注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
バリで開催されたG20サミットは、誰が見ても大成功であった。多極化のたゆまぬ努力の結果、有名な政府間フォーラムは、WHO、世界銀行、ビル・ゲイツ、ロックフェラー財団が後援する世界健康を守るためのパンデミック基金の創設を発表した。この基金は、今後数週間、数ヶ月、数十年にわたる実験的な遺伝子ワクチンのための十分な資金を確保するものである。
(中略)
G20 - BREAKING: leaders have just signed a declaration which states that vaccine passports will be adopted to “facilitate” all international travel
— Bernie's Tweets (@BernieSpofforth) November 17, 2022
This means any vaccination the WHO determines you should have.
Changing your rights & freedoms forever.
Silence from the media. pic.twitter.com/0pHISCcVaM
G20-速報:各国首脳は、すべての国際旅行を「容易にする」ためにワクチンパスポートを採用するとの宣言に署名しました。
これは、WHOが接種すべきと判断した予防接種を意味します。
あなたの権利と自由を永遠に変えてしまうのです。
メディアは沈黙している。
文書8ページより
我々は、将来のパンデミックに対する予防と対応を強化する取り組みの一環として、既存の標準とデジタルCOVID-19証明書の成功を活用し構築すべき、信頼できるグローバルデジタルヘルスネットワークの確立に関する継続的な国際対話と協力を支持します。
全文を読みたい方は、クレムリンの公式サイトで寛大にホストされているPDFをダウンロードすることができます。
この宣言には、国際的なワクチン接種証明書を作成するという誓約だけでなく、多くの魅力的な内容が含まれています。「持続可能な開発」、「デジタルトランスフォーメーション」、「国境を越えた決済のための中央銀行デジタル通貨(CBDC)の相互運用性」など、多極化を促進するおいしい言葉が並んでいる。
(中略)
Katyusha.orgの友人たちが、このエキサイティングな展開についてどう報じたか、以下に紹介する。
ロシアがこの歴史的な文書に署名した後、ドミトリー・ペスコフは記者団に対し、クレムリンはこの宣言が「建設的」で「バランスのとれた」ものだと考えていると語った。
地政学的な論争が絶えない中で、モスクワと集団的西側諸国が交渉のテーブルにつき、パンを食べ、全世界を牛耳ることに同意できるのは、本当に心温まることである。
(以下略)
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“続きはこちらから”で国際経済学の権威ジェフリー・サックス教授は、“アメリカはヨーロッパを中国に対するネガティブなシナリオに引き込もうとしています。…米国のメディアは、この米国政府のシナリオに沿って報道していました。このような緊張は必要ありません。このような紛争は必要ありません。非常に危険です。まず第一に、国連憲章に基づく多国間主義が必要です。多極化した世界が必要ですし、そうなっているのです。…中国は国連憲章の下での多国間主義世界を非常に明確に望んでいるということです。中国は世界を支配することを望んでいない。…実際の報告書を読めば、そのメッセージがそのまま書いてあることがわかります。…アメリカ政府は、中国と壮大な競争をしていると思っています。…中国を封じ込める必要があるという、非常に厳しく、絶対的に時代錯誤で危険な考えです”と言っています。
私は中国と中国共産党は分けて考える必要があると思っています。中国共産党は、“世界を支配することを望んでいる”のではないでしょうか。世界経済フォーラム(WEF)のクラウス・シュワブが中国を称賛している所を見ても、今の中国はまともな国ではないことが分かります。
クラウス・シュワブは、“(G20)参加国が合意した声明を出せたということが、すでにポジティブなことだと思います。…中国は、多くの国のロールモデルになると思います。しかし、どのようなシステムを採用するかは、それぞれの国の判断に委ねるべきだと思います。そして、特定のシステムを各国に強制することは非常に慎重であるべきだと思うのです。しかし、中国のモデルは、かなり多くの国にとって非常に魅力的なモデルであることは間違いありません”と言っています。
新型コロナウイルスを意図的に流出させた可能性が高く、感染対策としては完全に的外れなゼロコロナ政策を強行する中国が「お手本」だというのだから、クラウス・シュワブは中国政府の人民のコントロールが見事で、“かなり多くの国にとって非常に魅力的なモデルである”と言っているのでしょう。
さて、先のG20では「グローバルワクチンパスポート推進をG20首脳が署名」したのですが、“ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、クレムリンはこの宣言が「建設的」で「バランスのとれた」ものだと考えていると語った”とのことです。
ロシアのこうした動きは、ロシアも「多極化した新世界秩序」の推進者で、ウクライナ紛争は茶番であり、BRICsによる「新世界秩序」への道筋はシナリオ通りだということでしょうか。それならウクライナ紛争でのロシアの勝ち負けは関係なく、グローバリストの計画ではグレートリセット後のテクノファシズムは確定しているということになります。
こうした見方はBRICsという用語が、“投資銀行ゴールドマン・サックスの経済学者であるジム・オニールによって書かれた2001年11月30日の投資家向けレポート「Building Better Global Economic BRICs」で初めて用いられ、世界中に広まった”という事実からも、その可能性を考慮しておかねばならないものです。
ただ、ロシアの言動を見ていると他の国とは違う動きをしています。先のG20では、プーチン大統領は欠席しラブロフ外相が出たことの意味も考えなければなりません。結論が出るのは来年の1月だと思っています。