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ぴょんぴょんの「日本に核は必要か?」 ~非核保有国がNATOに加盟するのは「核共有(ニュークリア・シェアリング)」のため

 うちのあたりは毎年8月6日と9日、広島、長崎の原爆投下時刻に合わせて、原爆犠牲者のために黙祷のカネが鳴ります。
 どこか悲痛なカネの音は、たったの1分間でも耐えがたいものです。
 地球上で二度とこういう悲劇を起こさないために、世界を諌めるのが日本の役割だと思うのですが、日本も核武装すべきだ、核を持てば戦争を回避できるという人々がいるのは、どういうことでしょう。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「日本に核は必要か?」 ~非核保有国がNATOに加盟するのは「核共有(ニュークリア・シェアリング)」のため

国際政治アナリスト伊藤貫氏の引っかかるところ


2023/07/20 時事ブログで紹介された、「国際政治アナリスト、伊藤貫氏の語る世界情勢が面白いので、2倍速でご覧ください」という動画を見たか?


【アメリカを中心に見る世界情勢③】大手メディアでは報道されない崩壊するアメリカの現状|伊藤貫



見たよ〜、いいねえ伊藤貫氏、わかりやすくて、おもしろくて、歯切れよくて!
特に、「however! (しかしながら)」って、言うとこが好き!

最後の締めも効いているだろ?「日本の保守マスコミと左翼マスコミと自民党と野党と外務省と防衛省と自衛隊は、アメリカはすごい! 正義の味方だ! 世界中に民主主義を広げよう、今こそアメリカにもっと協力して、心を一つにしてロシアを叩きのめして、ロシアを叩きのめしたあとは、中国を叩きのめしてもらおうとか、そういう小学生みたいなことを言っている。日本の保守は。それが日本の窮状であります」。(時事ブログ)

わかるわかる! アメリカに住んでるらしいけど、帰って来て日本の政治をひっくり返してほしいよ。

おれも、そんな期待を抱きながら、伊藤氏の別の動画「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘」を見た。そしたら、世界情勢の分析はいい線行っているのに、ひとつ引っかかることがあった。

なに?

77年間、日本は3つの巨大なウソにだまされてきた。日米同盟のウソ、日本はアメリカの核の傘に守られているというウソ、そして憲法9条のウソだと。

へえ? 日米同盟も、アメリカの核の傘に守られているのもウソだと思う。でも、憲法9条はウソじゃないよ。

だが、伊藤氏は「憲法9条は占領軍が7日か8日で書いたものですから、GHQが日本に押し付けてきた時から、無効であった」「国防政策を持たずにやってきたのは、まちがいだ」と言っている。(YouTube)

押し付けじゃないよ。9条は時の首相、幣原喜重郎が、マッカーサーと掛け合ってできたものだよ。

幣原喜重郎首相
Wikimedia_Commons[Public Domain]

よくわかっとるじゃねえか。さらにもう1点、伊藤氏と藤井聡氏の対談でも、あれ?と思うところがあったのよ。
たとえ台湾有事になって、中国が日本に核ミサイルを打ち込んで、日本人が1千万人死のうとも、アメリカは核で報復しない。アメリカ国民が死ぬようなことは、アメリカ大統領はしないから。つまり、「日本がアメリカの核の傘に守られている」というのはウソっぱち。

そこまでは、わかる。

このまま、アメリカの核の傘を信じ続けると日本はどうなるか?「運が悪ければ、日本は来年おしまい。運がよくても、あと15年位しかもたない。」さらに、日本が核抑止力を持たなかったら「滅びます」「持つしかないです」「核を持たないことが不道徳だ」と伊藤氏は言う。(YouTube 23:50)

核を持つほうが不道徳だと思うけどね、非暴力に反するし。

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「ウクライナ戦争を始めたのはアメリカ・NATO・欧州諸国」と認識しているドイツ人、フランス人 / 裕福な西部と貧しい東部に引き裂かれるウクライナ

