2024年8月29日 の記事

「令和の米騒動」とも呼ばれる現在のコメ不足の本当の理由 ~「水田フル活用に向けた支援」という減反政策により、農家が米を作らなくなったことが原因

竹下雅敏氏からの情報です。
 1993年に起きた「平成の米騒動」は記録的な冷夏に起因する米不足が原因でしたが、「令和の米騒動」とも呼ばれる現在の事態は、“去年、猛暑と水不足の影響で、コメの出来があまり良くなく、流通量が前年より減った中、インバウンドの増加や、小麦などに比べ価格上昇が緩やかだったため、コメの需要が増えたことにより、在庫量が減ったために起きている(4分47秒)”と冒頭のニュースでは説明をしています。
 坂本農林水産大臣は27日の記者会見で、「米が品薄になっている状況につきましては、今後順次回復していくものと見込んでおります(2分11秒)」との見通しを示しました。
 しかし、台風10号が九州に上陸し、広い範囲で冠水する被害が出ているようです。動画のコメント欄には「刈っていない田んぼの稲穂頭すら見えません海に変わりました…全面的水没!芽が出てきます。米にはなりません。熟してからの水没は最悪です。台風被害なくても米不足なのに、これではどうなるんでしょう?」と書かれていました。
 坂本農林水産大臣は政府備蓄米の放出に対して、「コメの需給や価格に影響を与える恐れがあるため、慎重に考えるべきものだ」として、現時点では慎重な姿勢を見せている(6分6秒)ということですが、動画のコメント欄には「台風の影響もあるから、供給が安定するのは10月以降じゃないかな。さっさと政府備蓄米を放出した方が良い。」という意見もありました。
 スプートニクの街頭インタビューを見ても、「令和の米騒動」の本当の理由を理解している人は見当たりません。2022年2月17日の記事で『食糧備蓄は大切です!』という動画を紹介しました。
 この時の農業の現場で起きつつあることについて、肥料とか農薬とかハウスの資材、燃料(軽油、ガソリン)が30%以上あがっていて、離農者が増えていることから、「食糧不足が遅くとも2、3年以内には起きるかな。」と予測していました。
 また、この時に紹介した別の動画では、“「水田フル活用に向けた支援」という新しい政策では、麦、大豆を作ると1反35000円だが、牛などの飼料を作ると1反80000円もらえる。これはお米の売り上げと同じくらい。売り上げで80000円、手取りで2割ほどの15000円位しかないのに、餌を作れば補助金だけで80000円、プラス餌の売り上げがある。「こんなことになったら、そら~誰も農家は人間の食べ物なんて作らないです。」”と言っていました。
 “続きはこちらから”をご覧ください。動画をご覧になると、ニュースでの解説とは異なり、コメ不足の本当の理由は「水田フル活用に向けた支援」という減反政策により、農家が米を作らなくなったことが原因だということが分かります。最後のツイート動画は、現場の状況がとても良く分かるものです。
 経済的に余裕のある方は少ないかもしれませんが、家族の健康と日本の将来のことを考えれば、無農薬・無化学肥料で作られた安全安心なお米を、少し割高でも農家から直接購入することをお勧めします。 
 我が家で普段食べているお米は、無農薬・無化学肥料で作られたもので、価格は5キロ2900円です。農家から直接購入することで、農協を通さない分、農家の収入は増えます。
 消費者が安いお米ではなく安全安心なお米を求め、農家から直接購入するようになれば、私たちが助けられるだけでなく、消費者が農家の方を助ける事にもつながります。
 「安全安心なお米」が国策になるのが望ましいですが、今の自民党政権では永遠に無理なので自衛が必要です。
(竹下雅敏)
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コメ不足「解消」へ 新米流通で/New rice distribution to help alleviate rice shortages.
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[X]粘土細工師

竹下雅敏氏からの情報です。
人柄を感じさせる逸品。
(竹下雅敏)
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大阪・関西万博に「誰も見たことない」恐怖の休憩所ができる 〜 お値段は4億2200万円、建設は身内の企業 / 能登・珠洲市では未だに仮設住宅が無く公民館で鮨詰め生活

 次から次へと底なしに禍々しい問題が発覚する大阪・関西万博です。万博会場内の休憩所の設計を担当した若手設計者が、「誰も見たことのない施設をつくりたい」として「約750個の石を通したケーブルがネックレスのように何本も並ぶパーゴラ建築」を考案したそうです。休憩所の頭上に一個90kgから250kgもある石のネックレスが約90トン分ぶら下がった設計です。確かにこんな休憩所は見たことない。かろうじて日陰はできるらしいですが雨よけにはならないそうです。ネット上では「正気ですか?」「これでは安心して休憩できない」と非難が殺到しています。そんな人々の不安と、あの「ミャクミャク」の呪いを可視化したようなCGもありました。
 この恐怖の休憩所のお値段は、4億2200万円だそうです。そしてこの建設を落札したのは、若手設計者の親が経営する「住建トレーディング」という会社だそうです。応札したのはこの一社のみです。
 大阪府吉村知事は、むりやり小学生を参加させて、メタンガスの噴き出る会場を歩かせて、この4億2200万円の石の下で休ませるのでしょうか。
 同じ頃、能登・珠洲市では自衛隊風呂が撤退し避難所が閉鎖となるため、避難する人々は公民館に移らなければなりません。狭い公民館内に20名以上の段ボールベッドを押し込むそうです。なぜ未だに石川県は仮設住宅を用意できていないのか? 国は4億2200万円をこちらに使うのが先です。
(まのじ)
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