アーカイブ: 1_テーマ

ぴょんぴょんの「誰がなぜ、下山総裁を殺したか?」 〜下山事件は、戦後日本のターニングポイント

 研修時代に勤務した病院は、JR田端駅からバスで行ったところにありました。その田端駅から、5キロほど離れたところが、国鉄の初代総裁下山定則氏がバラバラ死体で発見された、あの「下山事件」の現場だったとは。「下山事件 最後の証言〈完全版〉」を読むまで、まったく知りませんでした。
 ほんとに、何も知らずにのほほんと生きてきてごめんなさい、という感じです。
(本文のカッコ内のページは、すべてこの本のページです。)
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「誰がなぜ、下山総裁を殺したか?」 〜下山事件は、戦後日本のターニングポイント

戦後最大の迷宮入り事件「下山事件」


「下山事件」て知ってるか?
1949年(昭和24年)7月5日朝、下山国鉄総裁が出勤途中に失踪し、翌6日未明、足立区綾瀬の線路上で手足、胴体、頭、バラバラの轢死体で発見された。


下山総裁を轢いた機関車 D51 651 の捜査
Wikimedia_Commons[Public Domain]

戦後最大の迷宮入り事件、なんでしょ。
でも、あれは「自殺」で解決したんじゃないの。

いんや、自殺じゃねえ、れっきとした他殺だ。

どうして、わかるの? 

下山総裁の遺体の轢かれた部分には、生体反応がなかった。

つまり、轢かれる前に死んでたってこと?

ああ、そうだ。
しかも奇妙なのは、現場にほとんど出血が見られなかった。
どうも、血を抜かれて殺されてから、線路の上に置かれたらしい。

ヒエエエ!! ドラキュラ〜!!
なんで、血を抜く必要があるの?


拷問するため。
満州じゃ、よく知られた方法らしい。
柴田哲孝(てつたか)著「下山事件 最後の証言」を読めば、そこら辺のことが、映画を見るようによくわかる。
なんたって、著者の柴田氏の祖父や親戚が「下山事件」に関わってたからな。

へえっ! 身内が事件に関わってたの?

柴田氏が敬愛する祖父の「ジイ君」、いつもスーツ姿に中折れ帽でパシッと決めた、ダンディな「ジイ君」。本名柴田宏(ゆたか)。
の23回忌に、「ジイ君」の妹が、酒の勢いでポロッと言った。
「あんた、下山事件て聞いたことあるだろう。あれは自殺だとかなんとかいろいろ言われてるけどね。本当は、殺されたんだよ……」
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない……」。(22p)

ヘエエエ!!「ジイ君」が「下山事件」をやった?!

それを聞いて驚いた柴田氏は、「ジイ君」の真実を知るために「下山事件」の資料をかき集め、さまざまな関係者を取材して、完成したのがこの本だ。

で、「ジイ君」はクロだったの?


事件のナゾを解くカギとなる「亜細亜産業」と「ライカビル」


さあ、それは読んでのお楽しみさ。
同じ著者が書いた小説版の「下山事件 暗殺者たちの夏」の方が、わかりやすいかも。
で、事件のナゾを解くカギは、「ジイ君」が勤めていた「亜細亜産業」と、
「亜細亜産業」の入っていた「ライカビル」にあった。


ライカって、ドイツのカメラだよね。


ビルの1階に、ライカを輸入するシュミット商会が入っていたからな。
「ライカビル」は別名、「日本の右翼社会の総本山」とも呼ばれていた。(234p)

ひええ〜! 

そして、「ジイ君」の勤める「亜細亜産業」は2階。
満州で一儲けしたヤツらが、敗戦で無一文で帰ってきたところをリクルートしていた「亜細亜産業」。
亜細亜産業は、三浦義一と矢板玄(やいたくろし)の2人、満州で矢板機関という特務機関をやっていた人間が中心となった、右翼浪人の組織です。
村本尚立のウェブサイト

満州で特務機関?

