アーカイブ: 生き方

青年会議所の広報委員長だった私が振り返る21世紀初頭
〜2001年 特集記事『 道しるべを探して…』7月号を題材に(上)〜

 これから、「道しるベを探して・・・」7月号を前回同様3回に分けて見ていきたいと思います。・・・その前に。
 ぴょんぴょん先生の寄稿文「桜の散る頃に」、非常に興味深く読ませて頂きました。幼い頃(⒐歳時)に父とは死別し24年前に母とも私は死別しています。母との別れ、残念ながら自分なりには頑張ったつもりでしたが、寄稿文のようにはいかず、そうそう美しい別れにはできませんでした。それでも深い共感と学びをもって読み進められました。
 特に最後の部分

死ぬべき時に、人は死ぬし、産まれるべき時に産まれるはずです。どんなに死にそうでも、生きる時は生きるからです。また生がよくて、死は悪いというような思い込みもおかしいです。

生死を人工的に操作することは、苦しみの元であることを、人類が悟るのはいつの日でしょうか。死ぬことはそれほど悪いことでもない。とくに長患いをした人にとっては、ありがたい休息になるのです。

若い頃大学病院で、多くの方が亡くなる光景を見てきました。特に抗癌剤を使った人の最期などは、凄惨だなあと思いました。でも、身近な経験でわかったことは、どんな病気も、いらないことをしなければ、最期はとてもおだやかで、感動的なものにすらなりうるということでした。

余計なことをされずに、親しい人がそばにいて、平和と満足の中で眠るように死ぬことは幸せなことだと思います。

出典:桜散るころに 〜 自宅での介護と看取りの体験(下)

 適切な言い方か分かりませんが圧巻に感じました。そして図らずも実のところこの一文にこそ、当時私が特集記事7月号全体に込めた思いの全て語られています。
(seiryuu)
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特集記事 「道しるべを探して・・・2」  2001年7月号掲載  上 

・チベット奥地での体験記
生命科学に携わる方がチベットでの鮮烈な体験をある雑誌にてつづられていました。

チベット最深部のラチュとういう村で、治療と疫学のデータ収集の手伝いを半月間することになった。それは鮮烈な体験であった。

砂嵐の中、臨時診療所のテントをたたもうとしていると、うわさを聞きつけて遠くの村から、村人が村長を荷馬車に乗せてやってきた。村長はまもなく死ぬのだが、せめて最期だけは日本の医師の手で看取ってやってほしいというのである。

村人は皆、まもなく村長は死ぬものと信じきっている。村人はいつ頃死ぬのか、と問い質しもした。鳥葬の準備に時間がかかるのかもしれない。ところがわが同僚の医師の診断は、(軽い脳梗塞による運動麻痺と軽度の肺炎)であった。彼はてきぱきと点滴をし、村長は死なないのだと説いて回った。この時、村人の間を走った異様な戸惑いの表情を、私は決して忘れないだろう。 ええっ! という感じなのである。日本のような医療施設が一切ない奥地では、人は体が動かなくなり自力で栄養が取れなくなれば脱水症状に陥り、体力が消耗し死んでゆく。本人も死を覚悟し、周りの人々にお礼を述べ、心を固めてゆく。それはそれでたいへんおだやかな死なのである。

 同僚医師は、この事態に何の躊躇もなく、日本にいるのとまったく同様に点滴を施し、救命治療を行った。これはこれで立派な行為である。われわれも少し晴れがましく思った。だが、すえた臭いの垢だらけの足の甲を消毒液で何度もこすって、点滴のための静脈を浮き上がらせながら、私の心の中には言うに言われない異物感がわきあがってきた。その違和は、今ならはっきり言葉にすることが出来る。

それは、この行為によって、われわれが意識するにしろしないにしろ、それまでチベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊しているのだ、ということである。」


特集記事7月号作成の背景。本当に伝えたかったこと。
死にゆくプロセスの破壊。脳死・臓器移植


 今回特集記事で記載しているのは1998年4月法蔵館発刊の雑誌『仏教43号』に記載された米本昌平氏の記事の一部です。

「チベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊している」

実はこの一文を通し伝えたかったのは現に日本ではその破壊が最終段階まで進行し、死の基準までも都合で都度変更させられていることだった
のです。

脳死臓器移植の問題です。1997年に臓器移植法が成立されますが、その前に「脳死が人の死か?どうか?」の大きな論争がありました。日本では約30年前から脳死を巡る論争が脚光を受けます。その時分から私は「脳死・臓器移植」に反対の立場でした。

