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エルドアン大統領「アメリカがダーイシュを支援している証拠を持っている」 〜ロシアと組むことを決めたトルコ〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 下から順にご覧下さい。カタールは、シリアのテロリストの武装化を認めました。カタールの元首相は、“カタールとサウジアラビアは…大国の承認なしに…シリアで役割を果たすことができなかった”と述べています。記事では、“アメリカCIAが監督する軍事支援計画”とあるので、大国の承認というのはアメリカだと考えられます。
 当のアメリカのCIA長官は、シリアへのアメリカの関与を認めています。ブレナン長官は、“アメリカは、シリア危機において、主要な勢力だ”と語り、シリアの反体制派武装勢力を支援してきたことを認めました。
 ところで、そのアメリカの支援してきた反体制派武装勢力がどういう連中だったかは、スプートニクの記事でわかります。非常に残虐な集団で、ダーイシュとどこが異なるのかよくわかりません。穏健派などと言うのは言葉だけで、完全に凶悪なテロリストです。
 櫻井ジャーナルによれば、アサド政権を打倒するために、傭兵だけではなく、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン、トルコ、そしてドイツも特殊部隊をシリアに潜入させていたとあります。侵略勢力は侵略の口実として穏健派の支援としてきましたが、この穏健派というのは、事実上アルカイダと同様の連中です。アメリカはテロとの戦いでアルカイダと戦って来たことになっていますが、シリアでは、彼らを穏健派として支援して来たことが記されています。しかし、テロとの戦いと言う以上、悪役のテロリスト達が必要で、その悪役はダーイシュと名付けられたようです。どちらもアメリカが育てたテロ組織です。
 27日の櫻井ジャーナルでは、トルコやイスラエル政府は、すでに方針を転換していると見ているようです。イスラエルがロシアに接近を始めたのは、今年の5月。6月下旬にはトルコもロシアへ近づき始めました。その関係で、トルコではクーデター未遂が起こりました。エルドアン政権は、クーデターの黒幕は、CIAが関係しているフェトフッラー・ギュレンだとしています。エルドアン政権は、ロシアでのトルコ大使射殺事件もこのギュレンが関係していると考えているようです。ということは、CIAが関与しているということになります。
 28日の記事によると、驚いたことに、エルドアン大統領が、アメリカ主導の連合軍がダーイシュを支援している証拠を持っていると言い出したようです。“お前が言うか”という気もしますが、これは驚くべき発言です。いわゆる穏健派を支援して来た事は、今見たように、アメリカもカタールも認めているわけですが、エルドアンは、ダーイシュを支援していると言っているのです。対テロ戦争で戦っているはずのテロリストたちを支援してきたという事実を、これまで仲間だったトルコが言い出したわけです。アメリカはどうするんでしょうか。
 この発言を見ると、これまでオスマントルコ大帝国再興という野望を捨てきれず、ロシア接近とアサド政権打倒の間で揺れ動いていたエルドアン大統領が、アレッポの解放でその野望が頓挫し、今でははっきりとロシアと組むことを決めたという感じがします。
 記事では、“ロシアへの接近はトルコよりイスラエルのベンヤミン・ネタニアフのほうが早い”とあります。文末では、ネオコンをはじめとするアメリカの好戦派から、“イスラエルやトルコが離反しても不思議では無い”としています。櫻井ジャーナルは、イスラエルとトルコがこれまでの政府の方針を転換していると見ているようです。
 私も同様に考えており、明らかに方針転換をし、ロシアとの関係改善を図ろうとしている次期トランプ政権と、イスラエルはかなり近い関係にあると思います。ただ、こうしたネタニヤフ政権の方向性が気に入らない連中がネタニヤフ政権を揺さぶる動きがあり、イスラエルではネタニヤフ首相に対する汚職の捜査が行われているとのことです。
 イスラエルに関しては情報が少なく、はっきりとしたことが言えないのですが、私の個人的な感覚では、現在のネタニヤフ首相は替え玉であり、本人は既に死亡していると思います。フルフォードレポートで、かつて、“ネタニヤフ首相はロシアのスパイである”と書かれていたと記憶していますが、私はこの見解を支持します。現在、ネタニヤフ政権がロシアに接近しているのはこのためです。
 イスラエルも、アメリカと同様に内部は分裂していると考えています。おそらく、CIAとペンタゴンが対立しているように、イスラエルもモサドとイスラエル軍部が対立していると思います。現在のネタニヤフ政権は、イスラエル軍部に守られていると考えています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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配信元)

