ボストンの保護者の関心ごとは学校再開
今、日本でも新型コロナウイルス感染の第2波が押し寄せてきていますが、アメリカでは娘家族が住んでいるマサチューセッツ州とハワイだけが落ち着いてきて、行動制限が解除され始めたそうです。ボストン沖でホエールウォッチングをして、その大きさに圧倒された子ども達は大興奮!クジラ好きの孫はしばらくクジラの絵を描き続ける事でしょう。

ボストン沖でのホエールウォッチング
さて、
今、ボストンの保護者の関心ごとは学校再開のことだそうです。
3月から一度も学校に行っていない子ども達。今は少し落ち着いてきたけれど、また次の波が来るかもしれません。慎重に検討されているようです。
まず教育委員会から6月25日に小中高の学校の安全な再開に関するガイドラインが公開されて、マスク着用、生徒間の適切な距離を確保、他の子と交わるのを避けるためにグループ分けする事が決められたそうです。
そして
学校が再開した時に
① 登校して授業
② 登校とオンラインのハイブリッド授業
③ オンラインのみの授業
の中でどのプランを選択するかの検討をすることになったそうです。ただし、家族の意思によりオンラインを貫く権利は保証されます。
それで
6月末と7月末に保護者対象の調査が行われたそうです。メールで配信されてオンラインで回答する方式。6月の調査では
3つのプランのどれがいいかを聞かれ、7月は
それぞれのプランの具体的なメリット、デメリットが示されたそうです。
日本と大きく違うのは教育委員会や学校の話し合いがオンラインで保護者に公開されている事です。各学校主催で保護者対象の説明会も開催されて
質問する機会も与えられます。
娘も英語を母国語としない保護者の意見を聞いてもらえるように校長先生にお願いしてマイノリティ向けの質問会を開いてもらったそうです。「英語が話せない子どもや家族、学習しょうがいの子ども達、貧困家庭やそのほかの様々なハンディのある家庭にとってリモートワークは親が付いて学習しなければいけないのでとても大変である」「子どもの精神衛生上からも登校して友達に会う事や直接学ぶ事が大切である」と、発言したそうです。
校長先生もそのような支援を必要とする子どものために毎日登校できるよう優先枠を設けると言われたそうです。
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