アーカイブ: まのじ

今度は辺野古付近3区への補助金を凍結する気か? どこまでも不誠実な安倍政権

 安倍政権の、沖縄に対する無礼で卑怯で露骨な、補助金政策です。
19日、菅官房長官が名護市に入り、首長らと会談した際に、これまでの恒例を破って辺野古新基地に近い3区の首長とは会いませんでした。これはつまり交付されるはずの補助金の行方を暗示するらしく、本年度分の3区への補助金は未交付のまま無視される可能性があります。
 そもそもこの補助金は、2015年、防衛省が名護市の新基地建設現場に近い3区だけに「直接」交付するという異例の枠組みで新設したのでした。当時の辺野古移設に反対する稲嶺市長の頭越しに支給され、3区を懐柔するような補助金には強い反発の声が上がりました。稲嶺市長は「地方自治をないがしろにするもの。市と住民の分断工作で、アメとムチの最たる形だ。」と批判していました。
 ところがその後、今年2月に新基地建設反対の稲嶺前職を破って当選した渡具知市長は、基地に関する公約は掲げていなかったものの、国から早々に米軍再編交付金の支給を取り付け、菅氏に対しても「さらなる協力をお願いしたい」と要望するなど政府と足並みを揃えています。
 そうした状況で、懐柔から一転、威圧するような今回の3区への態度は、沖縄に対して二重に不誠実です。
 と言ったところで、あべぴょんに誠実を求めることもウルトラ不可能なのでした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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菅官房長官、辺野古区長らと面会せず 補助金交付されず戸惑い
引用元)
 菅義偉官房長官が19日沖縄県名護市に入り、北部の首長らと面談したが、過去2回来県した際にいずれも意見交換した久辺3区長との会談は設定されなかった。辺野古新基地に近く、国から補助金を直接交付されてきた3区。国と協調路線の渡具知武豊市長のもと、市への米軍再編交付金の交付が再開する一方、本年度分の3区への補助金は未交付のままで、区長らは国の態度を図りかねている。
(中略)

 渡具知氏は今年2月、新基地建設に反対する前職を破って新市長に就任。国は4月、名護市に17年度繰り越し分も含め、米軍再編交付金29億8千万円を支給することを通知した。

 19日、(中略)渡具知市長は菅氏に対し、17年度と18年度の再編交付金が交付されることへのお礼を述べ、「公約を実現していく上でさらなる協力をお願いしたい」と要望した。(北部報道部・又吉嘉例)
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防衛省、久辺3区に補助金3900万円 法律なく名護市の頭越し
引用元)
【東京】防衛省は27日、米軍普天間飛行場返還に伴う新基地建設現場に近い名護市の辺野古、豊原、久志の「久辺3区」へ直接補助金を交付する新たな枠組みを創設した
(中略)
新基地建設に反対する名護市を介さず頭越しに支援する異例の措置。辺野古に反対する稲嶺進市長や県をけん制する狙いもあり、県内から強い反発が上がっている
(中略)

 稲嶺進名護市長の話 地方自治をないがしろにしている。この地域だけが対象となると、(市と住民の分断工作で、アメとムチの最たる形だ。全国でこの地域だけを対象にしたと考えると、補助金として交付するのは妥当なのか理解を超える。条件付き容認に3区が相当するのか、とても疑問に思う。


高プロ、23日に強行採決の恐れ 〜 その危険性を多くの人に伝え、また多くの人の意見表明を国会へ届ける試み


 昨日の時事ブログでは「高プロ」が、異常なデータに基づく国民奴隷化目的であることを隠そうともしない狂気の法案であること、しかしそれが国民全体の認識になっていない問題を伝えました。
 あべぴょんが国民の税金を使って楽しい外遊に出かけるため、政府与党はそれまでに何としても、高プロを含む「働き方改革」関連法案を23日の採決に持ち込みたいそうです。
 高プロの恐ろしい点は、使用者に課せられた労働時間の規制を外せることです。例えば、使用者が24時間を「所定労働時間」と設定しても合法、労働者がその24時間を働き続けることができない場合は、欠勤控除されてしまいます。機械ではないのだから、毎日24時間勤務なんてムリですわ。
また、その法案の解釈によっては年収357万円くらいでも高プロ適用になり得るそうです。合法です。
 加藤大臣の「ご飯論法」を指摘された上西教授は、この高プロの危険な内容を知っている反対者の中だけで述べあっていては採決まで持っていかれてしまう、という危機感から、SNS上で高プロへの意見表明を呼びかけられました。すると、たちまち数百からのコメントが寄せられたようです。上西先生は、これらの意見をさらに多くの人々に伝えるよう、また国会議員、政府に向かっては「どうか無視しないでいただきたい」と、多くの声に向き合うよう求めています。
 「どうせ通っちゃうんでしょ?」などと考えないで、私にもできることをやってみます。