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トルコ大統領は自分たちの過去を棚に上げて米主導の連合軍がダーイッシュを支援していると非難
引用元)
アメリカ主導の連合軍がシリアでダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を支援していることは明らかで、それを示す証拠を持っているとトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が語ったという。間違いではないが、少なくとも最近まで、トルコもその仲間だった。

(中略) 

 ロシアへの接近はトルコよりイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフの方が早い。今年5月、ネタニヤフ首相はロシアとパイプを持っているアビグドル・リーバーマンを国防大臣に据え、ネタニヤフ自身も盛んにモスクワを訪問、6月7日にはプーチン大統領と会談している。イスラエルとトルコで何らかの話し合いがあったと見られている。そのイスラエルでは現在、ネタニヤフ政権を揺さぶる動きがある。

(中略) 

 ネオコンをはじめとするアメリカの好戦派はプーチンのグループがロシアを再独立させた時に迷走を始めた。

(中略) 

 本来なら軌道修正する必要があるのだが、ネオコンは当初の計画を実現しようと必死にもがき、状況を悪くしている。

(中略) 

イスラエルやトルコが離反しても不思議ではないが、ネオコンやその背後にいる勢力は後戻りできなくなっているのだろう。彼らの支配体制は瓦解するかもしれない。

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露大使を射殺したトルコの警官が8月と10月にカタールを訪問していたことが判明、その理由を調査
引用元)
12月19日にトルコのアンカラでトルコ駐在のアンドレイ・カルロフ露大使を射殺した非番の警官、メブリュート・アルチンタスがカタールを訪れていたとトルコで報じられている。

(中略) 

 言うまでもなく、カタールはサウジアラビアやネオコンと同じように、今でもシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒そうともがいている。

(中略) 

 シリア政府軍がアレッポを制圧した際、反政府軍側で戦っていた14名以上の外国人将校をシリアの特殊部隊が拘束したと伝えられている。その出身国はアメリカ、トルコ、イスラエル、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、モロッコだとされている。また別の情報によると、拘束された将校はアメリカ人22名、イギリス人16名、フランス人21名、イスラエル人7名、トルコ人62名だという。トルコやイスラエルの出身者がいたとする情報が正しいなら、両国政府の方針転換についていけなかったのか、反発して残ったのだろう。

(中略) 

 イスラエルがロシアへ接近を諮り始めたのは今年5月。(中略)…6月7日にはプーチン大統領と会談している。

 6月下旬にはトルコのエルドアン大統領がウラジミル・プーチン露大統領に対し、ロシア軍機の撃墜を謝罪し、7月13日にはトルコの首相がシリアとの関係正常化を望んでいることを示唆している。

(中略) 

エルドアン政権はフェトフッラー・ギュレンを黒幕だとして批判している。(中略)…エルドアン政権はカルロフ大使の暗殺にこのギュレンが関係しているとしている。

(以下略) 

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アレッポでシリア政府軍は米国、イスラエル、トルコ、サウジアラビアなどの将校を拘束との情報
引用元)
(前略) 

 バシャール・アル・アサド政権の打倒を目指す国外勢力は傭兵を投入するだけでなく、自国の特殊部隊を潜入さていることは以前から指摘されていた。

(中略) 

