ままぴよ日記 47 「コロナ生活と祈り」

皆様いかがお過ごしですか?
私は毎日落ち着かない日々を過ごしています。
(かんなまま)
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事業主として心がけていること


新年度から始まる子育て支援の事業がことごとくキャンセルになりました。子育て広場も閉鎖中です。家の中で孤立しているママや子ども達はどうしているのでしょうか?とても気になります。

家業も心配です。一般の開業医は感染者の窓口。いつそれがやってくるのか?その予防や対応に追われて緊張しています。でも現実は患者さんが来ません。普段の3分の1でしょうか、これがいつまで続くのか?給料を払えるのか?不安になります。

でも、事業主として心がけていることがあります。先ずは仕事の本分である患者さんの健康を守る事。次に従業員の働く環境を整える事(これには健康管理も含まれます)です。これが我が家の仕事であり、これができている限りいい仕事をしていると思っています。今は感染の面でも経営の面でも危機的状況ですが、皆の健康を守るために耐えて待つ時なのだと腹をくくりました。


夫は医師会の理事をしていますので緊急会議が増えました。県の会議はテレビ電話会議です。地域の医師会は少人数で集まって会議をしています。まずは医療崩壊を起こさないためにも病院の役割分担を明確にする事、院内感染を防ぐ事に気を付けなければいけません。そのためにも発熱外来の入り口や待合室を分離する事になりました。

でも、我が家のように玄関が1つの古い診療所は物理的に不可能です。発熱の患者さんは受け付けない、すべて電話で対応というところも出てきました。オンライン診療ができる診療所は少数です。

さて、どうしたらいいのかスタッフと考えました。まず患者さんにネットで時間予約をしてもらう。発熱の患者さんは駐車場に着いたら連絡を頂いて、こちらから車に出向いて受付をする。車の中で待ってもらう。順番が来たら迎えに行って誘導する事にしました。他の患者さんはいつものように受付をしますが、待つ部屋を分ける事にしました。

普段はおもちゃを出していますが、全部片づけました。絵本もカバーをかけています。でも子ども達が退屈するので折り紙を配ることにしました。折り方をテーブルに貼り、作った折り紙は持ち帰ってもらいます。


受付はオープンカウンターでしたが、ウイルス対策用の透明シートを貼りました。ドアのノブ、椅子などいつも消毒しています。スタッフはウイルス対応のマスクをしています。もちろんビタミンCは毎日。休みの日も支給していますので消費量が4キロに突入です。夫はピッタなので自分の調子に合わせて飲んでいます。ヴァータの私は調子いいようです。

このような対策はそれぞれの診療所に任されています。全て個々で調達しなければいけないので温度差が出てきます。医療用のマスク、特にN95を備蓄しているところはどのくらいあるでしょうか?医療機関でさえ普通のマスクや消毒液も手に入らない状況が続いています。

最近、県からサージカルマスクが1箱支給されました。市からはサーズの時に備蓄していたウイルス対応のマスク(N95ではない)を従業員の数に合わせて支給されました。それで感染を防げるのか・・・笑えない状況です。


簡単に起こり得る医療崩壊


そんな中でも突然、疑いのある患者さんが来院します。今までは検査依頼をしても保健所に断られていたのですが、今回は、あっさり「今から検査道具を届けます」と連絡がありました。病室で待機していたら保健所の人が来て防護服とへぼい綿棒を渡されたそうです。代診で来ていた息子が検査をしたのですが、思わず「これで検査するのですか?」と言ってしまったとか。その時、すでにこちらがN95のマスクをしていたのを見て「マスクが足りないので自分のを使ってください」と言われたそうです。日本の感染医療・・・大丈夫か?