 ロシア在住の映画監督の方が「地球上でまるで日本だけが情報を閉ざされた国のようなこういう報道。世界はジワジワと論調を変えつつあるというのに、日本のテレビやYoutubeでロシア憎しと戦況不利を声高に叫ぶ自称専門家の方々、今後どうするつもりなのかな。」と、ツイートされていました。海外から見ると、日本は未だに大本営発表を信じています。テレビが、特にNHKが堂々と嘘をつくなど多くの人々は信じられないのでしょう。
 しかしウクライナの番組でさえ、渋々と現実を受け入れているようです。「ドイツ人もフランス人も、戦争を始めた責任は米国とNATOにあると考える人が多数派になったという調査」の結果を放映していました。調査を行ったのは反プーチンの立場のThe Anti-Corruption Foundation(反汚職財団)だそうです。ウクライナ戦争を始めた責任は誰か?という問いに対して、ドイツ人は「アメリカ・NATO、欧州諸国」と答えた人が53%、プーチン・ロシアと答えた人は29%、フランス人は複数回答で、アメリカ・NATO・欧州諸国と答えたのは98%、プーチン・ロシアと答えた人は46%でした。ドイツ、フランスでも偏向報道がされているはずですが、国民が経済的ダメージを受け、ウクライナ人を受け入れた経験から見える矛盾があるのでしょう。
 日本人にとっては「ロシアに侵攻され破壊され、気の毒なウクライナ」なのかもしれません。しかし現実のキエフでは、戦争と汚職で焼け太りの裕福なウクライナ人が夜な夜なパーティーに明け暮れ、高級車は空前の売れ行きです。逆にウクライナ東部の貧しい人々は戦争に駆り出され「代理戦争で命を落とした若者たちを讃える通夜を行っています。」と目を背けたくなる対比があります。
 戦闘地域で放置されているウクライナ兵の遺体を丁寧に回収して故郷に送り届けるのはロシア兵でした。自分達に銃口を向けた者であっても「こんな姿で放置できない。獣に貪られるままにしてはおけない。」ウクライナ軍はそれを見越して遺体に地雷まで仕掛けているらしい。ロシア兵にはウクライナ兵が引き裂かれた同胞という意識があるのかもしれません。
(まのじ)
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中央アフリカ広域で飛行禁止区域が設定された / それより以前にヌーランドがニジェール入りし新軍事政権の国防トップと交渉失敗、「ECOWAS」に軍出動命令

 8月9日、ヒヤリとするツイートがありました。中央アフリカの広い範囲で飛行禁止区域が設定されているらしい。J Sato氏は「NATO軍による空爆準備の可能性」を示唆され、コード・アリス氏は「米国とフランスが、ニジェール周辺国を利用し介入する危険性が高まっている。」と警戒されています。
 8月7日の時事ブログで、「西側の軍事侵攻の脅しに抗するニジェールの人々は政権を奪取した反帝国主義の軍部を支援するためスタジアムに結集した。」ことを伝えました。そのニジェールに対して、西アフリカの経済・軍事共同体である「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は、西側の傀儡「大統領を復権させなければ軍事介入する可能性があると警告し、ニジェール新政権はこれを拒否」しているようです。リンク先のECOWAS加盟国の図の中で、クーデターが起きたために加盟資格停止中の国々がありますが、まさにこれらの国は帝国主義を拒否して、ニジェール側に立っています。
アメリカやフランスは、ウクライナと同様、ECOWASを利用して軍事介入する様相です。
 この少し前、2014年のウクライナのマイダン革命を先導した、米国務副長官代行のビクトリア・ヌーランドがニジェール入りしています。ウクライナの時のようにクッキーを配ったかどうかは定かではありませんが軍事政権を懐柔しようとしたようです。しかし手応えが無かったことで、この後ECOWASに軍出動を命令したようです。tobimono2さんが「ヌー、コンゴに行った後、ニジェールに」「ヌー、新ポストに就いて早々の挫折」など、ヌー、ヌー呼ぶのが可笑しい。世界は、ヌーが民主主義をかたる戦争屋だと知っています。
 ロシア外務省のザハロワ報道官は、「ビクトリア・ヌーランドは、ウクライナでうまくいったようにニジェールでもうまくいくと考えていた。しかし、キエフのようなバナナ政権はどこにでもあるわけではない。」とヌーを笑っています。「バナナ政権」とは、「バナナなどの第一次産品の輸出に頼り、主にアメリカ合衆国などの外国資本によってコントロールされる政情不安定な小国を指す政治学上の用語。」のことだそうです(Wiki)。
(まのじ)
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日本人にとって8月6日は? 少なくない人々が原爆投下を正当化している / 米軍人は戦争終結に原爆は不要だったと認めている / 原爆投下の実態を正しく伝えたのはロシア大使館