WikiLeaksが公表した民間情報会社ストラトフォーの電子メールでは、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン、トルコの特殊部隊が入っている可能性があるとされ、イギリスのエクスプレス紙は昨年8月、すでにイギリスの特殊部隊SASの隊員120名以上がシリアへ入り、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の服装を身につけ、彼らの旗を掲げて活動していると報道した。シリア政府によると、ドイツも特殊部隊を侵入させたという。

(中略) 

 アレッポをシリア政府軍が奪還したことで侵略勢力は大きなダメージを受けたが、シリア支配を諦めたわけではない。手先の戦闘部隊を立て直し、巻き返しを目論んでいる。

(中略) 

 ちなみに、侵略勢力は侵略の口実として「穏健派支援」を掲げているのだが、(中略)…2001年9月11日の攻撃以降、アメリカ政府は「テロリスト」の象徴として「アル・カイダ」を宣伝したが、シリアでは「穏健派」として扱っている。悪役として残された戦闘部隊がダーイッシュだ。

(以下略) 

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アサド政権打倒に失敗したアメリカらの次の作戦:モスルのダーイシュをシリアへ逃がし、東シリアにサラフィー主義国家を樹立

竹下雅敏氏からの情報です。
 2012年のアメリカ国防情報局(DIA)の警告は、“サラフィー主義の国を東シリアに樹立する可能性”について述べられており、これは反政府勢力を支持する国々(アメリカ、サウジアラビア、カタール、トルコ)が望んでいることだとしています。
 彼らはアサド政権を倒し、シリア全体をダーイシュが支配する国にするつもりでしたが、アレッポをシリア政府軍が解放したことで、アサド政権打倒は出来なくなりました。そこで、次善の策として、2012年のアメリカ情報局の警告にある計画を、実行に移すことにしたようです。
 記事によると、9月17日にテリゾールで、アメリカとイギリスのジェット機がシリア政府軍を爆撃しています。この攻撃によって、“アメリカの同盟諸国は東シリアと西イラクにまたがるスンナ派統一体を作り出すことが可能”だとしています。また10月12日には、アメリカ、トルコ、サウジアラビアが、イラク北部のモスルに居たダーイシュをシリアのテリゾールへ脱出させる協定を結んだとあります。
 トルコのエルドアン大統領が、アサド政権を倒すためにダーイシュを支援していたのはよく知られています。アレッポが解放される直前に、エルドアンはアサド政権に宣戦布告しています。しかしその後、何も起こっていないことから、プーチン大統領に説得されたのではないかと思います。
 アメリカの計画に従うと、シリア東部の三日月地帯にクルド人の国が出来ることになり、将来的にトルコは分割される可能性が高くなるからです。もともと、アメリカはトルコを分割する計画だったからです。
 こうした状況に対して、ラヴロフ外相は、“機が満ちた時にシリアの合法政権の転覆に利用しようとヌスラ戦線が庇われ続けている”とし、テロリストが“モスルから逃れシリアに行きかねない”と警告したとあります。
 これが、今起こっている事ですが、オバマ政権の思惑通りに行くとはとても思えません。彼らの思惑は、トランプ氏の暗殺が成功すればある程度形になるでしょうが、私の感覚ではトランプ氏の暗殺は成功しないと思います。なぜなら、今から1年後、2年後、3年後という形でトランプ氏の肉体に意識を合わせると、はっきりとその存在が感じられるからです。これは彼が数年先まで生存することを意味しています。なので、こうした彼らの思惑は頓挫すると見ています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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オバマはシリアの状況を‘展開させて’ロシアとの戦争の下準備をしているのか?
2016年12月13日
(中略)...
2012年8月12日のアメリカ国防情報局の警告は
(中略)...
“C. もし状況が展開すれば、宣言した、あるいは宣言なしのサラフィー主義の[原理主義スンナ派]国を、東シリア(ハサカとデリゾール)に樹立する可能性があり、そして、これこそまさに[親ロシアで、親イラン]シリア政権を孤立化させるため、反政府勢力を支持する国々[アメリカ、サウジアラビア、カタールとトルコ]が望んでいることである”
(中略)...
9月17日、デリゾールから聖戦士を追い出すべく戦っていたシリア政府軍陣地を、アメリカとイギリスのジェット機が爆撃し、このアメリカが率いる爆撃攻撃で、62人のシリア人兵士を殺害し、100人を負傷させた
(中略)...
匿名軍事ブロガー“ムーン・オブ・アラバマ”は(中略)... 2016年9月20日に“デリゾール攻撃は2012年のDIA分析で予見されていた‘サラフィー国’を可能にする”という見出しで、彼はこう書いている。

