ネオリベラリズム(新自由主義)の爪痕
12月1日大統領就任式で、ロペス・オブラドール大統領は、1983年から始まったメキシコのネオリベラリズムの終わりを宣言。前回のメキシコ便りにも書きましたが、ロペス・オブラドール大統領の著書によると「ネオリベラリズムのモデルとは、民営化することが、国の経済・社会問題などのすべてを解決するための、唯一、完全な解決策であるという独断的な考えをマントラのように主張すること。」引用元:著書:A New Hope For Mexico,8ページ、8〜11行, 著者:Andres Manuel Lopez Obrador, OR Books出版 )
このネオリベラリズムは、メキシコの貧富の差を拡大、治安の悪化を生み出し、メキシコをめちゃめちゃにしてきました。では、どうめちゃめちゃにされたのか、ロペス・オブラドール大統領の本から少しだけ具体的に取り上げてみました。
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ロペス・オブラドール大統領は12月1日の就任から、まだ一度もお休みしていません。朝6時から16時間働いています。世の人々はそろそろ定年退職するお年頃、65歳のロペス・オブラドール大統領は人生これからが本番!って感じ♪ ゴルフなんてやってる暇ありません。海外出張はできる限り避けたいといい、メキシコ国内を普通の飛行機で飛び回っています。常に現場にいます。任期6年でメキシコ再建は難しいかもですが、日々、全身全霊、全力投球のロペス・オブラドール大統領!なるほど、どおりで2004年世界第2位の市長に選ばれたわけだ、納得!今度は世界第一位の大統領に選ばれる?!と思うほどのお仕事ぶり!綿密に計画し、国民と常に正直にコミュニケーションし、透明性200%、そしてとにかく即実行!早い早い!(やっぱり5種かなぁ〜?!)就任式で国民に約束した100の公約、サクサクこなしています♪
今回は、まず、ロペス・オブラドール大統領の著書から、どんなにネオリベラリズムがメキシコを破壊したかを少しピックアップ。その膨大な借金を背負ってスタートしたロペス・オブラドール政権が、先日出した2019年の予算案では、汚職完全撲滅、新たな借金ゼロで、すでに1%の黒字見込み!市場も予算案が実行可能だと受け入れ一安心。。。次に、一部に集中していた富を、貧しい人たち(高齢者、若者)に分配する正義の味方、ロペス・オブラドール政権、そしてそれを拒む醜い最高裁判官たちの模様を。。。そんな中、ロペス・オブラドール大統領は立ち止まることもなく、新たな雇用を生む投資案の一つ、トレン・マヤ(鉄道)の工事開始を前に、母なる地球さまから工事の許可を得る儀式に参加。ロペス・オブラドール大統領のお人柄を感じます。最後にメキシコの新しいメディア誕生?!視聴率No.1、朝の大統領プレスコンファレンスのお知らせ。ロペス・オブラドール大統領は、毎朝7時から8時、メディアと質疑応答。そしてそれはロペス・オブラドール大統領のツイッター、ユーチューブ、フェイスブックで生で観れるようになっています。もちろん後からでも再生可能。これがテレビの朝番組の視聴率を低下させ、また政府からの賄賂ストップのダブルパンチでメディアが危機に直面!今、メキシコでは、毎朝、一番新しい情報で、一番正確な情報をだれもが観れる嬉しい環境ができました♪ メキシコ人、メキメキと目覚めています✨