注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
国際原子力機関(IAEA)の発表によると、同原発にいる専門家は、現地時間の20日午前、短時間の間に十数回の爆発音が聞こえたと証言。原発の周辺と施設内の両方で砲撃があったと伝え、自分たちがいる場所の窓からも爆発が見えたと話している。
IAEAのグロッシ事務局長は「背後にいるのが誰であれ、直ちにやめなければならない」と訴えた。
IAEAは原発の管理者からの情報として、原発の敷地内の一部の建物やシステムや装置に被害が出ていると伝えた。ただ、これまでのところ、原発の安全性に重大な影響はなく、死傷者の報告もないとしている。
この攻撃をめぐってウクライナとロシアは互いを非難している。
💬#ザハロワ
— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) November 22, 2022
☝️ウクライナ政権は、ザポロジエ原発に対する粗暴で無責任な挑発を行う『火遊び』を続けている。🇺🇦軍は、原発外周の内側への砲撃を再開した。
西側諸国は🇺🇦に「白紙委任状(カルテブランシュ)」を与え、原発攻撃を黙認し、🇺🇦による犯罪に加担しているとも述べた⬇️https://t.co/mnjtjLKqTO pic.twitter.com/vTIagiUi0s
ザポリージャ原発の後方に入ってる露軍の内、チェチェン共和国部隊が、対岸(ウクライナ陣営)からの原発砲撃を撮影し、公開。
— すらいと.Slight. (@slightsight) November 20, 2022
国際機関、メディア「ウク軍は核威嚇をするロシア軍を攻撃して、原発を守ってる」 pic.twitter.com/Z7pTgm13is
11/20、ザポリージャ原発、敷地より pic.twitter.com/8b5hU1aoTI
— すらいと.Slight. (@slightsight) November 20, 2022
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今のところ大惨事には至っていませんが、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は「どこを攻撃しているのか分かってやっている。間違いなく意図的に(原発を)標的にしている」と言っています。
グロッシ事務局長は「まったく容認できるものではない。この背後にいるのが誰であれ、砲撃を直ちに止めなければならない」とは言っているものの、“背後にいるのは「ウクライナです」と、いまだにいえない”のです。
すらいと氏のツイート動画は、“チェチェン共和国部隊が、対岸(ウクライナ陣営)からの原発砲撃を撮影し、公開”したもので、ラムザン・カディロフ首長が公開したもののようです。
ロシア外務省は「IAEAは権威ある独立した国際機関として…攻撃実行者を明確に名指しする必要がある」との声明を発表しているとのことです。
このように、砲撃がウクライナ軍によるものであることは明らかなのですが、西側メディアは「ウクライナとロシアは相手側による攻撃だとして、互いを非難しています」と報じるだけで、真相を明らかにするつもりもウクライナを非難するつもりもないようです。