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突然の私の涙
いきなり、5年生の女の子から「ずるい!」と言われてしまいました。「えっ?なぜ?」と聞き返しました。「おばちゃんは去年オーストラリアに行って、今年はボストンに行ったくせに又オーストラリアに行くなんて!」と痛いことを言うのです。
実は私もボストンから帰ってきてすぐに「行く」なんて言いづらいなあ~と思っていたところです。前回は娘の手伝いという大義名分がありましたが今回はそれがないのです。なぜって・・・行く理由が「会いたいから」だけなのです。64歳にもなって「行きたい!」とポロポロ人前で泣いたのです。突然の涙に私自身が一番びっくりしました。
いきさつはこうです。
ボストンから帰ってきて一か月半後、息子家族と甥の家族が一緒にオーストラリアに行くことになりました。娘のところに遊びに行くのです。夫婦とも働いているのでお互いの休みを調整してやっと1週間休みが取れました。子ども達は学校を休ませて行きます。
日本では仕事を一週間休むのは大変なことです。その上、夫婦同じ日を確保するのは至難の業でした。初め、5日間で行くと言い出したほどです。子ども達まで「えー!そんなに休んだら怒られるー。ずる休みだもん!」と不安そうです。
私は「ずる休みじゃないよ。家族で楽しむための時間は大切よ」と言いました。「えっ?もしかして行きたくないの?」と確かめたら「行きたい!!」というのです。でも先生が許可してくれるか?友達がいろいろ言わないか?が心配だというのです。でも結局「行くぞ!」と勢いに任せてチケットを取りました。
その様子を見ていた私が「いいなあ~。私もかわいい盛りの〇君(孫)に会いたいなあ~」と、つぶやいてしまいました。それを聞いたみんなが「一緒に行こうよ!」と言い出したのです。その場にいた夫まで「留守番は慣れました。行ってきていいよ」と言うではありませんか!「えっ?この前帰ってきたのよ」というと「行きたいんでしょ」とほほ笑んでくれています。えっ?本当にいいの⁈
出発の10日前の話です。でもカレンダーを見たら仕事が入っています。子育て広場の仕事です。子育てセミナーに組み込まれた仕事なので日程の変更はできません。諦めました。
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助けを必要としている奥さんを見ながら育児休暇を取りたいと思っている父親は79.5%いるにもかかわらず実際に取ったのは5.14%。育児休業の制度があるにもかかわらずです。それも5日未満とのこと!
何と多くの人が社会の中で自分の内なる声を抑えて生きているのでしょう!今回は日本人の同調圧力の話を書きます。それもチョー恥ずかしい私の涙の体験から・・・。