2023年10月29日 の記事

27日にイスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して開始した地上作戦には約5000人の米兵が参加した / イスラエルによる情報遮断に対して、イーロン・マスクは「ガザの国際援助団体に、自身のStarlinkプロジェクトを使ったインターネット支援を申し出た」

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、28日にイスラエル国防軍(IDF)の「戦闘機約100機」がガザ地区を空爆、地上部隊がガザ北部に入ったことをお伝えしました。また、“イスラエルのネタニヤフ首相はテレビでの演説で、ガザ地上進行作戦の時期は戦時内閣と参謀総長の全会一致で決定させたと述べている“ということでした。
 こうしたことからロシア外務省は、「10月28日、イスラエルはガザ地区での地上軍事作戦を開始した」と述べています。
 「ガザの地上戦に米兵が5000人入りました。もう滅茶苦茶だ…」とのツイートがあります。スプートニクの記事には、イランのタスニム通信が治安当局から入手した情報として「27日にイスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して開始した地上作戦には約5000人の米兵が参加した」ということです。
 しかし、昨日の記事でお伝えしたように、このイスラエルの国連決議を無視した地上作戦は失敗し、ハマスに撃退されました。イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領は、「ガザ地区に対する地上作戦でのシオニストの敗北は『アクサ―の嵐』作戦での敗北より甚大なものだ」との見解を示しています。
 イスラエルは「戦闘機約100機」による民間人へのジェノサイドを隠すつもりだったのか、「ガザでは電話、ネット、モバイルNTが遮断されています」。国際的な人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、「この情報遮断は大量犯罪の隠れ蓑となり、人権侵害の放置につながる可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
 イスラエルによる情報遮断に対して、イーロン・マスクは「ガザの国際援助団体に、自身のStarlinkプロジェクトを使ったインターネット支援を申し出た」とのことです。
 また、「ああ、イランってやつは…。イランは戦争を望んでいる。彼らがどうやって自分たちの国を我々の軍事基地の近くに置いたかを見て欲しい」とツイートし、イラン周辺に展開する米軍基地の位置を嘲笑するミームを公開、実のところ好戦的なのはイランではなくアメリカであることを揶揄しました。
 最後のツイートに、“なんで西側は民族浄化を行っているイスラエルを支持してるの?…西側の信用性なんて一瞬で吹き飛んだと思います。もう、西側の首脳部の頭は大丈夫じゃないんだろうな…”とあります。
 岸田首相を思い浮かべるでもなく、最初から「西側の首脳部の頭は大丈夫じゃない」のです。その事がコロナ、ウクライナ、イスラエル-パレスチナで誰もが分かるようになっただけです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア外務省は、イスラエルがガザで地上作戦を開始したと報告した
引用元)


動画は引用元でご覧ください(画像をクリックすると引用元へ飛びます) 
ガザ地区でのイスラエルの作戦を「空、陸、海から」撮影した映像
©タス通信/ロイター
(中略)
パレスチナとイスラエルの対立は、土曜日にガザ地区でイスラエルによる地上作戦が開始され、新たな激化段階に入った。これはロシア外務省のメッセージで述べられている。  

「パレスチナとイスラエルの対立は、新たな段階へとエスカレートしている。10月28日、イスラエルはガザ地区での地上軍事作戦を開始した。我々は、このような措置が危険な結果をもたらすことを繰り返し警告してきた。このような措置は、紛争のすべての当事者に悪影響を及ぼし、事態の急激な悪化につながり、ガザの民間人の状況をさらに悪化させるだろう」と外交省は述べた。
(中略)
ロシア外務省は声明で、「我々は、国連が承認した『二国家』方式を実施するため、イスラエル人とパレスチナ人の間の本格的な交渉プロセスの再開を目的とした集団的措置を強化することを求める」と述べた。
(以下略)
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配信元)



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[YouTube]チョコレートミルクシェイクを作りました

竹下雅敏氏からの情報です。
1890年代のミルクシェイク・ミキサー。
(竹下雅敏)
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1890s Milkshake Mixer In Action
配信元)

