アーカイブ: ’24/3モスクワ郊外コンサート会場銃乱射事件

国際経済学のジェフリー・サックス教授「(ウクライナにお金を送るのは)ウクライナをさらに破壊する以外には何の意味もない」 / ロシア外務省「(モスクワ郊外コンサート会場テロ)事件の本当の計画者や受益者から国際社会の目をそらすため、主要西側メディアでは悲劇の本当の規模にスポットを当てないようにしている」

竹下雅敏氏からの情報です。
 国際経済学のジェフリー・サックス教授は、ウクライナにお金を送るのは「ウクライナをさらに破壊する以外には何の意味もない(10秒)」と言っています。
 “我々は、何十万人ものウクライナ人が前線に出て死に、領土がどんどん失われていくために金を払ってきた。この戦争の最も基本的なポイントは、2014年に中立を望むウクライナ政府を転覆させ、NATOの拡大を推し進めることにあったのだが、それは無謀で愚かなことであり、失敗する運命にあったのだ(1分14秒)。…しかし、バイデン、オバマ、ヒラリー・クリントン、ビクトリア・ヌーランド、ジェイク・サリバン、トニー・ブリンケンは、ただ先走った。そして今、彼らは11月を乗り切るために、さらに610億ドルを要求している(2分47秒)”と話しています。
 世界銀行は、日本(10億ドル)・英国(5億ドル)による保証を得て、ウクライナ政府向け15億ドル(約2,300億円)の借款供与を決定しました。
 ところが4月1日のRT『世界銀行がウクライナ破産警告を発令』は、“世界銀行当局者は、西側諸国が債務の帳消しか再編に同意しない限り、ウクライナは早ければ来年にも破産する可能性があると語った”と報じています。こうした状況を、どのくらいの日本人が理解しているのでしょう。
 「ウクライナ戦線でウクライナ人女性を見かけることが増えています」というツイートに、“エマニュエルデービッド・アトキンソンを追放しなければ日本もこうなる”という書き込みがありました。
 デービッド・アトキンソン氏は、“中小企業は、小さいこと自体が問題。…とくに数を減らすべきは小規模事業者でしょう。…新型コロナウイルスの補助金も小規模事業者にはいらないでしょう”と発言している人物です。
 “続きはこちらから”のツイートをご覧ください。3月22日に起きたモスクワ郊外のコンサート会場でのテロ攻撃の容疑者らは、ロシアのテレビで放映された取り調べビデオの中で、“「サイフロ」と呼ばれるハンドラーの指示に従っていた”と述べています。
 ロシア連邦保安庁(FSB)のアレクサンドル・ボルトニコフ長官は、“米国、英国、ウクライナもこの襲撃に関与しており、おそらくイスラム主義者を代理人として利用している可能性がある”と示唆しています。
 ロシア外務省は「事件の本当の計画者や受益者から国際社会の目をそらすため、主要西側メディアでは悲劇の本当の規模にスポットを当てないようにしている」と指摘しています。
 テロの犯行声明を出したのは、イラン東部やアフガニスタンを拠点とする過激派組織「イスラム国ホラサン州(ISIS-K)」ですが、すらいと氏のツイートによれば、元CIA分析官のラリー・C・ジョンソン氏は、“ISIS-Kの拠点はシリア-ヨルダン国境にある米軍基地だ。ウクライナが関与していればアメリカは知っている”と言っているようです。
(竹下雅敏)
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クロッカス市庁舎のコンサート会場テロ事件への関与が疑われるトルコ ~トルコはロシアにテロ戦線を準備するウクライナのGUR(ウクライナ国防省情報総局)の本部である

