竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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米国防長官 シリア内戦への本格介入意図せず
アメリカのマティス国防長官は、シリアのアサド政権の軍事施設へのミサイル攻撃について、トランプ政権として内戦への本格的な介入を意図したものではなく、過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅を最優先する方針に変わりはないと強調しました。
(中略)
そして、「われわれの軍事作戦の変更の前触れというわけではない」と述べ、(中略)…ロシアと衝突する危険性はないかと問われたのに対し、「制御不能な状況に陥ることはない。ロシアは自国の利益を最優先して行動するが、そのような状況は彼らの利益にならない」と述べ、ロシアと対話を続けていく姿勢を示しました。
(以下略)
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プーチン大統領が警告 シリアで化学兵器を使用した煽動が準備中
プーチン大統領は、ロシアは化学兵器を使った煽動がダマスカス周辺などシリアの別の領域で準備されているという情報を得ていることを明らかにした。
スプートニク日本
「複数の消息筋から類似した煽動が、
これはもう煽動以外呼びようがないのだが、そうしたものがシリアのほかの地域でも準備されているという情報を得ている。その中にはダマスカスの南の郊外も入れられており、
また何らかの物質をばらまき、それをシリア公式政権の仕業として非難しようとされている。」プーチン大統領は記者団からの質問にこう答えている。
プーチン大統領はこのほかに、
イドリブでの化学兵器攻撃の入念な捜査を呼びかけた。
米国はシリアのイドリブで行われた化学兵器攻撃への報復として、
同国西部にある軍事基地を攻撃した。
米国政権の発表によれば、地中海の軍艦からホムス県の空軍基地に向けて、およそ59発のトマホークミサイルが発射された。
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露軍参謀本部 テロリストの狙いは米国のシリア攻撃の更なる煽動
ロシア軍参謀本部は警告する。米国が再びシリアへミサイル攻撃することは許さない。 セルゲイ・ルツコイ参謀本部作戦総局長がブリーフィングで明らかにした。
スプートニク日本
ルツコイ参謀本部作戦総局長は、米国がシリアのシャイラト基地へ行ったミサイル攻撃は国際法の規範を侵す行為と語った。
ロシア参謀本部は「ハン・シェイブン市へのいわゆるシリア航空隊の化学兵器攻撃について入念な捜査を要求する」と明言。
こうした声明を表した上でロシア軍参謀本部は、シリア政権が化学兵器を使用したとする非難は疑問を呈すると指摘した。
ルツコイ参謀本部作戦総局長は「敵は相次ぐ敗北を喫しており、自らが掌握する領域を残すのみだ。こうした状況下でバシャール・アサド政府が化学兵器を使用せねばならない必要性は一切ない。しかも化学兵器をシリア軍は所有していない」と述べた。
「テロリストらは、シリア空軍がハマおよびオアルミラ周辺での行動に使っていたシャイラト基地に 米国の巡航ミサイルが行った最後の攻撃を利用し、政府軍部隊に対して南西方面から反撃を加えた。武装戦闘員らの攻撃はすべて反撃され、戦車2台、歩兵戦闘車3台、ピックアップ8台のほか、150人を越えるテロリストらが重機関銃によって殲滅された。」 ルツコイ参謀本部作戦総局長はこう語った。
先の報道によると、プーチン大統領はシリア情勢は2003年に米国が国連安保理での演説後、直ちにイラクに開戦した状況を強く想起させると声明した。
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有毒ガスの流出が偽旗作戦だという公然の秘密をプーチン露大統領は記者会見で明言して米を批判
アメリカのレックス・ティラーソン国務長官がロシアを訪問する直前、ロシアの
ウラジミル・プーチン大統領はイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領との共同記者会見に臨んでいる。その席上、
4月4日の有毒ガス流出事件は偽旗作戦だと明言、さらなる化学兵器による攻撃が計画されていると語っている。
(中略)
マイク・ポンペオCIA長官は分析部門の評価に基づき、4月6日、つまり巡航ミサイルによる
攻撃の前日に、バシャール・アル・アサド大統領は致死性毒ガスの放出に責任はなさそうだとドナルド・トランプ大統領に説明していたという。
(中略)
イワンカの影響で攻撃を命じたとトランプの息子、エリックは語っているのだが、CIAが責任はないとしているシリア軍を娘の頼みで攻撃したということになってしまう。大統領がそれほど愚かだとは思えない。
安全保障に関係した情報をトランプ大統領に説明しているのはH. R. マクマスター国家安全保障補佐官。大統領にシリアを攻撃させたのはこの人物だろう。
(中略)
侵略計画が成功する可能性は小さい。通常兵器の戦争ではロシアが圧倒すると言われているからだ。
(中略)
4月7日の攻撃でアメリカ軍は駆逐艦のポーターとロスから59発のトマホーク巡航ミサイルを発射、ロシア側の主張によると、23発が目標に到達したという。この数字は正しいようだ。つまり36発は途中で消えた。
(中略)
今後、ロシアやシリアはECMや長距離の防空システムを強化するだけでなく、中距離や短距離の防空システム、あるいは携帯型のシステム、機銃などの配備を進めると言われている。
そこで、
ネオコンはロシアや中国を相手に、核戦争のチキン・ゲームを行っている。(中略)…ロシアや中国には通用しない。
すでに4月6日の時事ブログでは“マスクもかけずに素手で…犠牲者…の身体中を触って”いることの矛盾が指摘されています。
このロシアの報道番組では、映像がやらせであることの根拠を、医師や軍事専門家が説明しています。
1:49〜2:00では「人権擁護スウェーデン医師団」代表のノリ医学博士は、以前にホワイトヘルメットの隊員たちが、化学防護服を着用している写真を見ています。「サリンは経皮吸収されるので、防護服を着ないで(患者に)触れることはできない」のに映像では「持っているのになぜ、今回は着用しなかったのか」と突っ込んでいます。
2:40ではビデオ撮影者が「塩素ガスの匂いはない」ことから、子どもたちをサリン中毒と判断したシーンで博士は、サリンには匂いがないので、その根拠にはならないことを指摘しています。
さらに、これがやらせかどうかと問われると、「私には別の疑問が生じます。なぜ西側の報道は明らかな事実を無視するのか。アメリカ政府は、やらせのビデオを理由に、大きな決断をするのか」と喝破しています。
他にもホワイトヘルメットについての解説、その他のやらせ映像が紹介されています。こんな充実した内容の報道は、日本ではまずお目にかかれません。