東シリアでの最近のシリア・アラブ軍に対する攻撃は、パルミラの東から、シリア政府のプレゼンスを完全に絶滅するアメリカの計画を示唆している。これにより、アメリカと同盟諸国は、東シリアと西イラクにまたがる‘スンナ派統一体’を作りだすことが可能になり、これはシリアとその同盟国[ロシアとイラン]にとって、永遠のトゲになろう。2012年の国防情報局分析にはこうあった”
(中略)...
10月12日には、(中略)... オバマ政権が、トルコのタイイップ・エルドアン大統領と、サウジアラビアのサルマーン王子(サウジアラビアの軍事問題における意志決定者)と、イラクの大都市モスルを占領していたISIS聖戦士に、シリアの大都市デリゾルへの安全な通行を可能にするよう交渉したと報じた。
(中略)...
10月15日、トルコ政府は、六段階で構成される“‘機微な’モスル作戦”のオンライン地図を掲載したが、その一つは“モスルを脱出できるよう、ダーイシュ[ISIS]用に シリアへの脱出回廊を残す”だった。
(中略)...
デリゾールのすぐ先には、パルミラがあり、それはアメリカ-サウジアラビア同盟が確保したがっているもう一つのシリア都市だ。
12月11日、ロシア・テレビが(中略)...(中略)... … 10月、ロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフは、テロリストが‘モスルから逃れ、シリアに行きかねない。’と警告した”これこそ、まさに今起きていることだ。
(以下略)
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一部の国の軍関係者、イラク・モスルでテロリストを誘導
転載元)

イラクのシーア派国民連合のハキーム議長が、「地域諸国の軍関係者や情報将校数名がイラクにいることを示す証拠があり、それらを明らかにする」と語りました。

ハキーム議長は、25日日曜、IRIB通信のインタビューで、「これらの軍関係者は、イラクのモスルやその他の都市で、テロリストの誘導を任務としている」と語りました。

(以下略)
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ラヴロフ外相、米国はアサド転覆にヌスラ戦線を可愛がっている疑い
転載元)
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© Sputnik/ Ramil Sitdikov


ラヴロフ外相はバクダッドでの記者会見で、米国はシリアのアサド政権転覆に利用するために「ヌスラ戦線」を庇っていることを裏付ける根拠が残っていると語った。

「地上で(シリア)政府に攻撃を行うためのより効果的な戦闘勢力として、また機が満ちた時にシリアの合法政権の転覆に利用しようと、これ(ヌスラ戦線)が庇われ、庇われ続けていると思わせる根拠が少なからず見つかった。」ラヴロフ外相はこう語った。

ラヴロフ外相は、イラクから流れ込む「ダーイシュ(IS、イスラム国)」らはおそらくモスラからのものと思われること、また連合軍の空軍が警備する領域に補足的に進軍していることを指摘し、「これは、アレッポの東部に根拠を構え、十分な数の民間人を『人間の盾』として拘束するならず者らに一息つかせるために編成組織された」のだろうと疑わざるを得ないと語った。

先に伝えられたところでは、シリア軍はアレッポの96%を掌握した
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配信元)

