http://beforeitsnews.com/alternative/2016/02/day-of-reckoning-the-collapse-of-the-too-big-to-fail-banks-in-europe-is-here-2-3301344.html
(概要)
2月13日付け
随分前から、
ヨーロッパの大手銀行(複数)は必ず破たんすると警告してきましたが、今まさにそれが起きようとしています。
ドイツ最大の銀行の株価が月曜日にさらに8%も下落しました。そして現在の株価は前回の金融危機の時の株価(史上最低)を少しだけ上回っている状態です。
しかし
ドイツ銀行の株価は2016年が始まって以降36%も暴落しており、
ドイツ銀行のクレジットデフォルトスワップが放射線状に拡大しています。ドイツ銀行が危ないことは昨年9月から警告されていました。
しかしヨーロッパではドイツ銀行以外にも複数の大きすぎて潰せない銀行(独コメルツ銀行、クレディ・スイス、HSBC、仏BNPパリバなど)が非常に危険な状態です。
イタリアでは殆ど全ての銀行が破たんする危険性があります。また、ギリシャの銀行株が月曜日に25%も暴落しました。金融ハルマゲドンがヨーロッパに起こりつつあります。そして、全世界が苦しみを味わうことになります。
ヨーロッパの銀行が破たんすると、ヨーロッパ全体の株価が暴落します。昨年中旬から今日まで、ヨーロッパの株式市場の富の5分の1が消滅しました。
ヨーロッパ全体の株価暴落は主に銀行の株価の暴落によってもたらされています。
マーケットウォッチによると、ヨーロッパの銀行株は6週間連続で下落しています。これは前回の金融危機と同じ状況です。
ヨーロッパの銀行株は全体的に昨年中旬と比較しても39%も暴落しています。
2015年の後半から始まった金融危機がヨーロッパでは急激に悪化しています。いつ破たんしてもおかしくない銀行はドイツ銀行だけに留まりません。クレディ・スイスはスイスで最も重要な銀行ですが、第四四半期の損失額が58億ドルにのぼると発表しました。
クレディ・スイスの株価は当会計年度から今日までで34%も下落しました。多くの専門家がクレディ・スイスがこのまま生きながらえることに疑問視しています。
このような状況はヨーロッパ全域に広がっています。
ロシアでも2大銀行が閉鎖されました。ギリシャの銀行が破たんした結果、ギリシャの株価は過去25年最低となりました。
幸い、アメリカはまだヨーロッパほど状況は悪化していません。しかし
アメリカもヨーロッパと同じ道をたどることになるのは確かです。
ヨーロッパの金融危機を煽っている大きな要因の1つが、ヨーロッパの大きくて潰せない銀行(複数)がエネルギー・セクターに1000億ドル以上の融資を行ってきたことです。そのため、アメリカの銀行よりも
石油価格の暴落により深刻な影響を受けています。
しかしアメリカでも石油価格の暴落でエネルギー供給会社が次々と倒産しています。
北米では、昨年から、エネルギー供給会社の倒産が42回も起きています。Chesapeake Energy 社も月曜日の株価が33%も暴落しており倒産は免れないでしょう。
さらに忘れてはならないのは、昨日お伝えした通り、テックバブルも崩壊中ということです。
月曜日も大崩壊が続いています。ナスダックの株価が過去18ヶ月間で最低となりました。
今まさに、我々の目の前で世界的な金融崩壊が起きているのです。日本の株式市場も11日の祝日明け早々、747ポイントも暴落しました。
既にリーマンショック後の金融大崩壊が始まっています。ただ、今回はリーマンショックよりも遥かに深刻であり、世界を震撼させながら全てを根本的に変えることになるでしょう。
とは言っても、世界情勢と金融システムがまさに崩壊しつつある現状では、時期はかなり近いのではないかと予測されます。この動画で語られているのは、理想的に上手く行く場合の事柄なので、夢のような期待は抱かない方が賢明です。
仮に、地球人の全員が“3日から15日間の生活物資”を確保しておく必要があるとすれば、事が起こった時の混乱はどのくらい大きなものかが想像出来るでしょう。15日間食べなくても死にはしませんが、パニックになると人は簡単に死んでしまいます。また混乱に乗じて、食糧を退蔵する者も必ず出て来ます。皆が分かち合えば15日間で済む混乱も、混乱に乗じて大儲けをしようと考える者が多ければそれこそ大混乱となり、収集のメドが立たなくなります。“輸送・エネルギー・食糧供給についての一時的な中断”が起こった場合、これがどのくらいの期間で本来の状態に戻れるのかが、まったくわからないのです。その間、政治、経済の分野で大転換が起こっており、“合法的に逮捕し、公正な裁判”が行われ、“マスコミは…明白な証拠を提供”するのです。これが3日から15日間で可能でしょうか。
私が、少なくとも3か月分の食料を備蓄しておくように忠告しているのは、このためです。念のため、都会の人は水をどう確保するかを考えておいてください。