アーカイブ: シリア情勢

シリア反政府勢力 ロシアが提案したシリア憲法草案を拒否 サウジは反政府勢力の買収を試み

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアの和平交渉はうまくいっていないようです。ロシアはテロリストとは異なるシリア反政府武装勢力に関しては、話し合いで解決をする意向ですが、彼らは、“ロシアが提案したシリア憲法草案の検討を拒否した”とのことです。彼らの言い分を見ると、憲法草案が外部から持ち込まれたものなので、受け入れる事はできないとのことです。確かにもっともな言い分です。
 ただ、冒頭の記事によると、こうした反政府勢力の中にはサウジアラビアから買収された者も居るようです。シリアの議員は、“好きな額を書き込める小切手が渡されました”と言っています。いくつかの部族は、サウジアラビアに買収されたようで、反政府側に立ったと書かれています。こういう状況ではなかなか和平交渉はうまくいかないと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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シリア議員ーサウジは我々が市民と政府に反対するよう買収を試み
転載元)
シリアの議員、ムハンマド・ヘイル・ジャシム・アル・ナディル氏がスプートニクに次のように語った。

「非常に残念なことに、幾つかの部族は反政府側に立ち、シリア北東に去りました。部族のシャイフ(長老)らは自国ではなく自らの財務状況を改善するためにサウジアラビアに向かいました。

サウジアラビアはナディル氏が祖国に反対し、シリア政府に対立するよう金銭を提案した。ナディル氏は、この提案が、サウジアラビアの首都リアドのシリア大使マフディ・ダハラッラ氏の家で行われたと述べた。

家や金銭で誘惑されました。自身の政治的転向を宣言すれば好きな額を書き込める小切手が渡されました。しかしよく言われるように、善の中にある者は自国と自国民のために善を行う。自国民から別れられる人はいません。人は祖国を捨てる特性を持ち合わせていないのです。我々はシリアと、我々の大地と、勇敢なシリア軍と共にあります。」

先に伝えられたところ、カザフスタンのアスタナでの2日間にわたるシリア和平交渉で総共同コミュニケでは和平保証諸国らはシリアの国土保全を支持し、シリアのテロと共同で闘う用意が確認された。シリアの反体制武装勢力の代表らは総括合意への署名を拒否。

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シリア反政府勢力 ロシアが提案したシリア憲法草案を拒否
転載元)
カザフスタンの首都アスタナで開催された協議に参加したシリア反政府武装勢力は、ロシアが提案したシリア憲法草案の検討を拒否した。アスタナでの協議で反政府武装勢力代表団のスポークスマンを務めたウサマ・アブ・ザイド氏が明らかにした。

アブ・ザイド氏は26日、「我々は、ロシア側が草案を作成するためにつくした尽力に感謝している。だが一般的に憲法を承認するのは国民が選ぶ(機構)、あるいは合法的な政府が国民投票で認められた憲法草案を承認する機関を形成している」と述べ、この憲法草案は外部から持ち込まれたものであり、このような形で受け入れることはできないと指摘した。

さらにアブ・ザイド氏は、「2つ目にシリア人たちに憲法の問題はない。彼らの問題は、彼らが殺されているということだ。殺害がストップしたら、我々は優先項目(同草案)を議論するが、今は、シリア人が殺されているという観点から、我々が何かを議論することはない」と述べ、「我々は(ロシアの)提案を『開けなかった』、そしてその検討と具体的な議論を拒否した」と指摘した。

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テヘラン金曜礼拝、「イラクとイエメンの混乱の責任はサウジにある」
転載元)
テヘラン金曜礼拝で、モヴァッヘディケルマーニー師が説教を行い、イラクとイエメンのインフラの破壊や混乱、殺害の責任はサウジアラビアにあるとしました。

モヴァッヘディケルマーニー師は、イランがイラクとイエメンの内政に干渉しているとするサウジアラビア外務大臣の最近の主張に触れ、「世界の全ての人は、今日、サウジアラビアとその直接の支援国がイラク、イエメン、バーレーン、シリアで犯罪を行っていることを知っている」と語りました。

さらに、「サウジアラビアと一部の国は、軍事攻撃によってシリアの合法的なアサド大統領を退陣させることができると考えていたが、この政策は、流血や破壊以外の結果をもたらさなかった」と述べました。

また、アメリカのトランプ新大統領の就任について、アメリカの歴代大統領の誤ったダブルスタンダードの政策や他国への干渉を続けるのではなく、国民が抱える多くの問題に取り組むよう勧告しました。

