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「無所属連合」に10人の参院選立候補者が集まり出馬会見 〜 各自とも異なる志と個性を持ったまま、争わない、敵の無い(無敵の)政党を、そして社会を作る

 政党以外の政治団体が参院選に立候補者を出すためには、選挙区と比例区で計10人以上の擁立が条件となります。「無所属連合」がまさに多種多様な10名の立候補予定者を揃え、発表の記者会見を行いました。大西つねき共同代表は " 連合という体をとっているが、当選した場合は無所属の議員として自分の意思や考えに基づいて活動する。「寄せ集め」と言われるが、ここに集まった10名はそれぞれが自らの意思と志、そして自身の供託金を持ち寄ってやろうとしている。多様で異なる価値観が共存する社会を自らの政党で体現する、そのような新しい政治をやっていきたい "と抱負を語りました。比例選には大西つねき氏と、動物愛護の「日本12(ワンニャン)党」から藤村あきこ氏が出馬。神奈川選挙区には内海聡代表。東京選挙区は苫米地英人氏の弟子・辻健太郎氏がベイシックインカムの実現を世に問うそうです。千葉選挙区からは妊活・周産期支援をされてきた中野ともあき氏が出馬。中野氏は「寄せ集めと言われるが、それぞれの分野で長年問題提起をしてきた人間が集まってきた。活動を10年続けていると切り口は違っても行き着く問題意識は共通してくる。党に縛られずに各個人が自由に活動することで『無所属連合』全体として本当に必要な問題意識は何かが伝わるのではないか」と述べました。群馬選挙区からは群馬県大泉町長選挙に出馬した経験を持つ井田雅彦氏で、学校給食、移民政策を訴えてきたと述べています。大阪選挙区からは会社経営の橋口かずや氏で、消費税撤廃を訴えます。深田萌絵氏の「女子トイレを守る会」にも私心なく協力されていた方でした。広島選挙区は谷本誠一氏で、国会議員の秘書を務め広島県呉市の市議会議員を通算6期務めた経験から「日本を変えないと地方が動かない」「地方は国のイエスマンになっている」と語っています。「自然共生党」の代表だそうです。他に今回は欠席でしたが静岡選挙区は山口かなえ氏、兵庫選挙区は「うむ農園」の高橋ひであき氏です。
「"それぞれがそれぞれのままでいい"を実践する政党を作ることによって、争わない、敵が無い(無敵の)世界を作る。個々の政策と同時に『我々の在り方』にぜひ注目をしてほしい。」と従来の選挙の固定観念を揺さぶります。これまでだと立候補すら叶わず埋もれていた個性が頭角を表す可能性を開きました。有権者が立候補者を見抜く眼力が問われます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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無所属連合 参院選に「日本12党」「苫米地英人の弟子」ら10人擁立 内海聡氏「日本の状況は切迫している」
引用元)
医師の内海聡氏が代表を務める無所属連合が16日、都庁で会見し、参院選に10人の候補者が揃ったことを発表した

 無所属連合は「右も左もない自立した国へ」をスローガンにした緩やかな連合組織。参院選比例代表の出馬条件となる10人の候補者集めは難航が予想されていたが、この日までに選挙区8人、比例2人の候補者が集まり、会見には8人が出席した。

 内海氏は神奈川選挙区に立つ。昨年の衆院神奈川15区に立候補し、ワクチン政策を推し進めた自民党の河野太郎氏をターゲットにしていたが、参院選では県内選出の小泉進次郎農水相らも照準を合わせて、活動する予定だ。東京選挙区は政治団体「プロジェクト次世代日本」代表の辻健太郎氏が出馬する。認知科学者の苫米地英人氏に長年師事し、「苫米地氏の弟子」とも称される。

 兵庫選挙区には農家の高橋秀彰氏、大阪選挙区には会社役員の橋口和矢氏、静岡選挙区には助産師の山口香苗氏、千葉選挙区には一般社団法人代表理事の中野智彰氏、広島選挙区には元呉市議の谷本誠一氏、群馬選挙区にコンサルタント業の井田雅彦氏。無所属連合で共同代表を務める政治団体代表の大西恒樹氏と動物愛護を訴える「日本12(ワンニャン)党」を立ち上げた藤村晃子氏の2人は比例代表に回る。
(以下略)

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自民、公明、維新、国民民主、有志の会の5党派が緊急事態条項となる「国会議員の任期延長」改憲骨子案を強引に提示 / 統一教会の悲願である改憲を前のめりに進める政党・議員たちをチェック