Wikimedia_Commons[Public Domain]

2日後に結果が出るとのことでしたが、緊張しました。もしも陽性なら赤ちゃんは隔離入院。その後、家族と病院のスタッフ全員が検査されます。その中に陽性がでたら病院を消毒して2週間の業務停止です。休業中の補償はないとの事。自分で保険に入っていなければ大変です。

最近、近隣の耳鼻科に陽性の患者さんが出ました。正直に告知して2週間の閉院をされたのですが、ネットで病院攻撃、誹謗中傷の書き込みが増えて大変な思いをしていらっしゃると聞いたばかりです。誰も悪くないのに無責任な炎上に心が痛みます。そしてそれが我が身にも迫るのでは?と胸が騒ぎます。

知り合いの病院も他の病気で患者さんが運びこまれて防護服なしで緊急手術をしていたら、後でコロナ感染が分かり、結局医療スタッフが何人も罹って院内感染が発生しました。今閉鎖中ですが、このようにして簡単に医療崩壊が起こります。

さて、検査結果が出る日に我が町でも初の感染者が出たというニュースが飛び込んできました。「いよいよ我が身に始まったか!」とドキッとしました。その後保健所から送られてきた報告書の「陰性」の文字を見て、思わず夫と抱き合って安堵しました。「おおっ、くっついてはいけない」と離れましたが(笑)、結果を聞くまでは食事の皿やタオルも分け、部屋のノブまで消毒する生活でした。すぐに患者さんに電話をしてホッとしましたが、検査の正誤は7割程度。油断はできません。


そんな中、日本でも緊急事態宣言が出され、街中では感染が出るたびに「誰が?」「どの病院?」の話が飛び交い始めました。気になりますが、これが差別の始まりです。病気の感染と同時に不安の感染、差別の感染が繋がって広がっていきます。こんな世界はまっぴらです。せめて自分が3つの感染を広げないことを意識していたいものです。


オーストラリアの現状


そうこうしていると娘たちから「送ってくれたマスクがまだ届かないよ」という連絡が来ました。3月に出したので2週間以上たちます。問い合わせたところ何と県の郵便局で止まっているとのこと。飛行機が相次いでキャンセルになっているので順番待ちで待機しているという事でした。いつになるのかわからないと言われました。でも、オーストラリアが受け取り拒否をしたので送り返されてきました。

オーストラリアは早い段階から国を挙げて入国禁止、外出制限の措置をとったので感染者のカーブが下がってきているそうです。政府も大事なところはサポートしながらビシバシ対策をとっているので現政権の支持率が上がってきているとの事。でも油断できないのであと半年は規制を続ける方針を出したそうです。日本は5月6日まで・・・。娘から「日本の感染者数はいつの間にかスイーっとオーストラリアを追い越していったね。家で呑気に茶ぁ飲んでるようなトップの行動を待っていたら手遅れになるよ」と言われてしまいました。

そして規制の内容も明確です。家族以外は3人以上集まってはいけない(罰金あり)。車は3人以上同乗してはいけない(罰金あり)。食料品の買い物でも入場制限、ソーシャルディスタンスを守る(罰金あり)。レストランはデリバリーのみ。学校はオンラインで機器は支給。結婚式は5人まで。葬式は10人まで。公園の散歩はいいが、遊具の使用禁止などなど。


休業補償は会社の収入が大きく減っているところは従業員をキープできるように従業員一人につき750ドル給付。解雇されてしまっても配偶者が高給取りではない限り同額が直接支給されるとか。働く人は保育園も全部無料になったそうです。


ボストンでのロックダウン生活


ボストンもロックダウン生活が1か月過ぎました。接触感染を防ぐために歩行者の押しボタンが使えなくなりサイクル式の信号に変わったそうです。テレビのニュースキャスターやアナウンサーも自宅からの中継で、時々飼い犬や子ども達が登場するとのこと。

感染の心配がある人専用のBUOYという無料のオンラインサービスが始まり病状を選択していくと必要な情報が提供される仕組みができたそうです。

食料品店も高齢者時間帯が設けられ、いつも入口にスタッフと警察官が立って入場整理をしているそうです。客には消毒したカートが渡されて、エコバックは禁止。無料でレジ袋が渡され、買ってきたものは自宅で拭きあげることが推奨されているそうです。配達もオンラインで注文受けて駐車場で受け渡しますが、現金は厳禁。

