YouTubeの文字起こしデータより転載
アメリカ政府の変化;無制限の権力を握る大統領
アメリカ政府の仕組みは確かに変化しました。最初は均衡的見張り構造がしっかりありました。行政府、司法府、立法府は 他を見張れるようほぼ皆同格でした。これが徐々に変わり始め、
特に第ー次世界大戦で「海外の敵の脅威から守るんだ」となり、 以降、危機が訪れる度に、国を守るという名分で政府態勢に変化が加えられてきました。
均衡的見張りの概念は時と共に崩れ去り、最高裁の判断、新たな法制定、マスコミ、そして特に国民の無関心さ、で正当化されてしまいました。無関心というより全くの無知だからで、然るべき事をもう学校で教わらないからです。責任や理由が何であれとにかく、三権分立二重三すくみ機構はもう政府にありません。
現実的評価を下せば、民主的独裁制という独裁制で、
権力の殆どは大統領にあります。元々は大統領は取締役会の命令を遂行する会社社長のように、補助政策はともかく重要政策を決定するようなことはなく、
取締役会の下した政策を素直に施行する役割でした。
昔はこのように、大統領は州が選んだ後、議会の政策を施行する、比較的あまり重要でない存在でした。
今は違います。今は国王のような存在です。「王様」とか「殿下」じゃなく「大統領」とは呼ぶけれど、歴史上の偉大な統治者同様、
殆ど無制限の権力を握ります。
重要府と今だ思われている
議会は、大統領のやりたいことをやらせる組織に成り下がってしまいました。行政の予算を決議しますから、理論上は財布の働きがあります。でも大統領はこれさえも避けて通れます。そう言う抜け道ができてしまったからです。
連邦準備制度があるので議会なしに予算が組めるのです。議会のハンコなしにあらゆる予算をサイン一つで生み出せるのです。
悲しい結論ですが、この国はかつてのアメリカ合衆国ではなくなってしまいました。
ではどうしたらいいのか?議員に手紙を送る昔の方法はもう通用しません。
根本的な変化が必要。でも
もっともっと多くの人が今の現実にまず気付かないと何も起きません。皆は今だに夢の世界で、白い靴下のジョージ・ワシントンが独立宣言にサインしている歴史の本に浸ってますから。
みなさん、もう違うんですよ!
この夢の世界に生きている人々はまず現実の世界、現実の社会システムを理解し、その上で、どんな社会システムを復活させたいのかと考えるのです。
元の米憲法にあった概念を復活させることは後退ではなく大前進だと思います。この国は第一次大戦来、君主制に後戻りしています。だから、過去へ向かって前進しよう!とでも言いましょうか。
でも多くの国民がこれを理解しないと始まりません。
これって楽観それとも悲観?長期的には楽観だと思いますよ。短期的には悲観です。今度の選挙の11月までにそんなこと、起こるわけありません。
アメリカ人はいつも「速攻で解決して 自分のゴルフに戻るには?」とか考えがちで、「そんなのに時間割きたくない。 数ヶ月活動して投票するけど、」「長引かせないでくれよ。 忙しいんだから。」っと言って、次の選挙までにどんでん返しする方法を知りたがります。
次の選挙までなんて無理。でも実現は可能。ここが楽観。政治の過程を現実的に眺めたなら、真に重要な変化が起こるには一世代以上の時間がかかると分かります。このことを踏まえ、受け入れ、更に、我々が我々の責任で動かして行くのだということを受け入れたなら、「うん、動かしている!自分も貢献してる!」 と思って安心して下さい。実現します。
いつ頃から行政府が完全に支配するようになったのかは知りません。ただ言えるのは、ガクンガクンと進む感じで、恐慌とか戦争とかテロ攻撃とか金融危機とか、何かが起きる度に、専制主義への動きが加速し、次の危機までゆっくりになる、ということです。どの時点でそうなったのかは知りません。ただ、もう起きてしまい今も続いている、とは言えます。
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フルフォード氏が指摘するように、彼らが目指す国際秩序はファシズムなのです。このことはナイキなどの巨大企業が、事実上児童労働や奴隷による労働で成り立っていることからわかると思います。多くの人々がグローバリズムに替わる本来の経済システムを理解出来ていないので、こうした悪人の論理に誤魔化されてしまうのです。
時事ブログでは何回も未来の経済システムとして、プラウトを紹介しています。
資本主義すなわち株式会社という企業の形態が、そもそも正義に反するということに、多くの人は気づかないようです。どうして社会に何の貢献もせず、働きもしない寄生虫のような存在が、親から株式を譲渡されただけで一生遊び暮らすことが許されるのか。ところが彼らの理屈では、懸命に働いて生活の糧を稼ぐのが精一杯の人々を“無駄飯食いの役立たず”だという理由で、こうした余剰人員を9割方地球から排除しようとしているのです。彼らは、どちらが本当の寄生虫なのかということすらわからないようなのです。