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ウクライナ南部・東部情勢が西側メディアで盛んに議論されている。「USAトゥデイ」はウクライナのポロシェンコ大統領と義勇軍が表した和平に関する声明をロシアのプーチン大統領の政治的完全勝利と呼んだ。
オレン・ドレル氏の「ウクライナ和平―プーチンの勝利」という
記事によれば、ドネツク・ルガンスク両州における
停戦で、キエフの両地域に対する支配は弱まり、西側との経済的・軍事的同盟の可能性は減るという。
また、ドイツ紙「ターゲシュピーゲル」には、「ウラジーミル・プーチン勝つ」と題された同趣旨の記事が載った。
「ザ・ナショナル・インタレスト」には、米国の歴史や外交政策に関する複数の著書のあるロベルト・メリー氏のコメントが掲載された。氏は最近の出来事を分析し、クレムリンはウクライナでホワイトハウスに勝利した、との結論を導いている。
「オバマ大統領は、プーチン大統領が彼を完封したことに、気付いてすらいない。どころか、ウクライナ問題において、
自分の言葉には未だに何らかの重みがあると信じ込んでいる。これこそ、オバマ大統領が現実との接点を喪失していることの証左だ」。
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NATOウェールズサミットが5日、閉幕した。NATOのハイレベル会談では最近しばしば見られることだが、開幕時は盛んに気炎が上げられたものの、最後には妥協的な決定が相次いだ。結局NATOは、ウクライナとは友人関係を結ぶものの、メンバーには加えない、ということになった。NATOとしてはキエフに武器を供給せず、供給するとしたらNATO加盟国がそれぞれの判断で、ということになった。
NATOが欧州の安全保障や新たなる脅威についてロシア抜きで、またアフガニスタンの安定化と将来についてアフガンなしで議論することを、多くのウォッチャーが奇妙に感じている。
OSCE議長を務めるスイス大統領ディディエ・ビュルカルテ氏は5日のサミットで、「欧州の安定についてロシア抜きで話すことなど不条理である」と断じた。NATO指導部や米国指導部を落胆させる発言だった。その言い様はこうだ。「ウクライナや欧州の安定を回復するには、ロシアとの協力が不可欠だ。ロシア抜きでウクライナ危機は解決され得ない」。
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しかし現実はと言えば、この記事に書かれている内容はまともだと思います。今にしてみれば、当時最も悲観的で過激な発言をしていたと思われる広瀬隆氏やAERAこそが、正しい情報を出していたということがわかります。当時これらのツイッターのように、政府のデマを信じて放射能の危険性を訴える人々を誹謗中傷していた人たちは、きちんと謝罪するべきではないでしょうか。そうでなければ朝日新聞を批判する資格はないと思うのです。それともこの連中は今でも放射能の被害が風評被害だと本気で思っているのでしょうか。
この記事の冒頭にもあるように、“風評被害という言葉が市民によって発せられた”わけです。これまで随所で私は“悪は外にあるのではない”と言ってきました。“自分の内側を見つめよ”ということです。そのことがこれらのツイッターの発言を見れば、とてもよくわかるだろうと思います。