ああ、いろいろやったらしいぜ。
「ジイ君」の弟の喬(たかし)は、「亜細亜産業」に勤めない理由をこう話していた。
「あんなおっかない会社、いられないよ。年中、誰を殺すのやら、誰が殺られたのって話してるんだぜ。それに、密輸だろう……」。(428p)

密輸?
そう言えば、満州の特務機関のほとんどが、アヘン売買に関わってたって言うね。(ユダヤ問題のポイント

その通り、「亜細亜産業」も麻薬の密輸をやってたんだ。
「アヘン王」の里見甫(はじめ)を、GHQ参謀第二部(G2)のジャック・キャノンに紹介したのも、「亜細亜産業」代表の矢板玄(くろし)だよ。(316p)

う・・「ジイ君」の会社、そうとうヤバいじゃん。

で、「ライカビル」の3階は「三浦義一」の事務所、4階は「三浦義一」が取り仕切る「日本金銀運営会」と「国策社」があった。

「三浦義一」って、知らないなあ。


日本の、右翼社会の頂点に君臨した男。(227p)
当時の首相、佐藤栄作をアゴで使う男。
こんな話がある。
佐藤首相から三浦にかかってきた電話で、三浦は佐藤に「とくに建国記念日の問題だが2月11日にしてもらわなきゃ責任は持てない。たのんだよ」とダメを押した。そして席へ戻ると、「おい、2月11日に決まったよ」と平然と言ったという。(228p) 

佐藤栄作
Author:Nijs, Jac. de / Anefo[CC BY-SA]

ほんとだね。

で、「三浦義一」の3階サロンには、右翼だとかヤクザだとかGHQや政治家だとか変な奴らが出入りしていたそうだ。(26p)
たとえば、白洲次郎、佐藤栄作、吉田茂、岸信介、社会党議員、共産党指導者、反共の国粋主義者、GHQの高官、韓国人、朝鮮人、殺し屋まで。

白洲次郎 (左) 吉田茂首相 (右)
Wikimedia_Commons[Public Domain]

白洲次郎も来てたんだ。
戦前からイギリス留学して英語ベラベラで、スポーツカーを乗り回す、カッコいい人。

は?

彼は、戦争が始まる前に田舎に疎開して、食糧難に備えて、農業をやってたんだよ。
誰も戦争が始まるなんて知らない時期に、先見の明があってスゴイよね。

アホ! 
戦争が始まるって知ってたから、疎開したに決まってんだろ。 

え?! 知ってたの?

自分だけ知ってて、逃げて、生き延びて、どこがカッコいいんだよ!
ズルいやつと思わんか? 赤紙も握りつぶしとるし。
人力検索はてな

え?! 特権階級だったの?

それに、白洲は「三浦義一」と蜜月の仲だった。(229p)

うわ! そっちの人かあ。

そう言えば、戦争が始まる前にちゃっかり疎開した白洲の話で思い出した。
「亜細亜産業」に勤めていた女性社員の証言だ。
昭和20年の春、突然、同僚の工藤孝二郎が家に来た。
何しに来たのかと思ったら、
「あとニ−三日したらここは空襲になるから、荷物をできるだけ持って逃げろ」と言う。
言われたとおりにしたら、その後、本当に東京大空襲があって、彼女は助かったそうだ。(253p)

東京大空襲
Wikipedia[Public Domain]

なにそれ、知らなかった10万人の人たちは、死んじゃったのに。
工藤って人、なんで知ってたんだろう?

「亜細亜産業」は、そういうとこなんだよ。

戦時中に米軍の情報を知ってた、てことはアメリカのスパイだったの??

国民が戦争で殺されてたときに、何が起るか知ってた連中がいたんだな。

だけど、「亜細亜産業」にしろ「三浦義一」のサロンにしろ、集まった連中はそこで何をしてたんだろう。

そこを詰めれば、「下山事件」が解けるな。

下山総裁がなんで殺されたのか、わかるってこと?

いろいろな可能性がある。
下山が殺されたのは、国鉄の3万7千名を解雇する、第一次整理者名簿発表の翌日だった。また、下山が亡くなった後、国鉄の解雇は順調に運び、共産党、いわゆるアカの勢いも弱まった。

じゃあ、下山さんを殺したのは、アカを弱らせるためだったの?

たしかに、アカの増大を抑えたかったGHQにとっては、望ましい結果だが。
それは、結果論で、下山を消す理由は他にもあった。
当時の国鉄は、贈収賄の巣だった。
たとえば、国鉄は下請け業者に適正価格の2〜3倍の価格で発注する。
その価格は、国鉄と業者の談合によって決められる。
談合に参加できるのは、満州鉄道や旧日本陸海軍と取引があった団体や企業のみ。
そして、下請け業者は受注金額の3〜5%を、運輸省の役人や国鉄幹部にペイバックするという仕組み。(511p) 

Wikipedia[Public Domain]

と言うことは、下山総裁もおカネをもらっていた?

