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[ポールクレイグ氏]バカバカしいオバマの国連演説、アメリカが進める世界支配計画

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事の前半部分は、オバマの国連演説がいかにバカバカしいものであるかを説明しています。記事を読むと、この演説内容は安倍のアンダーコントロールを遥かに超える、白々しい大嘘だったことがわかります。これほど悪質な嘘がつける人物を、未だに支持し続ける人々というのは一体何なのか。私から見れば、悪の片棒を担いでいるとしか思えない状況です。
 後半の“続きはこちらから”以降は、昨日取り上げた“アメリカの元空軍大将が明かすアメリカの近未来”の内容と重なっているように思えます。すなわち、昨日の記事で警告されていたエリートの支配計画を、まさに進めているのがオバマ政権であり、そのことがこのオバマの演説内容からはっきりとわかります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアと中国は戦争が唯一の選択肢になるまで事実を隠しておくつもりなのだろうか?
転載元より抜粋)
Paul Craig Roberts
2014年9月25日

オバマの9月24日の国連演説は、私が生涯で聞いたものの中で最も馬鹿馬鹿しいものだった。アメリカ大統領が、全世界の前に立って、全員が真っ赤なウソだと知っていることを語り、同時に、アメリカは例外的で必要欠くべからざる国なので、アメリカだけが、あらゆる法律に違反する権利があるのだという、アメリカの二重基準と信念を実証するとは、実にあきれるばかり。

そこに出席していた連中の誰一人、立ち上がって、総会から出てゆくことをしなかったのには一層あきれた。

世界中の外交官達が実際そこに座っていて、世界最悪のテロリストの真っ赤なウソに耳を傾けたのだ。連中は、これを認め、拍手までした。

残りの演説も、ひたすら全くのたわごとだった。

ロシアのヨーロッパ侵略は、領土的野望を追求して、大国が小国を踏みにじった時代を思いださせる。”

“ウクライナ国民が大衆抗議行動に参加し、改革を要求すると、腐敗した大統領は逃走した。キエフの政権の意思に反し、クリミアは併合された。ロシアは東ウクライナに武器を注ぎ込み、過激な分離主義者と紛争をあおり、何千人もが亡くなった。民間航空機が、こうした傀儡が支配している地域から撃墜された際、彼等は何日間も、残骸に近づくことを拒んだ。ウクライナが、この地域に対する支配を取り戻そうとした際には、ロシアは、分離主義者を支持しているだけというふりをかなぐり捨て、国境を越えて、軍隊を派遣した。”

選挙で選ばれたウクライナ政権を、アメリカが打倒したことを、アメリカがマレーシア旅客機破壊の衛星写真公開を拒否したことを、ウクライナが、旅客機に対する航空管制指示の公開を拒否したことを、アメリカが旅客機墜落についての本当の調査を妨害していることを、現場のヨーロッパの専門家達が、旅客機の操縦席両側に、はっきり機関銃の砲撃痕があると証言し、それは旅客機が追従していたウクライナの戦闘機に撃墜された印であることを、世界中が知っている。

アメリカが、13年間に、7ヶ国を、宣戦布告もせず、爆撃し侵入しても侵略ではないことにご留意願いたい。

クリミアが何世紀も帰属していたロシアとの再統合に、97パーセント賛成の投票をしたクリミア住民の請願を、ロシアが受けいれると、侵略になるのだ。

ドネツク共和国の分離主義指導者が語った様に“もしロシア軍が我々と共に戦っていれば、マリウポリ陥落でなく、キエフやリヴィウ陥落がニュースになっているだろう。”

4人のジャーナリストの首を切ったISIS、それとも、21世紀に、7ヶ国を爆撃し、何十万人もの一般市民を殺戮し、何百万人もの人々を強制退去させたアメリカの、どちらが“暴力的過激派の癌”だろう?

