メキシコの治安悪化
悲しいかな、
今、またメキシコでは治安が悪化しています。 メキシコの治安の悪さは多くの日本の皆さまもご存知のことで。。。「メキシコの治安だいじょうぶ?」と聞かれても能天気なpopoちゃんはそんなこと気にせず、真冬の昼下がりの真っ青に澄んだ空の下、スヤスヤいびきをかいてる愛犬の側で、ゆったりメキシカンコーヒーを飲みながら至福を味わう。。。という治安の悪さとは無縁な生活を送っているのです。。。が。。。。
[メキシコのコーヒーカップ] Photo by popo
ここ最近、近場でいろんなことが起き始め 「やっぱりまた治安悪くなってる?!」感が。。。
治安悪化の雰囲気が漂う今日この頃 、popoちゃんは、がんばってしっかり両目を開いてメキシコの実態を調べてみました!正直、見たくない知りたくない世界。。。「知らぬが仏」。。。でもここにいる以上、
いつまでも無関心でいられない。ここは勇気をだして、真実を見て、意識を高めるぞ と憤るpopoちゃん!😤
でも、そこで無邪気にいびきかいて何も知らない愛犬(老犬)たちがとっても羨ましくも思えたり。。。「まだ人間に生まれ変わっちゃだめだよぉ〜。」とこっそり囁くpopoちゃん。大切に育てられた犬は、来世、人間に生まれ変わる可能性が高いとか。。。竹下先生どこかでおしゃってましたねぇ〜。「君たち、もっと世界が良くなってから人間に生まれ変わってね!」
[popoちゃんの無邪気な愛犬たち] Photo by popo
世界でもっとも危険な街、シウダード・ファレス
さて、話を元に戻して、実はpopoちゃんが住んでいるところは、一時、
世界でもっとも危険な街と言われた(今でも言われてるかも?!)シウダード・ファレス。 ファレス市民以外の
メキシコ人は皆、恐れている街。 シウダード・ファレスは、ちょうど
アメリカとメキシコの国境線のど真ん中に位置し、アメリカの東にも西にも行けて便利なため、ドラッグの王道 とされています。人口約140万人ほど。マキーラという外資系企業の工場が約300社ほどあり、この街の経済基盤になっています。
安定した収入と待遇を求め、メキシコ南部から多くの方が出稼ぎに来ています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ciudad_Juárez
メキシコはとても風情あるかわいい街が多いのですが、残念ながら、この街はとってもugly(醜い) !😔😔しかも砂漠気候なので緑も少ない。とにかく政府が街に投資していないのは明らかで。。。道路は穴ぼこだらけ。。。バス停なんて、時刻表ないし、座るとこないし、バス停のサインすらない。。。なんとなくこの辺にいつもバスが止まるみたいな感覚で。。。たまに雨がちょっと降るとすぐに大洪水に。。。排水溝がないんだなぁ〜。。。ここにいると日本の当たり前が当たり前でないことに気づき、とても日本に感謝してしまいます。
そんなシウダード・ファレスの治安は2008〜11年の間、麻薬カルテルたちが大暴れし最悪に。。。popoちゃんは当時の状況にうんざりしてきていたのと、あるご縁もあって2008年末には日本帰国。
当時はほぼ毎週末、レストランで突然、銃の乱射。週末の外食は全くできなくなり 、しかも私たちが行ったことのあるレストランでも乱射事件が起こったときにはもう恐怖倍増!
週明けには首なしの遺体が街の大通りの高架からぶら下げられたり、 昼間、道路のど真ん中で
突然、銃の乱射。 どれもこれも
みんな麻薬カルテルグループ同士の対立、権力争い。それに一般庶民も巻き込まる こと度々でいい迷惑。そして
フェミサイド(女性を狙った殺人)もたくさん。
今回2016年末にシウダード・ファレスに再び戻ったpopoちゃんは、治安が良くなっていることを実感し安心していたのですが。。。それも束の間。。。またまた治安の悪化が。。。😩
シウダード・ファレスでは、今年2018年に入り1月9日までに既に52件の殺人事件が。たったの9日で52件 !!!前年同月の合計犯罪数の68件をすでにうわまろうとするスピード。その
原因はファレス・カルテル(麻薬組織の一つ)が内部で分裂 し、そのため内部での戦いが去年の12月27日あたりから始まったらしい。。。それに加えいつものシナロア・カルテル(シナロア州を本拠地とする国内最大の犯罪組織)との縄張り戦争も同時進行中。
https://mexiconewsdaily.com/news/infighting-blamed-for-chihuahua-violence/
先日、1月9日にpopoちゃんの住まいから、わずか800m離れたところで強盗殺人事件があり、またまた緊張感up!ニュースではただの強盗殺人事件と言っていましたが、やはり本当は麻薬絡みだったそうです。シウダード・ファレスではただの強盗殺人事件はほとんど聞きません。
下の動画は2015年のものですが、シウダード・ファレスの治安がニュースになっています。
麻薬輸出額300億ドル、その生産、流通を行う麻薬カルテル。 メキシコの麻薬事情に詳しい山本昭代さんいわく、
警察は麻薬組織の手下。全国の8割の行政が麻薬組織との関連がある とか。
しかも麻薬ギャングがヒーロー化され、麻薬ギャングと付き合いたいというギャルもいる とか。。。それは絶対おかしーっい!!!異常だぁー!!!頭が完全にやられてる😱!!!
