アーカイブ: *軍事・戦争

イランを中核とする「抵抗の枢軸」がイスラエルの挑発に乗らず、冷静な対応をすればイスラエルは自滅する / “親イスラエル国に対する石油禁輸措置”となる可能性

竹下雅敏氏からの情報です。
 4月1日にイスラエル空軍がシリアの首都ダマスカスにあるイラン総領事館を攻撃した事件で、第三次世界大戦になるのではないかとする見方に対し、動画の中でマックス・フォン・シュラー氏は「イラン人そんなにバカじゃない(1分48秒)」と言い、石田和靖氏も8分18秒のところで、“僕がね、考える1つのシナリオは、イランは数年前と違って、今国際社会の仲間入り果たしたじゃないですか。昨年の3月のサウジアラビアとの国交正常化から、イランがアラブ諸国と繋がって、アラブ諸国21カ国アラブ連盟と全部こうやって中東から北アフリカまで横で繋がったわけですよ。それを支援しているのは中国とロシアでしょう。そのあたりの対アメリカ包囲網っていう形の国際社会の仲間入りをしたので、やっぱり報復するとは言ってもね、イランが単独でイスラエルを攻撃するっていう事は、今の国際社会の足並み考えるとね、イランはそこまで馬鹿じゃないなと思うんですよね”と言っています。
 私は昨日の記事で、“アメリカもイスラエルもイランからの報復攻撃を待ち望んでいるのです。第三次世界大戦を引き起こすには、イランに最初の一撃を行わせる必要があります”とコメントしたのですが、中央情報局(CIA) に28年間勤務した退役軍人で、ジョージタウン大学安全保障研究センターの非常勤上級研究員でもあるポール・R・ピラー氏の記事『イスラエルは米国をイランとの戦争に引きずり込もうとしているのか?』が4月5日に出ていたことに気付きました。
 この記事の中でポール・R・ピラー氏は、“この攻撃は、イスラエルが宣言した「ハマス殲滅」という目標に手が届かず、ガザでの行動によってイスラエルが世界的に孤立していることは否定できず、習慣的に自動的に行われてきた米国の後ろ盾さえも明らかに軟化している状況から、イスラエルを脱出させる努力の一環だった。ネタニヤフ首相個人にとって、戦争をエスカレートさせ拡大することは、それが無期限に継続することを意味する限り、政治的、法的困難を回避するための唯一の明白な希望でもある”と記しています。
 “続きはこちらから”の記事とツイートをご覧ください。ヒズボラのハッサン・ナスラッラー事務総長は、「ネタニヤフ首相とその連立政権は戦争を止める以外に選択肢はない」と述べ、「これは抵抗の枢軸が勝利を治める戦いである」と断言しています。
 要するに、イランを中核とする「抵抗の枢軸」がイスラエルの挑発に乗らず、冷静な対応をすればイスラエルは自滅するのです。
 また、ナスラッラー氏は「イラン領事館爆破事件に対するイランの対応は間違いなく行われる。」「ネタニヤフ首相が総領事館で犯した失態は、パレスチナ抵抗勢力を救済するための扉を開くことになるだろう。」と言っています。
 5日にスイスで開かれた国連の人権理事会では、パレスチナ自治区、ガザ地区で続く戦闘をめぐり、即時停戦することや、イスラエルに対する武器の売却を停止するよう求める決議案について採決が行われ、“採決では28か国が賛成し決議は採択されましたが、イスラエルに武器を輸出しているアメリカを含む6か国は反対、日本は棄権”しました。
 1973年10月の第四次中東戦争では、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)の親イスラエル国に対する石油禁輸措置と、それに伴う石油輸出国機構(OPEC)の石油価格引き上げは、第1次オイルショック(第1次石油危機)を引き起こしました。
 「イラン領事館爆破事件に対するイランの対応」がこのときと同様に、“親イスラエル国に対する石油禁輸措置”となる可能性は見ておく必要があるでしょう。そうなった時、日本政府はパニックになると思うのですが、今の岸田政権は裏金問題をいかに乗り切るかしか考えていないように思えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【中東危機】世界が恐れる”イランの報復”第三次世界大戦と聖書エゼキエル38章の足音(マックス×石田和靖)
配信元)
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イラン人歌手がパレスチナ人のために作った3 か国語のミュージックビデオ「良き日々はすぐそこに」【動画あり】
転載元)
イラン人歌手エフサーン・ヤースィーン氏
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