 8月6日、広島の平和祈念式典での岸田文雄首相や松井一実市長のスピーチは、原爆投下を行ったのがアメリカであることに言及しませんでした。それにもかかわらず"ロシアの侵略"というシナリオに基づいた「ロシアの核兵器使用の脅威」と無理やりな非難をねじ込みました。しかし現実に劣化ウラン弾を使用したウクライナへの非難はしません。岸田政権はこの式典を政治利用するだろうと思っていましたので驚きはありませんでした。しかし今年は、スピーチを見届けた世界の反応がネット上で多く見られました。バイデン政権にひれ伏す岸田首相の売国奴ぶりは世界に軽蔑されたことでしょう。
 海外のメディアは日本人に様々なインタビューを行っていました。「(日本に原爆を落とされたことは)必要な部分もあった」「戦争終結の決め手になった」「日本が降伏するつもりが無かったから、原爆で最小限の被害にとどめた」、8月6日に何があったかよく分からない人、知っているけれども、なぜか「アメリカによって」という言葉を出さない人。日本の国民が狙い撃ちのように大量虐殺されたことを知らない今の日本人をインタビューは正しく切り取っていました。トルーマン大統領は、日本人を獣とみなし「ボーイを呼ぶように」気軽に原爆投下を命じて「全く心が痛まない」という野獣ぶり。「1945年8月6日、米国は日本の広島市に原爆を投下し、一瞬にして約8万の人々の命を奪った。また、同じぐらい多くの人々が放射能による病気で苦しみの中で亡くなった。人類史上初めての実戦における核兵器の使用は、事実上、一般市民に対して行われた無慈悲な実験であった」と、正しく伝えたのはロシア大使館でした。
 In Deepさんは、第二次世界大戦のアメリカの上級軍指導者たちが"戦争を終わらせるのに原爆は不要だった"ことを認めている証言を紹介されていました。「広島と長崎への原爆投下は、日本の降伏をもたらし、(原爆投下がなければ)命を落としていたであろう 50万人の米兵を救うためには、この二つの民間人大量虐殺行為が必要だった」というアメリカの「神話」をもしも認めるならば、時として「政府が意図的に罪のない民間人に危害を加えるのは正しいとことになってしまう」。それは邪悪なダブルスタンダードです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ベンジャミン・ノートン氏「アメリカは、地球上の大半の国に軍事介入を仕掛けてきた。」 / ブルキナファソのイブラヒム・トラオレ大統領は、「西側体制によるアフリカの奴隷の時代が終わり、完全な独立に向けた戦いが始まった。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 「Geopolitical Economy Report」の創設者兼編集者のベンジャミン・ノートン氏は、“アメリカは、地球上の大半の国に軍事介入を仕掛けてきた。…そこで私は、1798年までさかのぼる米国の軍事介入をすべて記録した、米国議会が公表した米国政府自身のデータを調べ、地図を作製した”と言って、動画の28秒のところでJ Sato氏のツイートにある地図を見せています。
 そして、“ラテンアメリカとカリブ海諸国のほぼすべての国が含まれているのがわかるだろう。また、アフリカ大陸の大部分とアジアの大部分、そしてもちろんヨーロッパも含まれている。…これらはあくまでも軍事介入である。クーデターの組織化、選挙への干渉、選挙の窃盗、プロパガンダの拡散、フェイクニュース、野党グループへの資金提供など、米国が地球上のほとんどすべての国で行ってきた、おそらく何百、何千もの他の形態の干渉は含まれていない”と言っています。
 「これらの数値はすべて、米国の特殊作戦、秘密の行動、または国内展開が含まれていないため、控えめな見積もりであることを強調することが重要です。
 動画の最後のところでベンジャミン・ノートン氏は、“これが、いわゆるアメリカ例外主義の暴力的で血なまぐさい現実である。地球上の大半の国に軍事介入し、民主主義と人権の導き手であると主張する。しかし、現実には、米帝は何千万人もの犠牲者の血をその手に握っている”と言っています。
 こうした視点で、「2022年の政変」以降のブルキナファソや、7月26日のニジェールのクーデターを理解する必要があると思います。
 “続きはこちらから”のツイートをご覧ください。Kumiさんが、“西側メディアは絶対に取材しない「人民の声」”を取り上げています。「西側の軍事侵攻の脅しに抗するニジェールの人々は政権を奪取した反帝国主義の軍部を支援するためスタジアムに結集した。」ということです。
 “ニジェールの新たな当局がワグナー社と契約を結んだ”ということで、ワグナー・グループは、既に「首都ニアメ周辺に配備されている。」とあります。
 ブルキナファソのイブラヒム・トラオレ大統領は、「西側体制によるアフリカの奴隷の時代が終わり、完全な独立に向けた戦いが始まった。」と言っています。
 ほとんどの日本人はニジェールのことなど無関心なのでしょうが、彼らの勝利は西側の支配体制の終焉を意味します。それは悪魔の支配から解放されることに等しい。本来なら日本もその後に続くべきだとは思うのですが、ほとんどの日本人が「アメリカによる日本の属国支配」に気づいていないレベルでは、日本の「完全な独立に向けた戦い」は起こりそうにない。
 そういう意味で、私は日本人というのは非常に特殊な人達だと思っています。「地底人vs最低人の戦い」というフレーズが、またも頭の中をよぎります。ちなみに「最底人」とは少し違うことに注意してください。
(竹下雅敏)
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