「臓器移植?そんなことまでして長生きしたい(させたい)のか?人間の身体をパーツ、パーツで分ける?まるで機械扱い、いかにも西洋的だな、それでパーツの調子が悪くなったら他人のパーツと入れ替える?不治の病のため?確かにつらいかもしれないけどなぜ受け入れられない?移植を誰が望み誰が受けられる?まず大金持ち。それで実際に不治の病が治ったら?マスコミ大絶賛?でも死ぬことに納得できない人たちでいっぱいになるね。『移植治療さえ受けられたら治ったかもしれない、死なず(死なさず)に済んだのに』と。でも、仏教経典説話集では地獄の亡者は針の山などで責め苦を負わされながらも死ねないので延々とそこから抜け出せず苦しむのが表現されているのだけど?死ねないのも苦しみじゃないのかな?生きた臓器の提供を待ちわびる夥しい人々の姿、見たくないぞっとする光景だな。」

若い私はこういう思い視点で脳死・移植論争の展開を注視していました。




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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(5)〜子育ての放棄〜

かんなままさんの執筆記事第5弾です。 
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子育ての放棄
家庭内暴力、不登校といった、家庭でよく起こっている問題は、あまりにも小さいときから保育園に預け、子育てを放棄したことが原因で起こっていると感じています。

やむを得ない事情を除いて、1歳前後の子どもを保育園に預けるのは、養育の怠慢、あるいは放棄です。

これは虐待と言ってもいいのではないかと思うのです。

現在起こっている、様々な問題の原因の根源は、ほとんど全ての人が子育てを放棄していることなのだと思います。

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)


国の「支援」で子育て環境が悪化


この文章を読んだらどのくらいのママが泣くでことしょう。

悲しいことに、少子化対策を厚生労働省が取り組むことになって、ますます状況がひどくなってきました。

目的が高齢化社会を支えるための労働力確保です。母親が子どもを産み、仕事をやめると労働力が減ることが問題視され、これを解消するには出産して早い時期から働けるように「子育てと仕事の両立支援」をしなければいけないと方向転換したのです。先進国の事例をあげ、あたかも日本が遅れているかのようにイメージを作り、待機児童の問題がクローズアップされ、これが諸悪の根源だという社会的認識にすり替えられました。

そのことばかりが報道されるので、子どもを産んで2~3か月のママ達が身も心も親になる前に保育園の確保に焦り、早く職場復帰しなければというモードになって行くのです。「人見知りする前の方が泣かないから助かるよ」などの情報が飛び交います。

子どもはどんな気持ちでしょうか?いつまでも一緒に居てくれると思っていたママが突然いなくなり、パニックになります。赤ちゃんは愛に満たされて育つ機会を奪われます。結果的に免疫力が落ち、病気がちになったり、親の顔を見れば我儘を言って満たされなかった愛を求めます。これは子どもの問題行動とされて、また怒られます。好きな時間に自由に遊ぶ楽しさも知らず、気を紛らすことやあきらめることを学びます。

pixabay[CC0]


子どもの育ちを何と思っているのでしょうか?
子どもの立場で考えてみたら虐待です。
社会全体が養育の怠慢、放棄を促し虐待の勧めをしているのです。
そして社会の都合に踊らされているママを追いつめています。

市への働きかけと無理解


私達の小さな声では社会を変えることはできませんが、親になるための講座を始めました。その結果、基本的な子どもの育ちを知り、助け合いながら子育てを前向きに頑張ろうというママが増えました。そして3年前から市長に会って、子育てしやすい町の提言を始めました。

今年は「仕事か家庭か?」の選択に悩んでいることをテーマにしました。自分たちは子どもの育ちを優先して子育てしたい。でも今の制度は、保育園に預けて働いたら様々な支援を受けられるのに家で子育てしても孤立無援で手当ても減らされたママです。子育ては立派な社会貢献なのに苦しい。

「子どもを自分で育てたいです。応援してください!」と言いに行くことにしました。

そして、他のママ達の本音を知りたくて保育園、幼稚園、子育て支援センターに協力してもらって1700人のママ達にアンケートを取りました。「何のためにするの?」と無理解な言葉もあり、ただでさえ忙しいママ達がどのくらい応えてくれるだろうかと心配していましたが、1300人から回答があり、7割を超えていました。そして、自由記述欄に苦しい思いがぎっしり書かれていました。それを読んだだけで涙が出ます。

pixabay[CC0]


