Emmanuel Todd
エマニュエル・トッド
2014年11月の写真
指導教員
エマニュエル・トッド (Emmanuel Todd,
1951年5月16日 - ) は、
フランスの
人口統計学者、
歴史学者、
人類学者。
学位は
Ph.D.(
ケンブリッジ大学・
1976年)。研究分野は
歴史人口学、
家族人類学。人口統計を用いる
定量的研究及び
家族類型に基づく斬新な分析によって広く知られている。フランスの
国立人口学研究所に所属していたが、
2017年に定年退職した
[1]。
2002年の『
帝国以後』は世界的なベストセラーとなった。
経済現象ではなく人口動態を軸として人類史を捉え、ソ連の崩壊、英国のEU離脱や米国におけるトランプ政権の誕生などを予言した。
(中略)
『世界の多様性』
(中略)
トッドが示した家族型は以下のとおりである。
1. 絶対核家族 (la famille nucléaire absolue)
2. 平等主義核家族 (la famille nucléaire égalitaire)
子供は成人すると独立する。親子は独立的であり、兄弟は平等である。遺産は兄弟で均等に分配される。
パリを中心とする
フランス北部、
スペイン中南部、
ポルトガル北東部、
ギリシャ、
イタリア南部、
ポーランド、
ルーマニア、
ラテンアメリカ、
エチオピアに見られる。基本的価値は自由と平等である。女性の地位は、娘が遺産分割に加わる社会(フランス北部)では高いが、そうでない地域ではやや低い。絶対核家族と同様、個人主義であり、子供の教育には熱心ではない。核家族を絶対核家族と平等主義核家族に分け、平等への態度が全く異なることを示したのはトッドが最初である。
3. 直系家族 (la famille souche)
4. 外婚制共同体家族 (la famille communautaire exogame)
5. 内婚制共同体家族 (la famille communautaire endogame)
6. 非対称共同体家族 (la famille communautaire asymétrique)
母系のいとこの結婚が優先される。親は子に対し権威的であり、兄弟姉妹は兄と妹、または姉と弟は連帯するが同性では連帯しない。
インド南部に見られる。子供の教育に熱心である。女性の地位は高い。
カースト制度において自らを下位に位置づける。
7. アノミー的家族 (la famille anomique)
8. アフリカ・システム (le système des familiaux africains)
一夫多妻が普通に見られる。この一夫多妻は母子家庭の集まりに近く、父親の下に統合されるものではない。女性の地位は不定だが、必ずしも低くはない。離婚率が高い。それ以外は多様であり、民族により共同体家族的でも直系家族的でもあり得る。北アフリカとエチオピアを除く
アフリカに見られる。
トッドはこれら家族制度こそが、社会の価値観を生み出すのだと主張した。これを先験的(
アプリオリ)と表現する。すなわちこれらの価値観は、特定の家族制度のもとに生まれることで自動的に身につけるからである。
演説前半は、大石議員のこれまでの活動を語りながら、大阪都構想、カジノの多くの嘘と危険を説明し、維新、そして社会の不正義と戦う、れいわ新選組が必要だと訴えました。大石議員自身、国会に行くまでは「野党でいいやん」と思っていたそうです。けれども7ヶ月間国会の中にいて、本当に空気を読まずブチかませるのは、れいわだけだと分かったと語っています。
その後(25:00あたり)聴衆から「(れいわは小さいので)立憲や共産と共闘しないと負けてしまうのでは」という質問がありました。ここからの大石議員の答えが迫力です。一般に野党候補が複数立つと票が割れて、結果的に与党に有利になることから、野党は争点を絞って統一候補を立てて力を結集し、与党候補と対峙して欲しいと私自身思っていました。しかし実際の野党統一には、小さな政党への尊重はなく既成の野党の思惑と横暴が通ってしまう残念な現実があるようです。それらを経験して大石氏は、自分ほど都構想阻止に熱い想いを持って国政を目指している政治家はいない、降りろと言われても、これまでの市民運動を降りようがない。お金も組織もないけれど無茶苦茶なシロウト選挙に打って出たのが前回の衆院選でした。比例復活で465議席中、465番目に滑り込めたのは、ただただ市民の方々の熱があったから。市民の怒りを背負った「鯉の滝登り」の国会議員でないと、政治を変える強い議員になれない。大きい野党に乗っかっていたら大政翼賛会にしかならない、と厳しい正鵠を次々と放ちました。もしもれいわ自身が伸びるのを諦めてしまったら、国会自体が地獄に沈む、わがままだけど、この新興勢力にかけていただきたい、と必死の意気込みで訴えました。れいわの存在自体が予定調和の野党批判になっている。どうりで、れいわ新選組は立憲からも共産党からも目障りな存在なわけです。
また大阪では、やはり票が割れるからと他党から戦略的撤退を求められた新人、やはた愛候補を横に「常軌を逸した政権と戦うには、根性入ってる人間、気合いの入ってる人間、痛みを知ってる人間でないとダメだ」と山本太郎代表が力を込めて切り返していました。少数一丸となって公約は明確、切れ味抜群、忖度無用のサムライ集団がれいわ新選組だと思います。