いや、「下山さんは、良くも悪くも正義漢だった、融通が利かないというか。」(511p)

もらってなかったんだ。もしかして、逆に、それで殺された?

下山は、国鉄一筋の技術者で仲間思いの正義漢、国鉄の首切りも不本意だった。
国鉄の客車の椅子を発注する際に、運輸次官だった下山はこう言った。
「同じ椅子が、他の会社ならば半額で作れる。国鉄の設備投資の予算を半分に抑えることができれば、残りを人件費に回せる。人員整理も半分の5万人ですむ。」(512p)

仲間の首切りを減らすために、国鉄の収賄を止めさせようとしたんだね。
実にまっとうな考えだけど、危ないかも・・。

まさに、その汚れたカネで潤っていた「亜細亜産業」や「三浦義一」のグループは、下山が運輸次官になった時期、経営が苦しかったと言う。(512p)
また、国鉄東北本線の変電所建設の受注で、日立と東芝が争っていたころ、下山の一声で日立に決まった。それによって「亜細亜産業」のあるメンバーは、大損をした。
そいつは「下山を殺してバラバラにしてやる」と激怒した。(514p) 

ヤバい! その通りになってるよ! いったい、それは誰?

「その名前はすでに、この本の中にも何度か登場している。」(514p) 
小説版を読めば、もっと、はっきりわかる。

てことは、やっぱ「ジイ君」の「亜細亜産業」が下山さんをヤッたんだね。

いや、「亜細亜産業」にも動機があるが、ヤツらは単なる実働部隊にすぎない。
事件が起きると知りながら、黙認していた連中がいる。
吉田茂とか、腰巾着の白洲次郎とか。


ええ?? 

国鉄のペイバックは当然、吉田の懐にも入ってたろうし、
後に、東北電力会長になった白洲にとって、電力業界へ資金が流れ込むことに反対だった下山は、ジャマだったはずだ。

それに、吉田も白洲も「ライカビル」によく顔を出していたから、計画は知ってたはず。


なるほど。

もひとつ、GHQも知りながら黙認していた。
GHQには、下山のように国鉄の汚職を一掃したいGSサイドと、汚職の利権をそのままに日本の富をアメリカに売り飛ばしたいG2サイドに分かれていた。
事件を黙認し、警察の捜査を遠ざけ、かつ事件に手を貸したのは後者だ。

やっぱり、GHQも手を貸してたのか。

そして、日本を取り巻く世界情勢。
「あの頃の世界情勢はどうだったのか。その中で、日本はどのような立場に立たされていたのか。それさえわかれば、なぜ、下山が殺されたのかもわかるだろう」と、矢板玄は言った。(342p)
たとえば、「アメリカ対日協議会(ACJ)」。
ヤツらは、日本の財閥を復活させ、旧体制の要人たちを復権させようと圧力をかけていた。また、ふたたび戦争で儲けようと、次の朝鮮戦争に備えて「日本をアメリカのためのアジアの工場として復活させ、共産主義に対する防波堤にしようと考えていた。」(Wiki

アジアの工場、防波堤だって?

国鉄も、アジアの工場の歯車のひとつにすぎない。だから、首を切って合理化したい。
それに乗り気でない下山は、ジャマでしかなかった。


下山さんは、国鉄の職員たちを守りたかっただけなのに。

そんなACJの日本側の主要メンバーが澤田夫妻(廉三と美喜)、白洲次郎や佐藤栄作も関係している。

澤田夫妻(廉三と美喜)
Wikipedia[Public Domain] 1 & 2

アメリカの利益になるよう手引きした、って売国奴じゃないの?

もしもGHQのGSが失脚させれず、あのまま民主化路線で財閥が解体され、戦前の要人は公職追放され、自民党がCIAのしもべになることもなく、下山総裁のように汚職を嫌い、国民の生活を守るような政治家が日本を引っ張っていたら、外国資本に甘い汁を吸われることなく、アメリカの永久基地になることもなく、豊かで民主的な日本になっていただろう。

ところが、そうはさせるかって、下山総裁を見せしめにしたんだね。

下山総裁の死を、ムダにしたらもったいない。
「明治維新以来現在に至るまで、日本の支配者のほとんどが、『コンプラドール』、つまり植民地において宗主国のために自国民の財産や命を売り飛ばし、それにより金と権力を独占する『売国ブローカー』であったという悲しむべき歴史。」(アマゾン書評