アメリカのシリア分割作戦、ダーイシュ援助打ち切りに対するトルコへの脅迫

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事を下から見ていただくとよくわかります。フルフォード氏はユーフラテス川の東側をアメリカが、西側をロシアが支配するという合意が出来ていると言っていました。シリアをユーフラテス川で分割した東側の三日月地帯を、どうも米国はクルド人に統治させ、シリアを分割する作戦に出たようです。こうした政策に対し、ロシアとトルコは猛反発というのが、知足的隠遁者さんのツイートです。
 クルド人組織をテロリスト集団とみなしているトルコのエルドアン大統領は、このようなアメリカの政策を認めるはずがありません。スプートニクの記事では、エルドアン大統領が、“シリア北部に新しい国家が作られることを許さない”と言っています。万一シリア国家がここに出来れば、いずれトルコは分割されてしまいます。それだけは絶対にあってはならないというのが、エルドアン大統領の思いです。
 ロシアとトルコはシリアを分割しないこと、クルド人国家を作らないといった事で合意をしたのではないかと思います。その代わり、トルコはダーイシュ(IS)を援助するのをやめるということでしょうか。ダーイシュにすれば、これまで一緒にやってきたエルドアンに裏切られた形になります。そこで、ダーイシュはトルコを脅迫、ダーイシュはトルコの各都市を破壊すると言っています。
 “続きはこちらから”以降は、こうしたアメリカの思惑を解説しています。アサド政権打倒が現実的でなくなったため、アメリカはシリア東部の三日月地帯に傀儡政権を作り、これにより“カタールから、トルコを経由し、ヨーロッパに至る天然ガス・パイプライン用の敷地を確保する ”わけです。イラク北部のモスルから脱出したテロリストたちがここに集まってきているのも、こういう意味です。
 ただ、こうした思惑もトランプ氏が大統領になれば、頓挫しそうです。トランプ氏はロシアと協調してテロリストを殲滅する意向だからです。それゆえテロリストを支援している連中は、トランプ氏が大統領になるのを何としても防ぎたいわけです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ISIS、トルコを脅迫
転載元)

テロ組織ISISが、爆弾テロや破壊活動を行うとして、トルコを脅迫しました。

レバノンのアルマヤーディンテレビによりますと、ISISのトルコ人メンバーは動画の中で、トルコを脅迫し、トルコのエルドアン大統領は反イスラム教徒的な行動により、罰を受けるべきだとしました。

この動画では、ISISによりトルコの各都市が破壊されると強調されています。

ISISは22日木曜、シリアで捕虜としたトルコ軍兵士2人に火をつける動画を公開しました。

エルドアン大統領は23日金曜、ISISに対する徹底的な報復を強調しました。

トルコの治安部隊も23日、イスタンブールでISISのメンバー31人を逮捕したと発表しました。
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トルコ大統領 シリア北部に新たな国家づくりを許さないことを約束
転載元)
トルコのエルドアン大統領は、シリア国内に何らかの自治区を作ることに反対する姿勢を改めて明らかにした。土曜日、アナドル通信が伝えた。

エルドアン大統領は、イスタンブールで開かれた対外経済関係評議会会議で発言し「トルコは、シリア北部に新しい国家が作られることを許さないだろう」と述べた。

トルコは、シリア北部で軍事作戦を展開しているが、その目的は、イスラム過激派戦闘員らから国境地区を解放するためだとしている。しかし現地の観測筋は「トルコの行動は、トルコ国内でテロリストとされている武装したクルド人義勇兵にも向けられたものだ」と指摘している。
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配信元)

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[Sputnikほか]ソーシャルネットワークユーザーらが少女バナさんの父親とダーイシュ(IS)の結びつきを発見/エルドアン大統領が6千アカウントを使い情報操作 ほか