 6月12日の衆議院憲法審査会に「自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党、衆院会派「有志の会」の5党派は12日、緊急時の国会議員の任期延長に関する憲法改正の骨子案を衆院憲法審査会の幹事会に提示した。」と報じられました。一体これは何なんだ?「国会議員の任期延長」と聞くとすぐに自民党の「緊急事態条項」を思い出します。
 大石あきこ議員が審査会の中で、この突然出てきた骨子案の経緯と内容を国民に公開してくれました。「衆議院議員の居座りを許す、そして内閣の居座りを許す」緊急事態条項の任期延長を規定する「トンデモ改憲案」でした。大石議員は "かつて唯一衆議院の任期延長が認められたのは1941年で、日本はその直後にアメリカとの開戦に踏み切った歴史がある。任期延長は戦争に利用された。現憲法を守る義務のある国会議員が絶対やってはいけないことだ "と厳しく指摘しました。骨子案の内容に至っては、自民党の党内手続も完了せず、そもそもの改憲の立法事実である「参議院の緊急集会70日限定説」も不問になり、改憲のための改憲骨子案であることが明らかにされました。「このような審査会は開かれるべきではなかった」という批判は当然に思えます。
 さらに問題なのは、十分に議論を深めるべき審査会の枝野審査会長が維新の馬場伸幸議員と共に大石議員の発言を封じ込める動きに出ていたことでした。以前に行われた立憲民主党の護憲派・藤原のりまさ議員や小西洋之議員の「緊急集会に関する衆議院憲法審査会事務局の資料や橘局長の説明」への批判が「誹謗中傷だ」として維新の馬場議員が抗議をし、それに対して立憲の山花幹事が謝罪するという、およそ議論の場ではない光景にも目を疑いますが、この異様な展開に釘を刺した大石議員に、枝野会長が「不規則発言」と決めつけたことも高圧的でした。憲法審査会が壊れている。
こうした動画を撮って下さっていた方のおかげで、改憲という重大問題を衆議院がどのように扱うかが可視化されました。
 統一教会の悲願は改憲だということは知られてきました。統一教会と深く関わる自民党、維新、国民民主党、そして統一教会に背乗りされた創価学会・公明党が改憲に前のめりなのは当然として、立憲民主党の枝野幸男議員も同じ穴のムジナだったことを裏付けるものでした。
 近々引き起こされる可能性のある「新たな感染症」の前に何としても緊急事態条項を入れて「フォーエバー自民党・統一教会」の政府を作りたいのではないでしょうね?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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衆議院・憲法審査会 【2025年6月12日】
配信元)

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自公維国など5党派、議員任期延長の改憲骨子案を提示 衆院憲法審
引用元)
自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党、衆院会派「有志の会」の5党派は12日、緊急時の国会議員の任期延長に関する憲法改正の骨子案を衆院憲法審査会の幹事会に提示した。自民党の船田元氏は「次のステップに向けた大きな前進だ」と語った。
(中略)
骨子案に内閣による「選挙困難事態」の認定要件を記した。自然災害や感染症のまん延、武力攻撃、テロや内乱などで国政選挙が困難と認められたときに適用する

適用された場合、国会議員の任期を延長後の選挙期日の前日まで延ばす。参院の緊急集会の機能拡充も盛り込んだ。議員の国会登院が難しいときはオンライン出席も可能と明記した。
(以下略)
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斎藤元彦知事と片山元副知事が背任容疑で書類送検、神戸地検の判断に注視を / 菅野完氏が立花孝志氏を名誉毀損で提訴「選挙中のデマや誹謗中傷に対して即座に提訴ができることを示した」