イギリスやフランスの植民地主義者が引いた人為的な国境を引き直している集団のISIS、あるいは、アメリカの主要目的はアメリカの世界覇権だと宣言するアメリカ外交政策の基盤、ウォルフォウィッツ・ドクトリンを奉じるアメリカ、一体どちらがよりひどいテロリストだろう?

ISISはアメリカが作り出したものだ。ISISは、アメリカリビアで、カダフィを打倒するのに利用し、続いてアサドを打倒する為、シリアに送った聖戦戦士達で構成されている。

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[イランラジオほか]アメリカのISに対するシリア空爆は見せかけの茶番

竹下雅敏氏からの情報です。
 アメリカの対ISIS攻撃が、“ある種のお芝居のようなもの”ということですが、2つ目の記事で、ISIS側に事前に空爆の極秘情報が伝わっているということで、確かに茶番だということがわかります。
 ただ不思議なのは、こうした重要な情報がCNNの記者から伝えられたことです。CNNは、日本で言えば読売のような存在で、CIAの宣伝機関のようなものだということです。3つ目の記事でも、オバマ政権に対し不利な情報を流しています。これらの事を考慮に入れると、暗にオバマ政権に地上軍の投入を促しているのかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イラン大統領、「アメリカの空爆は見せかけの行動」
転載元より抜粋)
10 イランのローハーニー大統領が、「テロ組織ISISに対するアメリカの空爆は見せかけの行動である」とし、「常に移動しているテロ組織を、空爆により滅ぼすことはできない」と語りました。

ローハーニー大統領は、CNNのインタビューで、「世界各国で文化や教育を普及させることで、テロ組織に対抗すべきだ」と述べています。
また、「ISISに対するアメリカの攻撃は、心理戦であって軍事作戦ではない」とし、「我々は、大規模な作戦を必要としており、私に言わせれば空爆は、テロに対する本物の攻撃ではなく、ある種の芝居のようなものだ」としました。

さらに、核協議についても、「対話や協議が成功した確固たる理由は、暫定的な合意である。我々は全員、協議や対話以外に道は残されていないことを認めており、またこのことは制裁が適切な手段ではないことを意味している。相手を威嚇するやり方は誤りであり、イランの協議団は現在、複数の議題について、最大限の真剣さで協議の場に臨んでいる」と語っています。

ローハーニー大統領はまた、「複数の議題において、まだ対立は存在しており、一部の見解の対立は非常に顕著なものである。だが、我々は最終的にこれらの対立の解決法を見出さなければならない」と述べました。
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23日のシリア領空爆でISは打撃を受けたと報道される一方、破壊されたビルは空だったとの報告も
転載元より抜粋)
 シリア領内にあるIS(イスラム首長国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)の拠点をアメリカ軍が空爆したのは9月23日。いくつかの野営地が放棄され、ひとつのビルが破壊されて避難していた市民が犠牲になり、ISの重要拠点も破壊されて多くの戦闘員が殺されたと報道された。アメリカ/NATOやペルシャ湾岸の産油国に支援されてきた反政府軍は、シリア政府軍が攻撃されなかったことを怒っているともされている。

 それに対し、現地で取材していたCNNのアーワ・デイモンは24日朝の放送で、ISの戦闘員は空爆の前に極秘情報を入手、攻撃の15から20日前に戦闘員は避難して住民の中に紛れ込んでいたと伝えた。破壊されたビルは蛻けの殻だったということ。

 デイモンが上司に無断で事実を伝えたのか、あるいは単に口が滑ったのかは不明だが、このレポートは話題になっている。本ブログでは「攻撃情報がIS側へ流れていたとしても不思議ではない。」と書いたが、実際にそういうことがあった可能性が高まった。

 2011年3月にシリアでバシャール・アル・アサド体制の打倒を目指す戦力が武装蜂起した頃から、トルコにある米空軍インシルリク基地ではアメリカの情報機関員や特殊部隊員が、イギリスやフランスの特殊部隊員と共同で反シリア政府軍を訓練している。