竹下雅敏氏からの情報です。
 3月27日の記事で、クロッカス市庁舎のコンサート会場で起きたテロ事件の襲撃グループを雇った人物は、過激派組織「イスラム国ホラサン州(ISIS-K)」とCIAの中間的な存在であるサーモン・クロソニ(Salmon Khurosoni)というタジキスタン人でした。
 そして、銃撃犯が向かったウクライナでは、正体不明の外国諜報員が、彼らを直接トルコへ、そしてサーモン・クロソニのいるアフガニスタンへと運ぶことになっていた、ということでした。
 『ヌーランド/ブダノフ/タジク/クロッカスのつながり』でペペ・エスコバル氏は、“クロッカスはプロが計画したものであり、IQの低いタジク人の残党が計画したものではない。ISIS-Kではなく、GUR(ウクライナ国防省情報総局)である。典型的な偽旗で、無知なタジク人はISIS-Kのために働いていると思い込んでいた”と記しています。
 このように、3月22日のテロ事件にはトルコの関与が疑われるのですが、トルコのオメル・チェリク報道官は、“トルコの諜報機関はテロとの戦いでロシアを支援している”と述べ、「このような専門的な行動を、いかなる国家の諜報機関の支援なしに行うことは不可能であることは明らかだ」と語ったということです。
 そこで問題になるのは、藤原直哉氏がツイートで紹介しているロシアのプラウダの記事『クロッカス攻撃はトルコに対するロシアのアプローチを永久に変えるだろう』です。
 記事には「トルコはロシアにテロ戦線を準備するウクライナのGURの本部である」とあり、“連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・ボートニコフ局長は、ウクライナの特殊部隊がトルコでテロリストを訓練していると直接発言した。そして、これは明らかに一過性の作戦ではない。ウクライナ国防省のGURは、特にイスラム教徒であれば、諜報員との交渉の場としてトルコをしばしば利用している。”とあります。
 そして、“トルコの目標は何か。それは、ロシア連邦の領土を含めてオスマン帝国を再現することであり、そのためにはウクライナが最も汚い仕事をする武器として非常に必要なのだ”とし、「トルコはAFU(ウクライナ軍)の主要スポンサーであり、キエフのテロ政権の共犯者である」とまで書かれています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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外国国家はモスクワのテロ攻撃を「明らかに」支持 - エルドアン大統領補佐官
引用元)
トルコ与党の報道官は、ウクライナ紛争に関心を持つ「ロビー活動」を指摘した。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領率いる公正発展党(AKP)のオメル・チェリク報道官は木曜日、クロッカス市庁舎の虐殺のようなテロ行為には、国家がスポンサーとなっている傾向があると語った。

モスクワのコンサート会場は先週金曜日、武装集団に襲撃され放火され、143人が死亡、300人以上が負傷した。その後、犯人とされる4人を含む11人の容疑者がロシアの治安当局によって逮捕された。

AKPの副議長でもあるチェリク氏は、トルコのテレビ局NTVの取材に対し、「このような専門的な行動を、いかなる国家の諜報機関の支援なしに行うことは不可能であることは明らかだ」と語った。

「このような出来事には必ずスポンサーがいる」と彼は付け加え、ウクライナ紛争を指して「戦争の継続を望むロビー団体」を指摘した。

トルコの諜報機関はテロとの戦いでロシアを支援しているとチェリク氏は述べ、クロッカス市庁舎での悲劇に対してアンカラはモスクワに「心からの哀悼の意」を送ったと付け加えた。

金曜日の虐殺については、テロ組織 「イスラム国ホラーサン」(ISIS-K)が犯行声明を出した。ウクライナはこの事件への関与を否定した。

ロシアが拘束したすべての容疑者は、プーチン大統領が「過激なイスラム主義者」と表現したタジク人であることが判明した。武装集団は国境を越えてウクライナに逃げ込もうとして捕まった。米国とEUは、キエフはこの攻撃とはまったく無関係だと主張しているが、ISIS-Kが唯一の犯人だという主張の根拠は何も示していない。

ロシアの諜報機関と法執行機関はその後、容疑者たちが攻撃の代金としてウクライナから多額の暗号通貨を受け取っていた証拠を発見した。攻撃の資金調達に関与したとされる人物は拘束されたが、調査委員会はまだその身元を公表していない。


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ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンダー・ボルトニコフ長官はメディアに対し、クロッカス市庁舎でのテロ攻撃には米国、英国、ウクライナが関与していると語った