(以下略) 

[創造デザイン学会]米英の雇う“ホワイト・ヘルメット団”が、アルカーイダと共にシリア市民の水を断つ

 上の動画では、東南アジア歴訪中の安倍総理が、地域の平和のためには「米国の関与は不可欠」と主張しています。
 下の記事では、米国が関与するとどうなるかよく分かると思います。シリアのダマスカスの500万の市民への水の遮断に米英が財政援助する“ホワイト・ヘルメット団”が関与している疑いがあり、アメリカの指揮する組織的キャンペーンの一環である可能性が指摘されています。記事には"米軍とCIAの高官が、ヨルダンとトルコに“作戦室”を設け、反乱を指揮している"とあります。米国が関与するとロクなことにはならない事は、多くの国で、もはや証明済みだと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東南アジア歴訪の安倍総理「米国の関与は不可欠」(17/01/17)
配信元)

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米英の雇う“ホワイト・ヘルメット団”が、アルカーイダと共にシリア市民の水を断つ
転載元)
(前略) 

Moon of Alabama
Global Research, January 3, 2017
 

Wadi Barada 貯水池からダマスカスの500 万市民への水の遮断が、面白い方向を取っている。アメリカとイギリスの財政援助する“ホワイト・ヘルメット団”がそこに 直接、関与しているらしい。このことは、ダマスカス市民への不法な給水遮断が、アメリカの指揮する組織的キャンペーンの一部だという疑いを、強化するものだ。

このキャンペーンは、東アレッポの解放に対する復讐として、政府側の占領する地域の公共施設を狙ったものである。
昨日、我々はこのように説明した――

http://www.moonofalabama.org/2017/01/al-qaeda-cut-leaves-5-million-thirsty-in-damascus-western-media-unconcerned-.html

    アレッポ市東部がシリア政府軍によって解放された後、バラダ川流域の反乱軍と住民は、シリア政府と和解する意欲を示していた。しかしアルカーイダ・タクフィリスは、合意せず占領した。この地域はそれ以来、アルカーイダの完全な支配下にあり、したがって最近の停戦合意の埒外にあった。12 月 22 日に、ダマスカスへの給水が、突然、ディーゼル燃料で汚染され使えなくなった。一日後にシリア政府軍が、この地域を取り返し、給水設備を正常化する作戦に入った。
    社会メディアの写真やビデオには(その後、見られないが、私は初めに見た)、水処理施設に爆薬が仕掛けてあるのが見えた。12 月 27 日、この施設は爆破され、一部が破壊された。
 

シリア政府は、修復チームを送って、ダマスカスの 500 万市民への給水を復旧しようとしている。しかしこの場所へのアクセス(道路)が遮断され、シリア軍は現在、アルカーイダとその連合軍をそこから押し戻そうとしている。

奇妙なことに、きょう、“市民”グループと名乗る者たちが、いくつかの(嫌な)条件のもとに、通路の開放を提案してきた――

Hassan Ridha @sayed_ridha – 2:10 AM – 3 Jan 2017W
adi Barada 声明:我々は、もし SAA‐Hezb が、攻撃と包囲作戦をやめ、国際監視団による、停戦のモニターを中止するならば、水源修復のためのチームを通過させる意思をもっている。
[添付]

EHSAN12 @EHSAN122 – 6:43 – 3 Jan 2017
#ダマスカスへの水源の開放か、軍隊による軍事作戦の停止か、交換条件の一方を取るように決めよ。
[添付]

ここに両方のツイートに付いた添付文書がある。署名者が誰かに注意してほしい――

スクリーンショット 2017-01-17 12.16.15 

拡大すると: 署名している組織のロゴにご注意。2段目の真ん中のロゴが、多分わかるであろう。

スクリーンショット 2017-01-17 12.16.23 

そして下が、シリア市民防衛団、別名、The White Helmetsのウェブサイトから直接取った、そのロゴである。http://syriacivildefense.org/

我々は中立的、公平に、すべてのシリア人のために奉仕する

我々は中立的、公平に、すべてのシリア人のために奉仕する


ダマスカスへの給水遮断を停止すると申し出ているこの組織は、明らかに、自分がその権力をもっていると考えている。彼らはしたがって、遮断を継続している責任者だとも考えなければならない。また彼らは、現在、破壊された給水施設を占領しているアルカーイダ戦士たちと、緊密な関係をもっているにちがいない。