 斎藤元彦兵庫県知事と片山安孝元副知事が背任容疑で書類送検されました。「プロ野球の優勝パレードへの協賛金集めのため、金融機関への補助金を1億円から4億円に増額して県に損害を与えた」として、2024年10月に市民団体が刑事告発をしていた問題です。今後、神戸地検によって起訴の可否が判断されることになります。斎藤知事は「(自分は)指示はしていない」と主張し、一方、片山副知事は優勝パレードと補助金との関係を否定しています。「51年ぶりに開催される百条委員会。しかも県民の皆さんの関心も極めて高い。自分自身では県民の皆さんに真実を解明するために本当に一所懸命やりたいと思っています。」と誠実に語っていた竹内英明県議は、このキックバック問題を追求したためにターゲットにされ自死に追いやられたと見られています。神戸地検が斎藤知事に忖度せず正義を行えるか、兵庫県民のみならず国民が注視しています。
 兵庫県知事選挙に絡み日常業務の妨害や誹謗中傷の被害を受けた丸尾まき県議は、立花孝志氏を名誉毀損で提訴していましたが、これは亡くなられた元県民局長や竹内英明県議への名誉回復の意味も込めたものでした。立花氏は記者会見で「デマだった」と認めました。
 またジャーナリストの菅野完氏も尼崎市議会選挙での立花孝志氏の演説に対して、名誉毀損で提訴しました。これは「現在進行形の選挙における立花孝志氏の行為(発言)を即座に名誉毀損の訴訟に持ち込めるという事例が生まれた」と解説されていました。国家権力に言論を規制されることなく、デマや誹謗中傷に対抗することの重要性を示しておられました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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斎藤兵庫知事らを書類送検 県警、優勝パレード巡る告発で―地検が慎重に判断か
引用元)
 プロ野球の優勝パレードへの協賛金集めのため、金融機関への補助金を増額して県に損害を与えたとして、市民団体などから背任容疑で刑事告発されていた斎藤元彦兵庫県知事と片山安孝元副知事について、県警は13日、同容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。神戸地検は起訴の可否を慎重に判断する見通し
(中略)
市民団体などは告発状で、斎藤知事らが2023年11月、金融機関に対する「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」の補助金を1億円から4億円に増額する見返りとして阪神とオリックスの優勝パレードへの寄付を要求。斎藤知事は片山元副知事から随時報告を受け指示していたとして、本来不要な補助金の増額により県に損害を与えたとしていた。

 斎藤知事は一貫して「指示はしていない」と関与を否定。知事のパワハラ疑惑などを調査した県議会の調査特別委員会(百条委員会)は報告書で、「キックバックさせたことは確認できなかった」とした上で、「捜査当局の対応を待ちたい」と結論付けていた。
(以下略)

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[小倉ヒラク氏] 味噌や日本酒、漬物などの発酵食品がいくらお金を積んでも手に入らなくなる食文化の危機、2025年はその分水嶺に

 小倉ヒラクさんという方の長い長い投稿を取り上げました。「発酵デザイナー」という「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」仕事をされていて、「発酵デパートメント」というお店も経営されているそうです。ところが「今年に入ってから、今までのように仕入れられないものが急激に増えて危機感を覚えてます」と、ドキッとする告白から始まります。米農家と同じように「原料がない」「資材や設備がない」「つくる人がいない」という現実が立ちはだかっていました。
 これまで当然のように獲れていた魚たちや海の幸が消え、各地の郷土ずしが作れない。作る人の高齢化で商品が少なくなる。定番だった入れ物もメーカーの廃業やラインの廃止でこれまでのように出来なくなる。これまで地域の産業だった仕組みを軽視して来た結果が、2025年の今、露呈したと語られます。
 まのじの住む地方も海の幸、山の幸に恵まれたところですが、「今年は獲れない」「名人が高齢でもうすぐやめる」「今年は味が悪い」など、ハラハラするような話を幾度となく聞きました。
 小倉さんが来年以降の予想をされていました。「まず味噌などの調味料がめちゃ値上がりします。1.5倍から倍くらいになるかもしれません。しかも国産原料を使う地方のメーカーほど値上げ幅が激しくなります。『こだわりのお味噌』は贅沢品になるかもしれません(たぶんなる)」が〜〜ん。
 米不足の影響を一番強く受けるのが日本酒で、その結果、飲食店での日本酒一杯の値段は2倍程度になり、また日本酒の多様性も失われそうです。蔵元が独自に米作りに取り組むケースは人手不足の問題があります。「お味噌や日本酒、漬け物のような伝統食は海外から調達できません。もし国内で作れなくなったら、いくらお金を積んでも手に入らなくなります。今起こっているのは値上げの問題『ではない』のです。そうではなく自分たちの伝統を失い、選択肢がなくなる危機なのです。」
 「ではどうしたらいいのだろう?」小倉さんは「それぞれの地域のそれぞれの持場で頑張っている醸造家さんや農家さんを応援してほしい」「日本全国に地域のこと、ものづくりのことについて真剣に取り組むお店があります。自分の家に近いそういうお店を見つけて、そこの活動も支えてほしい」と提案されていました。具体的には、少し高価でも「まず良い醤油とお味噌をげっとしよう」と。
 国民が安心して良い食材を求めるには、そして日本の大事な食文化が守られるには、やはり政治を動かすことが一番早いと思う、まのじであった。
(まのじ)
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