第3章 日本:芸者マフィア
リディア・カチョさんの本「Slavery Inc.」(奴隷会社)Insight with Lydia Cacho: Slavery Inc. https://t.co/Whh3aVwOsp vía @YouTube International day against #HumanTrafficking #Tlaxcala #RussianMaffia #OrganizedCrime pic.twitter.com/PndeT5Tr2F
— Lydia Cacho (@lydiacachosi) 2018年7月31日
リディア・カチョさん16.12.2005: Police arrested Lydia Cacho in Cancún, w/out showing her an arrest warrant. Along the way to Puebla, the #journalist suffered threats, physical assaults, verbal & sexual intimidation. 13 years later, they arrest 1 of the alleged perpetrators. https://t.co/1r8ADqoKn6 pic.twitter.com/hmejuKgQ9C
— Human Rights Oaxaca (@OaxacanewsENG) 2018年12月5日
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リディアは言う。21世紀、自由貿易のおかげで、組織犯罪グループはより専門的になり、より繁栄したと。もはや現代の性奴隷の数は、1500年代〜1800年代の間に売られたアフリカの奴隷数を上回る状況。売春ビジネスは、ドラッグや武器よりも高利益で儲かると。。。175カ国で性的人身販売が行われている証拠あり。毎年、世界で139万人(ほとんどが女性か少女)が物のように売り買いされる性奴隷になっていると。現代の性奴隷は、表向き本人の意志に見えるように設定することもあるとか。夢を叶えられるとか、いい生活ができるとか、嘘を約束し、騙された女性は、借金漬け、そして奴隷化される。リディアが、日本でインタビューしたコロンビア人、メキシコ人、ロシア人売春婦らもそうだったと。。。ヤクザに何百万の借金していて、多くの場合、パスポートも帰りの飛行機チケットも没収され、日々強制的に売春婦として働かされる。少ない日は6人、普通の日は最大14人のお客を相手にする。21歳のコロンビア人女性は、ヤクザに150万円の借金をしていて、東京滞在11ヶ月で1320人のお客を相手にした。。。
またリディアの本には、ここファレスで性奴隷になっていた16歳の少女の話もある。1日20人のお客と無理やり相手させられ、その数、計6,750人。リディアによると、タイ、コロンビア、日本が、売春の利用客数トップだと。これらの国の約7割の男性はお金を払ってセックスをするらしい。。。ショック〜!!!😱リディアの本「奴隷会社」は、リディアが性奴隷被害者の一人一人と話をし、その証言に基づいて、リディアがそのルート、場所を、実際に自分の目で足で確かめた体験談の集結。女性ということで、売春宿など「男性客」になりすまして入れないので、内部事情を探るのにかなり苦労したよう。。。本には、トルコ、イスラエル、パレスチナ、日本、カンボジア、ブルマ(ミャンマー)、アルゼンチン、メキシコでの実話が書かれている。
今回は、第3章の「日本:芸者ヤクザ」を要約してみた。なぜか日本の章は、他国のように、一般に性奴隷がどこから来て、どんな待遇を受けていて、客はどこから来ていて、政府がどう関わっているかというものではなく、1989年に起こった事件、セラという18歳のアメリカ人女性がヤクザ(山口組)に集団レイプされた話1件。でも、この1件の話、事件を知ることが、今、どんなに重要か。。。そんな気がしてならなかった。。。「日本人のフェイクな笑顔と親切な行為は偽善社会の一部だわ」というセラに、少しでも寄り添いたいと思った。リディアの本を読んで、見たことも聞いたこともないこの世界の地獄を垣間見て、ホントに性エネルギーをもっと真剣に受け止めたいと思った。いつの日か、世界中で性エネルギーが「愛」のために使われることを願いながら。。。