米英の政府によって創られ、給料を払われている「ホワイト・ヘルメット団」は、“公平に” “中立的に”かつ“すべてのシリア人のために”、ダマスカス 500 万のシリア人に対して、給水を止めているのである。米軍と CIA の高官が、ヨルダンとトルコに“作戦室”を設け、反乱を指揮している。

http://21stcenturywire.com/2016/06/21/who-are-the-syria-white-helmets/
https://www.nytimes.com/2014/04/11/world/middleeast/syria.html

これは、この遮断が、東アレッポの最近の解放に対する、シリアの敵による組織的な反応(復讐)の一部だという疑惑を、さらに大きくするものである。昨日書いたように――

このシャットダウンは、政府に押さえられた全地域から、いろんな公共設備を奪おうとする、より広範囲の、統制されているらしい戦略の一部である。2 日前、イスラム国は、 ユーフラテス河からのアレッポへの大きな取水口を、閉め切った。ダマスカスへの送電線の高電圧塔が破壊され、修復チームは、前とは違って接近を拒まれている。ダマスカスの一部へのガス供給もまた、カットされている。

ダマスカスの水危機が 14 日続いた後も、“西側”メディアは、500 万のシリア人へのアルカーイダによる水遮断のことを報道していない。彼らが、彼らの仲間のプロパガンダ組織“ホワイト・ヘルメット団”によって、何百万というダマスカス市民が不法に人質に取られていることについて、ひと言も書かないであろうことは間違いない。

ロシアの高性能ミサイルがシリアへ配備 イスラエル全域が射程圏内に / ロシアとの戦争を本気で考えているオバマ政権 〜戦争を背後で誘導していたノルディック(北欧型ET)〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 櫻井ジャーナルによると、ロシアは核弾頭を搭載できるミサイル、イスカンダルをシリアへ提供したとのこと。イスラエル全域が射程圏内に入っているようです。イスラエルはシリアのアサド政権を倒した後、イランを倒すつもりだったのですが、彼らの野望は潰えました。そのような動きを取ると、イスラエル自体が消滅してしまうからです。イスラエル内には狂信的な人々がいて、イスラエルという国家自体を悪魔に捧げることで世界政府を樹立するという、ホロコースト的な発想があるのですが、おそらくイスラエル軍部がそれを許さないだろうと思います。
 スプートニクの記事やツイートにある情報を見ると、オバマ政権はロシアとの戦争を本気で考えているように見えます。私がそう思ったのは、ロシアのツポレフ154型機の墜落事件が起きた時です。様子を見ていましたが、オバマ政権は何らかの形で偽旗攻撃を引き起こしてアメリカに戒厳令を敷き、トランプ氏の大統領就任を阻み、テロをロシアのせいにして先制核攻撃をするつもりなのかも知れません。
 このコメントを書いている現在でも、アシュトン・カーター米国防長官らのロシアとの戦争の意思はかなり高いのです。しかし、この危機は回避されたと思います。おそらく数時間後には、彼らの戦争に対する意欲は急激に低下すると見ています。
 何があったのかですが、こうした戦争を背後で誘導していたノルディック(北欧型ET)が逮捕され、処刑されたのです。先に滅ぼされたコブラの一味は、この連中の仲間だったわけです。
 これでトランプ氏の大統領就任はほぼ間違いなく実行されると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアの高性能な地対地ミサイルがシリアへ配備され、イスラエル全域が射程圏内に入った影響
引用元)
イスラエルの偵察衛星がシリアへロシアが提供したミサイルの施設を発見、その中にはマッハ6から7で飛行する地対地ミサイル「イスカンダル」が含まれているという。射程距離は280から500キロメートルで、Mタイプの場合、その命中精度は5から7メートルだと言われている。

 このミサイルは移動式で、衛星、航空機、地上基地などから目標を指示できるだけでなく、搭載されたコンピュータにターゲットの映像を記憶させて目標の位置を特定させることもでき、しかも電磁パルスを使って敵のレーダーを攪乱させたり、オトリを放出することもできる。西側の防空システムは対応できないと考えられている。シリアに配備されているということは、イスラエル全域が射程圏内に入っていると考えて良いだろう。すでにロシアはシリア政府軍を守るため、防空システムのS-300やS-400をシリアへも配備しているが、状況によっては攻撃国を直接叩くことも可能になった。

 核弾頭も搭載できるというイスカンダルの存在はイスラエルの動きを拘束するとも見られている。シリアだけでなくイランを攻撃することも難しくなった。

(以下略) 