学校はヴァーチャルクラスルームやグーグルクラスルームが始まったそうです。他にも生徒に個別のアカウントとパスワードが配られて、教育委員会があらゆる民間のオンライン教育ツールやアプリに契約してリストアップしてアップデートしてくれるので自由にアクセスできるそうです。パソコンも学校が貸してくれるとのこと。


図書館もオンラインサービスが充実してきて使える電子媒体が一気に増えたそうです。日本の新聞雑誌も読むことができるそうです。

ダンスとトランペットの習い事はヴァーチャルで。娘が発起人になった保護者向けのELLクラス(英語を母語としない人のための英語力支援クラス)はZOOM授業に切り替わったそうです。子どもの友達もZOOMを介して話したり、イタリア人のお母さんがみんなにピザの作り方を教えてくれたり、誕生ダンスパーティをしたりして楽しんでいるようです。

最近は家族でよく散歩に行くようになったとのことで、子ども達は遊具で遊べないので木に登るのが上手になったようです。湖を見ながらスケッチをしている写真が送られてきましたが、実はアフリカのサバンナの絵を描いていたそうです(笑)心はいつも自由です!!


愛と感動の力を使う時


さて、日本はどうなるのでしょうか?要請という名の責任逃れ。すべてが中途半端な個人の努力義務で支えられているように思います。オンラインは進まず、紙媒体の申請書類を出す段階で疲れさせ,あきらめさせる戦法でしょうか?いくら個人の努力で頑張っていても心身ともに疲弊していき、コロナ騒ぎが終息した暁には社会を立て直すために貢献したいと思える人がどれだけ残っているのか心配です。

こんな危機的な状況だからこそ国がリーダーシップをとって救済すべきです。なぜ緊急事態なのか?命を軸にした一貫性のある要請には納得して従います。そして困った時に助けられたら愛と感動が生まれます。愛と感動と行動が一致したら、人は思いもかけない力が湧いてくるものです。私は現実をしっかり見て行動するように心がけているのですが、今こそ、この愛と感動の力を使う時だと思っています。

その気持ちを支えているのが祈りです。


自分ではどうする事もできない状況の時ほど祈ります。毎日この時間を確保するのは至難の業ですが、毎朝8時から9時までは私の時間です。誰か来ても電話が鳴っても私はいない事にしました。朝早くから用事がある時は逆算します。

今の私はこの時間を確保しなければ、自分を守る事や保つ事が出来ません。これは食事をするのと同じように大切なことです。診療所や子育て支援のこと、海外にいる家族や年老いた親の事も心配ですが、でもありがたいことに祈っていたら私の感情が落ち着きます。そして本来の自分に戻れる喜びの時間となっていくのです。

毎朝少なくとも除霊と浄化の祈りは3マラ。7つのダートゥの祈りもできれば3マラ。愛のマントラ、神様の御名を唱えて、私個人の祈りと続きます。最近は「癒しの光」「免疫・恒常性」「祝福の光」も欠かせません。

金と銀のマーラーは祈りの時に使いますが、生活する上でも片時も離さないので紐がちぎれそうになり、もう3代目になりました。何か不安になったらガヤトリー・マントラを唱えている自分がいます。もちろんぴよちゃんTシャツは年中着ています。

ピヨちゃんマーラー

すてきなピヨちゃん Tシャツ


一日の終わりは12時までに「私はこれまでの生涯多くの罪を犯しました・・」と数々の自分の罪を悔い改めて鼻洗の儀式をします。

特にお祈りは神聖なものなので自己流の祈りは危険です。この機会にぜひ、除霊と浄化の祈りの注意事項、Q&A「他者に代わっての祈り:連名で祈ることの危険性」ぺりどっと通信39「最強の真言」ぺりどっと通信40「覚えてみる?」を確認してみてください。

天界の改革が始まり私達の魂も99%が裁きを受けていると聞きます。私は魂が残っている自信がありません。自分の顕在意識でどんなに誠実に生きようと思っていても潜在意識、無意識の自分は何をしているのかわからないと聞いた時は相当ショックでしたが、せめて今生きている自分だけでも良心に沿って生きようと自分に誓いました。それを保つためにも祈りは私の大事な時間です。


Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
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