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、7歳の少女バナちゃんがアレッポを脱出し、エルドアン大統領夫人宅に避難したとお伝えしました。今回のスプートニクでは、バナちゃんの父親が、ダーイッシュのテロリストたちと一緒に写真に写っているところが紹介されています。彼らの素性の怪しさはこれで決定的だと言えます。また、エルドアン大統領が、こうしたアサド政権打倒の陰謀に深く関わっていたことは明らかです。
 “続きはこちらから”以降の藤原直哉氏のツイートでは、エルドアン大統領が6千アカウントを使って情報操作をしていた実態が明らかになったとしています。エルドアンの義理の息子がダーイッシュとの石油の取引に関与していたというのは、よく知られた事実ですが、これがWikiLeaksによって暴露されたようです。
 ツイートにあるように、エルドアン大統領は、これが事実であれば辞任すると以前言っていました。どうなるのでしょう。
 またダーイッシュは臓器売買にも関与していたらしく、トルコで臓器を取り出していたという事でした。こちらの方は、エルドアン大統領は関与していないのでしょうか。いずれ、この方面も情報が出てくるかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソーシャルネットワークユーザーら、少女バナさんの父親とダーイシュ(IS)の結びつきを発見
転載元)
先日トルコのエルドアン大統領のソーシャルネットワークページに少女バナ・アラベドさんとその家族をアンカラの大統領宮殿で写した写真が掲載された。

ソーシャルネットワークのユーザーらが少女の父親が戦闘員らに取り巻かれ、手に銃を持って座っている写真を掲載した。どちらの写真でも男性の顔は赤丸で囲まれている。


フェイスブックの別のユーザーは少女の父親がテロリストらと写った写真を複数同時に掲載。少女自身の姿もあり、やはり戦闘員らに取り巻かれている。


フェイスブックのユーザーは、少女が以前ツイッターで父は死んだと書いていることを指摘。しかし父親は健在で、トルコに暮らしている。

Migliaia di ragazzi proveniente da #Aleppo Orientale disponibile per interviste ,ma la media occidentale (coloniale )...

Assef Mansourさんの投稿 2016年12月20日


ある写真では、少女の父親が銃をもち、背後にはダーイシュ(IS)の旗が見える。

من فترة خرجت من العدم طفلة من حلب عمرها 7 سنين تطلق تويتات بلغة إنكليزية أكثر من ممتازة على موقع تويتر للتواصل الاجتماعي...

Syrian Truth | الحقيقة السورية‎さんの投稿 2016年12月21日


バナさんは7歳。母のファティマさんは英語教師で、9月に娘のツイッターアカウントを作成した。当時アサド軍はロシアの支援を受け蜂起勢力に支配された市東部への襲撃を開始していた。バナさんは市で起こっていることを英語で「虐殺」だと書いた。数ヶ月で彼女のフォロワーは35万人になった。

#بساط_أحمدي

‏هذه #بانا اليتيمة التي ابكت خداعا العالم وهذا والدها اﻻرهابي المرحوم
أبوها القاتل بعده طيب وما مات 👇

2016-12-21

#سوريا #syria

Ahmad Haj Taherさんの投稿 2016年12月21日


バナさんがメディア・プロパガンダであるかどうかが先に報じられた。


シリア的捏造:誰が、いかに、何のためにシリア紛争について偽情報を流しているのか?
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西側が支援してきた穏健派の反政府勢力はテロリストそのもの:強姦、斬首、臓器密売… 