なんでこんなになっちゃったの?!
VIDEO
今、メキシコが直面する『麻薬戦争』の実態(15/02/15)
メキシコ麻薬戦争の実情
メキシコは2007年、当時の
大統領フェリペ・カルデロンが麻薬を一掃する「麻薬戦争」を宣言して以来、 報告されているだけでも
10万人の犠牲者が。。。そして170人以上のジャーナリストが亡くなっている とか。。。そして
その9割の事件は未解決 。。。
犯罪者は 見つかることなく、処罰されるわけでもなく
野放し に。。。
警察に捜査をお願いするとお金を要求される !という腐敗ぶり。。。(ありえなぁ〜い😩)仕方なく
泣き寝入り する人々、
あるいは自分たちで捜査 する人々。。。でも自分たちで捜査をしていると麻薬組織から脅され辞めざる終えないこともあるらしい。。。
http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20160803_02.html
http://time.com/4836655/mexican-cartels-free-press-don-winslow/
2017年7月NHKでもメキシコ麻薬戦争とジャーナリストの危機が特集されていたようで、こちらの番組では、
メキシコの2016年犠牲者の数23,000人は、リビアの次で世界第2位 !
イラク、アフガニスタンを上回っている とか。。。こっわ〜い!😱まさに戦場!や、やばい!popoちゃんは戦場に来てしまっていたのら。。。😨
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/07/0717.html
今、popoちゃんにできること、それはメキシコちゃんに愛のマントラを贈ること。。。 きっとメキシコちゃん辛いだろうなぁ。。。こんな深刻な問題を抱えたメキシコですが、popoちゃんは過去21年間、たくさんの愛をメキシコから頂きました。だからこそ、もっともっとメキシコの真実を知りたい。。。良いことも悪いこともぜ〜んぶ!
次回はメキシコの治安悪化の最大の原因である麻薬カルテルについてご紹介♪
¡Viva Mexico!
(popoちゃん)
Writer
popoちゃん
メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!
体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム7
まずは麻薬カルテルとメキシコ政府の実態を世に知らしめたメキシコの勇敢な本物ジャーナリスト、アナベル・エルナンデスさんを簡単にご紹介♪ 彼女の生きる姿勢は凛として美しい✨こんなに腐敗したメキシコにこんなに輝かしい女性がいるとは。。。。まさにメキシコの宝🌟これが本当のメキシコ人の姿だとpopoちゃんは思いたい!ジャーナリストにとって一番危険な国と言われているメキシコでの彼女の生き様は多くの人に勇気と感動を与えてくれます。
そして下の動画では、アナベル・エルナンデスさんがイギリス・ロンドンのフロントラインブッククラブでのお話会で、メキシコの麻薬カルテルとメキシコ政府の関係を1960年あたりから非常にわかりやすく話してくれています。動画は約90分ほどあり長いので、ざっくりまとめてみました。そして。。。最後に、別の情報源(元イルミナティのメンバーと語るもの)から衝撃的な告白をご紹介❗️
それにしても正直、このように真実を知れば知るほど腹立しい。支配欲、所有欲、名誉欲、権力欲、性暴力が膨れに膨れ上がって、お金と暴力でそれらを得た麻薬カルテル、メキシコ政府官僚、アメリカ政府、大企業家、そして銀行家たち。。。彼らにとって、その手段が人の命を奪うことであっても、自己の利益、欲を満たすほうが遥かに大切なのは明らか。。。そんな彼らは本当に幸せ???欲からはフェイクな幸せしか生まれない。。。改めて自分のあらゆる欲を、見つめ手放していきたいと思ったpopoちゃんです!そして、今のめちゃめちゃなメキシコ、今のめちゃめちゃな世界をありのまま平穏な心で受け入れたい。。。ヤツらに対する怒り、批判、期待の心をもったままでは、きっと何も変わらない。。。Adios (さよなら)怒り、批判、期待たち。。。👋 そして今日もpopoちゃんは愛のマントラを唱える💖