注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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れいわの一番長い日 規約修正しながらの大西氏処分
(前略)
「命の選別をするような人をこの党に置いておくんだったら、れいわなんか要らない」…重度障害者の木村英子参院議員は、声を振りしぼった。
自らの動画で「高齢者から先に逝って下さい」と発言した大西つねき氏に対する処分を決めるれいわ新選組の総会が、16日、開かれた。総会は中断をはさんで5時間に及んだ。
山本太郎代表が提案した大西氏に対する除籍処分は賛成14、反対2で可決された。
総会後開かれた記者会見で、山本は大西氏を擁護する支持者に対して「(命の選別は)高齢者に収まる話ではない。絶対に政治の場で言ってはならない」ときっぱり言った。「大西発言に心から恐怖を感じた方にお詫び申し上げる」と謝罪した。
(以下略)
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大西つねき氏の「命の選別」発言について
(前略)
「人は生きているだけで価値がある」という理念を掲げた政党であるれいわ新選組の一員から、今回の発言が出たことに、私は耳を疑いました。
とても悲しかった。そして、地域で差別と闘ってきた私の35年間の活動が否定されたようで、とても悔しく、怒りを抑えられませんでした。
(中略)
大西氏の処分は総会で決まることになっていますが、私は、今回の大西氏の発言は、決して許すことはできません。
しかし、これは大西氏だけの問題ではなく、社会全体の問題でもあると思います。程度の差はありますが、大西氏と似たような考えを持つ人は少なくありません。
幼い時から障がい者と健常者が分けられず、日頃から関係性があれば相手の苦しみを想像することができたと思いますが、現状は、障がい者と健常者が、一緒に学び、一緒に働き、一緒に生きる社会の構造にはなってはおらず、お互いを知らないことで、誤解や偏見が蔓延してしまい、無意識のうちに差別が生まれてしまっているのです。
今回の発言は、まさに分けられていることの弊害なのです。
(以下略)
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大西つねき氏の「命の選別」発言の問題点(文字起こし付き)
(前略)
優生思想の実践を擁護する人々は、様々な時代や立場で論拠を変えながらも、「生活能力」「扶養」「社会財政負担」「当事者の不幸」などを根拠に、断種などを正当化してきました。「遺伝」という「生物・自然」に基礎付けられた思想というより、「遺伝」という視点を借りた、社会的選別行為であった点を見ることが重要だと思います。ここで重要なのは、どのような根拠だてがなされようと、排除される対象が、社会的マイノリティであり続けてきたことです。
今、優生思想という言葉が障害運動などで用いられる時、広く「いる命/いらない命」「役立つ生/負担となる生」を一方的に線引きする発想に対して、批判的に用いられます。狭く、「優良な遺伝子を残す」などという思想に基礎付けられた排除のみを批判するのではなく、かつて行われてきた排除が、その思想形式を変えながらも温存されることを、拡張された「優生思想」という言葉を用いて警戒しているわけです。
(中略)
公開レクチャーといっても、その対象が「改心」するなんてわかりません。その場で自己弁護、差別的発言を強化することだってありえます。そうした発言者を前に「当事者」を立たせ、説明をさせることに、何の違和感を抱かないのもまた、恐ろしいことです。場合によっては、二次加害になるというのに。
(以下略)
経産省天下り先確保?
メディアがらみでまたあの企業へ?
ヒロ・マスダ / Hiro Masuda さん
経産官僚についての著書がおありの映画関係のかたなんですね。
著書『日本の映画産業を殺すクールジャパンマネー 経産官僚の暴走と歪められる公文書管理』(光文社新書)