「下山事件」の真相を知ることによって、今の日本を支配しているのがどういう連中か、わかってきたよ。

Author:PekePON[CC BY-SA]


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

「神交法」における「男性原理と女性原理の結合」が真に意味するものとは?〜 狭義の肉体の内側にある高次の身体での「結婚」、すなわち「神」の祝福の元に執り行われる「聖婚」のこと

 アーユルヴェーダの解説の64回目です。61回目の記事の中に、「本当の房中術はセックスとはまったく無関係」という一文があり、これは房中術の「神交法」のことでした。
 前回の記事では、“「神交法」を行う男女は相思相愛の関係でなければならず、しかも双方が肉欲から離れていなければならない”ため、現実には大変ハードルが高い行法であり、 “ハートを清めて本物の王子と姫になることで、「神交法」の房中術を実践することが可能になる”とコメントしました。
 今回は、この事をもう少し分り易く説明したいと思います。高藤聡一郎氏の「仙道錬金術房中の法」には、仙道の「内丹術」と西洋の「錬金術」の類比が示されており、内丹術の「大薬」が錬金術の「賢者の石」であるとしています。
 記事には、「賢者の石」のさまざまな効果が示されていますが、これらはすべて高次の身体に関することです。この中で特に重要なのが、「男性原理と女性原理の結合」であり、“この原理、そしてこの過程がない限り、錬金術は完成しない”と書かれているのですが、これはその通りです。
 問題は、「神交法」における「男性原理と女性原理の結合」とは何を意味しているかです。実はこれは、「神交法」における「聖婚(ヒエロス・ガモス)」のことなのです。
 高藤聡一郎氏は著作の中で、ユング心理学を説明し、男性にとっての女性原理としてアニマを、女性にとっての男性原理としてアニムスを例に挙げています。男性にとって、“アニマは心の中の理想の女性”であり、女性にとって、“アニムスは心の中の理想の男性”です。
 その理想の男女(男性原理と女性原理)が「結合」するとは、どういうことかというと、これは肉体(狭義)の内側にある高次の身体での「結婚」を意味しているのです。これを「聖婚」と言います。ウィキペディアには、“聖婚は神話や儀礼などにみられる男女二神の交合や神と人の婚姻のモチーフである”と書かれています。
 シュメールの都市国家の王と「天の女王」とされる女神イナンナの女祭司との間で行われる「神聖な結婚」、すなわち神殿での王と女祭司の性交渉は非常に穢らわしいもので、「聖婚(ヒエロス・ガモス)」の最も低次の表現であり、ウイッカなどの悪魔崇拝者たちに特に好まれます。
 こうした最高位の女祭司の例として、皇妃エリーザベト、ポンパドゥール夫人などの名を挙げることができます。彼女たちは、こうした過去の行為を深く悔いて心を入れ替えたので、「天界の改革」で女神の地位を得たのですが、今では消えてしまいました。ですから皆さんは、こうした悪魔由来の聖婚儀礼に関わってはいけません。
 本来の「聖婚」は、“続きはこちらから”に描かれているように、高次の身体での結婚を意味します。こうした結婚は「神」の祝福の元に執り行われます。霊的世界では、結婚したふたりの身体は「融合」します。私の身体に妻の清田姫(スガタヒメ)が、“ふわっと同化し、重なるように二人の姿が見えた”のは、私たちが「結婚」しているからです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
「仙道錬金術房中の法」 高藤聡一郎著 学研

p156~161
内的煉丹の法、つまり内丹法をやっていくと、最後にはその精華、大薬が発生するのである。一方、錬金術は…赤化のあと「賢者の石」が発生するという。
(中略)
賢者の石にはさまざまな効果がある。
▲隠形――錬金術師の姿を見えなくする。
▲空中浮遊――自由に空を飛ばせる。
▲通霊――天使たちと交流させる。
▲窮理――万物の究極の理を知らしめる。
▲生命再生――灰からの植物の復活。動物についても可能だという。
▲生命創造――ホルムンスク(人造小人)を生み出す。
(中略)
実をいうと賢者の石の効果と呼ばれるものは、仙道の大薬を服用したのちの効果に似ているのだ。
(中略)
隠形、空中浮遊は仙道の術のおはこで、仙人の話を読むと、このうちのひとつや2つはたいがい出てくる。
(中略)
通霊、窮理は、仙道では六神通(六具神通)と呼ばれているものに相当し、天耳通(透聴)、天眼通(透視)、他心通(読心)、宿命通(予知)、神境通(時空超越)、漏尽通(精がまったく漏れない)などがある。
(中略)
実はこれ以外に、大事なもので抜けているものが2つある。
ひとつは男性原理と女性原理の結合、もうひとつが肉体の若返り(不死と関係する)だ。
(中略)
実をいうとこれらは、賢者の石の応用効果以上に錬金術にとっては重要なものなのだ。というのは、この原理、そしてこの過程がない限り、錬金術は完成しないからだ。さらにつけ加えると、これは単なるイメージなどではなく、ひとつの現象として物理的に出現するのである。
(以下略)