 「人道」なるフレーズを振りかざしながら破壊と殺戮を進めるグループにはサマンサ・パワー米国連大使も含まれている。この女性はバシャール・アル・アサド政権の打倒を第一に考え、シリア領への空爆もアサド体制を倒すことが目的でなければならないとしている。反シリア政府軍と同じ立場だ。
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[日本や世界や宇宙の動向]アメリカの元空軍大将が明かす、アメリカの近未来

竹下雅敏氏からの情報です。
 極めて重要な情報で、確かなものだと思います。将来の地位を約束された米空軍大将が、“司令官として米軍兵士に米国民を殺害するように命令する”ことを約束させられ、それを断ったために、命の危険を感じてアメリカを去ろうとしているとのこと。
この方の情報は、これまでシャンティ・フーラで伝えてきた情報と基本的に一致しており、NWO(新世界秩序)を目論む権力者の連中は、“米国民の大量虐殺を行う”計画であることをお知らせして来ました。そのために無人機や細菌兵器を使う計画まであることを示してきましたが、ここでもその事が語られています。そうして現在のアメリカ合衆国を滅ぼした後、アメリカ・カナダ・メキシコを統合した新しい国を作り、そこでは独裁的な警察国家になるだろうということ。わかりやすく、オバマは北朝鮮のような国を理想としていると表現してきました。ここにおいて、人々に有無を言わせずマイクロチップを埋め込むのでしょう。
こうしたまさしく陰謀論と言われる世界観が、米軍のエリート中のエリートから、秘密情報として暴露されたのです。これは陰謀論ではなく、現実に計画されている陰謀だと考えるべきです。今回の記事には、マイクロチップの件は出てきていませんが、それ以外のものは詳細に語られています。
こんなことが起こるはずがない?そうでしょうか。ISISはアメリカでのテロを計画していると言われており、アメリカで同時多発のテロを決行し、アメリカ政府は彼らを殲滅すると称して、自国民を無人機で殺戮。細菌兵器をばら撒いて、数千万人の人々を殺害しても、それをISISの仕業にすることは、大変容易なことです。現実にISISの脅威が世界に広がれば、このような陰謀は実行可能になるのです。
 ただ、私はこれらの計画は結局のところ失敗すると考えています。もし連中が本当にこの計画を実行に移すと、彼ら自身が完全に滅ぼされてしまうだろうと思います。人々は権力者の洗脳から目覚めつつあります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカの元空軍大将が明かす、アメリカの近未来
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/alternative/2014/09/urgent-all-americans-need-to-listen-up-2-3034868.html?currentSplittedPage=0
(概要)
9月25日付け:

<長い記事ですので。。かいつまんでお伝えします。この情報を発信した人物はゲリラ・レポートの担当者(A氏)であり、情報元はエリート中のエリートの米空軍大将=4Star General (B氏)です。A氏がB氏から重要な情報を入手したのが2014年7月16日です。>

B氏によると:

B氏は非対称戦争(従来の方法でない戦い方。ただし発砲は従来通りに行う。)の責任者でした。
彼はマーチン・デンプシー氏が退任した後に次期統合参謀本部議長になる予定でした。同時に米空軍のトップになる予定でした。しかもその契約は無期限ですので生涯その地位を維持することになっていました。しかし彼はその地位を獲得することはありません。なぜなら、それには以下の条件に合意しなければならなかったからです。
その条件とは。。。。司令官として米軍兵士に米国民を殺害するようにを命令する、というものでした。
もちろん、B氏はそのようなことができるはずもありません。条件を聴かされた彼は会議室に座っている連中に激怒しました。すると、2人の武装衛兵に捕まえられ会議室の外に連れて行かれました。
その直後に、彼の身の回りで異常な出来事が起き始めたのです。彼のクレジットカードが使えなくなったり。。。彼らがB氏に何をしようとしているのかを察したB氏は早速自宅を売りにだしました。B氏は妻とともにこれまで住んでいた街から逃げだすことにしました。
彼らは必要な物だけを持ち出して自宅を去りました。そしてアメリカを去ろうとしています。

