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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(15)勉強について

かんなままさんの執筆記事第15弾です。 
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勉強について
子どもはみんな、知りたい欲求を持っています。自由に学ばせたら、どんどん自分から学ぶのです。
本来、勉強はとても楽しいものです。学ぶ楽しさを知っている人は、一生学び続けます。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


親にとって恐怖の夏休みになりました。
仕事をしている親にとっては、子どもの過ごし方に頭を悩ませ、学童やおけいこ事、サマースクール等でスケジュールを埋めて、ひとりぼっちにならないように気を使います。
専業主婦は、朝から晩まで、子どもの世話で大忙しです。
ラジオ体操、プール当番、夏休みの宿題も計画を立てさせます。でも、子ども達はのびきったゴムのようにダラダラと過ごし、宿題はしないし、片付けないし、「おなかすいた」「ヒマ~」だけは言います。朝から大声でしかってばかり。そして「夏休み 蝉よりうるさい ママの声」と、俳句の題材にされたりして・・。
外に連れ出すのも、この暑さで参ります。結局、涼しいショッピングモールか、家でゲーム。あっと今に夏休みが終わり、気がついたら宿題やってない・・・!

pixabay[CC0]


それにしても、夏休みくらいは宿題もなく、バーンと自由を満喫させてあげたいものです。なのに、学校も親も子どもの行動を管理し、細切れの自由しか与えてくれません。でも、遊ぶ楽しさ、学ぶ楽しさを経験したことがない子ども達にとって、夏休みをどう過ごしていいのかわからないのが正直な気持ちなのでしょう。結局、短時間で気分を高揚させくれるゲームにハマってしまいます。

本来、子どもは知りたい欲求を満たしたいのです。その欲求のままに挑戦して、壊して、展開して、自分の身の丈に合った経験を積んでいきます。その楽しさを知った子どもは知りたい欲求から自発の学びへと自然に展開していくのです。

子どもはその学ぶ喜びを通して、自分主体の「快」の感覚を身に付け、自分に合った行動を決めることができるようになります。まさに、その「快」が自分のアイデンティティの基準になるのです。自分の「快」に従って自分で決めて行動できたら達成感と自信が生まれます。この時、子どもは学ぶ喜びで輝いています!これは自然に起こることです。

でも、今の子ども達は他人の基準で行動しています。不快な事をさせられたらやる気が失せます。他に選択肢がないので我慢してやります。不快の体験が続くと心を動かすことをあきらめ、自分の快さえわからなくなります。その上「主体性がない」「覇気がない」など言われたらかわいそう!

なのに、親や社会は子育てのボタンを掛け違えたまま、ますます詰め込みの早期教育に走ります。結果的に自発の学ぶ喜びがないので先生の話を聞かず、身が入りません。主体的に考えていないので無責任な態度になります。学校でそんな子をたくさん見てきました。

低学年の一斉授業も問題です。この時期はまだ自分を整える時期です。1人ひとり成長も違います。少人数で、総合的に遊びの要素を入れて体験させ、評価しないで、学ぶ喜びをたくさん味あわせてほしいと思います。

外遊びは体験の幅が広がります。そこにいるだけで風を感じ、水の冷たさ、虫の世界、妖精の世界を垣間見、・・・遊園地よりずっと世界が広がっています。1歳の孫は繰り返し坂道を歩くだけで喜んでいます。でも体の中では総合的にたくさんの事を感じ取っているのでしょう。のんびり屋の2歳の孫は何でも歌にします。気持ちを歌で表現できるなんて幸せなことです。

算数が楽しい6歳の孫


人の言動に敏感な4歳の孫(女の子)は人の話をよく聞いていて、絶妙なタイミングで難しい言葉を使います。場を読めるのです。賢いなあと思います。6歳の孫は学校で初めて習うことが面白くて、字を書くこと、算数をすることが楽しいようです。ノートをはみ出して、自分の足中に足し算の問題を書いていました。数字の3はどんな感触かなあ?