イラン人歌手エフサーン・ヤースィーン氏が、3か国語を用いたミュージックビデオで、パレスチナ国民への同情を示しました。

あるテレビ番組で歌声を披露したことで有名になったヤースィーン氏はこのほど、パレスチナの人々を擁護する、「ハビーベ・ガルビー」というタイトルの曲を、ペルシャ語、アラビア語、英語の3か国語を用いたミュージックビデオで公開しました。

ヤースィーン氏は歌詞の中で、パレスチナの人々の痛みは言葉では表現できない、としています。

さらに、占領者たるシオニスト政権イスラエルがパレスチナの人々に投下する爆弾を雨に喩えながら、彼らの抵抗はこの歴史ある地域に住む人々の信仰心がもとになっていると歌っています。

そして、パレスチナの人々との連帯を示すとともに、良き日々と明るい未来の到来という吉報が間もなくもたらされるとしています。



この曲の歌詞は以下の通りです:

どのような言葉でも、あなたの痛みは言い表せない

だが、あなたは再び立ち上がるだろう

ああ、あなたを私の心に隠すことができたのなら

爆弾が雨のように降りかかる時も

あなたが力を失わないのを、私は知っている

それは、あなたが信仰をずっと持ち続けているから 

神はいつでも全てを見ている、だから

神はいつでもあなたの力となるだろう

私の大事な、大事な人

あなたは1人ではない

私たちはあなたの傍に寄り添う

私の大事な、大事な人

私たちはともに朝日を見るだろう

良き日々は、すぐそこにある

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イランを挑発し、その報復攻撃を待ち望んでいるアメリカとイスラエル ~イランとイスラエルの戦争の可能性は低く、おそらく起こらない

竹下雅敏氏からの情報です。
 4月1日にイスラエル空軍がシリアの首都ダマスカスにあるイラン総領事館を攻撃し、シリアで軍事顧問を務めていたイラン革命防衛隊のモハマド・レザ・ザヘディ准将を含む7人の軍事顧問が死亡した事件で、イランの最高指導者ハーメネイー師は、“彼らがシリアでやったような必死の努力は当然、平手打ちを受ける”と演説し、冒頭のツイートでは「イスラエルを処罰するよう国軍に命令した。」とあります。
 ホワイトハウス国家安全保障広報担当補佐官のジョン・カービーは、“イランとイスラエルの状況が本格的な戦争に発展する可能性を懸念している”と述べています。
 ベイルート市に本拠を置くイラン系レバノンの汎アラブ主義衛星ニューステレビチャンネルのアル・マヤディーンは『米国、米国とイスラエルの資産に対するイランによる「避けられない」攻撃を予想:CNN』で、“米国が収集した情報によると、イランはシャヘド徘徊ドローンと巡航ミサイルを組み合わせた報復攻撃を計画している可能性がある。CNNがバイデン政権高官の話を引用して報じたところによると、米国は現在、厳戒態勢にあり、イランが来週中に行う可能性のある「重大な」攻撃に備えて積極的に準備している”と報じています。
 こうした状況でアジア記者クラブ(APC)さんのツイートによれば、「米国とイランは合意に達した。イランは米国に対し、米国の施設を標的にしないと保証し、米国はイランがイスラエルに報復しても関与しないと表明した」というのですが、どう見てもアメリカによる罠としか思えません。
 アメリカもイスラエルもイランからの報復攻撃を待ち望んでいるのです。第三次世界大戦を引き起こすには、イランに最初の一撃を行わせる必要があります。そのために執拗にガザを攻撃しイランを挑発してきたのです。
 この件に関して、「イランが最も望んでいないのは、イランとの直接紛争だ。私はイランがイラン本土からミサイルを発射するだろうかと真剣に疑っている。彼らは代理人を使用しているため、攻撃はレバノン、イエメン、シリアから行われる可能性が高い」「偽旗作戦の匂いがかなり強い。しかし、CIA は ISIS 派遣部隊を時間通りにイスラエルに送り込むことができるだろうか?」という優れたツイートがありました。
 私はイランとイスラエルの戦争の可能性は低く、おそらく起こらないと思っています。イランはアメリカやイスラエルよりもずっと賢明な国だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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4月5日はイスラエルに対する自由なる諸国民の雄たけびの日;イラン最高指導者の演説の抜粋
転載元)
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
(中略)
ハーメネイー師は、「ガザという重要な問題が国際世論の優先事項から外れることを許してはならない」と強調し、「大量虐殺や大量殺人、女性や子供、医療患者や病院への攻撃といったシオニスト政権の犯罪は最近の歴史上例がない」とし、次のように付け加えました。