» 続きはこちらから

ワクチンが大量殺戮兵器であると認識している北朝鮮首脳部 〜 ワクチンは非常に危険! イベルメクチンなどの効果的な治療薬がある以上、ワクチンは不要!

竹下雅敏氏からの情報です。
 世界保健機関(WHO)の発表によれば、「北朝鮮では新型コロナウイルスの感染症例は1つも確認されていない」という事で、コロナ対策に関して世界最高の国であることが証明されました。北朝鮮にとっては、WHOから派遣された職員を抱き込むことなど造作もないという事でしょうか。いずれにせよ、見事です。
 その北朝鮮ですが、“貧困国のワクチン確保を支援する国際的な接種事業「COVAX」を通じて、北朝鮮への提供が伝えられた中国製の新型コロナウイルスワクチン約300万回分の受け取りを拒否した”とのこと。「世界的なワクチン不足を考慮し、感染状況がより深刻な国にワクチンを回すよう求めた」というのだから、これはもう道義的にも世界の模範と言える偉大な国だと申せましょう。
 実際にはタリバンと同様に、新型ウイルスワクチンの効果を疑問視しており、“同国国営メディアはアメリカや欧州での副反応事例を頻繁に報じている”とあります。恐らく北朝鮮首脳部は、ワクチンが大量殺戮兵器であると認識しているのでしょう。
 “続きはこちらから”をご覧ください。昨日の記事で、「オクラホマ州のジェイソン・マケリア医師は、同州の複数の病院で、イベルメクチンを過剰摂取した人たちが救急手当を必要として、医療機関に負担をかけていると警鐘を鳴らしている」と書かれていたのですが、コメント欄には、「この告発した医師が勤務しているというオクラホマの病院が、彼は従業員じゃないし当病院でイベルメクチンの過剰摂取による患者の治療はしていない、とHPで声明を出しています」という書き込みがありました。冒頭のツイートは、この書き込みが本当であることを示しています。「イベルメクチンを絶対潰すという工作員がうじゃうじゃ」いることが分かります。
 そのイベルメクチンを開発した大村智博士は、ワクチン接種の推奨だけにこだわり、イベルメクチンの使用を抑えている国が多い理由として、“大手製薬会社から資金援助を得ているため、「WHO(世界保健機関)やNIH(米国立衛生研究所)が、イベルメクチンを使わせたくないと公言している」”と言っています。
 “イベルメクチンのような安い薬が出回ってしまえば、ワクチンが売れなくなる”という説明なのですが、大村智博士は「とにかくワクチンは必要だ」と言っています。“国が早く国民へのワクチン接種を進めて、治療薬(イベルメクチン)は…使用できるとしなければいけない”という立場のようです。
 ここはシャンティ・フーラの立場とは異なります。このワクチンは非常に危険で、イベルメクチンなどの効果的な治療薬がある以上、ワクチンは不要だと思います。大村智博士は、リュック・モンタニエ博士のワクチンに関する見解を知っているでしょうから、ひょっとしたらこうした発言は政治的なものかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
北朝鮮ではパンデミック当初から新型コロナの症例は1つも確認されていない-WHO
転載元)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では新型コロナウイルスの感染症例は1つも確認されていない。18日、世界保健機関(WHO)が発表した。

同機関の情報によれば、7月30日から8月5日の期間に国内ではコロナ検査が693件行われ、それらはすべて陰性だった。同国ではパンデミック発生以降、全部で約3万6000人の国民に検査が実施されたが、感染は1例も確認されていない。