5歳の孫の仏画


そして、学びたいエネルギーが湧いてきたタイミングで質の高い刺激や、本、先輩がいたらもっと世界が広がります。仏像に夢中の5歳の孫は奈良に行き、大日如来を真近で見て圧倒されていました。そして、一気に絵を描き始めました。1日100枚の絵を描けと言われたら苦行なのに楽しそうに描きまくっています。

結局、親がしてあげられることは、子どもの育ちの過程を知り、質の高い環境を作り、見守ることです。そして、いくつになっても学ぶ喜びを持つ生き方を見せることかもしれません。

でも、人生、好きな事ばかりではありません。目の前に不快や苦手な事が来たら、神様からのプレゼントだと思うことにしています。これに向かうエネルギーも快で得た発電所が充電してくれています。私はコツコツ経理をするのが苦手だけど、30年間経理担当から抜けられません。とほほ・・もうすぐ決算の時期です。その時は苦手意識を捨てて、感情を入れずに向き合います。意外とやれるもんで、自分で褒めてあげます。これもまた、学ぶ喜びでしょうか。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


[第19回] 地球の鼓動・野草便り 自然に還せるもので生活


自然に還せるもので生活

0エミッション(0排出)の生活を目指すと、プラスチックやビニールゴミの自家処理に困ります。木や紙でも表面を化学物質コーティングしてあるものは、燃やすとダイオキシンが出て、空気中にも、木灰をまいた土や地下水にも悪影響が出てしまいます。
手作りの自然素材の生活用品を大事に修理しながら使い、最後は土に返せるものが良いのだと改めて気が付きます。

広島市の郷土資料館の「企画展 民具の魅力」に行ってきました。 味わいのある手作りの民具には、いろいろな知恵と工夫があり、美的で合理的で無駄なく大事に使われていたのがわかります。

例えば、「ゴハンメゴ」(飯カゴ)は夏にご飯を入れて軒先につるしてつかう、風通しの良い竹で編んだおしゃれなカゴです。「豆腐かご」というのもあり、豆腐が崩れないよう四角のかごで、買い物に持って行き、おそらく防腐効果もあったと思います。

着物は貴重で何度も縫い直し、繕い、夏は単、冬は裏地を付けて袷で着たり、子ども用に縫い直し、継ぎはぎをしながら、おむつや雑巾、下駄の鼻緒や背負いかごの紐にしたり、細長く切って縦糸に麻を使い綴れ織り、綴れは丈夫で背負子の下に着ていたそうです。最後は燃料にと、こんなにも大切にされていました。

背負子


自分で着物を1から作ろうと思うと、植物の繊維をとって、糸にして、染めて、機織りして、仕立ててと・・・作れたら嬉しいでしょうが、とても無理そうです。昔の人はすごいなぁ・・・。

常設展も大麻や綿、山繭などの織物の道具や歴史、下駄や和傘、明治以前の埋め立てをしていない干潟の豊かな広島湾の牡蠣や海苔、川舟運搬の様子など昔の人の生活の知恵と工夫が詰まった展示に魅了させられました。
特に印象に残ったのは、広島湾がとても豊かな自然に恵まれていたこと。それが明治以降の埋め立てで消えていったことです。 それでも、戦後すぐの頃はまだ海は豊かで、大きななまこがいくらでもいたとか、貝や魚、海藻、海の近くに住む人たちは、食料に困らなかったと聞きます。
戦後、山の植林が進むにつれて、川の水の養分が減り、海の幸も減っていったのです。

自然との関わりからみた生活の知恵をもっと知りたいなあと思いました。見ただけでは実際の技や知恵を会得することはできません。

一つだけ覚えてきたのは、檜の皮を蒸して、船板の隙間を埋めて浸水を防ぐこと。物置に眠っている桶の隙間を塞げないかなぁ・・・なんて思いました。
桶職人さんのすごい技術、接着剤も釘も使っていなかったんですよね。桶は乾燥させると隙間ができてしまって漏れたり、箍(タガ)がはずれたり。乾燥させないように使っていたのですね。

マキハダ


帰り際、山繭を育てている方に偶然会って、アベマキの枝に作られたりっぱな繭を見せていただきました。山繭の幼虫はアベマキ(コルクが取れるドングリの仲間)の葉を食べるのを教えていただきました。