働いても保育園代などでお金が残らない。子どもを急かせて叱ってばかりで苦しい。理想は3人だけど現状は産めない。夫の協力がない。等々、みんな疲れて果てていました。子育てのための手当てがもらえるなら働かないで子どもの傍にいてあげたい、というママが多くてびっくりしました。

このアンケートをまとめて市長に伝えました。でも、事が子育て給付金の話になると、市は手だてがありません。今のままでも子育て支援を頑張っていますという回答でした。そういう言い方をすると結果は見えています。

ママ達はへこんで帰ってきました。アンケートのママ達の気持ちを追い風にして、ママになった自信に溢れていたのが一転、子育てするからお金を下さいと要望に行ったように受け取られたと・・。

社会が子育てを理解していません。ママ達の苦悩も子供達の寂しさも無視されています。
私は、このママ達を誇りに思います。そして、この1300人のママ達の気持ちを無駄にすることのないよう、私達支援者が代弁して、応援し続けなければと心に誓いました。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


[TED]あなたの食生活がどのように腸の健康に影響するか – シルパ・ラヴェラ

 皆さんは腸の中に個人個人違う固有の「お花畑」を持っています。腸にいる細菌群を腸内菌叢(きんそう)と言い、様々な種類の細菌群をお花畑に喩えて、腸内フローラとも呼ばれています。
 以下の動画では腸内マイクロバイオーム(microbiome)という言葉が使われています。

豆知識
「-ome」という言葉は、「全て」という意味があり、マイクロバイオームとは、「全ての微生物群」という意味になります。例えば、身近なところではゲノム(genome)という言葉がありますが、それは遺伝子(gene)に「-ome」を付けた造語で、「全ての遺伝子」という意味になります。その他には、プロテオーム(全てのタンパク質)、トランスクリプトーム(全ての転写物:RNA)、メタボローム(全ての代謝産物)などといった言葉があり、これらの解析が盛んに行われるようになってきています。

 話を腸内フローラに戻します。一昔前は100種類程度と考えられていた腸内細菌の種類ですが、遺伝子解析技術の発達により
現在では、500~1000種類と考えられるようになってきており、その総数は100兆個にもなります。
 人の全細胞数が37兆個(60兆個とするのが主流だったが最近37兆個とする論文が出た)と言われていますから、その数の多さがお分かりになるかと思います。シャンティ・フーラ読者の皆さんが大好きな「○んこ」の二分の一から三分の一が細菌です。
 腸内フローラは、食事、ストレス、運動、抗生物質の投与などによって簡単に変化します。その中でも普段私達が気をつけなくてはいけないのは、食事です。以下の動画では、食物繊維の重要性が語られています。
 腸内細菌は、宿主の身体の健康ばかりか、心の健康まで影響を及ぼしていることが明らかになってきており、その重要性が益々認識されてきています。
 動画でも触れられているとおり、腸内を正常に保つためには、野菜や発酵食品を積極的に摂ることが大切です。それと、毎日にお通じのチェックも忘れずに!!健康のバロメーターです。(モリモリ食べてモリモリ出しましょう。)
(地球に優しい方の微生物学者)
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あなたの食生活がどのように腸の健康に影響するか - シルパ・ラヴェラ
配信元)
※字幕を「日本語」に設定してご覧ください。
「設定」→「字幕」→「日本語」