竹下雅敏氏からの情報です。
 西側メディアによれば、モスクワ郊外のコンサート会場で起きたテロ事件で犯行声明を出したのは、イラン東部やアフガニスタンを拠点とする過激派組織「イスラム国ホラサン州(ISIS-K)」だとされています。
 しかし、3月24日の記事で、“タジキスタンのウクライナ大使館のサイトでは、ロシアと戦うウクライナ外人部隊のためにタジク人を募集していた。モスクワのモールのテロリストはタジク人(ISISではない)で、テロ攻撃の直後にウクライナに向かっていた。彼らは報酬を得ていたことを認めた。なんという偶然だろう”というKim Dotcom氏のツイートを紹介しました。
 また、3月25日の記事では、RTの編集長を務めるマルガリータ・シモニャン氏の「ISISに偽装できる者が実行犯に選ばれた」という主張を紹介しました。
 こちらのツイートによれば、以下のことが判明しているということです。
 ・犯人はタジキスタン出身で、イスラム国ホラサン州に関連するオンライン宗教教化を受けていた。
・教化グループはサーモン・クロソニ(Salmon Khurosoni)というタジキスタン人が監督しており、彼が最初の勧誘を行った。
・クロソニは、イスラム国ホラサン州とCIAの中間的な存在であると言われている。
・イスラム国の組織者は金銭的報酬を約束しないが、なぜかクロソニの助けで報酬が承認された。
・トルコの仲介者(おそらく外国情報機関のキャリア職員)がタスクと指示を作成し、サーモン・クロソニに送った。
・銃撃犯が向かったウクライナは、撤退計画の最後のつながりではなかった。ウクライナにいる別の正体不明の外国諜報員が、彼らを直接トルコへ、そしてアフガニスタンへと運ぶことになっていた。
・そこが仲介役の「イデオロギー的」組織者サーモン・クロソニのいる場所である。
 ロシアのタス通信『クロッカス市庁舎攻撃の背後に米国、英国、ウクライナ — FSB長官』は、“ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンダー・ボルトニコフ長官はメディアに対し、クロッカス市庁舎でのテロ攻撃には米国、英国、ウクライナが関与していると語った”と報じています。
 タス通信の記事は3月26日ですが、25日にはウクライナ保安庁(SBU)ウクライナ国防省情報総局(GRU)の建物がロシアの極超音速巡航ミサイルで攻撃され破壊されたようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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モスクワ近郊での虐殺事件後、ロシア軍はウクライナのテロ機関本部などを攻撃
引用元)
(前略)
実行グループはダーイッシュ-ホラサン(IS-KP、ISIS-K)に所属、ウクライナ政府は無関係だと宣伝されている。9/11の時と同じように、事件の詳細が不明な段階でアメリカ政府はISIS-Kの犯行だと断定、ISIS-Kは犯行声明を出しているのだが、それを裏付ける証拠はない。これだけ短時間に事件の内容を把握できるはずはないのだ。事前にシナリオができていたのでない限り、こうした発表をできるはずはない。
(中略)
襲撃グループを雇った人物はサーモン・クラサニ。この人物はCIAとダーイッシュ双方と緊密な関係にあるという。
(中略)
西側ではシティ・ホールを襲撃したのはISIS-Kだと宣伝しているが、これは傭兵集団なのであり、雇い主を特定しなければ意味がない。

このテロ事件ではアメリカ側に奇妙な言動が見られる。例えば、統合参謀本部議長を辞めて間もないマーク・ミリーの昨年12月4日における発言。ロシア人は夜中に喉を切り裂かれるのではないかという心配で眠れなくなると語っている。

国務副長官代理を務めていたビクトリア・ヌランドは1月31日と2月22日、ウラジミル・プーチン露大統領はウクライナの戦場で驚きに直面するだろうと発言、ブリンケン国務長官は3月5日に彼女の「退任」を発表した。

3月7日から8日にかけてアメリカとイギリスの駐露大使館がモスクワでテロの可能性があるとすると警告、18日にはバラク・オバマ元米大統領が突如ロンドンを訪問し、リシ・スナク首相やキア・スターマー労働党党首と会談、そして3月22日の襲撃だ。
(以下略)
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[モスクワ郊外コンサート会場銃乱射事件]テロの実行犯はISISではなかった ~逮捕された4人の容疑者はいずれもタジキスタン出身だった