B氏は、A氏にB氏がこれまでに知り得た非常に重要な秘密情報を伝えました。
それは。。。

1)2015年末までに米ドルは崩壊します。ウクライナや世界中の情勢を見ても、世界は米ドルの使用を止めようとしています。もはや米ドルを所持する意味がなくなっています。ロシアの全国民がウクライナに敵対的になり何等かの反撃を行います。もうじき1000億ドルの資金を供給するBRICS銀行が創設されることになります。

2)2017年までにアメリカ合衆国は消滅します。米ドル崩壊により米経済が崩壊し、アメリカ自体が消滅します。アメリカの国境を開放し、不法移民を大量に受け入れているのは、アメリカ、カナダ、メキシコを統合するためです。つまり北米連合ができるということです。ワシントンDCは政府として機能しなくなります。アメリカの深刻な財政赤字によりデフォルトを避けることはできないでしょう。アメリカがデフォルトをすると経済的に大激変が起こります。既にメディアはこの時の準備ができています。記事の下書きは既に完成しています。

3)ブラック・オペレーションの活動資金(80億ドル)を使ってシルクロードを再建します。ニューワールド・リオーダードの記事では、韓国の大統領がウズベキスタンを訪問中にシルクロードの重要性を指摘しシルクロードはロンドンから韓国の釜山まで繋がる壮大なルートになると伝えていましたが。。。釜山までパイプラインが繋がるということになります。
再建されるシルクロードの基礎部は非常に硬いコンクリートで造られ、その上に分厚いアスファルトが敷かれますから何年経っても絶対に破損しません。
しかし再建されたシルクロードは軍事用と商業用にのみ使われます。個人がシルクロードを通ることはできません。このシルクロードを利用すると釜山からロンドンは、わずか14日間で繋がります。

4)アメリカの産業の空洞化プロジェクトはニクソン政権時代に始まり、クリントン政権時代に加速しました。そしてアメリカの企業秘密の多くが中国に流れました。そのためアメリカでは産業の空洞化が起きたのです。

5)アメリカが崩壊後、世界金融の支配システムはロンドン金融街に移ります。
そして世界の宗教はバチカンが支配することになります。さらに世界の軍事拠点はワシントンDCに置かれますが、デンバーに移動する可能性もあります。さらにニューワールド・オーダーの企業独裁体制における製造・経済の拠点は中国となります。これらの計画は着実に進んでいます。

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[ベンジャミン・フルフォード氏]視聴者からの7つの質問への回答 〜前編〜

 今回は、視聴者からの7つの質問に答えるという構成になっています。前編では、Q3までを文字起こし致しました。

“Q1 中国共産党の裏は偽装ユダヤ金融マフィアが操っている?”という質問に対して、ハイレベルな中国軍人に“ユダヤの息のかかった人間がいるのは間違いない”と認めていますが、習近平氏・中国が偽装ユダヤ金融マフィアに属していないことをはっきりと指摘しています。

“Q2 日本の共産党の役割は?天皇廃止”という質問に対しては、“日本人同士で喧嘩しないで、…いろんな派閥に分けて戦わせようとする外国勢力に目を向けてほしい”とのことです。また天皇制については、“宮内庁のパージが必要”という指摘がありました。

“Q3 オバマ大統領は中東政策にやる気がない?”という質問に対しては、“オバマがやっているのはとにかく矛盾だらけ…内部の人間が全部裏で足を引っ張っている”として、その例に明らかに嘘とわかる斬首ビデオのことをあげています。例のスタジオ撮影の画像などもそうかもしれません。

最後の司会者の質問のところでは、次期大統領選挙とアメリカの革命について触れられています。アメリカの運命は革命が起きるかどうかで大きく変わると指摘しています。ベンジャミン氏は“僕は基本的に革命が起きると思ってる”と考えています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【NET TV ニュース.報道】国家非常事態対策委員会 2014 0926 視聴者からのコメントに30分間 ベンジャミン・フルフォードが回答
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

