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[In Deep]極限の食糧難の渦中にあるベネズエラの報道を見て 〜 日本はベネズエラより悲惨になる可能性すらある

竹下雅敏氏からの情報です。
 ベネズエラでは、人々が飢えから動物園に押し入り、動物を食べるところまで追い込まれているようです。
 記事によると、食糧を買うと1か月分の給料が消えてしまうらしい。何と、闇市場では価格が何百倍にも急騰しているというのです。
 ブログの管理人の方は、「ひとごとではない」としていますが、同感です。日本のように、“交換する物が何もない国”の将来は、非常に厳しいのではないかと思います。
 日銀の黒田総裁が、あのような国を滅ぼすメチャクチャな政策を取らなければ、ここまで心配しなかったのですが、現状では、日本は将来的にベネズエラと同様の結末を迎える気がして仕方がありません。
私には、年金の5兆円損失というのは信じられません。おそらくトータルでは、その損失額は何倍にもなっているのではないかと想像します。郵便貯金にしても、実際にはかなりの額が焦げ付いていて、回収できないのではないかと思います。こうしたもろもろの責任から逃れるために、役人たちは意図的に国家破綻をさせるつもりなのではないかと思うのです。
 以前から、出来れば1年分の食糧の備蓄を呼びかけているのですが、ベネズエラの状況を見ると、これが決して大げさではないとわかるはずです。日本の食糧自給率を考えると、ベネズエラより悲惨になる可能性すらあります。田舎に土地と畑を持っていなければ、生き残ることが難しい時代が来るかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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たとえばこの国に飢えが現実化する日があれば、どんなことが起きるのだろう : 極限の食糧難の渦中にあるベネズエラの報道を見て
転載元)
(前略)
a10Starving Venezuelans Break Into Zoo And Eat Equally Starving Animals

この、
「飢えた人々が動物園に押し入り、飢えた動物たちを食べている」
というフレーズには、なかなか末期的なものを感じる部分もありますが、もちろん、ベネズエラの人々が置かれた現状を考えれば、そういうことを外部から非難したり是非を決めたりというのは筋違いですが、こういう状況にまで突き進んでいる最近のベネズエラのことを書きたいと思います。

そして、あるいは、その姿は今後のわりと多くの国(いつかは日本も含めて)の姿かもしれないと思ったり。
(中略)...

食糧を買えば1日で1カ月分の給料が飛ぶベネズエラの今

ベネズエラの首都カラカスのスーパーマーケット 7月末
a20Going hungry in Venezuela

ベネズエラは、もはや経済破綻が間近だとされますが、原油価格の下落によって物価が非常に高騰している他、食料品や医療品が決定的に不足しています。

上の写真は、BBC の報道からのもので、首都カラカスのスーパーの棚ですが、ほとんど何もありません。

右側の棚にかろうじて残っているものは「ブラン・シリアル(bran cereal)」というもので、ブランは「ふすま」、つまり、「小麦をひいて粉にしたあとに残る皮」のシリアルというようなことらしいですが、それだけが少し残っています。

日本だと、ブラン・シリアルのようなものは「ヘルシー」というようなことになるのかもしれないですが、今のベネズエラではヘルシーも何もなく、とにかく米やパンや肉といった基本的な食べ物を手に入れることが大変なようです。

また、食糧も実質、闇市場などでしか手に入らなくなりつつあるようなのですが、その価格について CNN では、以下のように報じていました。

食糧不足が深刻化、パスタの価格は200倍に ベネズエラ

CNN 2016/08/03

南米ベネズエラで牛乳や粉といった主食となる食品が極端な品薄に見舞われ、闇市場で価格が何百倍にも急騰している。

牛乳の値段は公営のスーパーマーケットで購入できれば粉ミルク1袋当たり70ボリバルで済む。しかし店の棚に並ぶことはほとんどない。闇市場では100倍の7000ボリバル(米ドル換算で700ドル=約7万円)で売られているのが見つかった。

主食のパンに使われるトウモロコシ粉は、公営スーパーで1キロ入りの袋が190ボリバル、民間のスーパーでもほぼ同程度。しかし闇市場では約15倍の3000ボリバルに跳ね上がる。

公定価格15ボリバルの1キロ入りパスタは、首都カラカスの闇市場で約200倍の3000ボリバルという値段が付いていた。闇市場でトウモロコシ粉とパスタと粉ミルクを1袋ずつ買っただけで、月額最低賃金の1万5000~2万ボリバルを使い果たしてしまいそうになる計算だ。