[Sputnik]恋愛対象にならない7つの女性の特徴 日本人男性が恐れているものは何か? 〜嫌われる特徴の原因と解決法〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 これらのことは、男女に関係なく、多くの人に嫌われる特徴ではないかと思います。下から順に見て行きます。
 荒々しい態度や攻撃的な態度は、往々にして、自分が安全だと感じていないということを示しています。そのために、少しでも自分を強く見せるために、このような振る舞いをするわけです。なので、安全安心を体感できる場が、様々な意味で必要となります。瞑想が効果があるのはこのためです。
 次に、ネガティブな発言が多い人ですが、そういう人は現状に不満があるわけです。それは、仕事に関することであったり、人間関係だったりします。自分が幸せだと感じるほど、ネガティブな発言が消えていきます。なので、ネガティブな発言を矯正しようとするのではなく、まず幸せになる事を目指した方が早いわけです。
 思いやりがないのは、生活にゆとりがないためです。時間に追われる生活を強制されているのが現代社会とも言えます。それは、極端な成果主義であったり、高い目標に向けて努力することが人生の目的だと教えられる間違った価値観から来ています。価値観を転換することが大切です。
 自己中心的な人は、これまでの人生で自分が大切にされた経験が無いまま育ってしまったケースがほとんどです。なので、カウンセリングは効果があります。カウンセリングの目的は、人から愛を奪うのではなく、自分を愛することが出来るようになるためのものです。なので、本質的には自己を見つめる作業、すなわち瞑想が不可欠です。
 悪口が出てくる人は、強いストレスにさらされている場合が多く、往々にして、自分のストレスの原因だと感じている人物や状況を悪く言う傾向が強くなります。自分が何に不満を持っているのか、その不満は正当なのかを客観的に見つめ、不満の原因に気づくとストレスは解消します。こうした本質的な解決以外のストレス解消法は逃避に他ならず、問題解決には至りません。
 浪費が問題なのは、正しいお金の使い方を知らないということです。浪費と投資は異なります。家計簿を1円単位まできちんとつける習慣を身につけることは、浪費癖から抜け出す最も簡単な方法です。
 いくら表面上を清潔にしていても、清潔感が全く感じられない人がいます。政治家を見ていると特にそう思います。要するに、心がピュアでないことを人々は直感的に感じ取り、汚れた人を嫌うのだと思います。
 心が浄化されてくると、男女に関わらず欲深い人たちが皆汚れて見え、不潔だと感じます。これは年齢性別に関係ありません。なので、50代の男性が若い女性を見て不潔だと感じ、体に触れることも出来ないという状況が、現実に起こります。一般に、若い女性は中年のオジサンに不潔感を感じてひどく嫌いますが、これは相対的に、若い女性の方がオジサンよりも心がピュアだからです。
 自分の心がどのくらい汚れているかを測る尺度は、例えばお金に対する執着心です。その他の野心も指標になるでしょう。これらから離れることが、心の純粋さを保つ秘訣です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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恋愛対象にならない7つの女性の特徴 日本人男性が恐れているものは何か?
転載元)
最近、サイト「みんなの声」に、アンケート「恋愛対象にならない女性の特徴といえば?」が掲載された。

スプートニク日本

アンケートには男性869人が参加し、恋愛対象にならない女性の特徴7つが挙げられた。

7 位 — 男っぽい言葉遣いや立ち振る舞い 52票

この特徴に票を入れた男性たちは、「大和撫子」が好みなのかもしれない。現代の日本にも「大和撫子」は存在するのだろうか?皆さんはどう思われますか?

6 位 — ネガティブな発言や不幸話が多い 55票

率直に言って、ネガティブな人たちが愛されない理由は明白だ。だがネガティブな発言が多い女性とつきあっていたという男性もいる。不幸や不満が2人の会話の共通の話題になることもあるということだろうか?

5 位— 好きな人以外への思いやりがない 60票

このような状況は恋愛関係のみならず、一般的な人間関係でもみられるほか、ロシアにも存在している。だが社会は全く関心を示さず、議論されていない。

4 位 — お姫さま体質で自己中心的過ぎる 156票

この答えは、7位の答えと正反対のものだ。恐らく理想的な女性とは、お姫様と大和撫子のちょうど中間なのだろう。

3 位 — 悪口を楽しそうに話す 168票

© SPUTNIK/ NATALYA SELIVERSTOVA


第3者のことを批判して喜んでいる人が好きだという人はあまりいないだろう。だが恐らく、すべての女性の心の奥に、ゴシップ好きなもう1人の自分が隠れているかもしれない…

2 位 — 浪費家でお金の管理が苦手 169票

© SPUTNIK/ VLADIMIR PESNYA


将来のことを考えて、楽しさだけでなく、お金や不動産なども分かち合うパートナーを選ぶ必要がある。浪費家の女性が2位になったのは納得できる結果だ。

1 位 — 清潔感が感じられない 177票

遂に1位の発表!定期的にシャワーを浴びたりお風呂に入ったり、歯を磨いたり、その他の日常的なケアを欠かさず行うことでこの問題はクリアできる。清潔感の問題を解決するのはとても簡単なのに、どうしてこれが1位になったのか不思議だ。

あなたはどんな女性・男性に不快感を覚えますか?