20日朝、しんしん丸さまから、強行採決に関連した情報が入りました。
「元農水大臣 山田正彦氏からの情報です。
TPP関連での5/22の採決?で、著作権が従来の親告罪から非親告罪になってしまうようです。
そうなると、発効にはしばしの猶予があるとしても、記事の引用等も危険になり得るとのことです。記事引用に際して、たとえ著作権者の承諾があったとしても処罰される可能性が出てくるみたいです。
にわかには信じがたい話ですが、一報いたします。」
 日本だけ、世界と逆行している。

(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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高プロは欠陥制度なので撤回した方がいい。
転載元)
佐々木亮 | 弁護士・ブラック企業被害対策弁護団代表

23日に衆院通過か?

 いよいよ5月23日に高度プロフェッショナル制度(高プロ)を含んだ「働き方改革」関連法案が衆院を通過しそうです
 安倍総理が来週末に外遊を入れたらしく、それまでに衆院を通過させないと、今国会での成立が絶望的になるため、政府・与党は23日の採決に強い意欲を持っていると言います。

加藤大臣のウソ答弁とその後

 そうした状況にあるからか、厚労大臣の答弁もかなりテキトーになっており、平気でウソの答弁をしています
(中略)

結局、法案には加藤大臣が答弁した「労働者が働く時間帯を決める」という要件がないことを受け入れざるを得ず、でも言っちゃったもんだから、「省令で」やるという苦しい答弁をしたようです。
(中略)

高プロに潜む恐ろしい危険

 従前から指摘してきたとおり、高プロには重大なエラーがあります
 それは、所定労働時間を設定して、その労働時間働けない場合に欠勤控除するというやり方です。
 この設定される所定労働時間には労働時間規制が及ばないのです。
(中略)
 
 いったん、高プロだけ撤回して議論し直すべきです。
 高プロは、そこまで成立を急ぐ必要のある制度ではない
と思います。

強行採決に反対するネット署名が行われているようなので、紹介しておきます。
過労死を助長する高度プロフェッショナル制度の強行採決を阻止しよう!!
・「高プロ廃案」求める緊急署名をスタートしました。賛同・拡散を大至急お願いします!

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マレーシアのマハティール首相、公約通り消費税廃止へ 支配層にとって都合のよい法律も次々廃止

 以前の時事ブログに「危機の時代には偉人が現れる」とありましたが、ここにも居るぞ、カッコいい92歳。
 政権の不正と汚職を批判して当選したマレーシアのマハティール首相は、間髪入れずに公約通り、消費税を廃止しました。この消費税6%の制度は、ナジブ前首相が導入したもので、食品や公共サービスは免税と日本よりもはるかに庶民に配慮した内容でしたが、それでも国民の不満が爆発、政権交代となりました。さらにマハティール首相は今後、報道や表現の自由を抑える「フェイクニュース対策法」や反政府勢力を抑え込むための「国家安全保障会議法」なども次々廃止する方針です。勇敢な政治家です。
 マハティールさんの人気は今に始まったことではなく、1997年に起きた東アジア通貨危機で、IMFプログラムを拒否したのは有名です。映像配信では、国際金融資本家の代理人政治家と戦いながら、経済混乱を治めた彼の施策を学びました。また、「ルック・イースト政策」として、かつて繁栄していた頃の日本型経済システムを取り入れ、マレーシアを豊かにしたことも有名です。自国のみならず隣国も、また世界も豊かになれば、おのずと平和になるという信念を実行した彼が、日本に向かって「他国の言いなりになるのではなく、自分の考えで行動してほしい。そして自信を取り戻し、日本人であることに誇りを持ってもらいたいと思うのです。」と言っています。そして「祖国を守ることと攻撃的な軍国主義は同義語ではない」とも。
 今こそ日本は、アジアの先を行く国々に学ぶ時ではないのでしょうか。本当に国民のことを考える心と能力のある政治家を選んだ、勇敢な国々に。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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マレーシア、消費税廃止へ マハティール氏、公約実現
引用元)
【クアラルンプール共同】マレーシア財務省は16日、6月1日から現行6%の消費税を事実上廃止すると発表した。9日投開票の下院選で勝利したマハティール首相率いる政党連合は政権交代から100日以内の消費税廃止を公約に掲げていた
 消費税制度は2015年にナジブ前政権が導入し、国民の不満の対象となっていた。
 マハティール氏は16日、首都クアラルンプール近郊で記者会見し、4月に施行されたフェイクニュース対策法など「報道や表現の自由を抑える法律を廃止する」と説明。令状なしの拘束や家宅捜索を認める国家安全保障会議法なども廃止する
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「日本人よ誇りを持て」 日本の高校生を泣かせた、92歳マハティール首相のスピーチ
引用元)
(前略)
私たちが日本からコピーしたかったことは、日本型システムなのです。国を発展させるための政府と民間企業の緊密な関係を、私は「日本株式会社」と呼んでいます。私たちはこの日本から学ぶことで、他の発展途上国に比べて早く発展することができました。

