注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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大阪・関西万博のパビリオンで3億円超の工事代金未払いを出したGLイベンツ社とは
(前略)
大阪・関西万博の海外パビリオン建設を巡り、次々に「工事代金の未払い」が発覚している。中でも金額が大きいのは、イベント会社「GL events Japan」(本社・東京港区)による未払いだ。GL社はフランス資本の大企業で、日本法人は2016年に設立。ルーマニア、セルビア、ドイツ、マルタのパビリオンを元請けしていたが、下請け業者らによるといずれも未払いがあり、被害者の訴えを合計すると3億円を超える。6月23日に、四つのパビリオンの被害者らが記者会見し、「GL社は『このままでは開幕に間に合わない』と助けを求めて来て、協力させるだけさせて、支払いになると手のひらを返す。いったいどういう会社なのか」と口をそろえた。
(以下略)
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【速報】相次ぐ万博パビリオン「未払い問題」に博覧会協会「非常に残念」アメリカ館でのパビリオン未払いは「どういうことがあったのか情報収集中」
大阪・関西万博で相次ぐ、海外パビリオンの工事費未払い問題。新たにアメリカ館の工事に携わった下請け業者間でも未払いが起きている点について、7月7日に会見を開いた博覧会協会の髙科淳副事務総長は「報道を承知しているが、どういうことがあったのか情報収集中」などと述べました。
(中略)
一方で、民間事業者同士の契約になることから、髙科淳副事務総長は「そこに協会として権限がないことから何か具体的にできるかってことは難しい、どうしてもやれることに限界はあるが、できる範囲で問題解決に向けて協力をしていきたい」と述べました。
(中略)
博覧会協会はこれまで相次ぐ工事費の未払いについて「私たちができるのは行政の相談窓口などの紹介」だとしています。
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万博工事未払い被害者への早急な救済措置を総理大臣、経済産業大臣、大阪府知事、万博協会会長に求めます
(前略)
私たちは、2025大阪万博工事において、さまざまな外国パビリオンの建設工事に携わってきました。開幕までわずかな期間しかない中で、昼夜を問わず過労死レベルの工事をして、多くのパビリオンを開幕日までに完成させることができました。
ところが、例えばアンゴラ館、マルタ館、中国館、ルーマニア館、セルビア館、ドイツ館、アメリカ館などで、元受け企業や上位の下請け企業が建設代金を支払わず、私たち下位の下請け企業に対する多額の未払いが発生し、このままでは私たちだけでなく、さらに下位の孫請け、ひ孫請け業者が連鎖倒産する恐れがあります。
(中略)
ある業者は「業者やその家族1000人が路頭に迷っています。早急に対応してほしい。」また、別の業者も「私財を使い耐えてきたが、もうお金に換えられるものがない。差し出せるものは自分の命しかない」など、生死に関わるぎりぎりの状況なのです。
(中略)
1.命と生活を守るために、一刻も早く私たちに対して未払い工事代金の立て替え払いをしてください。
私たちは万博という国策の遂行に力を尽くしてきました。ぜひ、税金を使い、立て替え払いをしてください。
また、私たち未払い被害者が建設したパビリオンから収益を得ている訳ですから、万博入場料収入を立て替え払いの原資にしてください。
2.命と生活を守るために、返済期間が長期の無利子融資を緊急に実行してください。
現在、私財を処分するなどして生活をしている状況ですが、もう限界です。家賃が払えず退去させられ、寝る場所がない仲間もいます。生活を、そして命を守るため早急に返済期間が長期の無利子融資をお願いします。
(以下略)
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中国の池田大作だと思えば分かりやすいかもしれない。釈永信は少林寺の方丈(管長)で、少林寺の商業化を積極的に進め、少林寺CEOと呼ばれている人物だということです。
“中国国内だけではなくてですね、世界各地にですね、少林寺センターというような施設を作っていまして、アメリカだけでも130以上もあるっていうんですね。そしてですね、少林寺の武術を教えたり、少林寺のグッズを販売したりっていうことですね、大規模な商業活動を行っております。ということで商標登録だけでも700以上あるっていうんですよ。そして少林寺自体が観光地になってるので、入場料収入というのもあると。ちなみにこの入場料収入というのがですね、1年間でおよそ20億円弱あります。日本円にしますと。ただこの入場料というのは少林寺の収入のごく一部に過ぎなくてですね、様々なグッズ販売も行っておりますし、さらにはですね、不動産投資とかもやってるんですよ。そして、これっていうのは中国内での不動産投資だけではなくてですね、外国でもやってるっていうことで、現在の少林寺の実態はですね、大きな企業グループになってるんですね。この少林寺を率いているのが少林寺方丈。日本語で読むと釈永信(し えいしん)になるみたいなんですけどね(54秒)。…ちなみに政治との関わりとしてはですね、全人代の代表であったり、仏教協会の副会長というポジションにもついております。ということで共産党との密接な関係もあると。(2分40秒)”と説明しています。
その釈永信ですが、7月26日に34人の愛人と子を連れてアメリカのロサンゼルスへ逃亡を企てたものの、上海市の空港で拘束されたという情報があります。
ツイートをご覧になると分かるように、とんでもない生臭坊主です。“少林寺の住職兼 CEO である釈永信は、昼間は仏典を説いたり読経したりしているが、夜になると様々な「一般人」や「既婚女性」を「救済」するのに忙しいという噂がある。”というのは事実でした。
“2015年、つまりもう10年も前のことなんですけども、少林寺の僧侶がですね、実名で少林寺のトップに隠し子がいるという事実をですね、政府の当局に告発したっていうことで、ネット上で大騒ぎになったことがあるんですよ。さすがに当局も無視できないってことで、調査を開始したんですが…告発された内容は事実ではないと報道されたんですよ。…ところが今回…身柄拘束され、調査対象になっていると。(4分46秒)”と説明しています。
こうした変化は、中国共産党のかなり上層部で、“少林寺利権を持っている大物が失脚したか権力を失った可能性が高い。(10分20秒)”と言っています。