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なんで日本だけがこんなことになっているのかというと、それは一言で言うと朝鮮戦争だったんです。
朝鮮戦争(1950年 - 1953年)
朝鮮戦争というのは、皆さん知識がない忘れられた戦争と言われているんですけど、これは本当に戦後世界の行末を決めた大戦争で、しかもアメリカは最初徹底的に負けるわけですね。徹底的に負けて、これは有名な話ですけど、釜山の一角に閉じ込められると。でもばんばん日本から補給が来てるから、負けずに盛り返していったということなんですけど、
結局この時の朝鮮戦争における米軍に対する戦争支援ですね。それ
をするという法的な関係がそのまま継続されたと。そして
それが未だに続いているという信じられないことなんですけど、これは全部条文なので疑いようのない事実です。
その時どういう戦争協議がされたかというと、大きく2つありまして。先生、その時海上保安庁が掃海艇を出して戦死者が出たという話はご存知でしょう。
この時にここまで追いつめられて
マッカーサーが仁川上陸作戦というのをやるんですけど、この時に反対側の東岸から上陸して挟み撃ちにするという作戦があったんですね。
その時に日本の掃海艇を出してくれという話があって、出すわけです。そしたら機雷にひっかかって爆死するんですけど、戦争中において機雷の掃海をするというのは完全にこれはもう、参戦ですよね。完全に参戦して戦死者も出してるわけです。
もう一つは、先生の『戦後史の正体』でもあるように、
その時に警察予備隊というのができるわけですけど、警察予備隊というのは何か。7万5千人できるわけですけど何かというと、要するに日本に居た米軍が全部朝鮮に行ってしまうわけですよね。そうすると基地を守る人間が誰もいないから、
朝鮮に行った米軍の代わりに7万5千人の警察予備隊をそこに入れたわけです。ですからアメリカの軍隊の代わりになった。
右)大久保武雄著『海鳴りの日々』(海洋問題研究会)
左)フランク・コワルスキー『日本再軍備』(サイマル出版会)
この本はその時の海上保安庁の初代長官の大久保武雄さんという人が書いた、『海鳴りの日々』という本で、これは日本の警察予備隊、今の自衛隊を事実上作ったフランク・コワルスキーというアメリカの大佐が書いた『日本再軍備』という本で、非常に貴重な証言があるんですけど、
この時に完全に憲法破壊が行われている。完全に参戦してるわけですね。
それと平行して日本の平和条約が結ばれるわけですけど、平和条約を結んだ後もそういう戦争協力は継続するという条約が結ばれるわけです。それが、吉田・アチソン交換公文という条文が結ばれるわけです。
先に言いますけど、今まで戦後再発見草書でいろいろやってきた。これは占領体制の継続だということで、ほぼそれは皆さんに認知していただいたと思うんですけど、
実態はもっと悪いんです。
占領体制の継続ではなくて、占領下の戦時体制の継続なんです。ですからこの横田空域なんかも、何でこんなものがあるかというと、要するに米軍は日本にある基地にアクセスする絶対的な権利を持っているんです。軍事行動をするための。
ですからこれ(横田空域)は首都圏だけではなくて、軍事基地があるところには必ずこういうふうになっている。軍事行動作戦をするための法的権利を持っている。それは何故かというと、占領下の戦時体制の継続なんです。
ですから我々が思っているよりももっと状況は悪かったんです。
その中で軍の指揮権を他国に取られたら疑いようもなく属国ですよね。基地を貸している場合は損得があって、駐留経費を払ってもし守ってもらってるんならいいじゃないかということもできますけど、
軍の指揮権を持たれてるということは、これはどういう言い訳もできませんから、しかもそれが
条文と協定の組み合わせとして明らかなことですから。
これはそのままでいいじゃないかということはできないと思います。この知識がだんだん広がっていけば。ですから今度指揮権という問題の歴史的経緯と構造を研究してかなり証明したと思っていますけど、そのことで今までのような出口のないような思いではなくて、これはいつかは日本人はこれを解決できるのではないかという気になりました。
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記事の中で、首相発言の3日前の内閣府の月例経済報告には、「全体として世界の景気は緩やかに回復してきている。この先も、緩やかに回復する」というのが、政府の正式見解となっていることが示されています。この見解が突然ゲッペルス世耕によってすり替えられたわけで、それは、消費増税を再び延期する理由付けのためです。このような“国内政治の茶番を、日本はサミットでやってしまった”わけで、日本は国際社会の笑い者になってしまいました。
小沢一郎氏の一連のツイートをご覧になると、この発言が“政府にかなり混乱”をもたらしており、“驚愕と困惑の嵐”という驚くべき異常事態となっているようです。発言の結果、円高が加速、株価も下落し、“原因が総理の「世界経済の危機」予言会見だというから、もはやこれは冗談にもならない”という事態にまで至っています。
まさかとは思いますが、安倍首相は、世界経済崩壊の引き金をゲッペルス世耕によって引かされたなどということになるのでしょうか。万一そうなった場合、小沢氏の指摘通り、国民の年金は吹き飛んでしまうということになります。
今頃、安倍総理もゲッペルス世耕も、頭を抱えていることでしょう。世耕は、これまでうまくやって来たという自負があったと思いますが、今回の件で終わったと思います。