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[ブーゲンビリアのティータイム]0.7%の人が世界の富の45%を有している異常な世界 〜 人間の貪欲さを先に克服しなければ高度な科学技術は悲劇を生む

竹下雅敏氏からの情報です。
 本当に、この記事の通りだと思います。金を裏付けとする新金融システムは、まさに動き出したと言えるでしょう。新金融システムは、富の公平な分配と地球環境の保全にどうしても必要なことです。しかしその後は、人々の意識の変化と共に、働くとはどういうことかという認識も深まって来ます。並行して科学技術の進歩によって、もはや通貨を必要としない社会が訪れるはずです。このような巨大な変化が、わずか一世代のうちに起こるのです。
 通貨を必要としない社会は、記事の文末にあるベーシックインカム制度の未来形と言って良いでしょう。しかし、現在の地球人の意識レベルでベーシックインカムを導入するには、無理があります。働かなくても誰もが豊かに暮らせる社会だとすると、誰が厳しい訓練を積んで軍人や警察官や消防隊員になろうとするのでしょうか。地球上に悪人が一人も居ない、警察官が必要の無い社会、汚い仕事は全てロボットが行い、ロボットのメンテナンスは人工知能が行うような社会なら、ベーシックインカムは成り立つでしょう。ですから、これは少し先のことだと言えるでしょう。
 それよりも問題なのは人々の意識の方で、誰もが“自分は御殿に住む権利がある”と言い出してそれを要求するとなると、フリーエネルギーと御殿をまるごとコピーする科学技術によって、原理的にはそのような暮らしは可能かも知れません。しかし、そのような暮らしが人間の幸福と何か関係があるのでしょうか。
現在、一部の貪欲な者がこのような要求をすることで、地球が壊れかかっています。大部分の人が似たような要求をし始め、科学技術によってそれが可能であり、もしも実行したならば、私の感覚では宇宙のエネルギーバランスが崩れ、おそらく大陸がまるごと沈むほどの巨大な変動を作り出すと思っています。人間の貪欲さを先に克服しなければ、このような科学技術は悲劇を生むだけです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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0.7%の人が世界の富の45%を有している異常な世界

わずか0.7%の人が世界の富の45.2%を所有し
71%の人は世界の富の3%しか所有していない
という
異常な世界。

厄介なことに、0.7%に属するひとたちは、王室・貴族であるほかに
国連 世界銀行 IMF 各国中央銀行 WTO 大学 マスコミ
などなどを創設して、好き放題して、偉そうにしている。

だから、このままいけば、この格差、いびつさは
更に広がっていくばかりとなる。

それにしても0.7%の人たちの貪欲さと冷酷さは
異常なレベル
だと言わざるを得ない。

ここまで富んでもまだ、消費税増税や福祉削減などによって
まだまだ貧乏人から搾取しようとしている

それだけでは物足らず、戦争・環境破壊・食料危機を起こして
貧乏人の命までもをとりあげようとしている。


戦争は国同士の戦い?
戦争をするために必要な武器とマネーを調達できる人たちのほうが
国なんかよりもエライに決まってる。

世界中の中央銀行を牛耳っている人たちのほうが
国なんかよりも強大な権力を有している。

これだけの富と権力を有している0.7%の人たちには
自然資源を必要としないフリーエネルギー装置を開発し
各家庭に配布することだってできるし

石油ではなく水で動くクルマなんかはすぐにでも販売できるし
(個人発明家が開発済みだけど、みんな不審死している)

使用済みの工業製品を安全に分解することも
工業製品の素材を自然分解されやすいものに変えていくことも
まっとうな食糧生産をすることも
環境や人体に負荷のかかる化学物質を激減させることも
十分すぎるくらいできる。

だけど、やらない。
その真逆のことしかしない。
怖いよ怖い、ホントに怖い。

国連 世界銀行 IMF 各国中央銀行 WTO 大学 マスコミ
などなどを創設した0.7%の人たちが、
世論を作り出し、貧困と環境破壊と戦争を起こしていることに
もっと多くの人たちが気づいていく必要がある