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の記事は事実を述べたものですが、欧米では陰謀論に分類されてしまいます。
 2つ目は、西側が支援してきた穏健派の反政府勢力というのが、実はテロリストそのものだということが、よくわかる記事です。
 アレッポに住む若い女性たちはテロリストらに強姦され、それを拒むものは首を切り落とされたわけです。記事を見ると、インタビューに応じた女性は21歳、夫は殺害され死体はトルコに送られています。トルコで臓器を全て抜き取られ、死体は袋に詰められて妻の元に返されたというのです。殺された男性は、生きたまま臓器を刈り取られたのではないだけに、少しはマシだったと見ることも出来ます。ウクライナや中国では、臓器の鮮度を保つため、生きたまま臓器が刈り取られました。刈り取られた臓器は、臓器移植の世界で高値で売買されるのでしょう。テロリストとその関係者たちの利益になっているようです。記事から、トルコもそうした利益を得ていたことがよくわかります。
 下のツイートを見ると、アレッポでの残虐行為をアサド政権の仕業にするのに利用されていた7歳の少女バナちゃんの避難先が、エルドアン夫人宅だとのこと。エルドアン大統領がこうした悪事に加担し、テロリストを使ってアサド政権を倒そうとしていたのは明らかです。
 こうしたエルドアン大統領をロシア、イランは相手にしなければならないのです。どれほど難しい交渉であるかがわかります。ただ、それでもまだ、エルドアンの場合は交渉の余地があるわけです。オバマ政権にはそれが全くありません。どれほど腐っているかがわかろうというものです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米人作家レンドマン氏、「テロ攻撃の要因は西側」
転載元)

アメリカの作家スティーブン・レンドマン氏が、テロ攻撃の要因は西側にあるとしました。

レンドマン氏は20日火曜、プレスTVのインタビューで、「西側諸国で発生する、いわゆるテロ攻撃の多くは、西側諸国の諜報機関や政府自身の仕業である」と語っています。

また、「西側は、シリア北部・アレッポの解放におけるシリア政府軍の勝利に満足していない」と述べました。

レンドマン氏によりますと、アメリカの帝国戦争の舞台で役割を演じているのはサウジアラビアとシオニスト政権イスラエルであり、彼らが地域で国際的な帝国主義政策を実施しているということです。、

さらに、「テロは、中東地域でイスラム教徒に対する戦争を勃発するための、アメリカと西側諸国の口実である」としました。

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アレッポの女性が拷問を語る、テロリストには女性は人間ではなかった
転載元)
© Sputnik/ Ali Hassan 続きを読む: https://jp.sputniknews.com/middle_east/201612223169758/

© Sputnik/ Ali Hassan


アレッポ東部に住む女性がスプートニクからのインタビューに応じた。女性は、テロリストらにアレッポが占拠されていた間、自分と他の女性たちがどんな拷問に耐えていたかについて、顔をスカーフで隠しながら語ってくれた。

「私がどんな悪い事をしたというのでしょう?」インタビューに応じてくれた若い女性はこう口火を切った。これはアレッポの町のことだけを指しているのではない。処刑や強姦のことを言っているのだ。おびただしい数の女性が力づくで婚姻を結ばされた。テロリストらはイスラム式の婚姻の式をさっさと終わらせると、女性を強姦し、その数時間後にはすぐに婚姻を破棄した。テロリストではない相手と結婚しようとする女性は処刑された。また女性には就労が全面的に禁じられていたため、自分と家族を養う手段が奪われていた。

市民は恐怖のどん底にいた。「車がやってきます。見ると窓から手が突き出し、それが女性の切り落とされた頭を掴んでいるのです。こうやってテロリストらは地区を回り、みんなに恐怖を植え付けていました。」

微罪を働いた人間は生きたまま7階建ての建物から突き落とされた。それで死ななかった場合、息の根が止まるまで何度も投げ落とされた。

インタビューに応じた女性は21歳。全身に凄まじい火傷の跡が広がっている。テロリストは彼女に医療行為を施すこと拒否したからだ。夫は殺害された。死体はテロリストの指示でトルコへ送られ、そこで臓器をすべて引き抜かれた。臓器が抜かれた夫の体は小さくなり、ぼろ雑巾のような姿で袋に詰められて妻である彼女の元に戻された。

シリアでの虚偽報道を誰が何の目的でどういう手法で行なっているか。これについては以下のニュースをお読みください。

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配信元)