 「この犯罪が極めて甚大であることから、西洋文化圏や欧米諸国で教育された人々でさえも抗議の声を上げている」

また、これまで半年間にわたる戦争をある意味で総括し、イスラエルが2つの側面で失敗したとの見解を示すとともに、次のように述べました。

 「彼らの最初の失敗は昨年10月7日、即ちアクサーの嵐作戦の開始日であった。これにより情報・軍事面での自らの優位性を主張するシオニスト政権は限られた便宜しか持たない抵抗組織により情報面での大規模な敗北を喫した。シオニスト政権のこの敗北と屈辱はこれまで補填されておらず、また今後も埋め合わせられることはないだろう」

また、「シオニストの二つ目の失敗はガザ攻撃で発表された目標を達成しえなかったことだ」とし、シオニストが国連決議案への拒否権や最近の決議案を法的拘束力なしとする完全な虚偽を含め、アメリカの全面的な軍事・財政・政治的支援を享受していることを指摘し、次のように述べました。

 「これだけの支援を受けておきながら、シオニストは宣言した目標を何一つ達成できなかった」
(中略)
さらに、「無辜の女性や子供に刃を剥けることや殺戮は、抵抗軍戦士の前でのシオニストの無力さによるものだ」とし、次のように指摘しました。

 「シオニストは今後も確実に敗北し続けるだろう。また、彼らがシリアでやったような必死の努力は当然、平手打ちを受けるとともに、彼らの問題を解決することはない」

加えて、「自ら引っかかった罠からシオニストを救済する可能性はない」とし、次のように語りました。

 「シオニスト政権は日々弱体化し、崩壊と破壊に近づいていくだろう。我々は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムがイスラム教徒の手に渡り、イスラム教徒がそこで祈り、イスラム世界がシオニスト簒奪政権イスラエルの崩壊を祝う日が来ることを切望している」
(以下略)
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配信元)


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4月4日衆議院総務委員会での宮本岳志議員の質疑 〜 防衛財源としてのNTT株売却スケジュールに途中から突如「2025年NTT法廃止案」がねじ込まれてきた / NTTの新基盤技術IOWNを防衛省が共同研究か

