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今どきのベルリンの高校生
息子が通学する学校の様子から見てみると、
ドイツ・ベルリンの高校生くらいになると、ビールを飲みますし、
タバコもクラスの半分くらい吸っていますし、高校生なのに、フィットネス
クラブに通うのが人気になっています。

pixabay[CC0]
みなさん普通で、フィットネスも1か月20ユーロくらいの
ものらしいです。ドイツは子ども手当がひとり1か月194ユーロ
支給されますし、学費も無料で、塾制度などもないので、
普通にできるようです。
日本の高校のようにクラブ活動が盛んではなく、
2つくらいのクラブしかないですし、ほとんどの生徒が参加しません。
生徒たちは、自分の好きな活動をします。
習い事で人気なものは、男子でサッカー、バスケット、ホッケーなどです。
女子でダンス、乗馬、テニスなどになっています。

pixabay[CC0]
やはり全世界的にスマホを使用して、インスタグラム、スナップチャット
などが流行しています。高校生は、やはり、ファッションと音楽に夢中に
なるようです。
ドイツは離婚率が高く、クラスでも半分の家庭が離婚をしていますので、
週末には、お父さんのところで過ごすという生徒が多いようです。
子供にとっても、毎週末お父さんのところに行くのも、疲れるものですね。
家で寝ていられるのに、父親のところに土曜日に行く
お友達がいまして、毎週大変だな・・という感じです。
ベルリンからハンブルグまで毎週行っている生徒もいます。
お母さんの家とお父さんの家を交互行き来する生徒が
たくさんいます。
さて、日本の高校生と違うところは、多くの生徒が大学の学部を決めているなど
まだ、目標を持って進んでいるわけではないということです。
息子に聞いてみました。
『周りの生徒たちは、どんな感じ?』
『別に毎日のことだけで、どこの大学に行くなどは
別に考えていないようだよ・・』
息子は、現在の好きなこと、あっていることの3つくらいの中から
選ぶようです。

Author:Se4598[CC BY-SA]
しかし、お会いした方が言っていましたが、現在日本の生徒たちは、
多くの生徒が医学部を目指していますと聞きました。
不況にも強いからだそうです。
だから、中学受験から盛んであるとのことでした。
10歳くらいから受験勉強が始まっている日本の現状です。
つまり、親がそのように導いている可能性が高いと言えます。
毎日の親の価値観の影響を受けていると思いますが、
お金が基準で、子供が将来の仕事を選んでいる傾向が
見られることが非常に残念です。
また、医学部の中でも、当直がない眼科に人気があり、
体力勝負の外科は人気がない、検査で儲けがでない小児科も
人気がないというところも、とても打算的であると感じました。
竹下先生の講義では、中学受験から良い大学に進学する
というコースは潜在意識や生き方がみじめであると
語られておりました。
(家族の絆、親子15思春期の要求より)
現在、高所得給与の方のお給料の最高賃金などの設定をするなりして、
利権や派閥なども全て撤廃して、
子供の将来に大切な学校の先生、幼稚園、保育園の先生、
高齢者のための介護の職業などを
現在の医師や政治家レベルのお給料と同じくらいに設定したら、
良い世界になるだろうなと思ってしまいます。
そして、親がすることは、あたたかい家庭を作ることであるとも
おっしゃられていましたので、離婚率が高いドイツ人にも
竹下先生の講義を見せたいものです。
人種差別にもつながっていく、他人との争い
老子の第81章に、こう書いてあります。
『聖人の道は、成し遂げられても、他人と争うことをしない・・・』

老子 Wikimedia Commons[Public Domain]
しかし、子供のときから受験競争がありますし、大人も出世競争があり、
また、ビジネスも競合がありますし、戦争は、領土を奪い合い、略奪します。
老子の第53章にはこう書かれています。
(53)略奪する者
『美味美酒で飽食の輩(やから)は,
富と財産のことで争っている。
─これこそまさに世の中を盗賊の巣へと導くやり方である。
「道」の堕落と言うべきではないのか(道の退廃と言わずして何であろうか)』
争いは、どっちが上、下など人種差別にもつながっていきます。
選民思想、優生思想などもいけないことであると、竹下先生が
講義の中で何度もおっしゃっています。
下記は、人種差別に反対する動画になっています。
黒人の方がバスのチケットをもっていないと言いがかりをつけられ、
年間の定期があるというと、私たちが高い税金をおさめているから、
社会保障で年間定期を買うことができると、嫌味を言われてしまいます。
そこで、助けてくれる男性が登場。
実際にこのようなすごい場面に遭遇したことはありませんが、
もっとさりげない人種差別などは日常茶飯事だと思います。
白人の方たちは、有色人種に対して、人種差別の考えが全くないとは
いえなくて、ほとんどの方が本音ではもっている現状です。
それを出すか出さないかだけなのです。
白人であることで優越感をもっているということが
おかしな世界ですが、そのように歴史の中で、故意に
作られてきてしまったことが悲しいことなのです。
海外に長く過ごしていますが、どこの国出身であるか、
どんな人種であるかなどは、色、個性のようなもので、
どの国出身でもどの民族でも関係ないのです。
人間と動物でさえ、平等です。

pixabay[CC0]
しかし、自分の方が上でありたいという気持ちが
どんな人にでも起こりがちなのは、
達観していないし、自分に自信がなくて、
本当の世界、この世の中を
知らないからなのだと最近思うようになりました。
シャンティフーラの映像配信や東洋医学セミナーなどで
本当の世界を学ぶことで、大切なことがわかるようになります。
我が家が2011年にオーストラリアに行った時には
多くの母子の方が来られていました。
たぶん、東京の江戸川区あたりからの方だったと思われますが、
2歳のお子さんの足にあざがたくさんできたので、びっくりして、
こちらに来たといっていました。
また、川崎や鎌倉からの方でしたが、子供さんの鼻血がとまらないので、
こちらに来たといっていた方もいました。
オーストラリアで単身留学していた子供さんのお兄さんが、福島で受験勉強をして、東京の大学に行ったのですが、甲状腺に嚢胞があると聞きました。
2012年に福島からオーストラリアに行った弟さんは、嚢胞がなかったのです。
いつも実際に見た、聞いた、感じたことから書くことで、何かがわかるかなといつもと思っています。
第30楽章は、ドイツの高校生の実態と、争わないことです。