竹下雅敏氏からの情報です。
 3つ目のウラジミールZさんのツイートに、ISISが公開した襲撃犯4人の写真があります。襲撃犯4人の顔はぼかされていますが、元国連主任査察官のスコット・リッター氏は、「米政府は1時間も経たずISISの犯行と発表した。隠蔽工作の証左だ。ISISは犯人の顔をぼかさない」と言っているようです。
 また、この写真についてジャーナリストのトニ・カプオッツォ氏は、「腑に落ちないのは、人差し指を立てて神の一体性を指し示していることだ。1000枚の写真で見たが、これは右手で行うジェスチャーだ。」と指摘しています。
 イスラム教では左手は不浄なものなので、もしもこの写真が鏡に映されている場合は、旗の文字も反転するはずだ、というわけです。
 RTの編集長を務めるマルガリータ・シモニャン氏は「ISISに偽装できる者が実行犯に選ばれた」と主張しているようです。要するに、テロの実行犯はISISではないわけです。
 ビクトリア・ヌーランドが1月下旬頃にキエフを訪問した際に、「プーチン氏は戦場で素晴らしいサプライズをもらうだろう」と発言していましたが、今回のテロはその一つだったのかも知れません。
 “続きはこちらから”のタマホイさんのツイートから、逮捕された4人の容疑者はいずれもタジキスタン出身であることが分かります。
 『タジキスタンのウクライナ大使館はモスクワ攻撃を実行した傭兵を雇ったのか?』によれば、タジキスタン全国移民連合は2000年代にMI6直属の組織として設立され、ロシア国内にタジキスタン人エージェントのネットワークを保持している。この組織は、タジキスタン国内でもロシア国内でもテロ組織とみなされている。アフガニスタンからアメリカが脱出する前夜、イギリスはタジク人に関心を持ち始め、2018年にワルシャワでタジキスタン国民同盟を創設。資金は、同盟の一部であるタジキスタン全国移民連合を経由してMI6からもたらされた、とのことです。
 昨日の記事で、ダグラス・マクレガー元陸軍大佐のツイートを紹介しました。マクレガー元大佐は「私にはわからないが、MI-6/CIAが関与していることは間違いない。」と言っていましたが、これはソ連崩壊後のロシアでのテロには、つねにMI6の指紋がついていたからです。
(竹下雅敏)
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モスクワ郊外のコンサート会場での銃乱射のテロリストらはウクライナへの逃亡を計画していた ~テロにはウクライナ保安庁(SBU)が関与しており、アリバイ工作のために「全西側メディアがISISの犯行だと強調した」

竹下雅敏氏からの情報です。
 3月22日に起きたモスクワ郊外のコンサート会場でのテロ攻撃による死者数は133人に増えたようです。
 ロシアの法執行機関と治安当局は容疑者計11人を拘束していますが、ロシア連邦保安庁(FSB)の声明によると、主要容疑者4人は土曜日(23日)の早朝、ウクライナと国境を接するロシアのブリャンスク州で拘束された。
 テロリストらはウクライナへの逃亡を計画していた。「犯人はロシアとウクライナの国境を越えることを意図しており、ウクライナ側に関連する連絡先を持っていた」とのことです。
 “続きはこちらから”に、テロ事件に関連したプーチン大統領の演説があります。プーチン大統領は「この犯罪の捜査と捜索活動の結果について、現時点で言えることは、4人のテロ実行犯全員、銃撃し人々を殺した全員が発見され拘束されました。犯人らは潜伏を試み、ウクライナに向かっていました。暫定的な情報によれば、そこでは国境を越えるための抜け穴がウクライナ側から用意されていました。…捜査機関、治安維持機関は犯罪の全貌を詳らかにするために全力を尽くします。…全ての実行者、計画者、指示者は公正かつ不可避の処罰を受けます。…繰り返しますが、全員を特定し処罰します。テロリストの背後に立ち、悪事を計画した者を。」と言っています。
 昨日の記事で、過激派組織「イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出したことについて、“仮にこのテロが犯行声明どおりISISであったとしても、背後に居るのはアメリカとウクライナだと多くの人は考えるでしょう”とコメントしました。
 タマホイさんは、“タジキスタンのウクライナ大使館のサイトでは、ロシアと戦うウクライナ外人部隊のためにタジク人を募集していた。モスクワのモールのテロリストはタジク人(ISISではない)で、テロ攻撃の直後にウクライナに向かっていた。彼らは報酬を得ていたことを認めた。なんという偶然だろう”というKim Dotcom氏のツイートにリンクを貼っています。
 ダグラス・マクレガー元陸軍大佐、元国連主任査察官のスコット・リッター氏も「テロ攻撃はウクライナとCIAによるもの」と考えているようです。
 これまでに分かっていることをまとめると、すらいと氏のツイートにあるように、テロにはウクライナ保安庁(SBU)が関与しており、アリバイ工作のために「全西側メディアがISISの犯行だと強調した」と考えた方が辻褄は合います。
 さて、冒頭の動画をご覧ください。12分8秒のところでドラさんは、“どうもアメリカ仕掛けではなさそうです。…フランスっぽい”と話していますが、私はドラさんがガセネタをつかまされたと思っています。
(竹下雅敏)
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Kremlin says Russia in a ‘state of war’ in Ukraine 同記事 「特別軍事作戦」ではない。戦争を宣言した。 今までとは全く違うということ。
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