 4月4日衆議院総務委員会でNTT法の改正案が可決されました。唯一反対した共産党は、審議においても重要な指摘をしていました。宮本岳志議員がここに至るまでの「NTTのあり方を巡る議論の経過」を辿っています。それによると、2023年6月8日に自民党政務調査会の「防衛費関係の財源検討に関する特命委員会」が、防衛財源確保のためにNTT株売却を検討し、同時にNTT法のあり方の検討も打ち出しています。8月22日には自民党PT(プロジェクトチーム)が立ち上がり、甘利座長が「NTT法の廃止も含めて検討する」と発言しました。8月31日には自民党PTが初会合がありました。
 その後「情報通信審議会 電気通信事業政策部会」のもとに置かれた特別委員会で議論が始まったのは、9月7日でした。宮本議員は「つまりこの議論は、自民党政調の防衛財源の検討から始まったのではないか」と指摘しました。
これに対して総務省は、「令和2年の改正法の施行後3年見直し規定というものがあり、それに基づいて2023年8月に諮問したものだ」と答えました。確かに松本剛明総務大臣が検討を諮問したのは8月28日で、2024年夏頃の答申を目途として2024年2月にかけて論点整理をし、4月に骨子案をまとめ、6月に答申を求めるスケジュール案を、2023年11月6日第9回特別委員会で示しています。
 ところがなぜか、2023年12月13日第10回特別委員会で突然「中間的な取りまとめ」が出てきました。宮本議員は「第9回と第10回の間に何かあったのか?」2023年12月5日付で自民党政務調査会が取りまとめた「NTT法のあり方に関する提言」の下線が引いてある箇所を紹介しました。そこには「政府に対し、NTTにおいて速やかに撤廃可能な項目については2024年通常国会で措置し、それ以外の項目についても2025年の通常国会を目途に、電気通信事業法の改正と関係法令に関する必要な措置を講じ次第、NTT法を廃止することを求める」とありました。自民党政調の提言によって当初のスケジュールを言わばねじ曲げて、取りまとめを急がせたのではないか。しかも第10回の特別委員会の会議録にはNTTの島田会長の「2025年に廃止するというのは私どもが言っているわけではなくて、自民党の政務調査会が出した報告書に書かれている。私どもが言っているわけではない。」と記録されているそうです。つまり今回の改正案はNTTの要望ではなく、"自民党が言っているから、こうしなければ仕方がない"というやり取りが行われていたのでした。それを裏付けるように、2023年12月5日鈴木淳司総務大臣は閣議後記者会見で「自民党PTの提言案が了承され、今後党内手続きを経て取りまとめられる予定だ。(中略)総務省としては審議会での検討を加速させ必要な対応を進める。」と述べていました。
 またNTT法改正案の論点の1つ「研究開発の推進・普及責務(研究成果の開示義務)は撤廃すべき」について、宮本議員は「NTTのIOWN(アイオン)」を取り上げました。「IOWNの研究開発をパートナーと連携して展開していく上で、共同研究が妨げられた事例があるか」と問いました。NTTのパートナーは民間企業だけでなく、防衛省や米軍も排除されていません。現に「NTTの新基盤技術IOWNは大いに活用を期待している」という防衛省のコメントを紹介し、「軍事研究であれば公開の責務は邪魔に違いない。」と推察しています。また「総合的な防衛体制の強化に資する研究開発および公共インフラ整備に関する関係閣僚会議」で挙げられた重要技術課題の5つ目には情報通信があり、IOWNが対象になる可能性を指摘しました。
 つまり宮本議員の質疑で分かったことは、NTT株売却で防衛財源にするだけでなく、防衛省との共同研究に乗り出すために「研究開発の成果をブラックボックスにする必要がある」、そのためNTT法廃止を急がせているのではないかという側面でした。
(まのじ)
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【国会中継】NTT法改正案 総務委員会(2024/04/04)
配信元)



イスラエル軍がシリアのイラン大使館を空爆、イスラム革命防衛隊の准将ほか、7人の軍事顧問が死亡 〜 国際社会では完全に孤立し、中東での紛争拡大が思うように進まず、焦っているイスラエル

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアの首都ダマスカスのイラン大使館がイスラエル軍の空爆を受け、イスラム革命防衛隊(IRGC)のモハマド・レザ・ザヘディ准将を含め、7人の軍事顧問が死亡したとのことです。
 ANNニュースによれば、「ニューヨークタイムズはイスラエル当局者4人が匿名を条件に取材に応じ、イスラエルが攻撃したことを認めたと報じています。」とのことです。
 ShortShort Newsさんの動画でロイターは、「イスラエルは長年、シリア国内のイランの軍事施設や代理勢力を標的にした攻撃を繰り返してきた。だがイラン大使館の施設そのものが攻撃を受けたのは、今回が始めて。」と報じています。
 ロシア国営のタス通信は、「我々は、イスラエルのこのような攻撃的な行動は絶対に容認できず、止めなければならないという事実から話を進める。我々は、国際社会のすべての責任あるメンバーが、これらの行動に対して明確な立場と適切な法的評価を与えることが必要であると考えている。」とのロシア外務省の声明を報じています。
 イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、「(イスラエルの)ネタニヤフ首相は、パレスチナ・ガザ地区での敗北により自ら精神的なバランスを喪失した」と語っています。 
 イスラエルは国際社会で完全に孤立しており、中東での紛争の拡大が思うように進まないために焦っているようです。イスラエルにしてみれば、ガザ攻撃はもちろん、様々な挑発を行ってイランからの報復攻撃を待っているわけですが、イランが決して乗ってこないので、ついにシリアのイラン大使館まで攻撃したということでしょう。
 冷静に対処するだけで、イスラエルは自滅するところまで追い詰められていると言えそうです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イスラエル、イラン軍最高司令官を殺害
転載元)