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[Sputnik]ベネズエラでは、インフレ率が1640%になる見込み 〜将来の日本でアベノミクスの大失敗の結果として、同様の物価高が起こり得る〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 経済的徴兵制でネトウヨが戦場に行った後、日本が国家破綻するとどうなるかは、以下のベネズエラの惨状をご覧になるとよくわかると思います。
 ひょっとすると、年金はすでに50兆円以上が溶けてしまっているのかも知れません。このメチャメチャな売国政権に票を投じる国民、あるいは、無関心で選挙に行かない国民のおかげで、日本はものすごい勢いで破滅へと突っ走っています。
 ベネズエラでは、インフレ率が来年は1640%になる見込みだとのこと。およそ16倍の物価高になるわけです。16倍であれば、まだまだハイパーインフレとは言いません。しかし物価が16倍になるということは、例えば月収48万円で暮らしている人の場合、3万円で暮らさなければならないということなのです。暮らせるでしょうか?
 私が言いたいのは、ハイパーインフレでなくとも、このくらいの物価高は、将来の日本でアベノミクスの大失敗の結果として、起こり得るということなのです。食糧自給率があまりにも低いこの日本で、どうやって暮らして行けば良いのでしょう。ベネズエラのような混乱が起きたとして、果たしてこれが、3か月やそこらで収束すると本当に思いますか?
 私が最低3か月の食糧備蓄を呼びかけていること、出来れば1年分の食糧を何らかの形で備蓄しておいて欲しいと呼びかけている理由は、このベネズエラのような大惨事が日本でも起こり得るからなのです。
 出来ればロシアのダーチャのように、田舎に小さな小屋と土地を所有しておくのが良いと思います。真剣に生き残ることを考えてください。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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IMF ベネズエラのインフレ率が約1600パーセントになると予測する
転載元)
ベネズエラのインフレ率は今年480パーセントとなり、2017年は1640パーセントとなる見込み。ウォール・ストリート・ジャーナルが、国際通貨基金(IMF)の資料を引用して伝えた。

主に石油収入が予算の基盤となっているベネズエラは、深刻な経済危機に陥っている。石油輸出国機構(OPEC)のデータによると、ベネズエラの2015年の財政赤字はGDP比24.4パーセント、2016年は25パーセントになる見込み。

フィナンシャル・タイムズは、ベネズエラの店舗では現在、主な商品の80パーセント以上が品切れだと伝えた。

一方でベネズエラ当局は、チャベス前大統領によって絶たれたIMFとの関係回復を試みようとしていない。

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飢えたベネズエラ人、コロンビアで溢れかえる
転載元)
数千のベネズエラ人が食料を求めコロンビアに押し寄せた。

7月10日、ベネズエラ政府がコロンビアとの国境検問所を開けたわずか14時間で、およそ3万5000人のベネズエラ人が越境した。コロンビアで彼らは十分に米、植物油、とうもろこし粉を手に入れた。これら食料は、ベネズエラでは非常な供給不足にあるか、法外な値段で売られているかなのだ。

80%以上の 主要品目がベネズエラの首都、カラカスのスーパーの商品棚にはない。ベネズエラの治安部隊にとって、主要品目がないことから起こる騒動に対処することはどんどん難しくなっている。栄養失調、略奪、栄養暴動の事件数の増加は、ベネズエラが食糧危機の時代に入ったことを物語っている。

ベネズエラ政府が食糧危機に対処できず、難民の奔流がコロンビア政府はコロンビアに溢れかえるならば、介入するとコロンビア政府はけん制している。

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ベネズエラ市民、食料を求めて抗議行動
転載元)
ベネズエラの首都カラカス市警は「食べ物が欲しい」というスローガンを挙げて抗議行動を行なった市民に催涙ガスを使用。

