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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第8話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(下)
ロシアにおけるマフィアの暗闘

ウラジーミル・レーニン [Public Domain]
ホロドモールとして現出された凄惨な地獄、しかしそれさえも次々現出された地獄の一部に過ぎません。10月革命で実権を握ったハザール・マフィア逹、彼らが最初に行ったことはロシア皇帝一家暗殺もありますが、レーニン政権下で従わない者は農民、キリスト教徒、知識人、全て排除と殺害。数年で1000万人以上の殺害ともされます。攻撃の刃は外にも内にも向きます。
当の恐怖の支配者となったレーニン、しかし早々に暗殺攻撃を受けます。命はとりとめたもののこの際の傷が原因でレーニンは死去。ハザール・マフィアの中でキングの座を巡る暗闘は延々と続いていたのです。ハザール・マフィアで革命の指導者であったトロツキー、カーメネフ、ジノヴィエフ、ラデック、マルトフ逹彼らはどうだったか? 亡命先で49歳にて結核で孤独に死去したマルトフ以外全員が他殺されます。暗殺、銃殺、収容所での虐殺です。革命の実行者いわば一方の主役の彼らその末路は全て惨めで憐れでした。彼らは現出させた地獄の君臨者のつもり、しかし現実には地獄の囚人としての末路を迎えたわけです。
内ゲバは指導者間だけではありません。イワノフ氏は語ります。
「1920~30年代、アメリカやドイツからやって来た共産主義者のユダヤ人たちと、ロシアにいた150万人のユダヤ教徒との間に、激烈な闘争が巻き起こった・・・レーニンやトロツキーたちとともに来た人々は、この戦いでほとんど消えてしまった。革命政府の中心にあった者たちは、ほとんど殺されてしまった。」
こうしたハザール・マフィア間の抗争の裏には「偽ユダヤ」間での抗争もあったように見えます。100年余に渡りロシア転覆を裏で主導してきたのはロスチャイルド家です。しかしロシア転覆に成功しても結果的には世界帝王の座は得られませんでした。第二次世界大戦後はシフを通じ育成したはずのロックフェラー家がロスチャイルド家に伍する力を得たように見えるのです。実態は定かではありませんがロスチャイルド家の思惑が外れたのは間違いないでしょう。

ヨシフ・スターリン [Public Domain]
ロシアでマフィア間の暗闘を制したはずのスターリン、滑稽なほどに恐怖心の塊だった彼は粛清の嵐を吹かせます。秘密警察がフル回転し誰彼とも構わなく収容所送りです。スターリンはロスチャイルド家の息子との情報もある反面、バックにはロックフェラー家がついていたとの情報もあります。そういった彼の動きはトリッキーでした。カガノビッチ、更にその背後の存在に操られてはいたのでしょう。しかし最後はその操りに叛旗を翻した模様で、仲間だった筈のハザール・マフィア全て「シベリアのビロビジャンに送ろうとし」その矢先に死去します。
イワノフ氏によると影の如くに常に共にあったカガノビッチの従兄弟ベリヤによる毒殺とのこと。確かにそのようで、こうなると革命の指導者支配者ほぼ全てが他殺されたことになります。
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いわく先の選挙も大勝「安倍一強」とされるが「弱虫政権である」と。自信が無く弱虫でゆとりが無く肝が据わっていない、だから虚勢を張る。怖いものだらけ「一弱の怯え」が実態。怯えが、過激でなりふり構わぬあらぬ行動を取らせると。
その通りでしょう。
「ハザール・マフィア」そして「偽ユダヤ」でさえも安倍ぴょんと似た部分があります。無論彼らは頭も力も能力も肝もあります。しかし悲しい習性があります。権力欲や支配欲等の野心の塊である彼ら、ロシアの乗っ取りは成功し世界統一政府も完全に視野に入ってきた、こうなるとキングの座を巡る争いが必ずそれぞれのレベルで巻き起こります。ロシア王は誰か?世界王は誰か?と。
野心の裏には劣等感の恐怖心がセットとしてあります。その劣等感の恐怖心がハザール・マフィア同士での暗殺合戦を呼びます。偽ユダヤ同士でも支配権争いがあったように見えます。自身の恐怖が呼ぶ争いが自滅を招きます。その意味で頭が良いのに彼らは全体としては「愚か」だともいえます。
ただ問題はマフィア同士のみの争いならいいのですが国家や世界のトップに立つものが「愚か」だと民衆が巻き込まれ大惨事になるのです。それと頭が良く能力の高い「愚か」と頭が悪く無能力の「愚か」、どちらがコワイかといえば案外後者かもしれません。前者は「見えています」後者は何も「見えてない」のです。どちらがとんでもない行動に出るでしょう?
スターリンはもしかするとかなり地頭が悪かったかもしれません。無論安倍ぴょんほどではないでしょうが。安倍ぴょん長期政権の秘密は地頭の悪さと無能力にあるかもしれません。ソ連は凄惨な大惨事でした。日本もこれ以上惨事を招かないように・・・