革命防衛隊のモハマド・レザ・ザヘディ准将がダマスカスの空爆で死亡した。

イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)のモハマド・レザ・ザヘディ准将が、シリアのダマスカスに対するイスラエルの空爆で死亡した。

シリア・アラブ通信(SANA)によると、月曜日の攻撃ではダマスカスのイラン大使館に隣接する建物が破壊され、少なくとも6人が死亡した。イランのメディアは、この建物がイラン領事館と大使公邸であると伝えた。イランのタスニム通信は、死者の中に革命防衛隊コッズ部隊の上級司令官ザヘディ氏も含まれていることを確認した。彼の副官も殺害されたと伝えられている。

ダマスカスにいるロイターの特派員によれば、「イスラエルとイランおよびその同盟国を対立させる中東紛争の驚くべき明白なエスカレーション」と表現されるように、領事館は「平らにされた」という。


イスラエルはこの空爆についてコメントしていない。西エルサレムは、ダマスカスが主権侵害として繰り返し非難しているシリアに対する空爆をほとんど認めていない。

イランのメディアによると、イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相はシリア側との電話会談で、領事館への攻撃は「すべての国際条約に違反する」と述べた。また、テヘランはイスラエルの責任を追及すると付け加えた。ロイター通信によると、イランの駐シリア大使は、「厳しい」対応になると述べた。

コッズ部隊は革命防衛隊の軍事情報・非通常作戦部門である。ザヘディ氏はシリアとレバノンでの作戦を担当していたとされる。最も有名な司令官であるカセム・ソレイマニ将軍は、2020年1月、イラクのバグダッドを訪問中にアメリカの無人偵察機によって暗殺された。

もう一人のコッズ部隊司令官、ラジ・ムサビ将軍も昨年12月にダマスカスで殺害されたが、これもイスラエルの空爆によるもので、公式には認められていない。


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国連安全保障理事会は、「ラマダン(断食月)中の即時停戦」を求める決議案を、安保理15カ国中14カ国の賛成で採択(米国は棄権) ~イスラエル軍は国連決議を無視してラファに複数回の空爆を行う

竹下雅敏氏からの情報です。
 国連安全保障理事会は3月25日に、「ラマダン(断食月)中の即時停戦」を求める決議案を、安保理15カ国中14カ国の賛成で採択しました。米国は棄権しました。
 マシュー・ ミラー米国務省報道官は「本日、国連安全保障理事会において、米国はいかなる停戦も人質解放合意の一環として行われなければならないことを再確認した。」と3月26日にツイートしているので、これが棄権の理由のようです。
 「安保理決議には法的拘束力があり、国連加盟国には履行義務がある。違反すれば制裁の対象となる」はずですが、マシュー・ ミラー報道官は「今日の決議は拘束力のないものだ」と発言していました。
 パレスチナ自治区ガザ最南部ラファには「100万人以上が避難しており、ガザ市民にとっては最後に残った比較的安全な場所」なのですが、イスラエル軍は国連決議を無視してラファに複数回の空爆を行いました。ユニセフは「イスラエルは国連の停戦決議に応じて一晩で二桁の数の子供を殺害した」とツイートしています。
 カマラ・ハリス副大統領は、“24日放送のABCテレビのインタビューで、イスラエル軍が計画しているパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について、強行すればただでは済まないとの考えを示し、踏みとどまるよう要求した”のですが、今回の国連決議を無視したラファ空爆は、地上侵攻につながる動きではないかと懸念されています。
 “続きはこちらから”のイスラエル人の発言を聞くと、イスラエルには自殺願望でもあるのではないかと思えます。こうした状況では、イスラエルは世界で孤立し、イスラエルが消滅することを悲しむ人はいなくなるでしょう。
(竹下雅敏)
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配信元)



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