注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
人道物資の搬入を求める人々が23日、カラカス市内にあるベネズエラ軍最大の空軍基地にデモをかけた。
食料と医薬品が不足するベネズエラに米国やブラジルなどが人道支援物資を搬入しようとしてきたが、マドゥロ政権が国境沿いに軍を出し、実力で阻止してきた。
(中略)
空軍基地へのデモは、人道支援物資の搬入を力づくで阻むマドゥロ政権への強い反発だ。
(中略)
首都カラカスの中心部に位置する空軍基地は、マドゥロ大統領の私邸から車で10分の距離にある。大統領が亡命するとなれば、この基地からとなるだろう。
(以下略)
「米国の指揮で、援助輸送を口実に、ベネズエラ国境を強引に突破しようとする危険な挑発が23日に計画されている。政府支持者と反対派の衝突が発生し、それを合図に軍事侵攻し、マドゥーロ政権を倒そうとしている」―ロシア外務省報道官マリアザハロバ #HandsOffVenezuelahttps://t.co/yalzABLc7s …
— mko (@trappedsoldier) February 23, 2019
【警戒】ベネズエラ国境のコロンビアに、米特殊部隊と武器が配備されている。ロシアは情報を握ってる。武器はウクライナの武器商人アントノフ・ステートカンパニーが、輸送した。ククタで政府支持者と反対派の衝突を故意に起こし、それを口実に軍事介入する計画だ―露外務省https://t.co/4q7hznzTRs
— mko (@trappedsoldier) February 23, 2019
田中龍作さん、いい加減にしてください! あなたはホワン・ガイド派の仲間になったのだから、米国の手先です。あなたがまき散らすデマを理由に、援助物資を送る偽装の軍事侵攻が準備されています。人が死にます。国境で食い止められなければ、大変な犠牲者が出ます。あなたはこれを手伝っているのです https://t.co/h8JG5nxfrs
— mko (@trappedsoldier) February 23, 2019
米国の軍事介入を正当化しようとニセ旗が展開されているが、カラカスでは市民が「介入反対」の大デモ! https://t.co/XmMB39PcaK
— mko (@trappedsoldier) February 24, 2019
ロシアはシリアを救った。今、ベネズエラも救うだろうhttps://t.co/9dVRnmklNB
— mko (@trappedsoldier) February 24, 2019
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しかし、米国の人道支援物資には、反政府勢力に提供する武器が積まれていることはよく知られています。
“続きはこちらから”では、“米国が主張する「人道支援」は前世紀末のコソボ紛争以来、軍事介入の露払いとなってきた”と書かれています。また、mkoさんのツイートをご覧になると、ロシア外務省は、米国が援助輸送を口実に軍事介入の計画があるとしています。
こうした中で、田中龍作ジャーナルが米国の軍事侵攻の手助けとなるような記事を提供することには、疑問を感じます。
mkoさんの4つ目のツイートには、米国の介入に反対するデモの様子が写っています。動画をご覧になると、田中龍作ジャーナルの写真のデモとは比較にならない規模だということがわかります。要するに、ベネズエラ国民の圧倒的多数は、米国の介入に反対しているのです。要するに、フアン・グアイド氏を認めていないのです。
龍作さんは、弱者の視点に立って取材をしているだけだと思いますが、アメリカがこれまでに行ってきた歴史的経緯を無視して、一部だけを取り上げてマドゥロ大統領を独裁者と表現するのは、それこそ、私たち庶民を食い物にしているグローバリストの思惑に乗せられているのではないでしょうか。このような立場は日本国内なら通用するかもしれませんが、国際的な視点では相手にされないのではないかと思います。
弱者の視点に立つと言うのであれば、マドゥロ政権支持派の最貧困層の意見も聴かなければ、歪んだ視点を伝えることにならないでしょうか。龍作さんには、是非ともフアン・グアイド派から離れて、自分自身の足でベネズエラを見てきて欲しいと思います。