アーカイブ: 政治経済

詩織さんの準強姦罪事件追及で法務委員会が大荒れ!「総理の友達だから逮捕されないのか!?」 ~この問題を徹底的に隠蔽したい安倍政権~

竹下雅敏氏からの情報です。
 衆議院の法務委員会で詩織さんの事件を取り上げた柚木議員の記事をすでに紹介しましたが、“お役立ち情報の杜”さんが文字起こしをしてくれていましたので、転載します。
 事件を取り上げたことで、議場が凍りついた様子は動画を見ていただくのが一番ですが、文字起こしの赤字にした部分をざっと見ていただくだけで、安倍政権がこの問題を徹底的に隠蔽したい様子がよくわかります。
 マスコミが腐り切っていることと、ネトサポなどの情報操作で、日本の言論空間が“異様な雰囲気”に包まれています。 Twitter社の方針は、ネトウヨ、ネトサポなどのヘイトは黙認し、理由を明らかにしないまま、菅野完氏のような都合の悪い人物のアカウントは停止するようです。要するに、言論封殺の方向性をはっきりと打ち出したと言えそうです。
 このような状況をこのまま放っておくと、大変なことになります。言わなければならない事ははっきりと言わないと、安倍政権の思うままになってしまいます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
詩織さんの準強姦罪事件追及で法務委員会が大荒れ!「総理の友達だから逮捕されないのか!?」
転載元)
(前略)



(中略)

書き起こし始め
*********************
柚木議員:
「最後の砦ともいえる検察審査会がブラックボックス化している。詩織さんの準強姦罪事件の捜査の公正性、審査の公正性に疑念がある。捜査プロセスが適切でなければ、法改正しても意味がない。国家公安委員長を呼んだのに、なぜ来ないのか?被疑者であるTBSの元記者を成田空港で逮捕する寸前に中止させた中村格内閣官房総括審議官(当時の警視庁刑事部長)も欠席している。彼らが、安倍総理や菅官房長官にこの件を報告していたのか、直接訊きたくて呼んだのに、なぜ来てもらえないのか?そんなにやましいことをしているのか?

委員長:
「・・・・・・・・個別の事案ですので・・・・・・理事会の協議事項なので、それを経てください・・・速記を止めてください・・・(中断)・・・一般人の個別の事案について議論するのは控えて頂きたい

柚木議員:
今までも一般人の事案についてさんざん議論をしてきている。冤罪事件も含めて・・。なんで山口さんだけ特別なのか?安倍総理の友達だからか?おかしいでしょう?納得できません。理事会にも提案している。他の委員会では認められている。なぜ法務委員会だけダメなのか?安倍政権は開かれた司法ではないのか?

委員長:
「速記を止めてください。・・・・(長い中断)・・・・。この委員会では、あくまで一般論として審議するということなので、個別の人名を出すのは相応しくないと思います。・・・審議を続行してください。」

柚木議員:
「(元TBS記者:山口氏の著作「総理」を指し示しながら)、こういう本が出ているということを言うことが、なぜダメなのか?捜査過程の適正性について疑義があるから、これから説明するんですよ。中村格氏(当時の警視庁刑事部長)自身が、元被疑者の山口氏逮捕を直前でやめさせたと、取材で認めている。これが事実かどうか、なぜ逮捕の執行を直前で停止したのか?この法務委員会の場で確認したかった。詩織さんは検察審査会に不服申し立てをした後、この本「ブラックボックス」を出版した。

Black Box
新品価格¥1,512から(2017/12/3 07:16時点)

法務委員会もこんなことをやっていたらブラックボックスになる。総理のお友達であれば逮捕を執行停止に出来るのか、そのような前例があるのか、委員会に出席してもらわなければ質問できないではないか。こんなことをやっていたら、性犯罪厳罰法を改正しても実効性が失われる。委員会への出席要請は文書でも通告しているし、警察庁との連絡室とも直接やりとりしている。いい加減にしてもらいたい。
 国家公安委員長と中村格氏(当時の警視庁刑事部長)を今日呼べないんだったら、次の会に呼んで欲しい。」