日本人よ自信を取り戻せ
 マレーシアは、近隣諸国を豊かにすることが、自国にとっても大事なことであると確信しています。けっして、貧しい国を置いてきぼりにしてはなりません

(中略)

 1997年に始まったアジア通貨・金融危機では、これまで私たちが汗水たらして築き上げてきた国の富を瞬く間に失ってしまいました。しかし欧米型の処方箋を用いず、独自の資本規制などを実施することで、ようやく乗り越えることができました

(中略)

 いま私は、自分の国に自信をもっています。

 その一方で、米国型の極端な経済改革を行なおうとしている今の日本では、失業率も高く、国民が自信を失っているようです。最近の日本の若者は、もはやかつての日本人のように献身的ではなくなったと私は聞かされました。(中略) 皆さんには勤勉であるという日本人の素質が根づいているのだから、他国の言いなりになるのではなく、自分の考えで行動してほしい。そして自信を取り戻し、日本人であることに誇りを持ってもらいたいと思うのです。

(中略)

「軍国主義はよくないことだが、愛国主義的であることは悪いことではない。愛国主義は国が困難を乗り越える上で助けになる。

 祖国を守ることと攻撃的な軍国主義は同義語ではない
(中略)

デイリー新潮編集部

あべぴょんの見え透いたウソ答弁に前川氏が速やかに反論、特区の黒幕は和泉補佐官とも

 どうしてこうも、すぐバレるような嘘を国会の場でヌケヌケと答弁できるのだろうと理解に苦しみますが、それがあべぴょんの生態なのだとしたら、お気の毒。
 14日の衆院予算委員会であべぴょんは、あたかも前川前事務次官が、加計と比較した上で、京産大は準備が足りないと判断したかのような答弁をしました。
前川氏のこれまでの発言を聞いていた者には「え?ウソでしょ。」と、すぐに分かりますし、前川氏ご自身も直ちに反論のコメントを出されました。これがまたスッキリ分かりやすい日本語です。グダグダな答弁の要点をピシリと押さえ、当時、前川氏が加計学園と京産大を比較しようにも、京産大の提案内容を知る立場になかったこと、安倍首相の直接指示はなかったが、和泉補佐官による間接指示は確固としてあったことを述べ、「安倍首相自身が関与していないと主張するための材料として」氏の名前を使われることは「極めて心外」「このように使わないでいただきたい」とキッチリ釘を刺されました。
 これ以前に前川氏は、柳瀬氏についても「本当のことを言ったときの仕打ちが怖いというのが本心では。」とインタビューに答えています。官僚の実情を知る方としてさらに、加計学園新設を通す理屈を作った人物は和泉補佐官だという認識も示しました。ここまで分かっていながら追求しない日本の司法って。
 また、現在の若い世代が全体主義に流れていることについて、「権力者の嘘を見破れない」教育への疑問を述べておられます。
 ひどい国会ではありますが、前川氏のような発言が報道に上がるのを見ると、ようやくここまで追い詰めた、とも思えてきます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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安倍首相“悪辣答弁” 前川前次官の猛反論でごまかしバレた
引用元)
(前略)
前川喜平前文科次官が15日、安倍首相の国会答弁に反論するコメントを出した。問題の答弁は、安倍首相が14日の衆院予算委で加計学園の獣医学部新設を巡る前川前次官の発言について触れた箇所。

