————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第31話 ― ナチス原爆の真の所有者
早々に決定していた日本標的の原爆投下
前回は、ナチス・ドイツがUFO開発と並行して原爆を完成していた模様であることを見ました。
ナチス原爆が完成したのはいつか?
「ベラスコの告白」記事には、1942年(『天皇の金塊とヒロシマ原爆』のp160の記述では1943年、こちらが正確と思えます。)4月21日に、チェコのボヘミア地方の原生林にて原爆の段階的実験を大成功、とあります。
また記事によると、その完成したナチス原爆はベルギーに移送。1944年半ばにロンメル将軍側から米国のアイゼンハワー、当時の連合軍最高司令官に引き渡たされたとあります。
一方、定説では原爆を最初に製造したはずのロスアラモス研究所、そのスタッフの士気の無さと無統率ぶり、そして原爆開発総責任者オッペンハイマー博士のやる気のなさの報告をベラスコは出しており、ロスアラモスでは原爆完成などできていないとしたのでした。
オッペンハイマー博士
他方、このオッペンハイマー博士は、ナチス原爆開発進捗状況を知る一人でもあったとのことでした。このオッペンハイマーのやる気のなさにも関連するであろう重要なことが「ベラスコの告白」記事に記載されています。
1943年5月5日、原爆投下目標地点を決定するアメリカ政府の暫定委員会は、自国の原爆がまだ未完成でしかもヒトラー・ドイツと戦っているにもかかわらず、なぜか早々と最初の原爆投下目標地点を決定した。戦後になってその投下目標地点名を記入した議事録が、「アメリカ国立公文書館」で戦史公開資料として一般公開された。
ロスアラモス研究所が創設されたのは1943年、無論この時点で原爆製造の目途は立っていません。その1943年の5月に米国の委員会では、原爆投下を目標地点と併せて決めたというのです。そして、目標地点が記入されたその議事録が公開されていたのです。(ただし、この公開資料を米国政府は後に回収し、非公開にしたとのこと。)
完成目途もない原爆の投下の標的はトラック島の日本軍でした。この委員会の決定に、原爆開発者たちの非難があがったと記事にはあります。米国原爆開発者の主力はナチス原爆完成を懸念した亡命ユダヤ人科学者たち、彼らの自分たちが完成させる原爆を日本側に向け投下は、いわばお門違いだとの非難は当然でもあるでしょう。
大日本帝国委任統治領時代のトラック島(チューク諸島)
Author:Milenioscuro [CC BY-SA]
Author:Los688 [CC BY-SA]
ただ、問題は、
自国でまだ完成目途のない原爆投下を、米国委員会が決定できたのはなぜか?
しかも、その標的はドイツではなく日本側であったのはなぜか?
この2つの謎です。しかも、その標的はドイツではなく日本側であったのはなぜか?
謎の解消の一つの鍵は、当時の核研究のトップでロスアラモスのスタッフともなったボーア博士、彼が教え子のハイゼンベルグ博士の訪問を受けた後に出した次のものです。
「オスロ・レポート」を通してチャーチル首相に早急にドイツ原爆製造工場の破壊と完成原爆の奪取を進言した。
(『天皇の金塊とヒロシマ原爆』より)
「完成原爆の奪取」、ここです。
1943年5月5日時点、ナチス原爆は完成しており、そのナチス原爆が密約でドイツから米国に引き渡されることが決まっていたならば…、原爆投下を決定することができます。
また、その投下先は密約した相手のナチス・ドイツではなく、交戦中の日本となるのは当然となるでしょう。
ロスアラモス研究所で原爆を誕生させなくても原爆が手中に…、
オッペンハイマーのやる気のなさも説明がつきます。
ナチス原爆引き渡しにヒトラーが?
『天皇の金塊とヒロシマ原爆』にて高橋五郎氏は、ロンメル将軍によってアイゼンハワーにナチス原爆が引き渡されたのは1944年7月2日と推測、また、この原爆引き渡しには結社間のやり取りがあり、ナチス側の首謀者は結社に太い人脈があるナチス諜報部のトップのカナリス、そしてSS情報部のシュレンベルグと推測しています。
原爆開発は秘密の宇宙プログラムを背景としたもので、SSが担当しナチス諜報部の管理下にあったはずで、カナリスとシュレンベルグの目を盗んで、ロンメル将軍の部隊が単独で原爆引き渡しなど到底不可能な話です。従って、原爆引き渡しのナチス側の首謀者はカナリスとシュレンベルグとの高橋氏の見立ては非常に自然なものであるのです。
更に『天皇の金塊とヒロシマ原爆』ではp167に「ナチス原爆はドイツのナチスからアメリカのナチスへ、つまり身内から身内へと『移動』した爆弾にすぎない」との見解を示した後に、p183にて次の指摘をしています。
ナチス原爆がヒトラーによる暗黙の指示でアメリカに渡され、その原爆が広島に投下された可能性は十分考えられる。
と。確かにこの可能性は十分に考えられます。
当時のナチスと原爆の関連状況の推移を整理してみましょう。
①ナチスは1930年台に秘密の宇宙プログラムを背景に、UFO技術と共に原爆開発にも取り組む。
②ナチスは1941年頃には、不完成ながらもとてつもない威力を持つ原爆を既に所有。
③実戦に使用できる原爆の実験成功は1943年4月21日。これでナチス原爆が完成。
④ナチス原爆開発の進捗状況はロスチャイルドや「米国の友人」、つまりロックフェラー、プレスコット・ブッシュ、ラッセル一族などに伝えられていた。この中にはオッペンハイマー博士もいた。
⑤ナチス側でロスチャイルドや「米国の友人」などとの連絡折衝を担当したのは、ヒトラーの側近中の側近で諜報部トップのカナリス。
⑥ナチス原爆完成直前の1943年2月にスターリングラードの戦いでナチスは完全敗退。ヒトラーは生き残りと戦略変更を余儀なくされ、ナチス原爆を英米側との交渉の道具に、と指示。
⑦ヒトラーの意向を受けてカナリスは「結社」を通じて密かに交渉。ナチス原爆を米側に引き渡す密約成立。これを受けて米国委員会は1943年5月5日に日本側を標的に原爆投下を決定。
⑧1944年7月2日、ロンメル将軍が米国側にナチス原爆2個を引き渡す。
⑨1945年8月6日、ナチス原爆が広島に投下される。
以上です。無論これらには推測が含まれますが、この流れだと種々のことの整合性がつくのも事実です。
そして『天皇の金塊とヒロシマ原爆』に決定的な見解があります。「ナチスもナチス原爆もヒトラーのものではなく、結社のものだ」、これです。
黒幕はホワイト・ロッジ
高橋氏のいう「結社」とは一体何を指すのか?
