注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
この文書は米政府の「アフガニスタン復興特別監察官」が関係者約400人から聞き取り調査した2000ページの証言記録だ。
(中略)
米国は2001年の侵攻以来18年も続く戦闘と復興支援に1兆ドルを費やしたが、それが大規模な腐敗を招き「アフガン治安部隊の司令官たちは兵員の数を水増しして数万人分の給料を着服していた」「募集した警察官の3分の1は麻薬患者かタリバンだった」などと現地でアフガン軍の編成、訓練に当たった米軍将校たちが述べている。
(中略)
情報操作が常態化し、訓練したアフガン兵の数や、政府軍の支配地域などの統計は改ざんされ、首都カブールでの自爆テロ件数の増大も「タリバンが弱体化し、直接戦闘ができず、絶望的になったことを示す」と発表された。
(中略)
アフガニスタン攻撃には日本は2001年から10年まで給油艦を出し、米軍艦などに134回給油、アフガン警察官8万人の給与も半分は日本が出したから情報操作、心理戦の被害者の一端と言える。
(中略)
米国の情報や情勢判断をうのみにしない情報分析の姿勢と、その能力が重要であることを「アフガニスタン・ペーパーズ」は示している。
米で公開された「アフガニスタン・ペーパーズ」衝撃の中身
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) January 12, 2020
「我々は紛争の絶えない国に侵攻し、平和をもたらそうとしたが明らかに失敗した」https://t.co/XNUn9vlKQV
この文書の中身が明らかになると、「アフガニスタンの軍事作戦が成功しているかのように偽り、長年にわたり隠蔽工作を行っていた」ことの責任追及が始まります。こうした人物のなかに、オバマ元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、ジョー・バイデン元副大統領がいると言われています。
本物の愛国者で、Qグループの一員と見られるマイケル・フリン氏は、「現場からの状況報告は厳しいものばかりだったものの、軍の上層部はそうした報告は無視し、成果があがっていると主張していた」と指摘しています。
私は当時から、板垣英憲氏の情報をみていて、実際には米軍がタリバンに圧倒され地方はタリバンが制圧し、米軍と政府軍は首都を守るのが精一杯だったことを知っていたので、メディアの報道はウソばかりだと思っていました。
先のリンク先のNHKニュースでは、“情報操作が行われた背景には、当時のオバマ政権下でアフガニスタンに軍の部隊を増派したことが成果をあげていることを示すよう、ホワイトハウスや国防総省が現場に常に圧力をかけていた”と書かれていますが、このことは「アフガニスタン戦争はアメリカにとって何もいいことはない。すぐに全ての米軍は撤退せよ」と発言していたトランプ大統領が正しかったことを意味します。