[HUFFPOST]「イスラム国には武力しか通用しない」オバマ大統領、各国に掃討協力呼びかけ

竹下雅敏氏からの情報です。
 米国覇権にとってロシアが脅威であるということは、その通りだと思いますが、オバマの頭の中では、エボラとISISの脅威と同列のようです。私は、世界の平和と安全に対する脅威は、アメリカ・イスラエル・イギリスではないかと思います。スノーデン情報によれば、ISISはこれら3つの国の諜報機関の産物だということ。これまでずっとこの3つの国を悪の枢軸国家と呼んで来たのですが、それが間違いない事だったとわかります。
 オバマによると“ロシアが平和的かつ外交的な手段を講じるのであれば、米国としても制裁を解除する用意がある…、各国が国際法を順守しつつ…”ということらしい。あべぴょん以上に精神が錯乱しているようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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米国の幻視する「安全な世界」
転載元より抜粋)
© Photo: AP/Richard Drew

© Photo: AP/Richard Drew



米国のバラク・オバマ大統領が国連総会で行ったスピーチは、平和を愛する者のそれとは聞こえなかった。ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相はこう断じた。オバマ大統領はグローバルな脅威に一致して取り組むよう、国際社会に呼び掛けた。グローバルな脅威として、エボラ出血熱、中東におけるテロリズム、そしてロシアが名指された。

ノーベル平和賞受賞者は好戦的だった。オバマ大統領は世界に対し、グローバルな脅威を前に結集するよう呼びかけた。その「グローバルな脅威」として名指しされたのはエボラ出血熱、中東におけるテロリズム、そしてロシアだ。オバマ大統領は「歴史の正しい側に立つよう」呼びかけた。

ラヴロフ外相はこれを「責任転嫁」と評している。

「オバマ氏のスピーチで、国際平和・安全保障に対する脅威として、ロシアが第二位を頂戴した。第一位はエボラ出血熱。第二位が「欧州におけるロシアの侵略行為」。第三位が「イラク・レバノンのイスラム国」「アルカイダ」その他、中東を跋扈するテロ集団。ただし、中東で特にテロが盛んなのは、米国が国際法に反して干渉を行った国々なのだが。

さて、今日行われた米国大統領の演説では、米国流の世界観が示された。米国と言えば、その安全保障ドクトリンに、「いかなる国連安保理決議、いかなる国際法主体とも独立に、自己の判断に基づき武力を行使する権利を留保する」と書き込んでいるような国である。私が聞いたのは「平和主義者のスピーチ」などではなかった」

米国の無謬性、例外性、優越性は、かつて国内向けの宣伝だったが、今や国際社会に鼓吹されている。そうでもしなければオバマ氏は、大統領就任以来7年間で、他人の領土で7つの戦争を展開したことを正当化できないのだ。ロシアの欧州議会常駐代表部代表、アンドレイ・クリモフ氏はそう語る。

「これはシニズムである。私には、オバマ氏が愚か者だなどとは言えない。私には、彼は情報弱者だなどとは言えない。しかし彼が白を指して黒と言い、黒を示して白と言うなら、神明に徴して明らかに愚か者である。

少なくとも、オバマ氏の大統領在任中、(他の)主権国家を舞台に行われた軍事行動の件数は、彼の在任期間と同数である。しかも、米国はまず国家機構の破壊、混沌の創造に加担し、次いで誰彼構わず武装させ、しかるのちその武装した者たちと戦うのである。こういう不条理を自ら演ずるのである」

第69回国連総会の一般政治討論は 10月1日まで続く。この間、国・国際機関の首脳または高官140人以上が演説を行う。ロシア代表団を率いるセルゲイ・ラヴロフ外相のスピーチは27日に予定されている。