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米海軍の船舶がイランの小型舟艇に警告射撃
転載元)
米国の軍艦がホルムズ海峡でイランの小型舟艇に向かって数発の警告射撃を行った。ロイター通信が、米国防総省代表者らの話を引用して伝えた。 

事件が起こったのは8日、イスラム革命防衛隊(IRGC )の小型舟艇4隻が、米国の船舶に高速で近づき始めた時だった。 なお、米海軍のヘリコプターが投下したスモーク・ブイや無線信号にイランの小型舟艇が反応しなかったため、警告射撃が行われたという。 先に米国は、イランの小型舟艇がペルシャ湾で米国の船舶にあまりにも接近しすぎるとして繰り返し訴えた。 先に米国防総省はイランを米国にとって主要な脅威の一つだと発表した。

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配信元)

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配信元)

[ParsToday]アメリカ国務長官「アメリカは、シリアのアサド政権を打倒するためにテロ組織ISISを結成した」

 アメリカの主要メディアにより検閲削除されていたケリー国務長官の音声ファイルが暴露されています。シリア反体制派代表者との会談でケリー国務長官が「アメリカは、ISISの結成やこの組織の権力増大により、シリアのアサド大統領にアメリカの望む外交的な解決手段を見出させ、退陣に追い込むことを希望していた」「アメリカは、この2つの目的達成のために、ISISの一部のメンバーを武装化した」とはっきり述べています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ケリー国務長官の暴露音声 シリア反体制派代表者との会談で Leaked audio of John Kerry's meeting with Syrian revolutionaries/UN (improved audio)
配信元)

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アメリカ国務長官、「ISISの結成目的はシリア政権の打倒」
転載元)
アメリカのケリー国務長官が、「アメリカは、シリアのアサド政権を打倒するためにテロ組織ISISを結成した」との異例の発言を行いました。

英語のインターネットサイト、オフ・ガーディアンによりますと、ケリー長官は、シリアにおけるアメリカの主要な目的がアサド政権の打倒であるとし、「アメリカ政府は、この目的を果たすためにISISの結成を許可した」と語りました。

また、「アメリカは、ISISの結成やこの組織の権力増大により、シリアのアサド大統領にアメリカの望む外交的な解決手段を見出させ、退陣に追い込むことを希望していた」とし、「アメリカは、この2つの目的達成のために、ISISの一部のメンバーを武装化した」と述べています。

さらに、「アメリカ政府は、ISISがいつでもより強大化することを視野に入れていた」とし、「アメリカは、シリア政府がロシアに軍事支援を依頼するとは予想していなかった」としました。

この報告によりますと、シリアの反体制派グループの代表者との会談における、ケリー長官のこの談話の音声ファイルは、これ以前にCNNやアメリカの新聞ニューヨーク・タイムズに公開されていましたが、アメリカのISIS支援に関するおよそ35分間の部分は、アメリカのメディアにより検閲、削除されていました。

なお、内部告発サイト・ウィキりークスは、オバマ政権にISISが結成されたことに関する、アメリカの次期大統領トランプ氏の発言を認証し、昨年9月22日に行われたケリー長官のこの表明の音声ファイルを公開しています。

アメリカ抜きでシリアの停戦が合意されたことに激怒 〜悪の帝国アメリカの同盟国が日本、その自覚が必要〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 アレッポが解放されて、アメリカ抜きで、ロシア、イラン、トルコによってシリアの停戦が合意されたことに、アメリカは激怒しているように見えます。オバマ政権のロシアに対する怒りが、証拠も無いロシアのハッキングという言いがかりからロシア大使追放へと発展しました。
 オバマ政権は、ロシアの悪魔化と自分たちに都合の悪い報道をフェイクニュースとすることに懸命のようです。その理由は、ロシア国防相のコナシェンコフ報道官の言葉を見ると、よくわかります。報道官は、アメリカ主導の有志連合が、“シリアの合法的な政府を最大限弱体化させるために、組織的かつ首尾一貫してシリアのすべての経済インフラを破壊した…ダーイッシュの石油施設だけは、米国の空爆にさらされなかった”と指摘しました。こうした事柄を知られる事は、オバマ政権にとって致命的なことです。
 下の記事は、ロン・ポール氏のものですが、氏は、“世界の危機を永続化しているのは…アメリカである”と言っています。また、“アメリカが中心になって地球的警察官などやらなくても、世界の残りの者たちは自分たちで問題を解決できることを、アメリカ国民に知られたくないのである”と言っていますが、これは少し弱いのではないでしょうか。アメリカが意図的に介入することで世界を混乱させ、最終的に第三次大戦を引き起こそうとしていたのは明らかだと思います。要するに、アメリカこそが悪の帝国であることを、アメリカ人が自覚しなければならないのだと思います。その悪の帝国アメリカの同盟国が日本です。私たちが世界の混乱の原因なのだ、という自覚が必要だと思います。そして、その自覚が世界を浄化すると思うのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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露国防省 CIA長官の「焦土作戦」に関する発言に返答
転載元)
シリアの新たな停戦に関する合意は、米国の参加なしに締結された。露国防省のコナシェンコフ報道官が発表した。報道官は、ロシアがシリアで「焦土作戦」を用いたとする米CIAのブレナン長官の発言にコメントした。