山繭


ちなみに、郷土資料館(広島市南区宇品御幸2丁目6-20)の建物は被曝建物で、レンガ造りの味わいのある建物でした。

郷土資料館


yasou
さて、雨に潤い、グンと伸びてくる野草たちです。
満月頃に採取して、酵素ジュースや焼酎付け、野草茶、浴湯料にと、草取りを兼ねていただいています。

ヒメムカシヨモギ


イノコズチ


ヤブカラシも威勢良く伸びています。新芽を天ぷらなどにします。

ヤブカラシ


ヤブカラシに似たアマチャヅルも伸びてきました。アマチャヅルは朝鮮人参と同じような薬効だとか。甘みがあって美味しいお茶になります。

アマチャヅル



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自然賛歌

カツラの樹に杉が着床

渓流



ヤマジノホトトギス



ヘクソカズラの花



オカトラノオ



キカラスウリ



ナワシロイチゴ



ヒメコウゾの実



カタツムリの赤ちゃん



ニシキリギリス





■ 参考文献
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(14)食料の備蓄

かんなままさんの執筆記事第14弾です。 
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食料の備蓄
音を立てて世界経済が崩壊する瞬間が来ると思っています。その時に何が起こるのか誰にもわかりません。日本の場合、エネルギー自給率と食料自給率が低すぎるのです。世界規模の経済の大混乱が予測される現在、日本人も準備をしておく必要があります。

その時の被害をできるだけ軽減するために、最低でも3ヶ月、できれば半年から1年くらいの食料の備蓄があるといいと思います。

そしてできるだけ早く、地産地消の世界を作っておかないと大変なことになると思うのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と3」竹下雅敏(著)



備蓄は趣味!?



夫婦2人の生活になり、終活に向けて断舎利をしたいという気持ちと、備蓄欲が葛藤して変な人になっているな~と思っていたところ、夫から私の趣味は「備蓄」だと言われて吹き出してしまいました。ああそうか、趣味だと思えばいいのか、といたく納得して心置きなく備蓄をするようになりました。

さ、何から話しましょう。
備蓄歴は18年。米や野菜は知り合いの農家さんから直接購入。米や粉は保冷庫に保存。あらゆる缶詰、乾麺、アルファ米、ダースで買う調味料、塩と砂糖、酒類、石けんは売るほどあり、重曹、あらゆるペーパー類、ビニール、ラップ、シート、手袋、マスク、タオル、電池、カセットコンロ、ガソリン、炭、身体ふき、おむつ、手動洗濯機、トイレは穴を掘って外でよし・・・だんだん楽しくなって、想定別に置き場所を考え、1階、2階、階段。床下に至っては秘密の場所的になって、畳をはがして床下に潜りワクワク!・・・でも洪水で避難指示が出た時は床下の酒と缶詰が流れていく光景が目に浮かび、しまった!と思いました。

でも、めげません!まず、基本の生活を循環型に整えます。太陽光発電は18年前、補助金が3分の2も出ていた時に取り付け、今でも優秀なお天道様発電所になっています。その電気を利用して電動自転車、ハイブリッド車。敷地に湧水を見つけた時は小躍りしました。

子育て家族を巻き込み、本格的な野菜作りをはじめました。お蔭で、家の中は1年分のジャガイモと玉ねぎが積まれ、味噌作りも1年分。野草食や保存食作りが楽しくなり、季節ごとに作っては瓶詰。…ここまで来たらやっぱり変人?趣味か~、好きなんだ~!と納得。

pixabay[CC0]



突然の大地震


そんな中、夜中に大きな地震が起きました。孫たちも泊まっていました。余りにも突然で、動けないと同時に、頭の中はどう行動すればいいのか、一瞬パニックになる自分がいました。

でも、ガヤトリーマントラを唱えて落ち着き、日ごろ鍛えた同時進行の頭に切り替えることができました。

枕元に置いていた懐中電灯を持ち、靴を履いて、防寒着を来て、孫たちを集め、一番下の子はママがおんぶして、いつ家を飛びだしてもいいように準備しました。その間、リュックや水、食料を車に積み、(寝袋、災害用セットはいつも車に乗せています)テレビやネットで情報を収集しました。停電しなかったのが幸いでした。こんな時の情報は必須です。

孫は止まない揺れと、そのたびに鳴り響くエマージェンシーコールに怯え、体がガタガタ震えて吐いてしまいました。愛犬ルナもブルブル震えて私の腕の中。

その日は眠れぬ夜になりました。朝、惨状が明らかになるにつれ、震源地の被害の大きさにびっくりしました。一瞬ですべてを失くした人、亡くなった人、家族を探している人・・・想像を絶する揺れと恐怖だったのだろうと思います。そんな時はどんな状態になるのでしょうか?本能と直感で動き、不安や恐怖と戦いながらガヤトリーマントラを唱えることができるでしょうか?身につまされました。

洪水で川が氾濫して避難指示が出た時は、我が家の気象予報士である夫が「大丈夫」だと判断して避難しませんでした。こんな時は冷静な状況判断が必須です。でも、近くにいる一人暮らしの母や叔母達を迎えに行ったのですが、これが一苦労。理屈抜きで、動かないのです。説得するのに時間がかかり、最悪の時はどうすればいいのだろうと思いました。

