NPT(核不拡散条約)の再検討会議が最終文書を採択できなかった、つまり中東におけるイスラエルの核兵器独占体制をアメリカ、イギリス、カナダのアングロ・サクソン3カ国が守ったようだ。サウジアラビアがパキスタンから核兵器を購入するという話もあるが、イスラエルが保有しているとされる核弾頭の数は世界有数だ。
イスラエルは保有する核兵器に関して沈黙しているが、かつてイスラエルの核施設で働いていたモルデカイ・バヌヌは1986年、核弾頭数は200発以上という数字を示した。イスラエル軍情報部の幹部だったアリ・ベンメナシェは1981年で300発以上の原爆を保有していたとした上で、水爆の実験にも成功していると主張している。また、アメリカのジミー・カーター元大統領は150発と推測している。
イスラエルは大量の核兵器を保有してるだけでなく、使用する可能性の高い危険な国。しかも、ドイツはイスラエルに対し、1998年から核ミサイルを搭載できるドルフィン型潜水艦を次々と引き渡してきた。それだけでなく、東西ドイツが統一される前、
1960年代に西ドイツのコンラド・アデナウアー首相はイスラエルへ核兵器開発のために5億ドルを融資していたと報道されている。
この潜水艦が搭載している巡航ミサイルは、2000年5月にインド洋で実施された
発射テストで1500キロメートル離れた地点の目標に命中したようだが、これが正しいとするならば、
イラン全土をカバーすることはできず、潜水艦をイランの近く、例えばペルシャ湾の周辺
へ配置しなけらばならない。そのためにはスエズ運河を通過、紅海をからバブ・エル・マンデブ海峡を通ってアデン湾、そしてアラビア海へ出る必要があるのだが、
そうなるとイエメンに独立した政権を存在させられない。
そのイエメンでは「アラビア半島のアル・カイダ(AQAP)」なる武装集団が活動してきたが、地元の武装勢力が優勢。シーア派の分派であるザイド派に属すフーシ派と呼ばれている。西側ではイランを黒幕扱いしているが、サイド派はイランと関係が薄く、いつも通りのプロパガンダだ。
2011年に実行されたリビアでのムアンマル・アル・カダフィ体制転覆プロジェクトでは、空からNATO軍が攻撃、地上では
アル・カイダ系のLIFGが戦っていた。リビアでカダフィが惨殺された後、戦闘員と武器がシリアなどへ移動したことは本ブログで何度も書いたが、
2012年に作成されたアメリカの軍情報機関DIAの文書にもそうした記述がある。リビアの兵器庫から持ち出し、ベンガジからシリアの港へ運んだとされている。
2012年の段階でシリアの反政府軍はサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてAQIだとしている。AQIは2004年に組織されたアル・カイダ系の武装集団で、2006年にISI(イラクのイスラム国)が編成された際には中核になった。今ではISと呼ばれている。
シリアの反政府軍は2011年春からアメリカ/NATOは
トルコにある米空軍インシルリク基地で訓練を受けている。教官はアメリカの情報機関員や特殊部隊員、イギリスとフランスの特殊部隊員。
そこやヨルダンからシリアへ侵攻、支配地域を広げてきた。イギリス、アメリカ、フランス、カタール、ヨルダン、トルコも特殊部隊をシリア領内で活動させていると疑われている。
この反政府軍を西側では「穏健派」のFSAだとしてきたが、
FSAの幹部、アブデル・ジャバール・アル・オカイディによると、
FSAの約10%はアル・カイダ系のアル・ヌスラだという。DIAによると、
アル・ヌスラはAQIがシリアで活動するときに使っていた名前にすぎず、アル・ヌスラはISと同一組織ということになる。
こうした武装勢力を操っているのがアメリカ(ネオコン)、イスラエル、サウジアラビアだということは、本ブログで何度も書いてきた。日本は、その三国同盟に従属している。
「テロ組織」を使い、核兵器を弄ぶ勢力へ日本を「献上」しようとしているのが安倍晋三政権である。
小西議員がおっしゃっているようにここで語られている事は“集団的自衛権の解釈改憲を根底から否定するもの”であり、そこが否定されれば、安倍政権もろとも11本の安保関連法案も根こそぎ崩壊しまう核心論点だと思います。
去年の7月1日に集団的自衛権の行使を認めた閣議決定がなされましたが、何故それが出来たかというと“実は、昭和47年政府見解の中に、集団的自衛権の行使が書かれていた”ということを根拠としています。しかし、その昭和47年政府見解は、どこからどう読んでも“集団的自衛権の行使というのはできません”としか読めない内容なのですが、安倍政権はあり得ないような、むちゃくちゃな言いがかりを付けて、無理矢理押し通していることがはっきり分かる内容です。