとヤブマメの豆果


キンピラもシャキシャキ感を残してさっと炒めます。
キクイモを丸のまま油で焼くと、中はトロッとして独特の食感になり、好みですがこちらも美味しいです。


yasou
自然賛歌


ウルシの紅葉

ツルシキミ(有毒)・・仏壇飾りに使われる


アジサイがドライフラワーに


カラマツの松ぼっくりは小さくてかわいい



モミの木にマンネンタケ(霊芝)のようなキノコ



アカモミタケ・・・キノコシチューにぴったり・・・裏もオレンジ色のキノコ


フクロツチガキ



センニンダケ・・・大きくて肉厚。生でもたべれるらしい




ウメバチソウ・・・雌しべ、5本の雄しべ、その外に蜜腺のある仮雄しべ・・・残り少ない花に蜂が、動きも鈍く・・


リンドウの花にトラマルハナバチ・・・ぴったりサイズ








ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

[ twitter ] イジメられている子供 イジメられたハンバーガー
どちらの為に声を上げますか?


バーガーキングのひねりの効いた「イジメ防止」CMが、とても素晴らしかったのでぜひ見て欲しい。
字幕付き

巻き込まれたくないからいじめを見過ごすこと、って多いと思います。


(メリはち)
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配信元)