コナシェンコフ報道官は、「最も重要な成果は、現米政権抜きで、より正確にはCIA抜きで、イランとトルコと一緒に、12月30日に発効した停戦およびアスタナでのシリア紛争解決に関する協議に向けた準備に関するシリア反体制派組織との合意の締結に初めて成功したことだ」と指摘した。

またコナシェンコフ報道官は、「ブレナン氏は、どのようにして国際的な連合がロシアの航空宇宙軍の作戦が始まるかなり前の2012年から、シリアの合法的な政府を最大限弱体化させるために、組織的かつ首尾一貫してシリアの全ての経済インフラを破壊したかをよく知っている」と述べた。

さらにコナシェンコフ報道官は、驚くべきことに、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の収入源となり、戦闘員らが違法な石油取引で月に数千万ドルを稼ぎ、それを用いて自分たちの部隊に世界中から傭兵たちを募ることを可能としているすでに「ダーイシュ」に占領された石油施設だけは、米国の空爆にさらされなかったと指摘した。

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よいニュース:ワシントンがシリア平和計画から締め出される
転載元)
(前略) 

Ron Paul
January 3, 2017, Information Clearing House

(中略) 

先月、ロシアとイランとトルコの各外相 の間で行われた会合の結果として、シリアの停戦が合意され、現在、実行に移されつつある。

(中略) 

今度のこの停戦に限って重要なことは何か? それはこの停戦が、アメリカ合衆国政府を抜きにして、計画され、合意され、実行されていることである。

(中略) 

我々はこれまで、ネオコンや“人道主義的介入主義者”たちから、アメリカは、世界のあら ゆる危機において中心的な役割を果たさねばならない、そうしなければ何も解決しない、と 聞かされてきた。我々は“不可欠な国家”なのだ、だから我々の介入がなければ世界は崩壊 する、と彼らは言う。

(中略) 

これがすべてウソであることは、先週、我々 が見た通りである。

実情を言えば、世界の危機を永続化しているのは、それを“解決する”と言って割って入る アメリカである。北朝鮮と南朝鮮の間の、60 年以上に及ぶ戦争状態を考えてみればよい。 アメリカの介入が問題の解決に何か貢献しただろうか? 何十年ものアメリカの、イスラ エル‐パレスチナ紛争への干渉についてはどうか?

(中略) 

海外でのアメリカの信用を傷つけているのは、その内政干渉、爆撃、ドロー ン攻撃、それに“政権交代”である。アメリカがシリアの主権に干渉したことによって、戦 争が長引いている。シリア軍とロシア軍が、東アレッポを、アルカーイダによる 4 年間もの 包囲から解放していたとき、オバマ政権は停戦を要求していた。シリア人たちが東アレッポ のわが家に戻り始めると、米国務省は、ロシア軍とシリア政府が、市民たちを楽しみのため に殺戮していたのだ、と言い続けた。[そしてマスメディアはその通りに報じた。]

そこで――すべてのメディアの注意が一斉に、証拠もないロシアのハッキングと、オバマ大 統領の、いかにもやりそうな、しかし無意味な復讐(ロシア外交官の国外追放)へと向けら れた。なぜか? 主流メディアは、ワシントンの介入主義者の命じた通りを行い、彼らは、 シリアの長い悪夢の終わりの始まりになりそうな事件から、注意をそらせようと必死にな のだ。彼らは、アメリカが中心になって地球的警察官などやらなくても、世界の残りの者た ちは自分たちで問題を解決できることを、アメリカ国民に知られたくないのである。海外の 危機を解決するのに、我々が割って入る必要がないことが、ついに理解されたときには、ネ オコンたちは敗北する。早くそうなることを希望しようではないか!
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