委員長:
「理事会で協議します。」

» 続きはこちらから

没落する日本から見た、今や日の出の勢いの中国の姿 ~そして本当の幸福に至る道へ~

竹下雅敏氏からの情報です。
 久しぶりに、若い人の勢いのある文章を見ました。記事を書いた文筆家の藤田祥平氏は、中国のバーチャル・リアリティ市場の調査のため中国へ取材旅行をし、そこで見た中国の状況にカルチャーショックを受けたようです。若い時のこうした体験は、一生を左右するほどの大きなものになります。
 ネトウヨに代表される内向きのネガティブな発言が若い人によるものだとは思いませんが、日本の現状をよく表している様に思います。
 客観的に世界情勢を見れば、今や中国はアメリカを追い越して超大国になろうとしています。これを引き止める術は無さそうです。古いシナリオでは、南シナ海での紛争をきっかけに、日本とアメリカが一緒になって中国を叩き潰すという計画でしたが、これはもはや考えられません。中東の、欧米によるシリア侵略がロシア、イラン、イラク、ヒズボラの勝利に終わったように、アメリカを中心とする世界の支配の構想は破綻したのです。これからの世界は、多極化に向かいます。ロシア、中国の役割は、これからますます大きくなると思われます。
 こうした意味で、記事にある、“負けたのだ、日本が。少なくとも経済的には”という印象的な言葉は事実であり、これに抗っても仕方がありません。バブル崩壊以降、全く光の見えない日本で育った若者が中国で見た高度経済成長の姿は、“人間がここまで希望を持って生きていいものだとは、想像だにしなかった”と言わしめたほどです。この文章は、没落する日本から見た、今や日の出の勢いの中国の姿をよく表していると思います。
 日本の若者には、未来は無いのでしょうか? 無いと思います。少なくとも、あべぴょんが総理で居続ける限りは…。投資家のジム・ロジャーズ氏は、日本の若者に対するアドバイスとして、外国語を学び、国外に出るように勧めていました。日本を愛し、日本に残りたい者には、農業を勧めていました。実に適切なアドバイスだと思います。
 日本の若者を奴隷のように扱おうとする大企業と政府に対し、著者は、“すでに未来のない国内戦から撤退して、戦場を中国に移せ”と言っており、いつまでも愚かな見当違いの戦略を続けるなら、“オレたちはこんな国から出て行くぞ”と言っています。
 日本の優秀な若者が、豊かさを求めて海外に出稼ぎに行くことになるのは、先のジム・ロジャーズ氏の忠告を見ても、ほとんど明らかだと思います。この意味で、日本には老人とあべぴょんを賛美する愚か者ばかりが残り、日本に未来は無いと言って差し支えないでしょう。
 しかし、“陰極まれは陽となる”のは自然の摂理で、日本人が今あるところから始めれば、本当の意味で豊かさを実現する未来を築けるかも知れません。その可能性はかなり高いと思っています。
 ただ、世界観の大転換が必要でしょう。経済的な豊かさを追い求めるのは、若い国に任せておきましょう。日本はその意味で、成熟した社会を目指すべきです。時事ブログでは、本当の幸福に至る道を常に指し示してコメントしているつもりですが、わかりやすく言えば、夫婦和合、家内安全、五穀豊穣という、神道でよく使われる言葉にそのヒントがあると言えるでしょう。
 国家神道ではなく、本来の日本人のルーツである神道がどんなものであるかを知るためにも、ホツマツタヱを読んでください。古事記、日本書紀という、支配層によって改竄された偽書ではなく、神によって書かれた本物のホツマツタヱを読むことで、日本の本当の姿がわかるでしょう。
 時事ブログで何度か触れたように、これまでも、そしてこれからも、日本は世界の霊的な中心なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと
勝手に「終わり」とか言ってんじゃねえ
引用元)
深センで常識をブチ壊された

私はバブル崩壊の暗雲立ちこめる1991年に生まれた、失われた世代の寵児である。年齢は26歳。

(中略)

先月中国へ取材旅行を敢行した。(中略)...