いびつすぎる富の所有を是正するには
ベーシックインカム制度を導入して
搾取されることから解放される必要がある。

全ての国民に、生活に必要なお金を無条件で配布するという
ベーシックインカム制度には、このいびつな世界支配を
変えていけるベクトルが備わっているから。

[ブーゲンビリアのティータイム]スイスの国民投票 ベーシックインカム否決される

竹下雅敏氏からの情報です。
 スイスでのベーシックインカム導入に対する国民投票は、反対77%という結果で、否決されました。中身に対する十分な議論の無いままでの国民投票であったため、時期尚早であり、結果はやむを得ないものだと思います。
 国家規模の社会実験としては極めて興味深いものですが、スイス国民の立場では、そのリスクは到底受け入れられないというところでしょう。反対意見の中に、“世界中から移民が押し寄せてくる”というのと、“真面目に働く人が減る”がありますが、実にもっともな意見です。特に難民問題は解決が難しいでしょう。これを避けるには、世界でいくつかの国が同時にベーシックインカムを導入する必要が出て来ます。
 ですが、誰も働かなくなるということの方が問題の本質なように思えます。ベーシックインカムを導入すると、おそらく生産性は10分の1以下に激減すると思います。
 ちょっと想像してみてください。あなたは警官です。目の前で市民がデモを行っており、警備に駆り出されています。あなたの思いとすれば、“問題を起こさずに早く終わってくれ”というものでしょう。あなたが警備に出ようが出まいが、警察を辞めようがどうしようが、生活が出来るとなれば、わざわざ辛い思いをして警備をするでしょうか。
 あなたが郵便配達員だとして、毎日きちんと早く起きて郵便物を少しでも早く届けようとするでしょうか。“正月くらいオレたちも休みが必要だよな”となるのは当たり前のことで、郵便物は翌日ではなく、ロシア並みに10日くらいかかることになると思います。現状では、ロボットが肩代わり出来るほど社会は進歩していません。何より私たちの労働に対する意識が付いていけてないのです。
 その意味で、“ブーゲンビリアのティータイム”さんのクリフォード・ヒューイ・ダグラス氏の著作の紹介を期待します。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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スイスの国民投票 ベーシックインカム否決される
SwisReferendum201606

2016年6月5日
スイスでベーシックインカムを導入するかどうかの
国民投票
が行われました。

全ての成人に毎月2,500スイスフラン(本日のレートで275,174円)を、
全ての子供に毎月625スイスフラン(本日のレートで68,793円)を
支払うというベーシックインカム導入について
賛成23%、反対77%という結果になりました。

■反対意見
・スイスは物価が高いので、全国民にお金が配られるとなると、
 世界中から移民が押し寄せてくる。
・まじめに働く人が減る。

■賛成意見
・家事・育児・家族の介護などの無償労働にも対価があるべき。
・オートメーション化が進んでいくと仕事そのものがなくなっていく。

ベーシックインカムには色々な側面がありますが、
その是非を問うときに

そもそも働くってどういうこと? 

という何だか当たり前すぎて誰も深く考えて
こなかったことを突き詰めて考え直す
必要もある
ようです。

このあたりを、100年近くも前に、
ずばっとスパっとハッキリ明るく論破した偉人がいます。

クリフォード・ヒューイ・ダグラス

彼が一体何を考え、何を論じ、何を提案したのか
ただいま必死に勉強中。

できるだけ早く、拙ブログにて彼の著作をご紹介したいと
思っていますのでしばらくお待ちを。

[Sputnik]スイス:毎月2250ユーロのベーシックインカムは、実行可能なアイデアか? 〜 精神的に幼い今の人類では、間違いなく人々は働かず税収は減る

竹下雅敏氏からの情報です。
 ベーシックインカムを導入すると、間違いなく“人々は働かず、税金の支払い額は減ります”。身近なたとえで言えば、大学の単位取得のテストをなくしても大学生は自分の興味のある学問分野を勉強し続けるだろう、という予測に近いものです。まず間違いなく、ほとんどの学生は遊び呆けて勉強しなくなるでしょう。本当に勉強をするために大学に入った、ほんの一握りの者たちだけが勉強するはずです。もちろん、こちらの方が大学の本来の姿なのかも知れません。
 人々が働かなくなり怠惰になっても、ロボットが代わりに生産するから、将来的には問題がないのかも知れません。しかし、そうなったら人類は暇と体力を持て余し、趣味や博打、そして子作りに励むようになるのでしょうか。将来は遺伝子工学の発達で、寿命が今の何倍にも伸びるようになります。そこへもって、皆が子作りに励むと大変なことになるのは明らか。NWO(新世界秩序)の推進者が先手を打って、人々を不妊にしようとワクチンに毒を混ぜる理由もこの辺りにあるのかも知れません。今、流行りのジカ・ウイルスはまさにこれです。
 報酬のあるなしに関わらず、自分が必要だと思うから仕事をするようないわゆるまともな人たち、宗教的にはカルマ・ヨーガを常に実行しているような人たちが、地球上で大半を占めるようになれば、こうした経済の問題は完全に解決されることでしょう。しかし、現段階の人類はあまりにも精神的に幼く、報酬の対価を与えなければ仕事をしません。ベーシックインカムは、こうした事を考えるきっかけにはなると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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スイス:毎月2250ユーロのベーシックインカムは、実行可能なアイデアか?
転載元より抜粋)
b10
スイス国民は、有職か無職かにかかわらず国が 国民一人一人に対し毎月2500スイスフラン(約2250ユーロ)を支給するという案を議論することになる。なお子供には625フランの支給が提案され ている。インディペンデント紙によると、スイス連邦政府は同件に関する国民投票を6月に行うことを決めた。