[創造デザイン学会]文化マルクス主義が(偽)フェミニスト運動の背後にある真の力である 〜地球人の混乱と家庭の調和〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 訳者の方のコメントが見事です。ウーマン・リブ運動が「家庭の破壊」を目的としたものだという指摘は、大変重要なものです。現代の社会が、男尊女卑の思想をそのまま形の上で保っているのは事実です。国会議員、閣僚の数は、男女同数でなければならないと思います。ですが、現状ではそうなっていません。また、主人という言葉で女性配偶者のことを指さないのを見ても、様々なレベルで男尊女卑の観念が社会に染みついているのがわかります。
 ですが、こうした部分で男女が争えば、さらに問題は複雑になり、事実上解決不能になります。
 時事ブログおよび映像配信などで、私は、家庭、子育てを大切にするようにと言い、特にこれらを大切にする上で重要なのが夫婦関係であると指摘しています。
 残念なことに、真意を理解しない人の中には、私の発言を男尊女卑思想だと勘違いする人がいます。女性に多いのですが、そういう人は往々にして、子育てよりもキャリアを重視する人のようです。これこそ、ウーマン・リブ運動の成果だと言えるのかも知れません。
 私は、国会議員などの社会における意思決定の組織において、男女同数である事は基本であり、人間の生きる権利の上でも最高賃金と最低賃金はきちんと定まっていなければならないと思います。これらのことは私にとって当たり前のことで、その上で私が言いたいのは、このような社会になったとしても、人は幸せになれないということです。
 わかりやすい例えで言えば、コーリー・グッド氏が語るスタートレックの世界の文明に地球がなったとしても、そこに住む人と幸福は無関係であるというのが私の主張なのです。事実、秘密の宇宙プログラム(SSP)の中で、このような最先端の世界で働いている人たちが、幸福とは程遠い心の状態であることは明らかです。科学がいくら発達しても、人間は幸せにはなれません。
 現代の私たちの意識水準で言えば、万人が豊かになり、仕事をロボットが代行するようになって余暇が出来ると、ほとんどの人は、ゲーム、賭博、カジノ、あるいは酒、たばこ、麻薬の類、少しましなところで恋愛といった、いずれも脳内麻薬を大量に放出するこうした事柄に溺れることになると思っているからです。
 裏を返せば、これらのことが必要な人ほど、人生に退屈しているということで、自分が本当は何がしたいのかもわからないのだと思います。こうした悪循環がどこから来るのかですが、昨日取り上げられた「DNAへ人生初期の経験が刻まれる」とする記事は、大変興味深いものでした。子供を大切に育てると、それが子供の将来の幸福の礎になるという内容でした。私が言いたいのは、子供だけではなく、育てた親も同様なのだということです。
 このように育てられた子供は、自己に対する肯定感を持っており、自分と戦う必要がありません。そのため、他者とも心理的に戦う必要が無くなるのです。男女の戦いは、実のところ、自分自身に対する嫌悪感の裏返しです。この混乱は、家庭の調和を取り戻すことで修復可能です。
 地球人が、こうした当たり前の幸福が、科学の発達やキャリアを積むこと、そして社会的地位や名声を得ることよりもはるかに重要であるということに気づいた時、真の意味での文明の基礎が現れたと言えるのだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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文化マルクス主義が(偽)フェミニスト運動の背後にある真の力である
フェミニスト運動が、いかに男性の権利運動を生み出させるか(ビデオ)
転載元)
【訳者注】わが国の大学教授やジャーナリストの中には、フェミニズムが進んだ思想である かのように考えている人がいるが、その仕掛け人が「彼ら」であることを、承知していただ きたい。映画監督アーロン・ルッソの語る、かつての友人ニック・ロックフェラーが、「ウ ーマン・リブは何のためか知っているか? あれは我々の始めた運動で、家庭を壊すのが目 的だ」と言ったという話は有名である。

https://www.youtube.com/watch?v=AVolQAXnKm0

アダム・ワイスハウプトのイルミナティ結社の綱領(1776)も、マルクスの「共産党宣言」 (1848)も、主旨は同じで、「家庭の破壊」が重要な柱の一つであることは、ここで何度か 述べてきた。
 フェミニズムが過激化して「完全な憎しみの運動になってしまった」のなら、その過ちに 気づいて正そうとする者は、男女の調和、協調という方向に解決を求めるのが当然であろ う。それがそうならず、“男性の権利運動”が始まったという。これも「彼ら」がそう仕向 けたからであろう。なぜなら、彼らにとっては、調和や協調はタブーであり、闘争から解決 が生まれるのでなければならない。Order out of Chaos(混乱、闘争からの秩序)というの が彼らの哲学である。ただしこの秩序・解決は、彼らにとっての秩序・解決、すなわち New World Order であって、我々は悲惨のどん底に陥れられる(ナチスの「最終的解決」によく 似ている)。彼らの敵が、この最終的秩序に逆らい妨げになる者すべてであることが、わかるであろう。