2020年はじめに当局は国内での感染を予防するため厳格な措置を実施し、外国との国境を完全に閉鎖した。

米国は北朝鮮に新型コロナウイルスのワクチン提供は予定していないものの、同国内の人権状況には引き続き懸念を示している。
————————————————————————
北朝鮮、中国製ワクチン300万回分の受け取りを拒否=ユニセフ
引用元)
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
北朝鮮は中国製の新型ウイルスワクチンの効果に疑念を持っている

国連児童基金(ユニセフ)は1日、北朝鮮が中国製の新型コロナウイルスワクチン約300万回分の受け取りを拒否したと明らかにした。北朝鮮は世界的なワクチン不足を考慮し、感染状況がより深刻な国にワクチンを回すよう求めたという。

中国製ワクチン「シノヴァク」は、貧困国のワクチン確保を支援する国際的な接種事業「COVAX」を通じて、北朝鮮への提供が伝えられた。
(中略)
北朝鮮がワクチンの受け取りを拒否したのは今回が初めてではない。7月には英アストラゼネカ製ワクチン約200万回分について、副反応への懸念から受け取りを拒否したと、韓国の情報機関、国家情報院系のシンクタンク、国家安保戦略研究所が明らかにした。

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相も7月、記者団に対し、北朝鮮にロシア製ワクチン「スプートニク」の提供を複数回申し出たと述べた。

北朝鮮は新型ウイルスワクチンの効果に疑問を呈しており、同国国営メディアはアメリカや欧州での副反応事例を頻繁に報じている。
————————————————————————
配信元)

» 続きはこちらから

[YouTube]衝撃!メロディー口ずさむネコ

読者の方からの情報です。
ビックリ!猫さんが歌ってる!!
(Sakura)
————————————————————————
【保護猫】衝撃!メロディー口ずさむネコ 一体なぜ?
配信元)

今改めて問われる2000年「指南書問題」〜 記者クラブ、政治家と特殊な関係を続けるNHK政治部、メディアの事なかれ主義

読者の方からの情報です。
 2000年の森喜朗政権時代、森首相が記者会見で記者の質問をはぐらかすための「指南書」とも呼べる文書を、西日本新聞の記者が発見したというものです。これは政治ドラマのようなスリリングな展開でした。2000年5月当時、神道政治連盟の祝賀会で森さんが「日本は神の国」発言をしたところから記者会見を開く羽目になったというのを思い出しました。オリンピックでまた妖怪のように現れましたね。
 その首相に、はぐらかしのアドバイスを忖度した天下の国営放送の、当時の海老沢会長は有名です。道理で菅さんが、鋭い質問をする東京新聞の望月記者を平気で無視するわけです。西日本新聞、長周新聞、原発取材を出版した新潟日報社さんなど地方紙が光りますね。
(ニーナ)
 ニーナ様が「政治ドラマのようにスリリング」と書かれていましたが、確かに立岩陽一郎InFact編集長の取材による「指南書問題」は、政治と報道、記者クラブの根深い問題を生々しく伝えておられました。
当時、この記事を世に送り出すことがどれほど大変だったか、ゾクリとする感覚で伝わりました。日常の仕事を共にする「仲間」を裏切る形にしてしまう記者クラブという組織。この記事を出した後も記者クラブで働く中では当然「仕返し」が予想され、実際に告発した相手は、通常のメディアと比較にならない情報量を持ち、政治家との間を取り持つ権限も持つNHK政治部でした。波風を立てずに仕事をするならば、NHKに楯突くことはありえないのでしょう。西日本新聞のキャップがNHKのキャップに「指南書問題」の記事を打診した際のやり取りは、その暗部を見せつけられたようでした。このシーンだけでも書かれなかった記事、消された記事が膨大にあることがうかがえます。政治家と長期にわたって特殊な「えも言えぬ関係」を持つNHK政治部は、権力の監視どころか、権力擁護のために政治家に指南までしてしまうことが当然になっていました。「指南は問題ない、証拠を残したことが問題だ」という認識を平然と語っています。「指南書問題」では西日本新聞が記事にすることができました。しかし、他社はこの時、同じ問題を知りつつ「うちは書かない」と、記事にできませんでした。
 腐りきったメディアに失望し諦めてしまいそうになりますが、立岩氏はなお「心ある記者」に期待し、この「指南書問題」の再検証をすべきと訴えています。なぜならこの指南書の内容こそ、今に至るまでずっと利用されている「記者封じ」だからです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)

» 続きはこちらから