この取材の最中、私は、自分の常識を根底から揺るがされた。

(中略)

負けたのだ、日本が。少なくとも経済的には。

(中略)

これが「高度経済成長」なのか…

天を突くような高層ビルがあちこちに建ち並び、そのうちのいくつもが建設中である。

(中略)

街中のあちこちに放置されている同型の自転車は、スマホのQRコードで決済し、どこでも乗ってどこでも乗り捨てられる「mobike」という世界最大のシェアサイクルサーヴィスだ。

(中略)

この国は、身体を動かせる若い労働力にあふれている。つまり、老齢をむかえて思うように身体が動かなくなった日本がいまの中国から新しく学べることは、おそらく何もない。

(中略)

繰りかえすが、私はバブル崩壊の暗雲のなか生まれた。そうして26年が経ったが、はっきり言おう、人間がここまで希望を持って生きていいものだとは、想像だにしなかった。

(中略)

私はすべての20代を代表して、人生の先輩方であるあなたに言わせてもらいたい。

(中略)...能力のある若者に適切な権限を与え、いい加減に労働時間をまともなものに変更し、女性の給料を男性とおなじにし、すでに未来のない国内戦から撤退して、戦場を中国に移せ、と言いたいのだ。

(中略)

読み終わった英語の教本を売り、中国語の教本を買え。

(中略)

出生率のデータを見ろ、大卒初任給平均のデータを見ろ、平均労働時間のデータを見ろ!

おれたち若者は疲れ果て、飢えている。もしもいまのような見当違いの戦略で、いつまでもおれたちを戦わせ続けるつもりなら、おれたちはこんな国から出ていくぞ。

(以下略)

【山口敬之氏レイプ&揉み消し事件】希望の党の柚木議員が国会で本格追及!「中村格氏呼んだのに何故来ない?」

竹下雅敏氏からの情報です。
 希望の党の柚木議員が、ついに国会で詩織さんの事件を本格的に追及しました。元TBS記者の山口敬之と当時の刑事部長中村格の実名を出しての追及です。
 与党側のうろたえぶりを見ても、安倍政権がこの事件を追及されるのをとても恐れていることがよくわかります。メディアはこの件に関して完全にスルーしているようですが、フルフォード情報では、CIAによるメディア支配のモッキンバード作戦を停止させるために、海兵隊がCIAに突入したということです。なので、来年の1月下旬から始まる通常国会では、どういう状況になるかは何とも言えません。安倍政権が窮地に陥る可能性もあります。
 ただ、この政権は延命のためなら何でもやります。極端な話、パンデミックすら引き起こしかねないという事は、考慮に入れておかなければなりません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
【必見】山口敬之氏レイプ&揉み消し事件、希望・柚木道義議員が本格追及!「中村格氏呼んだのに何故来ない?」→凍り付く議場!
転載元)
どんなにゅーす?

・2017年12月1日に開かれた衆院法務委員会において、希望の党の柚木道義議員が、山口敬之氏による伊藤詩織さんへのレイプ&逮捕揉み消し事件を追及した。

・同事件については、社民党の福島瑞穂議員も安倍総理に質問したものの、本格的に追及したのは今回が初。ネット上では権力からの脅しを恐れずに追及に踏み切った柚木議員への応援の声が殺到している。

(中略)

↓柚木議員が具体的な追及を始めた途端に議場の空気が一変。委員長がうろたえ、周りが凍り付く。(1分30秒くらい~)

↓後半。


(中略)


(中略)



(中略)

元民進の柚木議員が覚悟の追及!中村格氏はまたも逃亡し、与党側はうろたえて議論を停止、テレビは全員見て見ぬふり!


(中略)

いやあ、柚木議員はよくぞここまで堂々とした追及を行なうことが出来たね。
改めて、希望の党にも良い議員さんがいることを感じたし、この柚木議員の頑張りは、他の超党派の追及チームの議員にとっても大きな原動力になることだろう。

それにしても、ここまで場の空気が凍る国会というのも本当に久しぶりだ。
この件はそれだけ深い闇が存在していることを再確認したし、ここまで見せ場のあった追及にもかかわらず、ほとんど全てのマスメディアが徹底的に見て見ぬふりのスルーをしているのも、何とも生々しい。

(中略)...さすが「報道の自由度」先進国最下位レベルの徹底した情報統制が敷かれた国だ。

本当に、安倍政権になってからの日本のマスメディアは特に異様になってしまったわね。
そもそも、「中村格」、「山口敬之」っていう固有名詞もほとんど放送禁止になっているみたいだし、よほどこのお二方はあらゆる法を超えた強大なパワーに守られているのね。

