独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第25楽章 ドイツのベルリンで感じる教育問題

第1楽章から第24楽章まで書かせていただき、早いもので、
1年が過ぎました。今回、12月6日のドイツのクリスマス、聖ニコラウスについて書こうとしましたら、編集長から連絡があり、下記の情報をいただきました。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=91767
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=92820
2015年5月23日に聖ニコラウスも消滅しているようです。
野心を持ってしまうことで、消滅してしまうので、
毎日心を清めていくことの大切さを再び、思い知らされました。

お隣の国、フランスでは、グローバリズムに対する
全国的な暴動が起きてしまっていますが・・・
ドイツでは、いまのところ、静かになっております。
第25楽章は、ドイツのベルリンで感じる教育問題です。
(ユリシス)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フランスの暴動とその広がり


フランスの暴動に関するツイッターで、高校生の様子
ありました。


ちょっと、こちらは、心配しております。
153人の反対運動をしていた高校生が取り締まりを受けています。
こちらは、学費に対してのデモをしています。(フランスのパリにて)



また、フランス以外の国、ベルギーやオランダにも
広がっている
ようです。


ベルギーのブリュッセル

オランダのマーストリヒト

その他の国々


幼稚園から大学まで学費無料が当たり前


ドイツでも、フランスでもそうですが、欧州は基本的に
国公立の大学は、学費が無料であり、外国人でも無料
になっています。
(ドイツでの一部の州では、学費が有料のところもあります。)

しかしながら、少しでも教育費がとられるとなると、
学生たちは、デモをしたり、怒り出します
ので、
日本でもそのような感覚が必要かもしれません。

フランスの様子を見ていましたら、家族でレストランにもいけない・・
と怒っていました
ので、確かに、以下のツイッターを見ると、
小さなお菓子のガレットが3.30ユーロ(430円くらい)
すので、物価が高いことがわかります。


ドイツの教育は州ごとに管理されていますので、
ドイツの教育といっても、州ごとで違ってきます。
現在、ベルリンでは、保育園も無料になりましたので、
ずっと大学まで学費は無料であることが当たり前のようになっています。
我が家も外国人ですが、教育費は無料になっています。
本代や旅行などの費用だけがかかります。
あえて私立の学校に行かない限り、公立で大学まで教育費が無料になりますので、
ドイツ人がお金をかけるところは、旅行や家などになります。
(補習校などは、有料になっています)

ドイツの大学に入学するためには、Abitur(アビトウア)という、高校卒業試験を受けます。
Abitur(アビトウア)に合格すると、一生涯、大学に入学できる資格があるのです。
Abitur(アビトウア)の試験は、2回までチャレンジできます。
人気の学部、学科などは、Abitur(アビトウア)の成績によって、足切りがある
学部なども半分くらいあります。

Abitur Author:TBB-Bilder[CC0]


一旦、仕事をしてから、それから、アビトウアの試験を受けて大学に
入学する生徒も
います。その時には、夜間の高校などに通学して、試験を受けます。
3年以上の職業の経験から大学入学の資格を許可される制度もあります。

我が家の息子もだんだんと大学入学に近づいて来ましたので、
ドイツの大学に関しては、興味津々
です。
しかしながら、息子の周りの友人たちを見まわしてみると、
日本の高校生とはまた違った価値観であり、受験戦争のような戦闘モードでは
ない
ことがわかります。
(ベルリンだからかもしれません。ドイツの南部はよりエリート主義で
競争も激しいと聞いています。ベルリンは、西と東が一緒になった場所なので、
ドイツの中でもレベル的には一番低いと言われています。)

ドイツは超学歴社会であるのに、高校時代は、そんなに受験戦争モード
ではなくて、なんとか高校を卒業して、大学から必死に勉強をする
ようです。
ドイツの大学を卒業できるのは、半分から、3割程度といわれています。
ほとんどが途中で脱落していくのです。
大学からはじまる、自力での本当の学問が大切なようです。

先日、拝見した映像配信、家族の絆 夫婦(57)逍遥遊にて、
学問の世界は、独学である
遺産とは、親から与えられるもので、子育ての根本である
アインシュタインは、教育とは全て忘れて残っているものであると言っている
知識は必要なくて、もっと大切なものを先生から、親から学ぶことが大切
と解説
されています。


以前に拝見した動画では、
良い大学、良い就職のために勉強をしていくことは、
虚しい人生になる・・とも解説
されていました。
日本では、中学受験のために10歳くらいから受験勉強が
始まる首都圏の子供たちも多い
ですので、見直す必要もありそうですね。

我が家でも、息子に上記のことを伝えまして、
竹下先生のおっしゃっている野心(名誉欲、権力欲など5つ)を持つことなく、
自分が何ができるのか、何をするのかに重点をおいて,進んでいくことを
勧めている
最中です。

ドイツの教育の良いところは、外国人でも同じで、
保育園から大学まで、国公立なら多くのところで無償ですので、
学費を気にせずに進んでいけるところです。
やり直しもできますし、何歳になっても大学に入学できるところになります。
悪いところは、ドイツの大学は卒業をするのが大変であることです。
また、大学の学部の内容が仕事に直結しますので、学部選びに間違えると
大変
なことになることです。

そのような中で、ドイツの難民、移民の子供たちも続々と進学していっています。
どの国出身ということではなく、どの国でもやる気がある生徒と
そうでない生徒がいるようです。

先日、メルケル首相から、CDUの新党首は、クランプ・カレンバウアーになりました。




移民政策としては、有能な外国人は移民を推進するけれど、何も特技がない移民は
受け入れないという姿勢が強まりそうな気配
が感じられます。







Writer

ユリシス

東西冷戦時代を身近に感じられるドイツの首都在住。豪州の出会うと幸せになれると言われる、めったに出会えない青い蝶、ユリシスがいる、(ほとんど毎日会っていた!)トロピカルな街から移り住みました。世界に国境はない、人種も言語も関係なく、心で通じ合えるが信条。英、独、インドネシア語を学びました。1985年の人民服を来ていた時代の上海、1988年のベルリンの壁、1992年のインドネシアの民主化運動を目の当たりにする。
現在、東洋医学セミナーを勉強中。体癖はたぶん、2−8かな?しかし、3、5、10も入っているような気がする。

わかりやすく、音楽のように流れるような、軽快な文章をお届け出来ればと思います。小学生でもわかるように簡単で、本質をついた内容に努めてまいります。



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