注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
14:47
平井編集長:森友学園のこの問題は、大きく言うと3つなんです。
1つは今おっしゃられた国有地払い下げ。これは格安というより、実質的にはほとんどお金を払ってないでしょという割賦販売みたいな形で土地を買っている疑惑ですね。これはどちらかというと、自民党サイドの話になってくる。
もう1つは、この小学校が認可されたという話。これは橋下徹氏ら維新グループが大阪の実権を握ってから、規制緩和ということで、小学校、私立学校の設立を緩めたんですね。2011年に緩めたんですけども、実質的には2012年から緩めたということなんですけども、そこで小学校で名乗りを上げたのが森友だけなんですね。失敗しているんです。基本的に教育の規制緩和というのは。その中の認可の、唯一あった案件の森友でこれだけ大騒ぎになっているということがもう1つなんです。
あともう1つは、森友学園が経営する塚本幼稚園。その教育の中身ですね。教育基本法に反するその教育勅語などを強いていると。もう質実剛健とはまた全然違う話だと思うんです。
その3つの話がありまして、朝堂院さんがお話しになられるのは、多分国有地払い下げのお話。私が今日お話したいのは2番目の認可の話というところです。
16:31
これ【週刊金曜日の記事】は、この動画が出る頃にはもう発売はされてない号なんですけれども。上西小百合さんという、ご存知のように浪速のエリカ様とか色々言われた方です。度々最近、私は取材をしているんですけれども、今はもう一匹狼で、ヤクザで言うところの「一本どっこ」みたいな話だと思うんですけれども、ほんとにイケイケというか、イケイケなんだけれども、すごく事実にはこの人はうるさい人で、事務所もそうなんですけれども、ファクトだけを積み重ねてきてツイッターなんかでもつぶやいたりしていて、それで僕も面白いなと思って取材するようになったんですけども、この上西さんをインタビューしています。
朝堂院さんのこの動画を見られている方は、週刊金曜日の動画も見られている方は多いと思うんですけれども、その上西さんの取材の様子も週刊金曜日チャンネル、裏じゃない方で私がインタビューしているのが載っていますので見ていただければと思います。それはもう45000回ぐらい再生されていて、週刊金曜日チャンネル始まって以来の再生回数なんですね。それに比例するように、先週は雑誌も非常に売れました。おかげさまで。朝堂院チャンネルもバーっといけば週刊金曜日も読まれると思いますけれども。
17:57
それで、上西氏が主にやっているのはその認可の話。なぜ認可の話かと言うと、当然彼女は大阪選挙区であると。今は比例区ですけれども。それと維新出身であると。
当時、この塚本幼稚園の教育が素晴らしいと言って、維新が視察に行けと言ったわけです。森友学園のホームページがあるんですけれども、それはもう安倍昭恵さんとかのはないんですけど、平沼赳夫さんが素晴らしい教育方針ですよという風に今だに載っています。実際維新が、「たちあがれ日本」とくっつくわけですよね。石原慎太郎、平沼赳夫。その時に、東京サイド側から、こういう学校があるから視察に行けと言われて上西小百合氏が、当時女性局の代表として塚本幼稚園に行ったと。その時の視察の内容なんかの紙ももらいましたけど、当然、教育勅語とか当時からやっているわけですね。それでまあちょっとびっくりしたという風に彼女が言っていて。でもまあ言われたから行きましたよと。それがちょっとあまりにもアナクロなんで、彼女みたいに30代の人には全然ピンとこないという話なんですね。それは教育勅語の話なんですけれども。
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19:25〜
安倍晋三記念小学校を開校するため、大阪府の私立小学校設置の基準緩和が行われ、松井府知事が森友学園を認可適当としたまではよく知られていますが、平井編集長が何故、松井府知事が認可適当としたのか、その動機について語っています。維新は自民の別働隊で憲法改正派であることはもはや常識ですが、維新はその中で「義務教育の無償化」を掲げているようです。これには裏があるようで、平井編集長は「利権のため」としています。そして「学校法人というのは、いろんなルートで合法的にお金を渡しているという話がある」と意味深な指摘をしています。
21:20〜
また、松井府知事が認可適当とした当時の教育長は、中原という弁護士で橋下徹元大阪市長と同い年で大学時代の友人なんだそうです。中原元教育長は、森友学園が認可適当となったところで、役目を終えたのか辞任となり、なんと、その2ヶ月後にはセガサミーの役員になったとのこと。平井編集長は「セガサミーといえばもう明らかにカジノなわけですね。(教育の規制緩和を進める)一方でカジノ推進のところに何か布石を打っている」と指摘しています。
あと、学校建設の工事関係者は、「だいたいどこかの議員の関係であったりするという構造になっていて、その辺りが今後どんどんどんどん捲られていく」とも予測しています。
この大疑獄事件がどこまで行くのか楽しみですが、日本の利権構造の全容が暴かれ、闇が一掃されることを期待します。