20年前、立て続けに2度も大きな台風が直撃した時は、目の前で車が転がり、家の屋根が飛び、瓦が紙切れのように舞うのを見ました。何日も断水、停電。被害も大きくて大変な思いをしたことがあります。


来たるべき時に備えて…


今年も身近で記録的豪雨の大災害があり、胸が痛みます。本当に、災害はいつ来るのかわからないのです。最近は想定外、最大級の・・と、格段にリスクが高くなったと感じます。もちろん原発事故のように人災も。

経済崩壊はもっと大規模で世界中を巻き込み、どんなことが起こるのか想像もできません。どちらにしても、まずは食べ物の備蓄などは怠らず、自然と調和して、畑を作り、地に足を付けた生き方をしていくしかないのです。

今の私達の生活はあまりにも傲慢で分断して・・人間は最大の環境破壊者となりました。その償いをすべく、カルマとして、必要なことが起こるのなら受け入れなければなりません。

でも、何処にいても、何が起きても、ガヤトリーマントラ愛のマントラを唱えることだけは肝に銘じたいと思います。そうすれば心の乱れが落ち着き、何をすべきかが見えてくると思います。神様は必要な事をして下さいます。それは確信しています。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


[第18回] 地球の鼓動・野草便り 健忘症と野草


健忘症と野草

田舎での生活には、歳をとってからの適度な仕事がいっぱいあります。小豆は草の中でもわりと平気で育つのですが、その小豆などの豆の皮むきは指先の仕事です。ご存知、指を使うと脳の活性化、ボケ防止になりますね。

アズキや大豆の原種などの野生の豆類は粒が小さいのですが食用にできます。ノアズキ、ヤブツルアズキ、ノササゲ、ヤブマメ、ツルマメ、トキリマメ、タンキリマメなどいろいろあります。(参考:松江の花図鑑(野草科名索引・マメ科)

草の中のアズキ


我が家では普通のアズキの他に野生のヤブツルアズキが畑に育っています。

ヤブツルアズキ


クララはマメ科ですが有毒です。見た目が違うので間違えることはないのですが、マメがなっていても食べられません。

クララ


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火を焚く生活は、薪風呂や囲炉裏、竃(かまど)の生活経験があるお年寄りがほとんどで、火の扱いや炭の扱いが得意で生き生きされます。お年寄りは子供の頃から、自然の恵みを頂く生活がごく普通だったはずです。

昔からの自然の恵みを活かす生活の知恵は、お年寄りと一緒に暮らすことで、受け継がれると思うのですが、老人ホームに押し込み、断絶(生活文化の断絶)が昨今の風潮のようです。それに拍車をかけるのが、痴呆、記憶力の減退。

以前は高血圧でもなんでもなかった数値を、高血圧扱いをして処方される降圧剤が血流を悪くして、痴呆の一因になっているとか。歳をとると血圧が上がるのが普通(心臓の力が弱まるのを血圧を高めて補う)。

また、実際の高血圧の原因は精製ナトリウム塩や加工食品によるアンバランスなミネラル(ナトリウム)過多。バランスのとれたミネラル不足。肉食、化学物質、白砂糖、発酵菌を滅菌した味噌、醤油などによる酵素不足等々、低体温を招く食生活も血流が悪くなり、痴呆の一因に。

おまけに、地デジ、スマホ、携帯電話、IH、スマートメーターなどの強烈な電磁波による記憶力障害。

痴呆、健忘症、ボケ防止に良いとされる野草は、マツ、イチョウ、セキショウ、ショウブ、トチュウ、イカリソウなどです。血流を良くするミツバなども脳にいいと言われています。シソやショウガ、ハトムギなども血流を良くします。

セキショウ


イカリソウ(イカリソウ属は絶滅危惧種あり)


春先に若芽をいただいたヤブカンゾウ・ノカンゾウの花が今咲いています。
中国の金針菜は蕾を干したもの。

ヤブカンゾウの花


一日咲いて終わりかけを美味しくいただいています。
油で焼いて醤油などで味付けします。炒め物や汁の実にも。


yasou
自然賛歌

川霧1

川霧2



松の木にツルアジサイのドレス



ゲンノショウコの花



ミツバチ



ナガサキアゲハの幼虫



棲み着いているモリアオガエル



葉脈とアマガエルの影



家の中(縁側の窓)のモリアオガエル



モリアオガエルのお腹





■ 参考文献
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(13)抱っこ

かんなままさんの執筆記事第13弾です。 
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抱っこ
子どもは愛情が欲しいときには甘えてきます。それを察知したら、すぐに抱きしめてあげてください。