 安倍首相は、「加計ありき」との指摘について、<前川前次官ですら、京産大(京都産業大学)はまだ準備が十分ではない、熟度が十分でないという認識の上に、加計学園しかなかったということをおっしゃっていた>と答弁。あたかも前川前次官が「加計と比べて京産大は熟度が足りない」と考えていたかのように答えたのだ

 これに対し、前川前次官は、京産大の提案内容を知らされていなかったため<加計学園と京産大の提案とを比較考量することは不可能>だったと反論した

 加えて、加計学園の獣医学部新設が<安倍首相自身の強い意向だという認識を持っていた>と明言し、<首相が加計学園の獣医学部新設に自分が関与していないと主張するための材料として、私の名前に言及することは極めて心外>とクギを刺した。
(以下略)

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麻生大臣に森友学園問題と酷似した疑惑が浮上 〜 福岡、東京でも

読者からの情報です。
与党のだれもが、こんな感じなんでしょうね。
(DFR)
 あべぴょんがあまりにもアレなんで、相対的に麻生大臣がマシに見えてしまいますが、いやそんなことはない。
「モリもカケもしょせん安倍の問題」と余裕の麻生大臣に、森友学園問題と酷似した公有地疑惑が報道されています。DFR様からの福岡県飯塚市、麻生王国での市有地タダ貸し問題、さらにリテラが報ずる東京都杉並区の国有地問題です。
 飯塚市議会は「上の方は麻生グループ」と言われ、「麻生」がらみの問題が市で議論される風土ではないそうです。そんな中、麻生グループは、市立病院の経営を市から引き継ぎ、併せて立てた発達障害児の支援センターの敷地を市から無償で借り、敷地は後に麻生グループが時価で買い取るという契約をしました。しかし買取り期限が来ると、時価1000万円の敷地代金の支払いが難しいので無償貸与を延長してほしいとする要求をしました。市側は「土地をタダで貸さないと、支援センターが追い出されるかもしれない」という「推察」を元に、無償貸与契約を可決しました。問題の病院を含む麻生グループは、副総理の「妻と息子」が役員に名を連ね、市役所が「ご意向」を忖度してきた構図があるといいます。
 また東京では、杉並区立施設「あんさんぶる荻窪」が突如、財務大臣と区長のトップ会談で荻窪税務署との等価交換が決定され、区民に親しまれていた施設が国に差し出される事態になりました。しかも「あたかも財産交換を賛成したかのような」虚偽の要望書を区側が作成し、町会長7名の会長印が押印されているそうです。その上、不当な不動産鑑定評価額で議会の虚偽答弁をしたという見事な「国有地絡みで文書改ざん」パターンです。上にあることは下にもある?
 モリカケで膿が出てきたものの、その下の腐敗部分は果てしなく大きいのかもしれません。
 下の動画は「心からの謝罪」もとい「心にもない謝罪」。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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森友学園問題と酷似 「麻生グループ」への土地無償貸与問題
引用元)
(前略)
 問題の土地は、飯塚市の郊外に建つ「こども発達支援センター」の敷地だ。もともとは隣接する旧飯塚市立病院(現・頴田病院)の敷地の一部で、麻生グループが2008年4月に病院の経営を引き継いだ際、市との協定で発達障害児の支援センターを併設(建設)することになった。麻生側は病院と同センターの敷地(市有地)を市から7年間無償で借りて、建物を建てた後、時価で買い取る契約を結んだ

(中略)麻生グループは最初から市有地を無償で借り、その土地に自己資金で建物を建てて、「こども発達支援センター」を運営するNPO法人に月額20万円で貸してきたのである。

 ところが、今年3月に土地の買い取り期限が来ると、麻生側は病院の敷地部分(約1万平方メートル)は約1億3000万円で買い取ったものの、時価約1000万円とされる支援センターの敷地部分(約834平方メートル)については市に無償貸与をさらに5年間延長するように要求した

「弊社の経営状況は極めて厳しく、赤字での経営を余儀なくされてきたのが現状です。(中略)飯塚市の福祉行政を支えるために、平成30年4月1日からさらに5年間の期間延長をご了承頂けますよう、お願い申し上げます」(市長宛の「貸借延長のお願い」より)

 あの麻生財閥が1000万円程度の金額を払えないというのも奇妙に聞こえるが、(以下略)

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