竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
台湾で学生が議会占拠 なぜ?
公開日: 2014/03/19
3月18日夜、台湾の国会にあたる立法院に学生ら100人以上が乱入し、占拠する事件が起きている。これは台湾と中国の間で調印された「両岸サービス業貿易協議」に反発する目的で行われたもの。同協議には台湾にとって不平等な条項が多数含まれるとして、以前から台湾国内で根強い反発を受けていた。特に問題となっているのが、中国の起業家たちへの優遇だ。例えば、中国の起業家は台湾の銀行に600万元(日本円でおよそ2000万円)を支払うと、台湾へ3年間移住することが可能。さらにビザの更新も無制限に行えるという。これを受け、「中小企業の切り捨てだ」「メディア産業などに中国当局の監視が入るのでは」と反対する声が上がっている。また、中国人の長期的な移住が可能になるため、「これをきっかけに、台湾の中国編入の流れが強まるのでは」との懸念も大きいようだ。3月20日現在も占拠状態は解消しておらず、学生らは3月21日まで続けるとの宣言を発表している。
————————————————————————
台湾国会占拠学生リーダーインタビュー(日本語翻訳字幕)
編注)日本語字幕は赤字で右から左に流れています
公開日: 2014/03/20
台湾の国会を占拠している学生のリーダー格の二人のうちの一人が、メディアのインタビューに答えました。しっかりした要求と自分たちの信念を表すと供に親ごさん達へのメセージを伝えています。やはり親を思うと涙するんだろうな、心配かけてすみません、こんなことになってすみません、でも僕たちは自分たちの未来に向けて信念を持って行動している気が伝わります
台湾が独立するか否かは国民が決めることで、他国がそうしたことを政治的に利用すべきではありません。しかし、米国が突然改心して良い子になるなどという事は考えられず、これまでに行って来たことを考慮すれば、記事にある懸念が現実のものになる可能性が高くなります。要警戒です。