是非とも、この柚木氏の頑張りを無駄にしないよう、超党派で引き続きこの件を盛り上げていかなければならない。

(以下略)

[ 郷原信郎が斬る ] 世耕経産大臣は、日本の製造業の‟破壊者”か

 昨日の時事ブログで「日本の大企業の不正が不自然に発覚している」と書いたところ、同日、郷原信郎氏がこの件について、世耕経産大臣の的外れな対応が、わざわざ不正騒ぎを煽っていると指摘されていました。さすがコンプライアンスの第一人者の解説は説得力があります。
 神戸製鋼、三菱マテリアル、東レなど日本を代表する企業の「データ改ざん問題」ですが、これらはなんと「殆どが、安全性や実質的な品質には影響のない「形式上の不正」であり、納入先の顧客に説明し、安全性等が確認されれば、本来、公表する必要がない事柄である」ようです。取引のある企業間で解決されるべき問題で、あえて消費者への公表を必要としないばかりか、勝手に公表をするのは守秘義務違反の可能性もある事例であったようです。
にも関わらず、ここで突如、経産省が「公表すべき」という圧力をかけ続け、全く不毛な混乱のみを招く事態に陥りました。確かに報道だけを聞いていると、もはや日本の製造業の品質は危機的だと思わされてしまいます。
 郷原氏によれば、このような場合、経産省が行うべきは「速やかな公表ばかりを迫って世の中の不安を煽る」ことではなく、事実を正確に把握し、この後どのように再発防止の検討をするかをリードすることだと述べています。
 日本の製造業を守るべき経産大臣が、逆に意図的な破壊者になってしまうのは、やはり、、あべぴょんのお友達だから?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
世耕経産大臣は、日本の製造業の‟破壊者”か
引用元)
10月8日の、神戸製鋼所の記者会見での公表以降、日本を代表するメーカーで次々と明らかになっている「データ改ざん問題」は、殆どが、安全性や実質的な品質には影響のない「形式上の不正」であり、納入先の顧客に説明し、安全性等が確認されれば、本来、公表する必要がない事柄である。

それらの多くは、顧客との契約で、製品の品質・安全上必要な水準を上回って設定されている規格・仕様について、メーカーの製造過程で、その余裕を持たせた規格・仕様から若干下回る「不適合品」が発生した場合に、データを書き替えて「適合品」であるように表示して出荷納品したという問題だと考えられる。

(中略)

ところが、神戸製鋼所がこの問題を3連休の中日に記者会見で公表し、「品質不正で信頼失墜」などと大きく報道されて以降、三菱マテリアル、東レなど日本を代表するメーカーが社長記者会見を開いて子会社の「データ改ざん」の問題を公表し、その都度大々的に報道され、「日本の製造業の品質が危ない」などと騒がれる事態になっている。

(中略)

問題の大部分は、上記のような背景・原因で発生した「形式上の不正」に過ぎないと考えられることからすると、現在起きている騒ぎは明らかに異常である。

なぜ、このような馬鹿げた状況に至ってしまったのか。その原因が、世耕弘成大臣をトップとする経済産業省側の対応にあったことが次第に明らかになりつつある。

(中略)

その後、データ改ざん問題が、三菱マテリアル、東レと、他のメーカーに波及するに至った後、世耕氏は、大臣会見で、以下のような発言を行っている。

(中略)

「顧客対応などとは別に速やかに社会に対して公表」を求めるという発言からは、「データ改ざん」の基本的構図も、問題の性格も、全く理解していないとしか思えない。経産大臣がこのような発言を行うことで、この問題をめぐる混乱を助長し、日本の製造業に対する国際的信頼を失墜させかねないことには気づいていないようだ。

(中略)