大統領府のある建物のまわりには食糧を求めて怒りの声を上げる市民、数百人が集まった。

現在入っている情報によれば、民衆の一団が店の前から食糧を積んだトラックを盗もうとした事件がきっかけで抗議行動が開始された。

デモに参加した女性は「店にもスーパーにも食べ物は全くない。空腹で疲労している。

ベネズエラの状況は商品不足、石油価格下落による国の歳入減、政治情勢の複雑化を背景に危機的様相を呈している。

[AFP 他]ベネズエラ、首都市長を逮捕 「米支援のクーデター関与」

竹下雅敏氏からの情報です。
 国民に支持されているベネズエラのマドゥロ政権を、クーデターにより排除する計画が、アメリカによって企てられていたとのこと。クーデターが成功した場合、新政権は“石油産業の私有化、経済の規制緩和、IMFなど国際金融機関との協定を主張”ということで、国の資産を一部の人間が奪略し、外資にベネズエラを売り渡すつもりであったようです。要するにベネズエラを支配するのは、アメリカだということです。
 アメリカは建前では民主主義なのですが、このように一部の権力者が支配する独裁国家なのです。こうした独裁を世界中に広げ、アメリカが一元支配する世界秩序を夢想しているわけで、盗聴と監視、加えて政敵の暗殺、及び軍事力を持ってすれば、世界支配が可能だと考えたのだと思います。
 メディアでのイメージとは異なり、ベネズエラは最も民主主義の国だと思います。ロシアもまた、アメリカに比べればずいぶんと民主主義国家だと感じます。アメリカも日本も表向き民主主義を装っていますが、本来そうであった試しはなく、地球上にこれまで民主主義国家というのは存在しなかったのではないかと思います。
 今後、地球は世界的レベルで民意が反映された国造りにシフトして行く必要があると思います。
(竹下雅敏)
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ベネズエラ、首都市長を逮捕 「米支援のクーデター関与」
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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ベネズエラ政府はクーデター計画があったと発表、米国、イスラエル、英国、カナダ、ドイツの名前
転載元より抜粋)
2月12日にはベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がクーデター計画を阻止したと発表した。この日、ベネズエラ軍を装ったアメリカの傭兵会社「アカデミ」(かつてのブラックウォーター)の航空機が大統領官邸を攻撃してマドゥロ大統領を暗殺、ベネズエラ国内に潜入させたエージェントに暴動を演出させることになっていたという。

このクーデター計画は2月6日に完成、「ジェリコ計画」という暗号名がつけられ、アメリカのNSC(国家安全保障会議)のリカルド・ズニーガが指揮したと言われている。この人物は2009年から11年にかけてCIAのハバナ支局長を務め、反フィデル・カストロ派をキューバ国内で編成するためのエージェントを雇う工作を行っていた。軍事行動の責任者はSOUTHCOM(アメリカ南方軍)で情報部門を統括しているトーマス・ゲリー准将とアダデミのレベッカ・チャベス。

キューバはアメリカとの関係改善を進めているように見えるが、裏ではクーデターの準備が進められていたということだ。

ベネズエラでもNEDをはじめとするNGOが中心的な役割を果たしたようだが、イスラエル、イギリス、カナダ、ドイツも参加、それぞれチャベス派の暗殺、プロパガンダ、国際空港のコントロール、NATO諸国の人びとの保護を担当することになっていたという。

クーデターが成功した場合、大統領に就任する予定だったとされているのはマリア・コリナ・マチャド元議員。マチャドはアントニオ・ロデスマ、レオポルド・ロペスと共同で11日に声明を発表、新政権への移行を訴え、石油産業の私有化、経済の規制緩和、IMFなど国際金融機関との協定を主張している。「国境なき巨大資本」にベネズエラを支配させ、国の資産を略奪し、自分たちは「オリガルヒ」になりたいという宣言だ。

ベネズエラの現政権はウーゴ・チャベスの政策を引き継いでいる。チャベスが大統領に就任したのは1999年。その3年後にアメリカはクーデターを試みて失敗している。
WikiLeaksが公表したアメリカの外交文書によると、2006年にもクーデターが計画された

アメリカのクーデター計画はその後も続き、昨年2月17日にはアメリカの外交官3名、つまり副領事のブレアン・マリー・マックスカー、ジェフリー・エルセン、そして二等書記官のクリストファー・リー・クラークが国外追放になっている。アメリカはベネズエラの学生組織していたようで、そうした学生グループのリーダーは、11日に声明を出したひとりで、ハーバード大学で学んだ経験のあるレオポルド・ロペスだとされていた。

[NEVADAブログ 他]ベネズエラ大統領とプーチン大統領の会談 / ベネズエラ大統領が、イランを訪問

竹下雅敏氏からの情報です。
 石油価格の下落で、ベネズエラは苦境に陥っています。しかし記事のように、中国、イラン、ロシアはベネズエラを見捨てるつもりはないようです。
 特にNEVADAによると、“ロシア・中国連合に原油を供給する体制を作るための会談”がプーチン大統領とマドゥロ大統領との間に行われたとの見方。ベネズエラがバーター貿易で原油を販売するルートが見出せれば、危機を脱することが出来ます。
 それにしても、この記事の最後の一文は、秀逸です。ひょっとしたら、この通りかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ベネズエラ大統領とプーチン大統領の会談
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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ベネズエラ大統領が、イランを訪問
転載元)
f3d9d522cc468c62462186a10de9440b_XLベネズエラのマドゥロ大統領が、イランの政府高官と会談を行うため、テヘランを訪問しています。