1歳半まで心を込めて、たくさん抱っこしてください。もうこれでもかというくらい抱くことです。子どもが起きている時は、ずっと抱いているというくらい抱くこと、子育ての要点はこれだけです。抱き癖なんて全然つきません。

うちは、夫婦で育ててきました。1歳半位まで赤ちゃんが起きている間は、必ずどちらかが抱いていました。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


赤ちゃんは色々な感情や生理的な不快を、泣くことで表現します。よく見ていると泣き方の違いが分かりますが、新米ママは、泣いたらすぐにおっぱい、おむつだけ対応して、泣き止まなかったら「何で~?」と悩み、甘えをネガティブなイメージで捉えている人が多いように思います。

赤ちゃんは、甘えることで安心して育つことができるのです。存分に甘えさせてください。手をかけ、目をかけ、心をかけてください。その要求が満たされたら自ら自立の芽が出るのです。

でも、最近気がかりなのは抱き方の事です。特に首が座っていない時期の赤ちゃんはふにゃふにゃなので抱くのも怖いのですが、首も支えず、つぶれたように縦に抱いている姿を見かけるようになりました。抱っこひもの普及で縦抱きが当たり前になっているのでしょうか?

抱き方の基本 抱っこ紐とベビーカーについて


先日、抱っことおんぶの学習会に行って、この危機感は私だけではないのを確認してきました。
本来、子育ては見よう見まねの学習で伝承されてきたのですが、最近は子育てを親の努力義務にして、伝承と見守りが途切れてしまったと感じています。だから抱き方の基本も伝えていないのです。

対面抱き
(絵・かんなまま)


まず、首が座っていない時期の対面抱きの仕方は、片方の手で首の付け根と頭をしっかり支えて、赤ちゃんのおしりをママのおなかの上に乗せて足を広げ、もう片方の手で背骨をまあるく意識しながら支えます。赤ちゃんは安心して身をゆだね、脱力します。そして、赤ちゃんの顔をしっかり見て笑いかけたり、話しかけたりしてください。赤ちゃんも笑ったり、声を出したりして反応してくれます。


うつ伏せ状態でもたれかける抱き方


又は、ママやパパの体にうつ伏せ状態でもたれかける抱き方があります。その時、高く抱いて赤ちゃんの頭をママの肩にもたれかけます。そして、赤ちゃんのおしりと背中を支えます。赤ちゃんのお顔が横にあって、息遣いを感じます。おっぱいの匂いがします。なあんて、かわいいんでしょう!


横抱き


横抱きの仕方は、おなかの中にいる延長で、まあるく抱きます。手足を伸ばさない、体をねじらないで包み込む抱き方です。ママは肩の力を抜いて脇を自然に閉めて両腕で赤ちゃんをすっぽり包むように抱きます。これも、赤ちゃんにとってママのお顔が一番見える距離で抱きます。

そして首が座るようになったら自分から体を起こせるようになるので、抱き方を変えます。それ以降の抱っこは一方的にママが支えるのではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションになります。お座りができるようになった赤ちゃんは背中の支えを緩くすると自分から抱きつくようになり、ハイハイ、つかまり立ちへと移行していきます。

抱っこ紐で抱かれている赤ちゃんは、一方的に支えられているので、自分で体を起こしたり、バランスを取ることができません。その状態が習慣になると、素手でおんぶしても自分から抱きつこうとしないし、バランスが悪くても平気な顔をしています。とても怖いです。

そして最近の抱っこひもは、そのまま寝ることができるように赤ちゃんの頭を布で覆います。抱かれている間、赤ちゃんは周りを見ることができません。小さい時からこの抱かれ方をしていると、自ら正中線を整えてバランスを取ったり、手を出して働きかけたり、外を見て刺激を受ける機会が減ってしまいます。

ベビーカーもしかりです。背中を倒して、膝の角度も広いので、自分から坐骨で支えて座ったり、背中を起こして調整することができません。実は力を入れられない不安定な座り方なのです。自分から手を伸ばして何かをしたりすることができないので、やる気をなくしてしまいます。どちらも親にとって便利な道具なのですが、長く使ってしまうと子どもの育ちが気になります。わざと、でこぼこ道や坂をハイハイしたり階段を上るのはいいですね。(下りは気を付けて!)

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