もし同案が国民投票で承認された場合、スイスは、いかなることにも関係なく国民に最低限の収入が保証された初の国となる。

国が国民に対して生活に必要な最低限の額を無条件で支給するベーシックインカムという構想は、あまり裕福な暮らしを送っていない住民が向上するための可能性を与える。ベーシックインカムの支持者たちは、基本所得が保証されても、大多数の住民が仕事を続けると考えている。ただ給与の高い仕事ではなく、より自分に合った仕事をすると予測されている。またベーシックインカムは、貧困層向けのたくさん補助金を処理する手間も省くことを可能とする。補助金は廃止され、その代わりに固定された金額が支給される。

一方で理解する必要があるのは、スイスの生活費は非常に高いということだ。そのため他の国と比較した場合、ひと月2250ユーロ(2500スイスフラン)という額は、スイスで生活する人たちにとってはそれほど大きいものではないのだ。なおスイスの税引き前の平均給与は、およそ6500フラン。

一方で、ベーシックインカム導入に反対する人々もおり、反対の根拠もたくさん存在している。その一つは、資金調達についてなにも述べられていないというものだ。スイスに本社を置く食品・飲料会社「ネスレ」の金融アナリスト、ヴェンセント・アルレタズ氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、次のように語っている‐

基本所得を保証するためには、2000億から2500億スイスフランの予算が必要になります。これは国内総生産(GDP)の3分の1以上です。私たちがこの資金を調達することはできないでしょう。

またベーシックインカムは、社会に否定的な影響を与える可能性もある。アルレタズ氏は、次のように指摘している。

人々は働かず、税金の支払い額は減ります。もし、ある人々に対する税金が引き上げられた場合、彼らは単に経済の一部と一緒に国から去ってしまうでしょう。そうなったら残った人たちのために資金を調達するのは難しくなるでしょう。」

またベーシックインカムに反対する理由として、道徳的な根拠もある。現在、給付金は一定の条件の下で支給されている。年金は、年金の積み立てを行った場合に支給され、社会保障給付は、何らかの特別な状況にある人々に支給されている。アルレタズ氏は、次のように語っている‐

「ベーシックインカムは全く別のシステムをつくり出すでしょう。人々は、それを必要としているか否か、また積み立てを行った否かにかかわらず、支給を受けることができます。道徳的観点から見て、ベーシックインカムは、仕事の価値を失わせます。この資金はスイス人を単に怠けものにしてしまうでしょう。またこれは、実際に支援を必要としている人たちや、積み立てを行った人たちに対して不公平でもあります」。

[ユルクヤル]国民に毎月30万円を支給、スイスで世界初の国民投票が実施へ! 羨ましいいいいい

竹下雅敏氏からの情報です。
 スイスでは、毎月30万円が政府から支給される可能性が出て来ました。ベーシックインカムの問題点は、こうなるといわゆる誰もがやりたがらない、きつい、汚い、危険な仕事を誰がやるのかです。将来ロボットがほとんどの仕事を肩代わりするようになり、人間は働く必要がなくなるのは間違いありません。その意味で富を平等に分配するという視点から、このベーシックインカムという発想は理に適っているとも言えます。
 しかし私は、最低賃金と最高賃金を定めた方が早いと思います。今後社会は解放に向けて大きく前進していくのに、今まで通り、ごく一部の特権階級が働きもせず他人の労働の果実をただ吸い上げるということを、このまま許していいものなのかです。歴史上人類に害しか為さなかった王族連中をどうするのかを、人類はきちんと考えないといけないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国民に毎月30万円を支給、スイスで世界初の国民投票が実施へ! 羨ましいいいいい
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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[ねとらぼ 他]「フィンランドでベーシックインカム導入決定」は誤報 「あくまで調査が始まるだけ」と大使館が否定 

竹下雅敏氏からの情報です。
 フィンランドでベーシックインカムが始まるという記事を昨日紹介したのですが、決定ではなく、導入の見通しであるとのことです。下の記事が、事の発端となった記事だと思います。私はこの記事を見ていたので、“最終決定は2016年11月までに行われる”とあり、まだ決定しているわけではないと理解していましたが、多くの記事では既に決定したかのような報道がなされていたため、少し不思議に感じていました。
今回フィンランド大使館があくまで“ベーシックインカム導入を計画中”であり、“予備調査が始まるだけ”であることをツイートしたとのことです。
 いずれにせよ、この問題は財源を含め、現実的に実行可能かどうか、かなり踏み込んだシミュレーションが必要だと思います。
日本が導入した場合、1人当たり4万円前後しか支給出来ないのではないかという気がします。もちろん、信じられない位の膨大な量の金銀財宝を担保にした新しい金融システムの導入を前提とするというのなら、話は別ですが…。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フィンランド、国民全員に800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給へ
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