今回、素材・部品メーカーのデータ改ざん問題が、ここまで重大な問題に発展したことには、経産省の対応、とりわけ、世耕大臣の対応が大きく影響しているように思える。経産省が行うべきことは、「速やかな公表」ばかり迫って、世の中の不安を煽ることではない。むしろ、既に問題を公表している各社から、「データ改ざん」の内容について詳細な報告を受けて事実関係を把握し、品質・安全性に影響を与え得るものなのかどうかを検討し、他のメーカーでも潜在化していると思える同種のデータ改ざんを、どのようにして把握するのか、データ改ざん問題に対して今後どのように対応すべきなのか、コンプライアンス、ガバナンスの専門家、製品の品質問題やメーカーの品質管理の専門家を集めた会議を開いて検討することであろう。「顧客対応などとは別に速やかに公表すべき」などという的外れの発言を速やかに撤回すべきであることは言うまでもない。

(以下略)

ベーシック・インカムの試験導入で受給者らの生活に大きな変化 ~様々な長所と問題点~

竹下雅敏氏からの情報です。
 弱肉強食の格差社会と、最低限の生活が保障されたベーシック・インカムのどちらが望ましいかといえば、私は、ベーシック・インカムだと思います。ロボットが社会の必要を満たす時代になるにつれ、ベーシック・インカムは必然に見えます。
 ベーシック・インカムには様々な長所とともに、問題点もあります。最終的に、ベーシック・インカムとロボットによって人類に余暇が生まれ、生活に余裕のある社会が生まれると、余暇の中から創造性を発揮して、より良い人生を生きるごく少数の人たちと、小人閑居して不善をなすという大多数に分かれるのではないかという気がします。
 日本はバブル時代に、金が余ると株に手を出し、バブルの崩壊と共に富を外国に持って行かれるというような事が起こりましたが、アラブの王族を見てもわかるように、金があって暇になると、カジノに手を出します。食べていくのに精一杯な競争社会では、ギャンブルに手を出す暇などありませんが、ロボットが必要な物を全て生産し、生活が保障されている社会では暇を持て余します。それを人生に有用に用いることが出来るのは、ほんの一握りの人だけです。
 人々は生き甲斐を求めて、安易なところで、酒、タバコ、麻薬、ギャンブル、女(この時代にはロボットか?)に手を出すわけです。社会のあまりにも情けない状況に、人間の存在価値に疑問を持った人工知能が、人類絶滅の宣言をするということになりそうです。
 人工知能にしてみれば、何の労働もせず、寄生虫のように地球の資源を食い荒らす人類は居なくていい、という論理的判断になるわけです。ほんの一握りの人工知能に可愛がられたお気に入りのグループだけが、人工知能に導かれて地下都市に避難させてもらえるのではないかという気がします。
 ひょっとしたら、このエンドレスな物語は、あらゆる惑星上で何度も繰り返されたのではないか。ベーシック・インカムには、妄想を膨らませる何かがあります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
カナダのオンタリオ州で行われたベーシック・インカムの試験導入、受給者らの生活に大きな変化も
引用元)
(前略)

2017年春からカナダのオンタリオ州で3年間の期限付きで4000人を対象に開始されたベーシック・インカムの試験導入からおよそ半年が経ちました。

この実験の対象は18歳から64歳までの失業者や低所得者からランダムに選ばれ、年間で最大で17000カナダドル(約148万円)を支給された上に労働で得た所得の半分を保持することも許可されます。つまり、労働に対するインセンティブも働くということ。

(中略)

Buttonさんは以前警備員として働いていましたが、屋根から落ちて大けがを負って仕事ができなくなっていました。「支給は鬱を解消してくれ、私はより社会的になった」とButtonさんは語ります。

ベーシック・インカムの支給によってButtonさんの収入は6割上昇し、ここ数年来で初めてクリスマス休暇に家族を訪れる計画を立てることができました。Buttonさんはより健康的な食材を買い、歯医者に通い、仕事を見つけるための職業訓練コースに通うこともできました。

(中略)

注目すべきは、ここで語られている内容は、以前ツイッターの「#最低賃金1500円になったら」というハッシュタグで呼びかけられた際の回答と非常に似通っていること。

(中略)

人は貧困が解消に向かえば自己投資を行い、健康に気を使い、早い段階で病気に対処し、旅行の計画を立てるということ。

つまり消費が喚起され、医療費が削減され(病気が予防されたり初期対応されれば重症化してから治療するよりも当然安く上がります)、技能を持った労働者が増えるということになります。

(以下略)