 フェミニズムも基本的に同じであり、この映画作者のトレーラーにも、男性権利運動の 「不思議な分極化の世界」という言葉が用いられている。男女の戦いから、あるいは男女を 戦わせて、秩序が生まれる。(「正、反、合」ということを彼らは信じている。)我々は、知 らず知らずのうちに「彼ら」に協力していることが、いっぱいある。「イルミナティ研究」 という学問分野が必須なゆえんである。

最も重要な、言い忘れてならないことがある。それはオバマが強調した LGBT の究極の目的は、ペドフィリアの合法化だという指摘である。

http://www.dcsociety.org/2012/info2012/170401.pdf

「まさか」という人は、その「まさか」に自信がもてるまで、よく調べていただきたい。このトレーラーの中にも RAPE CULTURE という看板の文字が出てくる。

SOTN(State of the Nation)
May 13, 2017
 

“男性の権利運動”は、仕組まれたフェミニズム運動という、大いに間違った隠 れたアジェンダへの、組織化されたしっぺ返しである。

編集者による注:
文化マルクス主義の隠れた工作員たちが、1960 年代にアメリカで、ひそかにフェミニスト 運動を起こした。彼らの社会主義的綱領の主柱として、文化マルクス主義者たちはアメリカ において、まずジェンダーによって深い分裂をつくることによって、いわゆるアイデンティ ティ政策を取り始めた。この方法によって、彼らの基本的に共産主義のアジェンダが、家族 の基本単位を覆して、アメリカの社会組織を引き裂くことを目的として、推し進められた。

「文化マルクス主義がアメリカを破壊しつつある」
http://stateofthenation2012.com/?p=66300

残念なことに、文化マルクス主義者たちは、激越なフェミニズムによる、この破壊的な計画 にかなりの成功を収めてきた。アメリカ共和国は今、浸透力の強い有害なフェミニズム運動 を強化する、オバマの 8 年間の政権の結果、これまで以上に崩壊の危険が高まっている。そ してトランプ大統領政府は、かつて例のない“フェミナチス”に、火をつけるのに役立った だけである。(下の写真を見よ)

ワシントン DC における、2017 年 1 月 21/22 日の女性たちの行進。
多くのフェミニストはピンクの“プッ シー・ハット”をかぶっている。


男性の権利運動が、最悪の形のフェミニズムを暴くのに効果があるかどうかは、今のところ わからない。にもかかわらず、高度に組織された、筋金入りのフェミニズム運動が、すでに

全国的な規模で、不可逆的なダメージを与えている。2016 年選挙の極端な分裂が、この極 端に不幸な状況を証言している。

「いかに文化マルクス主義が、アメリカの“ソドムとゴモラ”を創り出すのに使われたか?」
http://stateofthenation2012.com/?p=66949

この“フェミナチス”が狙った所ではどこでも、急速な社会的堕落が起こっていることを考 慮の上、下の映画のトレーラー(予告編)を見て、広く世に知らせていただきたい。ドキュ メンタリー“The Red Pill” は、主流メディアのどこにも滅多に見られない、すばらしくバ ランスのとれた見方を提供している。それは、フェミニスト運動がどうなってしまったのか、 実は、完全な憎しみの運動になってしまったことを、客観的に明らかにしている。

推奨される読み物:
「純粋悪化:いかにアメリカ共和国が、犯罪的に異常なサイコパスの政治的一味によって、 乗っ取られたか?」

http://stateofthenation2012.com/?p=67314

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The Red Pill (2017)—Movie Trailer

「一人のフェミニストの映画製作者が、“男性の権利運動”の不思議な、分極化する世界を 記録すべく取りかかったとき、彼女は、自分自身の信念を疑い始める。『レッド・ピル』は、 Cassie Jaye の、ジェンダーの平等、権力、特権についての別の立場から見方を探索する、 旅の記録である。」(“The Red Pill”のトレーラーより)

https://youtu.be/wLzeakKC6fE

https://www.youtube.com/watch?v=wLzeakKC6fE