イルナー通信によりますと、マドゥロ大統領は9日金曜夜、高等使節団を率いてテヘラン入りし、イランの政府関係者の歓迎を受けました。
イランのローハーニー大統領は10日土曜、マドゥロ大統領と会談し、ベネズエラに対する投資や製品、技術サービスの輸出の用意があることを表明しています。
ローハーニー大統領はまた、「イランによるベネズエラへの投資や技術サービスの輸出、ベネズエラにおける製薬産業の形成、造船業での協力や、観光客の増加を目的とした両国の航空路線における開通の分野での協力が継続されるよう希望する」と語りました。
さらに、石油市場の現状についても、「間違いなく、OPEC石油輸出国機構の加盟国間の協力は、OPECに反対する一部の勢力の計画を無効にすると同時に、今年の原油価格が適切な水準に収まるのを助けるだろう」と述べています。

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[日本や世界や宇宙の動向]アメリカの囚人数、差し迫る金融崩壊、ベネズエラの食糧危機!

竹下雅敏氏からの情報です。
 識者の見解は、共通しているようです。ベネズエラのスーパーの棚から商品が消えてしまいました。石油価格の下落が、ベネズエラに困難をもたらしているようです。問題は、事実上配給に頼っていた貧困層のダメージがどのくらいあるのかにかかっていると思います。BRICS諸国がベネズエラを見捨てるとは思えないので、何か秘策があるのではないかと思っています。注視したいと思います。
 このベネズエラの状況は、下手をすると明日の日本の状況になり兼ねないところが恐ろしいのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカの囚人数、差し迫る金融崩壊、ベネズエラの食糧危機!
転載元より抜粋)
(アメリカの金融、経済アナリストのコメント)
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/11-predictions-economic-disaster-2015-top-experts-globe

ジェラルド・セレンテ
「人々は金融詐欺師らを信用しなくなります。なぜなら彼らは既に手の内を明かしてしまったからです。彼らがやっていることはネズミ講なのです。彼らはこれ以上詐欺ゲームを続けることができなくなっています。詐欺ゲームに使えるカードがなくなってしまったからです。では彼らは一体何をしようとしているのでしょうか。金利を上昇させることもできません。昨年12月に株式市場がほころび始めましたが、それは。。。彼らの詐欺ゲームが終わりつつあるということです。そしてウォール街や世界中がパニック状態になる時が迫っています。

ポール・クレーグ
西側諸国の砂上の楼閣(金融システム)がいつ崩壊してもおかしくない状況です。ダウの株価や強い米ドルを裏付ける経済の基礎的条件は一切存在しません。」

ビル・フレッケンステイン
彼らは株価を上げることで経済危機を回避しようとしていますが、うまくいくわけがありません。今後、予期せぬ深刻な事態になるでしょう。 人々は全てが見え透いた真似事だということに気が付きます。その結果、ドルが暴落し、株式市場が暴落し、ついでに証券市場も暴落することになります。中央銀行が金の価格を操作していることが明らかになり、金の価格は一時的に回復するでしょう。」

リズ・マコーミック&スザンヌ・ウォーカー
「ウォール街からのメッセージとして・・・2015年は米国債が壊滅的な状態になります。覚悟をしていてください。

ジョン・イング
今、世界が直面している危機に比べれば2008年の金融崩壊は単なる舞台稽古のようなものです。世界の国々の政府が民間セクターよりもはるかに多くの借金を抱えている状態なのです。今回の経済、金融崩壊は2008年のそれとは比較にならないほど破壊的なものとなるでしょう。」

・・・・・・
そして、ゼロヘッジによれば、
ロシアはEUに対し、アメリカとのTTIP交渉をやめ、ロシアのユーラシア経済連合に加盟するように呼び掛けています。

<ベネズエラの食糧危機>
https://twitter.com/L0gg0l/status/551886149317570561
ツイッター情報:

ベネズエラが食糧危機に!スーパーの棚から商品が消えています。食品類だけでなく生活必需品も手に入らなくなりました。

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