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STAP細胞の論文を巡り、
理化学研究所から「研究不正があった」と指摘された筆頭著者の
小保方晴子ユニットリーダーが4月9日、大阪市内で記者会見を開き、不服申し立ての内容などについて説明した。
会場となったホテルには、開始前から大勢の報道陣が殺到し、同席した弁護士はカメラや記者の人数を制限したが、250人入るという会見場は床に座り込む記者らであふれた。
小保方氏は緊張した表情で会場に入り、しばらく立ったまま呆然と記者席を見渡した。謝罪コメントを読み上げる時や、反省点を述べるときなどは涙を見せたが、終盤は気持ちに余裕ができたのか、笑みを浮かべる場面もあった。弁護士によると小保方氏は健康状態が万全でなく、入院先の病院から会見場へ直行直帰したといい、別室に医師も待機していたという。
■論文撤回は「正しい行為ではない」
小保方氏は冒頭、「生物系の論文の基本的な執筆法や提示法について不勉強なままでの作業となり、私の不注意も加わり、結果的に多数の不備が生まれてしまったことを大変情けなく、
申し訳なく思っております」と陳謝した。
一方で「実験は確実に行われており、データも存在している。決して悪意をもってこの論文を仕上げたわけではない」と、「改ざん」や「捏造」を指摘した理研の調査委員会の最終報告に反論した。
画像の切り貼りや、写真の取り違えがなぜ起きたのかについては「学生の頃からいろんな研究室を渡り歩いてきて、研究の仕方がかなり自己流でここまで走ってきてしまった」と釈明した。
小保方氏は「STAP細胞は存在する。200回以上作成に成功した。第三者でも細かなコツをクリアすれば(再現実験に)成功する」と述べ、科学誌「ネイチャー」への論文撤回についても「国際的にその結論が完全な間違いだったと発表することになる。結論が正しい以上、そう発表するのは正しい行為ではない」と否定的な考えを示し、研究成果に自信を示した。
一方「もし私に研究者としてのこの先があるのなら、STAP細胞の研究を進めて、(難病患者ら)希望を持ってくださっている方々に応えるように示していきたい」「(STAP細胞の再現実験に必要な「コツ」について)次の研究にも大きく関わってくるので、できればメカニズムの解明や研究発表と同時に発表したい」と、研究継続に意欲を見せた。
最終報告が、3年間で小保方氏の実験ノートが2冊しかないとして「研究者倫理とともに科学に対する誠実さ・謙虚さの欠如」を指摘したが、小保方氏は、調査対象に関連して提出を求められたのが2冊だけだったとして「STAP細胞に関する論文は、4~5冊はある」と反論した。
「論文の疑義に自ら説明する機会を設けてほしいと要請していたが、理研の判断でできなかった」「iPS細胞との比較に関する広報活動には、私の気持ちと開きがあった」と、
理研への対応に不満ものぞかせた。
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一方山中伸弥教授のようなノーベル賞学者も居ますので、学者が皆腐っているというわけではありません。理研を排除されても、小保方さんは山中教授のところで研究出来るのではないかと思います。おそらく山中教授は今でもそう思っているのではないでしょうか。