[おしどりマコさん・ケンさん] 2011年からの東電記者会見を振り返る / 情報開示請求で明らかになった電通の取材誘導・番組誘導(前編)

 2011年からずっと東電記者会見に出席し続けられている、おしどりマコさん・ケンさんの動画を取り上げました。前・後編に分けて、前編の今回は「東京電力定例会見の定点観測」「行政は電通に何をさせたか」「情報開示請求はお金がかかるか」というテーマです。
 福島第一原発事故の直後、東京電力の行う記者会見は、当然ですが国内外の記者が詰めかけました。2011年は100人以上いた取材陣は、2016年には20人前後となり、2019年にはコロナ禍を理由に東電は記者会見自体を止めようとしました。その時、マコさんは原子力規制庁に猛抗議をされ、なんとか遠隔記者会見を実現させました。そして2023年の今、ついに本業の記者はいなくなり、おしどり2人と東電2人の会見会場という状況です。雨の日も台風の日も会見に通い、東電の発言の矛盾やごまかしもマコさんが気づいて発信されることが多いです。マコさんの見た変化は図らずも東電やメディアの定点観測になっていました。
 16:00あたりからは、国や地方自治体が電通を使って何をさせてきたか、かなりダークな実態が語られました。本当の意味での福島の不安払拭ではなく、国策として放射能被害を隠蔽する「心の除染」を公金で行ってきたのが電通でした。
 34:00までをざっくり要約してみました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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レイバーネットTV第192号 : 薄めても薄めてもなお汚染水〜国と東電の責任を問う
配信元)


(10:00〜)
東京電力定例会見の定点観測

2011年以降、記者会見に参加する記者さんがどのように減っていったか
(写真で見ていく)
2011年は、大会場に100人以上、会見も一日2回、2、3時間かけていた
2013年は、まだ大きな会場、人数もまだまだ多い。フリーランス、雑誌社もいた。
ここで、政権が変わり安倍政権になって減っていった
2016年には、20人前後の日々が続いた。
2018年は10人前後に。
2019年コロナ禍に入り、東電は記者会見を辞めようとした。小さい部屋に変わり、なおかつテーブルも減らした。マコさんが「記者会見をなくすな」と原子力規制庁で猛抗議をして、遠隔の記者会見を実現した。めちゃくちゃ小さなノートパソコンに向かって質問する形態。大きなプロジェクターでやってくれるとかと思っていたが、スピーカーも音が悪く、途切れがちだった。

会見の頻度は、2011年は月曜日から金曜日まで毎日朝昼、週10回。
2013年から月水金に減った。
今は月木週二回。夕方だけ。

2023年はついに、おしどりだけ。東電から2名で「居酒屋でもよかった?」
記者さんが来なくなって、マコさんが行かなければ東電は会見をやめる。
ALPS汚染水の海洋投棄が話題になると、一瞬、記者が増えた

(14:50〜)
「汚染水」という言葉が経産省からクレームがつくという話があったが、「海洋投棄」もダメで「海洋放出」と言うよう司会からクレームがつく。 それでも「海洋投棄」と言い続けていたら、ある日、関係者のペーパーに「おしどりマコが海洋投棄と言ったらゴングを鳴らして戦え」という文字が見えた
マコさんは速読ができるので、一瞬の原稿を読み取ることができるらしい。
東電のコバヤシテルアキ氏という方だけは、報道の自由、言論の自由を認めてくれた。

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11月からの掲載記事本数変更のお知らせ

 いつも当ブログをご愛読いただき、心より感謝申し上げます。

 これまで、当ブログは一日5本(日祝日は3本)の記事を掲載してまいりましたが、11月1日からは一日3本の掲載となります

 当ブログは2012年の開始以来、1日5本の記事を基本として情報発信を続けてまいりました。しかし、記事の品質を維持しつつ、今後も同じ本数を続けて提供することは、現状の少人数・少資本の体制では難しいと判断し、掲載本数を変更することといたしました。

 今後竹下氏は、本来の専門である講演の映像配信に一層注力する予定です。

 引き続き、当ブログへのご愛読を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

(シャンティ・フーラ合同会社)