ここが決定的に重要なのです。
高橋氏の著作からでは、「結社」は漠然とフリーメイソンを指しているようですが、実ははっきりしません。フリーメイソンと一口に言っても、系統は3つほどには分かれるのです。
「ナチスもナチス原爆も結社のもの」との表現ですが、ここの文言に限定すれば、この「結社」とはブラック・ロッジと見るのが妥当です。ヒトラーにはブラック・ロッジの首領の一人が憑依・コントロールしていました。
また、秘密の宇宙プログラムをナチス・ドイツが進展させるよう、ブラック・ロッジに所属するドラコニアンなどが関与していたのをコブラが明らかにしています。
ただし、一方でロスチャイルドやロックフェラー、ラッセル一族なども「結社」の人間ともしているのですが、この場合の「結社」はブラック・ロッジとは言えません。ホワイト・ロッジという方が妥当です。
異なる「結社」表現をどう整合させるべきか?
「ナチスもナチス原爆もヒトラーのものではなく、結社のものだ」の「結社」は、限定的にはブラック・ロッジというのが正解なのですが、全体としてはホワイト・ロッジとするべきなのです。
ホワイト・ロッジとブラック・ロッジは敵対組織ですが、目的が合えば手も組みます。そして、ホワイト・ロッジのマイトレーヤとブラック・ロッジの首領との間には「密約」があったとのことでした。
実のところ、闇の組織を作り出し、巧妙にコントロールしているのはハイアラーキーだということです。実は、マイトレーヤとブラック・ロッジのトップとは密約があり、地球を本拠地とするレプティリアンを始末することで、合意が取れていたのです。
しかも、NWO完成の暁には、ブラック・ロッジのトップ(彼もまたルシファーの名を持ちます)が地球を統治することも、密約の中に入っていたのです。
しかも、NWO完成の暁には、ブラック・ロッジのトップ(彼もまたルシファーの名を持ちます)が地球を統治することも、密約の中に入っていたのです。
(2018/12/11 時事ブログ)
また、ブラック・ロッジ側を全体的にコントロール・利用していたのはホワイト・ロッジ側でした。
秘密の宇宙プログラムと併せて原爆開発をも指導していたのはブラック・ロッジ勢力の地底人グループですが、それらを全体的にコントロールしていたのはホワイト・ロッジ側でした。原爆の開発と所持もホワイト・ロッジの手の中にあったものであり、ホワイト・ロッジに所属する覚者たちの意向と宇宙人グループの働きかけで、ナチス原爆がドイツから米国に移されたのです。
違う言い方をします。これは推測ではなく確実な事実です。
もしホワイト・ロッジの意向と働きかけがなければ、1930年台での秘密の宇宙プログラムの進展も原爆開発も、ひいては日本への原爆投下も全てありませんでした。ナチス原爆もその真の所有者はホワイト・ロッジだったのです。
✒編集者註:1953年5月25日、ネバダ核実験場で行われた280mm原子砲(アトミックキャノン)による実射試験の様子。7マイル(約11キロ)離れた場所に核砲弾を発射。広島原爆に匹敵する15キロトンの威力で爆発した。
さて、高橋五郎氏は「ベラスコの告白」記事などを通して「ナチスが原爆を完成させ、そのナチス原爆が米国に渡されて日本に投下された。」と示しています。これに多くの方が疑問に思うであろう点は「ナチスが原爆を完成させたにしてもなぜそれを米国に渡したのか?」でしょう。
「ベラスコの告白」記事では、ロンメル将軍がナチス原爆を米国側に渡したとありますが、これには多くの人間たちが複雑に絡んでいます。ナチス側、連合国側の軍人たち、ユダヤ人科学者、そして国際金融家などです。
この複雑な絡みがある「ロンメル将軍の裏切り行為」、これに最も重要な役割を果たした人物がカナリスです。公的には「裏切り者」として処刑されたナチス諜報部トップのカナリス、彼がナチス原爆引き渡しの裏で「橋渡し役」を担ったようです。
これは無論、ヒトラーへの大変な裏切り行為の筈です。しかし、その「裏切り者」カナリスは、実際は死を偽装して地下に潜り、ナチスの第2代総統になっているのです。
これはどういうことか?
ナチス原爆引き渡しはヒトラーも…、と見るしかないのです。そして、これら非常に複雑な地上の人間の動きなどを全てコントロール下に置いていたのがホワイト・ロッジ、そこに属する覚者たちや宇宙人グループだったということです。